11 / 53
第6話 スキルって何?
【2】
しおりを挟む
そんな2人の内緒話も終わり。
アスヴェル達3人は、“人形”の前に到着していた。
「じゃあ早速やってみるか。まずはオレから見せてやるよ」
一歩前に出ながら腰のホルスターから銃を抜き、ミナトがそう告げた。
「あ、ちなみにこれがオレの<ステータス>な」
彼女の手元に、例の“窓”が現れる。ハルのものとほとんど同じだが細部が少し違う“記号”がそこに描かれていた。
Name:ミナト
Lv:71
Class
Main:銃士 Lv17
Sub:狩人 Lv20
アルケミスト Lv8
スカウト Lv25
セージ Lv1
Str:62 Vit:60 Dex:199
Int:47 Pow:22 Luc:136
おそらくミナトに関する情報が記載されているのだろう。しかし――
「まあ、私には読めないのだが」
「分かってるよ! ただちょっと、オレだけ見せてないのは不公平かなって思っただけだ!」
少し顔が赤くなっている。照れているのだろうか?
「おお、実に律儀だな。私の好感度がさらに上がったぞ?」
「いや、そんなものは上げて欲しくないんだけども」
何故だかうんざりした表情に変わった。不思議である。
「とにかく! オレの実力、目ん玉かっぽじってよく見やがれ!!」
少女は銃を両手で構えると、
「<ピアッシング・ショット>!!」
その“言葉”と共に、銃口から弾が発射される。
(ん? 前と少し形状が変わっているな)
昨日見たよりも、弾の先端が鋭く、構成する金属の種類も違っていた。弾丸の速度も速い。込めた弾薬が異なるのだろうか。
弾は過たず人形に当たり、その次の瞬間――
「――文字が浮き出た?」
起こった事実をそのまま口にする。人形の表面に、何やら文字らしき模様が現れたのだ。それが何なのかを質問するよりも前に、ミナトが口を開く。
「あの人形はこっちが叩き込んだダメージを数値化してくれるんだよ。オマエにゃ読めないだろうから言っとくと、3172って書いてある」
「そんな機能が付いているのか」
ただの木人形かと思っていたが、高性能な装置だったようだ。新たな驚きに目を見開いていると、隣のハルがさらに説明を追加してくれた。
「むふん、実のところ<スキル>を使えば人形相手でなくともダメージの数値は見えるのでござる。ただ、他人の攻撃に関する数値は見えないので、この人形が重宝されている訳でして」
<スキル>というのは、本当に色々できるらしい。羨ましいことだ。
「ちなみにですが、<ピアッシング・ショット>は中級スキルに分類されていましてな。威力の方はまあ、そこまで高く無かったり。ただ、ローコストで溜め時間も少なく装甲無視攻撃ができるので、使い勝手が大変良好なんですぞ。実際ミナト殿はこのスキルだけで上級のモンスター倒せますからなぁ」
「ふむ」
意味が理解しにくい単語はあったが、なんとなく理解はできた。つまるところ、一撃の威力よりも手数を重視した戦闘スタイルをミナトは好む、ということか。
「では僭越ながら、次は拙者が」
今度はハルが前に出る。腰に携えた剣を――その出っ張ったお腹を苦にせず、すらりと抜いてから、
「<ディヴァイン・スマイト>!」
その声と共に刀身が輝き始めた。ハルは光る刃を大きく振りかぶると、全身のバネを使って思い切りソレを叩きつける。
「……また人形に文字が浮かんできたな」
「ハルのは8835だ」
「ほーう」
ミナトの翻訳に深く頷く。
(凡そ見立て通りの値だな)
アスヴェルが<ピアッシング・ショット>と<ディヴァイン・スマイト>を見比べて下した威力評価と人形が示す数値は一致していた。ならば、この人形はかなり精密な測定ができているということだ。
この大陸が持つ技術力の高さに舌を巻いていると、再びハルから解説が入る。
「数値上は拙者の方が上ですが、これは今のが上級スキルだからなのでござる。正直なところ、攻撃は苦手でしてなぁ。ぬふふ、拙者、敵の攻撃を防ぐのがお仕事のメイン盾でありますからして。ダメージを稼ぐのは主にミナト殿なのでござるよ。ぬふぅ、まあ、機会を貰えれば拙者もこういう<スキル>を使える、ということで一つ」
