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第2章
第一話 ① ~彼女の両親にもう一度会いに行きました~
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第一話 ①
「もう一度、朱里の両親と話したいんだけど、いいかな?」
朱里と三度目のキスをした俺は、公園の外を眺めている彼女にそう切り出した。
時刻は七時。
これから、俺がしたいと思ってることをする為には、せめて今日一日は俺が朱里を学校に連れて行く必要があった。
今ならまだ彼女の両親と話す時間はある。
どの道。彼女はまだバスケの練習には参加出来ない以上。朝練の時間に登校する理由が無い。
まぁ、見学とか筋トレとか体幹トレーニングとかやれることは少なくは無いが、今日くらいは多めに見てもらいたい。
顧問は山野先生だし。その辺の融通は聞くだろう。
「うん。今日は朝練を休ませて欲しいって話は咲ちゃん先生には言ってあるし、時間的には大丈夫だよ」
「ありがとう。じゃあちょっとだけ時間を貰おうかな」
了承を得た俺は、朱里と共に彼女の自宅へと向かった。
ピンポーン
と、俺は彼女の自宅のインターホンを鳴らす。
合鍵は朱里が持ってるので、別に鳴らす必要は無いかもしれないが、自分が来たということをわかった上で、家に上げて貰いたかった。
昨日のうちに、彼女の方から俺の話は両親にしている。とは聞いている。
もし、万が一。俺に対して失望を抱いているなら、門前払いも覚悟している。
『はーい』
マイクから、彼女のお母さんの声が聞こえてきた。
「朝早くからすみません。桐崎です」
俺はマイクに向かって話しかける。
『あらー悠斗くん。随分とまぁ男前になってるわね』
と、カメラで見えるのだろう。お母さんは俺の両頬をみて笑っていた。
『ふふふ……お父さんも起きているし、悠斗くんはお話がしたいのよね?』
「はい」
『なら、鍵は朱里に開けてもらって、入ってきていいわよ。私とお父さんは居間に居るわ』
「わかりました」
プツ
という音と共に、通話が切れる。
「じゃあ、鍵開けるね」
「うん。お願いします」
コクリと頷いて、朱里は家の鍵を開ける。
「お邪魔します」
俺はそう言って、靴を揃えて中に入る。
「居間の場所はわかるよね?」
「大丈夫だよ」
俺は少しだけ緊張した声でそう答える。
「ねぇ、悠斗。こっち向いて」
「……え?」
チュッ
「……あ、朱里っ」
「えへへ」
唇に軽くキスをされた。
「大丈夫。私は悠斗の味方だよ」
そう言って笑う朱里。
俺の緊張が一気に無くなった。
「ははは……ありがとう」
俺はそう言うと、居間の扉を開く。
そして、既に中にいて、テーブルの前で座っている二人に声を掛ける。
「おはようございます。早朝からお時間を頂いて申し訳ございません」
俺はそう言って頭を下げる。
「桐崎くん。頭を上げなさい」
勇さんのその言葉で俺は頭を上げる。
俺の腫れ上がった両頬を見て、勇さんが笑う。
「ふふふ……今度来る時は手土産を期待している。と言ったが、なかなかの手土産だな」
「……っ!!す、すみません!!」
俺、また頭を下げる。
「いーのよ悠斗くん。私たちもあなたの話は朱里から聞いてるわ」
そう言うお母さんに俺は続ける。
「なら、尚更この頭を上げるわけにはいきません!!あれだけの啖呵を切っておきながら、彼女には大変嫌な思いを……」
「桐崎くん。そのくらいで構わないよ?」
「……え?」
優しい声で俺を制す勇さん。
「頭を上げなさい。そして、こっちに座るんだ」
と言って、俺を椅子へと促す。
「あ、はい」
「朱里も座りなさーい」
「うん」
俺と彼女は、空いていた椅子に座る。
「君は自分が私たちや朱里を裏切ったと思ってるみたいだか、そんなことは思ってないよ」
「……勇さん」
勇さんはそう言うと、コーヒーを一口飲む。
「君が故意にそれをやっていたのならともかく、そう出ないのなら私たちから言うことは無いよ。ただ、朱里は別だろうね」
「……はい」
勇さんは俺の頬を見て、また笑う。
「ふふふ……この間見た時はとてもオシャレをした少年だったが、今はそれ以上に男前になっているじゃないか」
「……っ!!も、もうそのくらいでお願いします……」
恥ずかしがる俺に、お母さんがお水を出す。
「はい。悠斗くん。口の中が切れてるかも知れないから、あまり刺激の少ないものを出すわね」
「あ、ありがとうございます。お母さん」
「ふふふ、お母さんですって。そうね、まだ名乗ってなかったわねぇ」
と、お母さんは楽しそうに笑う。
「悠斗くんからお母さんって言わ続けるのも魅力的だけど、名前で呼ばれるのも捨て難いわねぇ」
「お、お母さん!?」
と、朱里が少し焦ったような声を出す。
い、いや。朱里……俺にそんな気は……
「ふふふ……悠斗くん。私は『遥(はるか)』って名前よ。遥さんでも遥お姉さんでも良いわよ?」
でも、遥おばさんだけは許さないわよ?
