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第2章 後編
第十一話~放課後の勉強会には白雪さんも参加することになりました~
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第十一話
六時間の授業が終わり、SHRの時間になった。
最後の授業は数学だったので、根岸先生がそのまま連絡事項の説明に入った。
「高校生活最初の中間テストまであと一週間になった。部活動は試験期間に入るので、本日からは休みになる」
「それに伴い、委員会なども休みになる。また、放課後は図書室の使用時間を普段時の十八時から十九時に延長してある。必要があれば利用しなさい」
「言うまでもないが、試験の結果が成績の大半を占める。しっかりと勉強をして良い結果を残すことを期待している。なお、試験範囲でわからない事があればいつでも聞きに来なさい」
「それでは、本日の連絡事項は以上だ。桐崎、号令」
「はい!!」
起立!!礼!!
桐崎さんの号令で根岸先生に一礼を終え、席に座る。
「それでは今日はこれで解散。帰宅するものは気を付けて帰るように、勉強に励むものは図書室や教室を使いなさい」
先生はそう言うと、教室を後にした。
クラスメイトが続々と教室の外へと出て行く。
「じゃあな、桜井」
「おう、鷲宮も気をつけてかえれよ。また明日」
友人に挨拶をしたあと俺のところに流と凛音がやって来た。
「それじゃあこの後は図書室に集まって勉強会だね。今日から十九時まで使えるのはありがたいとは思うけど、電車で帰る桐崎さんや北島さんはあまり遅くなると、危険もあるから微妙なところだよね」
「帰宅ラッシュに飲まれることを考えるなら、いつも通り十八時解散でいいと思うわよ。痴漢だとかそういう事があるから電車は嫌いなのよ」
凛音が自転車で行けるこの高校を選んだのはそういう理由もあるのかもな。
「配慮してもらってありがとうございます」
「あはは……何かをされたら私の場合はおにぃがぶち切れちゃうとは思うよね」
永久と桐崎さんがみんなにお礼を言っていた。
てか、桐崎さんに何かしたら先輩からの報復が怖いとは思うよな。
「それじゃあいつも通りの時間で解散にしようか」
俺がそう言ったところで、教室の扉がガラリと開いた。
「すまない、桜井。ちょっとアクシデントがあってな。遅くなって悪かった」
石崎がそう言って教室の前に現れた。
「別にそんなに待ってないから平気だよ。気にしないでくれ」
俺がそう言って石崎の方へ視線を向けると、黒髪の綺麗な女性が彼の隣に立っていた。
白雪雪菜さんだった。
「雪菜にお前たちとの勉強会の話をしたら、こいつも参加するって言ってきたんだ」
なるほどな。そういう話だったんだな。
「皆さんこんにちは。白雪雪菜と申します。雫さんは中学時代からの友人ですが、他の方とは初めましてですね」
石崎の横を通り、白雪さんが俺たちにそう挨拶をした。
「こんにちは、雪菜さん。勉強会に参加したいって話だよね!!私は歓迎だよ!!」
桐崎さんが一番に彼女の参加の了承を示した。
「ふふふ。雫さん、ありがとうございます。突然こうしてわがままを言ってすみません。学年でもトップレベルの方たちと勉強を共に出来るチャンスでしたので、こうしてやって来たのです」
「なるほどね。私は南野凛音よ。貴女の話は良く聞いてるわよ」
「こんにちは、南野さん。私も貴女の話は良く聞いています。仲良くして貰えると嬉しいわ」
「構わないわよ。お互いに切磋琢磨しましょう」
二人はそう言って握手をしていた。
「こんにちは、白雪さん。北島永久と申します」
「こんにちは、北島さん。学年首席の方とこうして親睦を深められて嬉しいです」
「ありがとうございます。白雪さんも陸上部のエースとしての活躍を耳にしてます。文武両道でとても尊敬出来ます。私もこうして親睦を深められて嬉しいです。これからよろしくお願いします」
「ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」
永久と白雪さんも握手をしていた。
「こんにちは、白雪さん。桜井霧都です。よろしくお願いします」
「こんにちは、桜井くん。貴方の話は涼太(りょうた)くんから良く聞いてますよ。倒すべきライバルだと」
涼太くん。あぁ……石崎の下の名前だな。
お互いに名前で呼び合う間柄。
桐崎さんが『秒読み』と言った気持ちが良くわかるな。
「あはは。陸上部のエースにそう言って貰えるのは嬉しいな。勉強では役に立てないのであれですが、よろしくお願いします」
「こうした場を開いてくれた。その事に感謝しています。こちらこそよろしくお願いします」
握手はしない。するとなると永久の目が怖いからだ。
俺は彼女に一礼をした。
そして、最後に流が挨拶をした。
「こんにちは、白雪さん。星流です。よろしくお願いします」
「こんにちは、星くん。こちらこそよろしくお願いします」
お互いに一礼して、彼女は全員と挨拶と自己紹介を終えた。
「じゃあ今日から一週間、このメンバーで放課後は勉強会をする方向で。今日はこうして俺たちの教室に集まって貰ったけど、今後は現地集合にしよう」
俺がそう言うと、みんなは首を縦に振ってくれた。
「それじゃあ時間も限られてるからね。早速図書室へと向かおうか」
そう言って俺たちは図書室へと向かって行った。
六時間の授業が終わり、SHRの時間になった。
最後の授業は数学だったので、根岸先生がそのまま連絡事項の説明に入った。
「高校生活最初の中間テストまであと一週間になった。部活動は試験期間に入るので、本日からは休みになる」
「それに伴い、委員会なども休みになる。また、放課後は図書室の使用時間を普段時の十八時から十九時に延長してある。必要があれば利用しなさい」
「言うまでもないが、試験の結果が成績の大半を占める。しっかりと勉強をして良い結果を残すことを期待している。なお、試験範囲でわからない事があればいつでも聞きに来なさい」
「それでは、本日の連絡事項は以上だ。桐崎、号令」
「はい!!」
起立!!礼!!