「なるほどな」
納得のいく役割分担である。今ハルが使った<スキル>は隙が大きく、実戦で使うには相応の工夫が必要だ。そしてそんな<スキル>の違いを差っ引いても、昨日見た所感としてミナトは戦闘時の動きやセンスが段違いに良い。ハルが前衛に立ち敵の攻撃を防ぎ、ミナトは戦場全体を駆けながら敵を倒す、という戦法はかなり効率的と言えた。
そんな感想を抱きつつ、アスヴェルは木製人形を見据える。
「さて、最後は私の番か」
「あ、ちょい待ち」
満を持して――という程、仰々しいものでもないが――青年が動こうとすると、少女が待ったをかけた。
「なんだ? 私の実力を測るんじゃなかったのか?」
「そうなんだけど、オマエの得意技って<合気>だろ? だったら相手が動いてないとやりにくいんじゃないか?」
合気とは、やはり敵の攻撃を流し返した技法のことを指すらしい。それはともかく、
「いや、そうは言っても人形は動かないだろう」
「動かせるぞ」
さらっと口にする少女。数瞬、彼女の言っていることを吟味して、
「……動くの?」
「動くよ」
「そっかー」
動くのだそうだ。高性能な測定システムを搭載した人形だと思っていたが、実はウッドゴーレムだったらしい。ただの訓練場にゴーレムを配置するとは、豪勢な話である。
「んじゃ、動かすぞ」
「……分かった」
やや納得いかないところはあるものの、動いてくれるのならそちらの方がいい。より実戦に近くなる。
ミナトが<ステータス>や<アイテムボックス>のような“窓”を空中に生み出すと、その窓をアレコレ操作(?)し始める。すると――
「――ヴァ!」
変な声と共に人形が動き出した。アスヴェルに向かってゆっくり歩いてくる。
「オマエにパンチ繰り出すように命令したからなー」
ミナトの言う通り、人形は弓を引き絞るかのように身を捩ると、反動をつけて拳を繰り出してきた。
なかなかの勢いで人形の手が己に迫るのを、青年は冷静に見つめながら、
(では、期待に応えるとしよう)
すぅっと全身から力を抜いて自然体に近い構えをとる。襲い来る人形の拳へ柔らかい動きで掌を沿えると、
「フッ」
軽く息を吐く。次の瞬間、人形がものすごい勢いで後方へ吹き飛んだ。2転、3転と地面を転がり、柵にぶつかってようやく止まる。
先程までと同じく、人形には数らしき文字が表示されている。その数値を見たミナトとハルは息を飲んだ。
「9999ってマジかよ!? 綺麗そっくり攻撃を返しやがった!?」
「いやそれ以前に最大ダメージを設定って、ミナト殿殺意を込めすぎなのでは――!?」
驚きの声を上げる。驚いている点がそれぞれ違うような気もするが。
2人はひとしきり騒いでから、
「ま、まあ、とにかくこれでオマエの実力は分かった。
……ダメージを100%返せる<合気>とかチートにも程がある」
「熟練度を最大まで上げても理論上8割程度しか返せない筈ですからなぁ……」
驚きが抜けきっていなようだけれども、アスヴェルの力を理解はしてくれたらしい。
とはいえ――
「――私はどちらかと言えば魔法の方が得意なんだがなぁ」
「え?」
「へ?」
アスヴェルの呟きに、ミナトとハルが揃ってきょとんとした顔を返した。
アスヴェル達3人は、“人形”の前に到着していた。
「じゃあ早速やってみるか。まずはオレから見せてやるよ」
一歩前に出ながら腰のホルスターから銃を抜き、ミナトがそう告げた。
「あ、ちなみにこれがオレの<ステータス>な」
彼女の手元に、例の“窓”が現れる。ハルのものとほとんど同じだが細部が少し違う“記号”がそこに描かれていた。
Name:ミナト
Lv:71
Class
Main:銃士 Lv17
Sub:狩人 Lv20
アルケミスト Lv8
スカウト Lv25
セージ Lv1
Str:62 Vit:60 Dex:199
Int:47 Pow:22 Luc:136
おそらくミナトに関する情報が記載されているのだろう。しかし――
「まあ、私には読めないのだが」
「分かってるよ! ただちょっと、オレだけ見せてないのは不公平かなって思っただけだ!」
少し顔が赤くなっている。照れているのだろうか?