「は、遥さんでお願いします!!」
俺は震えながらそう答える。
俺の答えに満足した遥さんはニコニコと笑う。
「それで、悠斗くん。私たちに言いたいことがあったんじゃないかしら?」
「はい。実は……」
俺は遥さんに打ち明ける。
「今日だけは朱里を学校に送る役目を自分に頂けませんか?」
「ほう。朱里は見ての通り怪我をしている。ゆっくり歩くことは松葉杖を使えば出来るが、自転車はまだ漕げないぞ」
「そうね。だから一週間くらいは私たちが学校に送ろうかと思ってたけど」
「わかっています。ただ、本日だけは自分がその役目を得たいのと、その方法についての了承と許可を得たいと思っています」
「ふむ……つまり君は私たちに了承と許可が必要な方法で朱里を学校に連れていくつもりなんだね?」
怪訝な顔をする勇さんに、俺は首を縦に振る。
「ねぇ、悠斗。どうするつもりなの?」
その方法はまだ朱里にも話していない。
俺は、三人にその方法を話す。
その話を聞いた三人は少しだけびっくりしていたようで。
その中で勇さんが声を上げる。
「君はそれでいいのかい?」
「はい」
「……そうか。まぁ、褒められた方法では無いが……今の君と朱里の状況を考えれば……悪くないが」
「私は賛成よー」
と、遥さんが賛成の声を上げる。
「悠斗に迷惑がかかるから私はあまり良い気分じゃないけど、そこまで考えてるなら、私も乗るよ」
と、朱里も賛成してくれる。
「ふう。なら私も賛成しよう。良識ある大人なら反対するだろうが、私は悪い大人だからな」
と、勇さんが笑う。
「君のバイクの保険は私の会社だからね。万が一の時は私が何とかしよう」
「ははは、ありがとうございます!!」
俺の案に了解を得られた。
時計を見ると八時を回っていた。
今から登校すれば、結構な人目を得られるはずだ。
「勇さんに遥さん。ありがとうございます!!では、行ってきます!!」
俺は二人に挨拶をすると、椅子から立ち上がる。
「行ってらっしゃい。悠斗くん」
「頑張るんだぞ。桐崎くん。私たちも君の味方だ」
二人に頭を下げ、朱里に手を伸ばす。
「じゃあ、学校に行こう。朱里!!」
「うん。悠斗!!」
俺たちは二人で手を繋いで居間を後にした。
さぁ、黒瀬さん。
俺たちの反撃の開始だ!!
「もう一度、朱里の両親と話したいんだけど、いいかな?」
朱里と三度目のキスをした俺は、公園の外を眺めている彼女にそう切り出した。
時刻は七時。
これから、俺がしたいと思ってることをする為には、せめて今日一日は俺が朱里を学校に連れて行く必要があった。
今ならまだ彼女の両親と話す時間はある。
どの道。彼女はまだバスケの練習には参加出来ない以上。朝練の時間に登校する理由が無い。
まぁ、見学とか筋トレとか体幹トレーニングとかやれることは少なくは無いが、今日くらいは多めに見てもらいたい。
顧問は山野先生だし。その辺の融通は聞くだろう。
「うん。今日は朝練を休ませて欲しいって話は咲ちゃん先生には言ってあるし、時間的には大丈夫だよ」
「ありがとう。じゃあちょっとだけ時間を貰おうかな」
了承を得た俺は、朱里と共に彼女の自宅へと向かった。
ピンポーン
と、俺は彼女の自宅のインターホンを鳴らす。
合鍵は朱里が持ってるので、別に鳴らす必要は無いかもしれないが、自分が来たということをわかった上で、家に上げて貰いたかった。
昨日のうちに、彼女の方から俺の話は両親にしている。とは聞いている。
もし、万が一。俺に対して失望を抱いているなら、門前払いも覚悟している。
『はーい』
マイクから、彼女のお母さんの声が聞こえてきた。
「朝早くからすみません。桐崎です」
俺はマイクに向かって話しかける。
『あらー悠斗くん。随分とまぁ男前になってるわね』
と、カメラで見えるのだろう。お母さんは俺の両頬をみて笑っていた。
『ふふふ……お父さんも起きているし、悠斗くんはお話がしたいのよね?』
「はい」
『なら、鍵は朱里に開けてもらって、入ってきていいわよ。私とお父さんは居間に居るわ』
「わかりました」
プツ
という音と共に、通話が切れる。
「じゃあ、鍵開けるね」
「うん。お願いします」
コクリと頷いて、朱里は家の鍵を開ける。
「お邪魔します」
俺はそう言って、靴を揃えて中に入る。
「居間の場所はわかるよね?」
「大丈夫だよ」
俺は少しだけ緊張した声でそう答える。
「ねぇ、悠斗。こっち向いて」
「……え?」
チュッ
「……あ、朱里っ」
「えへへ」
唇に軽くキスをされた。
「大丈夫。私は悠斗の味方だよ」
そう言って笑う朱里。
俺の緊張が一気に無くなった。
「ははは……ありがとう」
俺はそう言うと、居間の扉を開く。