桐崎さんの号令で根岸先生に一礼を終え、席に座る。
「それでは今日はこれで解散。帰宅するものは気を付けて帰るように、勉強に励むものは図書室や教室を使いなさい」
先生はそう言うと、教室を後にした。
クラスメイトが続々と教室の外へと出て行く。
「じゃあな、桜井」
「おう、鷲宮も気をつけてかえれよ。また明日」
友人に挨拶をしたあと俺のところに流と凛音がやって来た。
「それじゃあこの後は図書室に集まって勉強会だね。今日から十九時まで使えるのはありがたいとは思うけど、電車で帰る桐崎さんや北島さんはあまり遅くなると、危険もあるから微妙なところだよね」
「帰宅ラッシュに飲まれることを考えるなら、いつも通り十八時解散でいいと思うわよ。痴漢だとかそういう事があるから電車は嫌いなのよ」
凛音が自転車で行けるこの高校を選んだのはそういう理由もあるのかもな。
「配慮してもらってありがとうございます」
「あはは……何かをされたら私の場合はおにぃがぶち切れちゃうとは思うよね」
永久と桐崎さんがみんなにお礼を言っていた。
てか、桐崎さんに何かしたら先輩からの報復が怖いとは思うよな。
「それじゃあいつも通りの時間で解散にしようか」
俺がそう言ったところで、教室の扉がガラリと開いた。
「すまない、桜井。ちょっとアクシデントがあってな。遅くなって悪かった」
石崎がそう言って教室の前に現れた。
「別にそんなに待ってないから平気だよ。気にしないでくれ」
俺がそう言って石崎の方へ視線を向けると、黒髪の綺麗な女性が彼の隣に立っていた。
白雪雪菜さんだった。
「雪菜にお前たちとの勉強会の話をしたら、こいつも参加するって言ってきたんだ」
なるほどな。そういう話だったんだな。
「皆さんこんにちは。白雪雪菜と申します。雫さんは中学時代からの友人ですが、他の方とは初めましてですね」
石崎の横を通り、白雪さんが俺たちにそう挨拶をした。
「こんにちは、雪菜さん。勉強会に参加したいって話だよね!!私は歓迎だよ!!」
桐崎さんが一番に彼女の参加の了承を示した。
「ふふふ。雫さん、ありがとうございます。突然こうしてわがままを言ってすみません。学年でもトップレベルの方たちと勉強を共に出来るチャンスでしたので、こうしてやって来たのです」
「なるほどね。私は南野凛音よ。貴女の話は良く聞いてるわよ」
「こんにちは、南野さん。私も貴女の話は良く聞いています。仲良くして貰えると嬉しいわ」
「構わないわよ。お互いに切磋琢磨しましょう」
二人はそう言って握手をしていた。
「こんにちは、白雪さん。北島永久と申します」
「こんにちは、北島さん。学年首席の方とこうして親睦を深められて嬉しいです」
「ありがとうございます。白雪さんも陸上部のエースとしての活躍を耳にしてます。文武両道でとても尊敬出来ます。私もこうして親睦を深められて嬉しいです。これからよろしくお願いします」
「ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします」
永久と白雪さんも握手をしていた。
「こんにちは、白雪さん。桜井霧都です。よろしくお願いします」
「こんにちは、桜井くん。貴方の話は涼太(りょうた)くんから良く聞いてますよ。倒すべきライバルだと」
涼太くん。あぁ……石崎の下の名前だな。
お互いに名前で呼び合う間柄。
桐崎さんが『秒読み』と言った気持ちが良くわかるな。
「あはは。陸上部のエースにそう言って貰えるのは嬉しいな。勉強では役に立てないのであれですが、よろしくお願いします」
「こうした場を開いてくれた。その事に感謝しています。こちらこそよろしくお願いします」
握手はしない。するとなると永久の目が怖いからだ。
俺は彼女に一礼をした。
そして、最後に流が挨拶をした。
「こんにちは、白雪さん。星流です。よろしくお願いします」
「こんにちは、星くん。こちらこそよろしくお願いします」
お互いに一礼して、彼女は全員と挨拶と自己紹介を終えた。
「じゃあ今日から一週間、このメンバーで放課後は勉強会をする方向で。今日はこうして俺たちの教室に集まって貰ったけど、今後は現地集合にしよう」
俺がそう言うと、みんなは首を縦に振ってくれた。
「それじゃあ時間も限られてるからね。早速図書室へと向かおうか」
そう言って俺たちは図書室へと向かって行った。
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