「おお、実に律儀だな。私の好感度がさらに上がったぞ?」
「いや、そんなものは上げて欲しくないんだけども」
何故だかうんざりした表情に変わった。不思議である。
「とにかく! オレの実力、目ん玉かっぽじってよく見やがれ!!」
少女は銃を両手で構えると、
「<ピアッシング・ショット>!!」
その“言葉”と共に、銃口から弾が発射される。
(ん? 前と少し形状が変わっているな)
昨日見たよりも、弾の先端が鋭く、構成する金属の種類も違っていた。弾丸の速度も速い。込めた弾薬が異なるのだろうか。
弾は過たず人形に当たり、その次の瞬間――
「――文字が浮き出た?」
起こった事実をそのまま口にする。人形の表面に、何やら文字らしき模様が現れたのだ。それが何なのかを質問するよりも前に、ミナトが口を開く。
「あの人形はこっちが叩き込んだダメージを数値化してくれるんだよ。オマエにゃ読めないだろうから言っとくと、3172って書いてある」
「そんな機能が付いているのか」
ただの木人形かと思っていたが、高性能な装置だったようだ。新たな驚きに目を見開いていると、隣のハルがさらに説明を追加してくれた。
「むふん、実のところ<スキル>を使えば人形相手でなくともダメージの数値は見えるのでござる。ただ、他人の攻撃に関する数値は見えないので、この人形が重宝されている訳でして」
<スキル>というのは、本当に色々できるらしい。羨ましいことだ。
「ちなみにですが、<ピアッシング・ショット>は中級スキルに分類されていましてな。威力の方はまあ、そこまで高く無かったり。ただ、ローコストで溜め時間も少なく装甲無視攻撃ができるので、使い勝手が大変良好なんですぞ。実際ミナト殿はこのスキルだけで上級のモンスター倒せますからなぁ」
「ふむ」
意味が理解しにくい単語はあったが、なんとなく理解はできた。つまるところ、一撃の威力よりも手数を重視した戦闘スタイルをミナトは好む、ということか。
「では僭越ながら、次は拙者が」
今度はハルが前に出る。腰に携えた剣を――その出っ張ったお腹を苦にせず、すらりと抜いてから、
「<ディヴァイン・スマイト>!」
その声と共に刀身が輝き始めた。ハルは光る刃を大きく振りかぶると、全身のバネを使って思い切りソレを叩きつける。
「……また人形に文字が浮かんできたな」
「ハルのは8835だ」
「ほーう」
ミナトの翻訳に深く頷く。
(凡そ見立て通りの値だな)
アスヴェルが<ピアッシング・ショット>と<ディヴァイン・スマイト>を見比べて下した威力評価と人形が示す数値は一致していた。ならば、この人形はかなり精密な測定ができているということだ。
この大陸が持つ技術力の高さに舌を巻いていると、再びハルから解説が入る。
「数値上は拙者の方が上ですが、これは今のが上級スキルだからなのでござる。正直なところ、攻撃は苦手でしてなぁ。ぬふふ、拙者、敵の攻撃を防ぐのがお仕事のメイン盾でありますからして。ダメージを稼ぐのは主にミナト殿なのでござるよ。ぬふぅ、まあ、機会を貰えれば拙者もこういう<スキル>を使える、ということで一つ」
「なるほどな」
納得のいく役割分担である。今ハルが使った<スキル>は隙が大きく、実戦で使うには相応の工夫が必要だ。そしてそんな<スキル>の違いを差っ引いても、昨日見た所感としてミナトは戦闘時の動きやセンスが段違いに良い。ハルが前衛に立ち敵の攻撃を防ぎ、ミナトは戦場全体を駆けながら敵を倒す、という戦法はかなり効率的と言えた。
そんな感想を抱きつつ、アスヴェルは木製人形を見据える。
「さて、最後は私の番か」
「あ、ちょい待ち」
満を持して――という程、仰々しいものでもないが――青年が動こうとすると、少女が待ったをかけた。
「なんだ? 私の実力を測るんじゃなかったのか?」
「そうなんだけど、オマエの得意技って<合気>だろ? だったら相手が動いてないとやりにくいんじゃないか?」
合気とは、やはり敵の攻撃を流し返した技法のことを指すらしい。それはともかく、
「いや、そうは言っても人形は動かないだろう」
「動かせるぞ」
さらっと口にする少女。数瞬、彼女の言っていることを吟味して、
「……動くの?」
「動くよ」
「そっかー」
動くのだそうだ。高性能な測定システムを搭載した人形だと思っていたが、実はウッドゴーレムだったらしい。ただの訓練場にゴーレムを配置するとは、豪勢な話である。
「んじゃ、動かすぞ」
「……分かった」
やや納得いかないところはあるものの、動いてくれるのならそちらの方がいい。より実戦に近くなる。
