学園の聖女様と俺の彼女が修羅場ってる。

第2章

第六話 ⑩ ～構内新聞・体育祭特集～

　第六話  ⑩




『構内新聞・体育祭特集』


『皆さんこんにちは！！新聞部です。今回は目前に迫った体育祭の特集になります！！』

『今回の体育祭は第四十九回になります。そして来年は節目の五十回になります』

『まずは、赤組と白組のリーダーのコメントです！！』

　赤組『ーーーーーーー』
　白組『ーーーーーーー』

『どちらのリーダーも気合いの入ったコメントを頂いております！！』

『そして、各チームの注目選手にもお話を頂いております！！』

　赤組注目選手『ーーーーーーー！！』
　白組注目選手『ーーーーーーー！！』

『ありがとうございます！！やはりどちらの選手もお互いを意識しているようでした！！バチバチの熱い戦いを期待してます！！』

『そして！！例年でしたらここまででしたが、今年の新聞部は一味違います！！』

『生徒会の桐崎悠斗副会長発案の取材も行っております！！』

『そのお題はコチラです！！』



『応援したい異性と爆発して欲しいリア充アンケート』


『なかなか面白いアンケート。流石は桐崎副会長と我々は感心しました！！』



『まずは、女性目線で応援したい異性をアンケートを行いました。その順位がこちらです！！』


　一位  生徒会副会長 桐崎悠斗

　二位 サッカー部 星明(ほしあきら)

　三位 野球部 武藤健


『大方の予想では、サッカー部の星さんが一位かと予想していましたが、先日の予算会議の動画が大ブレイク！！一躍時の人となった桐崎副会長がトップとなりました！！』

『応援のコメントも多数頂いています！！』
『一位の桐崎副会長の物を一部抜粋して記載します！！』

　演劇部Nさん『副会長にはお世話になりました。この間見た時は、帰宅部とは思えない身体をしていたので、同じインドア系として応援したいと思っています。』

　料理研究会Iさん『こ、今度、クッキーの差し入れをします！！』

　新聞部Sさん『悠斗くん！！頑張って！！応援してるよ！！チュッ！！』


『流石は女たらしのハーレム王！！考えてみれば貫禄の一位だったかも知れません！！』


『それでは、爆発して欲しいリア充のアンケート結果です！！』




　一位 生徒会副会長 桐崎悠斗 (満票)





『大方の予想では桐崎副会長でした！！そしてやはりこの男が一位だった！！しかし！！まさかの満票！！この結果は予想していませんでした！！』


『そして！！たくさんの爆発して欲しいというコメントが寄せられています！！しかし、ここにはもはや書ききれません！！』

『今回の構内新聞はいかがでしたでしょうか！！』

『桐崎副会長が発案したアンケートでダブルで一位を獲得するという離れ業をやってのけました！！』

『やはり今年はこの男から目が離せない！！』


『以上！！構内新聞でした！！』










「新聞部のSさんって、絶対に怜音先輩だろ！！？？」

　構内新聞を読んだ俺の声が、夜の自室に木霊した。