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第1章 後編
エピローグ ~永久side~
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エピローグ ~永久side~
「北島永久は桜井霧都くんを心の底から愛しています」
「桜井霧都は北島永久を心の底から愛しています」
私の告白に、霧都くんが答えてくれました。
彼に連れてきてもらった『思い出の公園』
まさかその思い出が、彼の初恋。南野さんとの思い出だとは夢にも思いませんでしたが……
ですが、今日からこの公園は、私と彼が恋人同士になった思い出の公園に変わります。
私は彼の身体を抱きしめました。
暖かくて……涙が出てきました。
「好きです……好きです……好きです……」
「うん。俺もだよ、永久さん……」
嬉しい……嬉しい……嬉しいです。
やっと……やっと報われました……
「不安でした……いつ言葉にしてくれるのか……ずっと……ずっと……ずっと……」
「ごめんね、待たせちゃって……」
本当ですよ、霧都くん……
あなたのその言葉をどれほど待ちわびたか……
「キスしてください」
「うん。俺も君としたい」
私の言葉に彼が行動で答えてくれました。
彼と交した二度目のキスはとても熱く、私の心と身体を溶かしていきます……
あぁ……幸せです……
好き……好き……霧都くん
そして、私たちはどちらともなく唇を離します。
あぁ……名残惜しいです……
ですが、彼の目を見たら少しだけ笑ってしまいました。
「照れますね……」
「うん。でも嬉しいかな」
そう言ってくれた彼の背後。
私の目に、ツインテールの女の子が見えました。
み、南野さん!!??
彼女は私たちのことを驚いたような表情で見ていました。
な、なんでここに!?
いや、霧都くんの家の近くと言うことは、彼女の家の近くでもあるということです!!
「……え?永久さん、どうしたの」
私のその様子に気が付いた霧都くんが後ろを振り向こうとします。
い、今の彼に、南野さんを見せるわけにはいきません……っ!!
「ダメです……っ!!」
「永久さ……っ!!」
私は、振り向こうとする彼の顔を強引にこちらに向かせます。
そして、彼の意識を後ろから引き離すために唇を重ね合わせます。
三回目のキス。
深く……深く……彼の中に、私の身体と心を送り込みます。
私の舌に彼が舌を絡めてくれます。
霧都くんの目が閉じられました。私を求めてくれてる彼を、私は思い切り抱きしめます。
その様子を南野さんに見せ付けます。
彼女の目が憎々しげに歪むのがわかりました。
私は目だけで嗤いました。
『貴女に彼は渡さない』
『ここはもう貴女の場所じゃない』
『もう勝負は着きました。諦めてくださいね?』
そんな言葉を目線に乗せました。
彼女に見せつけるように、彼女に聞こえるように、私と彼の行為の音を響かせます。
南野さん。私は貴女に感謝してますよ?
霧都くんを振ってくれてありがとうございます。
彼を傷付けてくれてありがとうございます。
貴女のお陰で私はこうして彼を手にすることが出来ました。
私と彼の結婚式にはしっかりと呼んであげますよ。
ふふふ……私の『恩人』として。
南野さんは耐えられなくなったのか、その場から立ち去りました。
ふふふ……勝ちました……
私の勝ちです
もう、貴女はこの土俵には戻れない。
私と彼の愛の逢瀬を指を咥えて見ていてください。
「永久さん……愛してるよ」
「はい……霧都くん。私もあなたを愛してます」
私は彼の愛の言葉に答えます。
あぁ……幸せです……
あとはあなたの全てが欲しい……
全部……全部……全部……欲しい
霧都くんの全部……早く私にくださいね?
「北島永久は桜井霧都くんを心の底から愛しています」
「桜井霧都は北島永久を心の底から愛しています」
私の告白に、霧都くんが答えてくれました。
彼に連れてきてもらった『思い出の公園』
まさかその思い出が、彼の初恋。南野さんとの思い出だとは夢にも思いませんでしたが……
ですが、今日からこの公園は、私と彼が恋人同士になった思い出の公園に変わります。
私は彼の身体を抱きしめました。
暖かくて……涙が出てきました。
「好きです……好きです……好きです……」
「うん。俺もだよ、永久さん……」
嬉しい……嬉しい……嬉しいです。
やっと……やっと報われました……
「不安でした……いつ言葉にしてくれるのか……ずっと……ずっと……ずっと……」
「ごめんね、待たせちゃって……」
本当ですよ、霧都くん……
あなたのその言葉をどれほど待ちわびたか……
「キスしてください」
「うん。俺も君としたい」
私の言葉に彼が行動で答えてくれました。
彼と交した二度目のキスはとても熱く、私の心と身体を溶かしていきます……
あぁ……幸せです……
好き……好き……霧都くん
そして、私たちはどちらともなく唇を離します。
あぁ……名残惜しいです……
ですが、彼の目を見たら少しだけ笑ってしまいました。
「照れますね……」
「うん。でも嬉しいかな」
そう言ってくれた彼の背後。
私の目に、ツインテールの女の子が見えました。
み、南野さん!!??
彼女は私たちのことを驚いたような表情で見ていました。
な、なんでここに!?
いや、霧都くんの家の近くと言うことは、彼女の家の近くでもあるということです!!
「……え?永久さん、どうしたの」
私のその様子に気が付いた霧都くんが後ろを振り向こうとします。
い、今の彼に、南野さんを見せるわけにはいきません……っ!!
「ダメです……っ!!」
「永久さ……っ!!」
私は、振り向こうとする彼の顔を強引にこちらに向かせます。
そして、彼の意識を後ろから引き離すために唇を重ね合わせます。
三回目のキス。
深く……深く……彼の中に、私の身体と心を送り込みます。
私の舌に彼が舌を絡めてくれます。
霧都くんの目が閉じられました。私を求めてくれてる彼を、私は思い切り抱きしめます。
その様子を南野さんに見せ付けます。
彼女の目が憎々しげに歪むのがわかりました。
私は目だけで嗤いました。
『貴女に彼は渡さない』
『ここはもう貴女の場所じゃない』
『もう勝負は着きました。諦めてくださいね?』
そんな言葉を目線に乗せました。
彼女に見せつけるように、彼女に聞こえるように、私と彼の行為の音を響かせます。
南野さん。私は貴女に感謝してますよ?
霧都くんを振ってくれてありがとうございます。
彼を傷付けてくれてありがとうございます。
貴女のお陰で私はこうして彼を手にすることが出来ました。
私と彼の結婚式にはしっかりと呼んであげますよ。
ふふふ……私の『恩人』として。
南野さんは耐えられなくなったのか、その場から立ち去りました。
ふふふ……勝ちました……
私の勝ちです
もう、貴女はこの土俵には戻れない。
私と彼の愛の逢瀬を指を咥えて見ていてください。
「永久さん……愛してるよ」
「はい……霧都くん。私もあなたを愛してます」
私は彼の愛の言葉に答えます。
あぁ……幸せです……
あとはあなたの全てが欲しい……
全部……全部……全部……欲しい
霧都くんの全部……早く私にくださいね?
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