そして、既に中にいて、テーブルの前で座っている二人に声を掛ける。
「おはようございます。早朝からお時間を頂いて申し訳ございません」
俺はそう言って頭を下げる。
「桐崎くん。頭を上げなさい」
勇さんのその言葉で俺は頭を上げる。
俺の腫れ上がった両頬を見て、勇さんが笑う。
「ふふふ……今度来る時は手土産を期待している。と言ったが、なかなかの手土産だな」
「……っ!!す、すみません!!」
俺、また頭を下げる。
「いーのよ悠斗くん。私たちもあなたの話は朱里から聞いてるわ」
そう言うお母さんに俺は続ける。
「なら、尚更この頭を上げるわけにはいきません!!あれだけの啖呵を切っておきながら、彼女には大変嫌な思いを……」
「桐崎くん。そのくらいで構わないよ?」
「……え?」
優しい声で俺を制す勇さん。
「頭を上げなさい。そして、こっちに座るんだ」
と言って、俺を椅子へと促す。
「あ、はい」
「朱里も座りなさーい」
「うん」
俺と彼女は、空いていた椅子に座る。
「君は自分が私たちや朱里を裏切ったと思ってるみたいだか、そんなことは思ってないよ」
「……勇さん」
勇さんはそう言うと、コーヒーを一口飲む。
「君が故意にそれをやっていたのならともかく、そう出ないのなら私たちから言うことは無いよ。ただ、朱里は別だろうね」
「……はい」
勇さんは俺の頬を見て、また笑う。
「ふふふ……この間見た時はとてもオシャレをした少年だったが、今はそれ以上に男前になっているじゃないか」
「……っ!!も、もうそのくらいでお願いします……」
恥ずかしがる俺に、お母さんがお水を出す。
「はい。悠斗くん。口の中が切れてるかも知れないから、あまり刺激の少ないものを出すわね」
「あ、ありがとうございます。お母さん」
「ふふふ、お母さんですって。そうね、まだ名乗ってなかったわねぇ」
と、お母さんは楽しそうに笑う。
「悠斗くんからお母さんって言わ続けるのも魅力的だけど、名前で呼ばれるのも捨て難いわねぇ」
「お、お母さん!?」
と、朱里が少し焦ったような声を出す。
い、いや。朱里……俺にそんな気は……
「ふふふ……悠斗くん。私は『遥(はるか)』って名前よ。遥さんでも遥お姉さんでも良いわよ?」
でも、遥おばさんだけは許さないわよ?
「は、遥さんでお願いします!!」
俺は震えながらそう答える。
俺の答えに満足した遥さんはニコニコと笑う。
「それで、悠斗くん。私たちに言いたいことがあったんじゃないかしら?」
「はい。実は……」
俺は遥さんに打ち明ける。
「今日だけは朱里を学校に送る役目を自分に頂けませんか?」
「ほう。朱里は見ての通り怪我をしている。ゆっくり歩くことは松葉杖を使えば出来るが、自転車はまだ漕げないぞ」
「そうね。だから一週間くらいは私たちが学校に送ろうかと思ってたけど」
「わかっています。ただ、本日だけは自分がその役目を得たいのと、その方法についての了承と許可を得たいと思っています」
「ふむ……つまり君は私たちに了承と許可が必要な方法で朱里を学校に連れていくつもりなんだね?」
怪訝な顔をする勇さんに、俺は首を縦に振る。
「ねぇ、悠斗。どうするつもりなの?」
その方法はまだ朱里にも話していない。
俺は、三人にその方法を話す。
その話を聞いた三人は少しだけびっくりしていたようで。
その中で勇さんが声を上げる。
「君はそれでいいのかい?」
「はい」
「……そうか。まぁ、褒められた方法では無いが……今の君と朱里の状況を考えれば……悪くないが」
「私は賛成よー」
と、遥さんが賛成の声を上げる。
「悠斗に迷惑がかかるから私はあまり良い気分じゃないけど、そこまで考えてるなら、私も乗るよ」
と、朱里も賛成してくれる。
「ふう。なら私も賛成しよう。良識ある大人なら反対するだろうが、私は悪い大人だからな」
と、勇さんが笑う。
「君のバイクの保険は私の会社だからね。万が一の時は私が何とかしよう」
「ははは、ありがとうございます!!」
俺の案に了解を得られた。
時計を見ると八時を回っていた。
今から登校すれば、結構な人目を得られるはずだ。
「勇さんに遥さん。ありがとうございます!!では、行ってきます!!」
俺は二人に挨拶をすると、椅子から立ち上がる。
「行ってらっしゃい。悠斗くん」
「頑張るんだぞ。桐崎くん。私たちも君の味方だ」
二人に頭を下げ、朱里に手を伸ばす。
「じゃあ、学校に行こう。朱里!!」
「うん。悠斗!!」
俺たちは二人で手を繋いで居間を後にした。
さぁ、黒瀬さん。
俺たちの反撃の開始だ!!
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