ミナトが<ステータス>や<アイテムボックス>のような“窓”を空中に生み出すと、その窓をアレコレ操作(?)し始める。すると――
「――ヴァ!」
変な声と共に人形が動き出した。アスヴェルに向かってゆっくり歩いてくる。
「オマエにパンチ繰り出すように命令したからなー」
ミナトの言う通り、人形は弓を引き絞るかのように身を捩ると、反動をつけて拳を繰り出してきた。
なかなかの勢いで人形の手が己に迫るのを、青年は冷静に見つめながら、
(では、期待に応えるとしよう)
すぅっと全身から力を抜いて自然体に近い構えをとる。襲い来る人形の拳へ柔らかい動きで掌を沿えると、
「フッ」
軽く息を吐く。次の瞬間、人形がものすごい勢いで後方へ吹き飛んだ。2転、3転と地面を転がり、柵にぶつかってようやく止まる。
先程までと同じく、人形には数らしき文字が表示されている。その数値を見たミナトとハルは息を飲んだ。
「9999ってマジかよ!? 綺麗そっくり攻撃を返しやがった!?」
「いやそれ以前に最大ダメージを設定って、ミナト殿殺意を込めすぎなのでは――!?」
驚きの声を上げる。驚いている点がそれぞれ違うような気もするが。
2人はひとしきり騒いでから、
「ま、まあ、とにかくこれでオマエの実力は分かった。
……ダメージを100%返せる<合気>とかチートにも程がある」
「熟練度を最大まで上げても理論上8割程度しか返せない筈ですからなぁ……」
驚きが抜けきっていなようだけれども、アスヴェルの力を理解はしてくれたらしい。
とはいえ――
「――私はどちらかと言えば魔法の方が得意なんだがなぁ」
「え?」
「へ?」
アスヴェルの呟きに、ミナトとハルが揃ってきょとんとした顔を返した。
0
お気に入りに追加
373
あなたにおすすめの小説
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
練習船で異世界に来ちゃったんだが?! ~異世界海洋探訪記~
さみぃぐらぁど
ファンタジー
航海訓練所の練習船「海鵜丸」はハワイへ向けた長期練習航海中、突然嵐に巻き込まれ、落雷を受ける。
衝撃に気を失った主人公たち当直実習生。彼らが目を覚まして目撃したものは、自分たち以外教官も実習生も居ない船、無線も電子海図も繋がらない海、そして大洋を往く見たこともない戦列艦の艦隊だった。
そして実習生たちは、自分たちがどこか地球とは違う星_異世界とでも呼ぶべき空間にやって来たことを悟る。
燃料も食料も補給の目途が立たない異世界。
果たして彼らは、自分たちの力で、船とともに現代日本の海へ帰れるのか⁈
※この作品は「カクヨム」においても投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16818023213965695770
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
護国の鳥
凪子
ファンタジー
異世界×士官学校×サスペンス!!
サイクロイド士官学校はエスペラント帝国北西にある、国内最高峰の名門校である。
周囲を海に囲われた孤島を学び舎とするのは、十五歳の選りすぐりの少年達だった。
首席の問題児と呼ばれる美貌の少年ルート、天真爛漫で無邪気な子供フィン、軽薄で余裕綽々のレッド、大貴族の令息ユリシス。
同じ班に編成された彼らは、教官のルベリエや医務官のラグランジュ達と共に、士官候補生としての苛酷な訓練生活を送っていた。
外の世界から厳重に隔離され、治外法権下に置かれているサイクロイドでは、生徒の死すら明るみに出ることはない。
ある日同級生の突然死を目の当たりにし、ユリシスは不審を抱く。
校内に潜む闇と秘められた事実に近づいた四人は、否応なしに事件に巻き込まれていく……!
投擲魔導士 ~杖より投げる方が強い~
カタナヅキ
ファンタジー
魔物に襲われた時に助けてくれた祖父に憧れ、魔術師になろうと決意した主人公の「レノ」祖父は自分の孫には魔術師になってほしくないために反対したが、彼の熱意に負けて魔法の技術を授ける。しかし、魔術師になれたのにレノは自分の杖をもっていなかった。そこで彼は自分が得意とする「投石」の技術を生かして魔法を投げる。
「あれ?投げる方が杖で撃つよりも早いし、威力も大きい気がする」
魔法学園に入学した後も主人公は魔法を投げ続け、いつしか彼は「投擲魔術師」という渾名を名付けられた――
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる