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第2章 後編
第十四話 ~早朝。流と桐崎さんの仲が順調に進んでることに安心を覚えました~
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第十四話
早朝。俺は自転車を漕いで永久との待ち合わせの駅へと向かっていた。
昨日。凛音に言われたことが軽く頭に残っていたが、彼女にそれを話すつもりは無い。
彼女に対して隠し事をする。そんなつもりは微塵も無いが、話さなくても良い事ってのもあるとは思う。
そんなことを考えながら走っていると、待ち合わせ場所の駅へと辿り着いた。
俺の目の前にはまだ永久の姿は見えない。
良かった。彼女を待たせることはしたくないからな。
自転車を近くに停めてベンチで座って待つことにする。
そして、少しすると駅の階段を下りる美少女の姿が見えた。
永久だ。
「おはようございます霧都。お待たせしてしまいすみません」
「おはよう永久。それと気にしなくても大丈夫だよ。全然待ってないから」
ベンチから腰を上げて、ふわりと微笑みを浮かべる彼女に朝の挨拶を返すと、永久は俺の身体を抱きしめる。
「愛してます、霧都」
「俺も愛してるよ、永久」
愛を確かめ合い、キスをする。
刺激的な朝の始まりにも少しだけ慣れてきたかな?
なんて思ってると、永久から舌を求められた。
朝から深いキスを求められるのは始めてだな。
だけど、愛している女の子から求められる。男としては光栄だな。
俺は彼女の求めに応えて深く長く……キスをした。
「今日は朝から図書室をお借り出来るんですよね?」
「うん。三上さんから図書室の利用許可証を貰ってるからね。職員室で図書室の鍵を借りて勉強をしようかと思ってる」
駅での蜜月の時を終え、俺と永久は自転車を漕いで学校へと向かっていた。
「そう言えば、凛音さんは一緒に勉強するとは言わなかったんですか?」
「あいつは基本的には朝が苦手だからな。朝練が無い試験期間中は睡眠時間に充てることが多いかな」
『成長期』とあいつは言ってるけど、あの貧乳が膨らむ未来は思い浮かべられないな。
「ふふふ。まぁ体調管理も試験対策の一つですからね」
「そうだよな。試験当日に風邪とか引いたらたまったもんじゃないからな」
そんなことを話していると、学校へと到着した。
駐輪場に自転車を停めに行くと、桐崎さんと流の姿が見えた。
「おはよう、桐崎さんに流」
「おはようございます、桐崎さんに星くん」
俺たちが二人に朝の挨拶をすると、二人も笑顔で返してくれた。
「おはよう、桜井くんに永久ちゃん!!今日も朝からラブラブだね!!」
「おはようございます。霧都に北島さん。朝から仲が良い姿が見れて嬉しいよ」
「そういう二人だって仲が良いから一緒に居るんだろ?」
「ふふふ。お互い様と言ったら変かもしれませんがね」
「あはは。まぁ桐崎さんとの仲は悪くは無いと思ってるよ」
「おっと『流』くん?先程のおにぃとの話はもう無効なのかな?」
ニマニマと笑いながらそう言う桐崎さん。
あれ?今流のことを『名前』で呼ばなかったか?
「……まだ慣れなくてね、ごめんね『雫』さん」
「えへへ。おにぃに私のことは『真剣に考えてます』って啖呵をきったんだからね。名前で呼ぶくらいはしてくれないとね?」
なるほど。俺たちが知らないところでそんなやり取りがあったんだな。
「体育祭辺りから星くんも変わってきましたよね」
「そうだね。でも良い方向の変化だと思うよ」
「ほら、二人とも行こうか」
「まずは職員室に行って図書室の鍵を借りるんだよね」
「あはは。ごめんな二人とも今行くよ」
俺はそう言うと、永久と手を繋いで二人の後を追いかけた。
そして、職員室へと向かった俺たち四人は図書室の鍵を借りる為に先生へ話をする。
俺が三上さんから貰っていた図書室利用許可証と事前に話が通っていたこともあり、スムーズに借りることが出来た。
図書室の鍵を借りたあと、図書室へと向かうと石崎と白雪さんの姿が見えた。
「おはよう、石崎に白雪さん」
俺が朝の挨拶をすると、二人もそれに返してくれた。
「おはよう、桜井に皆。今日もよろしく頼むわ」
「おはようございます、皆さん。図書室を利用出来るようにしてくれてありがとうございます」
「三上さんの好意に応えられるように、良い点数を取らないとね」
「そうですね。あとは私たちしかいませんが、静かに使うことにしましょう」
「早朝の空気って身が引き締まるからね。勉強も捗ると思うよ」
「いつもはゲームをしてる時間だけど、今日からは俺もきちんと勉強をしないとね」
そんな会話をしてから図書室の中へと入る。
そして、俺たちは図書室の中で二時間ほどの時間を勉強をして過ごした。
石崎は白雪さんと一緒に暗記を中心に勉強をしていた。
流は桐崎さんと一緒に数学の勉強を。
俺は単語の書き取りに注力をした。
こうして、朝の時間と放課後の時間を使い、俺たちは試験期間を過ごして行った。
そして、永久と凛音が勝負をする中間テストの当日がやって来た。
早朝。俺は自転車を漕いで永久との待ち合わせの駅へと向かっていた。
昨日。凛音に言われたことが軽く頭に残っていたが、彼女にそれを話すつもりは無い。
彼女に対して隠し事をする。そんなつもりは微塵も無いが、話さなくても良い事ってのもあるとは思う。
そんなことを考えながら走っていると、待ち合わせ場所の駅へと辿り着いた。
俺の目の前にはまだ永久の姿は見えない。
良かった。彼女を待たせることはしたくないからな。
自転車を近くに停めてベンチで座って待つことにする。
そして、少しすると駅の階段を下りる美少女の姿が見えた。
永久だ。
「おはようございます霧都。お待たせしてしまいすみません」
「おはよう永久。それと気にしなくても大丈夫だよ。全然待ってないから」
ベンチから腰を上げて、ふわりと微笑みを浮かべる彼女に朝の挨拶を返すと、永久は俺の身体を抱きしめる。
「愛してます、霧都」
「俺も愛してるよ、永久」
愛を確かめ合い、キスをする。
刺激的な朝の始まりにも少しだけ慣れてきたかな?
なんて思ってると、永久から舌を求められた。
朝から深いキスを求められるのは始めてだな。
だけど、愛している女の子から求められる。男としては光栄だな。
俺は彼女の求めに応えて深く長く……キスをした。
「今日は朝から図書室をお借り出来るんですよね?」
「うん。三上さんから図書室の利用許可証を貰ってるからね。職員室で図書室の鍵を借りて勉強をしようかと思ってる」
駅での蜜月の時を終え、俺と永久は自転車を漕いで学校へと向かっていた。
「そう言えば、凛音さんは一緒に勉強するとは言わなかったんですか?」
「あいつは基本的には朝が苦手だからな。朝練が無い試験期間中は睡眠時間に充てることが多いかな」
『成長期』とあいつは言ってるけど、あの貧乳が膨らむ未来は思い浮かべられないな。
「ふふふ。まぁ体調管理も試験対策の一つですからね」
「そうだよな。試験当日に風邪とか引いたらたまったもんじゃないからな」
そんなことを話していると、学校へと到着した。
駐輪場に自転車を停めに行くと、桐崎さんと流の姿が見えた。
「おはよう、桐崎さんに流」
「おはようございます、桐崎さんに星くん」
俺たちが二人に朝の挨拶をすると、二人も笑顔で返してくれた。
「おはよう、桜井くんに永久ちゃん!!今日も朝からラブラブだね!!」
「おはようございます。霧都に北島さん。朝から仲が良い姿が見れて嬉しいよ」
「そういう二人だって仲が良いから一緒に居るんだろ?」
「ふふふ。お互い様と言ったら変かもしれませんがね」
「あはは。まぁ桐崎さんとの仲は悪くは無いと思ってるよ」
「おっと『流』くん?先程のおにぃとの話はもう無効なのかな?」
ニマニマと笑いながらそう言う桐崎さん。
あれ?今流のことを『名前』で呼ばなかったか?
「……まだ慣れなくてね、ごめんね『雫』さん」
「えへへ。おにぃに私のことは『真剣に考えてます』って啖呵をきったんだからね。名前で呼ぶくらいはしてくれないとね?」
なるほど。俺たちが知らないところでそんなやり取りがあったんだな。
「体育祭辺りから星くんも変わってきましたよね」
「そうだね。でも良い方向の変化だと思うよ」
「ほら、二人とも行こうか」
「まずは職員室に行って図書室の鍵を借りるんだよね」
「あはは。ごめんな二人とも今行くよ」
俺はそう言うと、永久と手を繋いで二人の後を追いかけた。
そして、職員室へと向かった俺たち四人は図書室の鍵を借りる為に先生へ話をする。
俺が三上さんから貰っていた図書室利用許可証と事前に話が通っていたこともあり、スムーズに借りることが出来た。
図書室の鍵を借りたあと、図書室へと向かうと石崎と白雪さんの姿が見えた。
「おはよう、石崎に白雪さん」
俺が朝の挨拶をすると、二人もそれに返してくれた。
「おはよう、桜井に皆。今日もよろしく頼むわ」
「おはようございます、皆さん。図書室を利用出来るようにしてくれてありがとうございます」
「三上さんの好意に応えられるように、良い点数を取らないとね」
「そうですね。あとは私たちしかいませんが、静かに使うことにしましょう」
「早朝の空気って身が引き締まるからね。勉強も捗ると思うよ」
「いつもはゲームをしてる時間だけど、今日からは俺もきちんと勉強をしないとね」
そんな会話をしてから図書室の中へと入る。
そして、俺たちは図書室の中で二時間ほどの時間を勉強をして過ごした。
石崎は白雪さんと一緒に暗記を中心に勉強をしていた。
流は桐崎さんと一緒に数学の勉強を。
俺は単語の書き取りに注力をした。
こうして、朝の時間と放課後の時間を使い、俺たちは試験期間を過ごして行った。
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