純情魔王の寝取られ勇者観察日記 ~間男死すべし、慈悲は無い~

ぐうたら怪人Z

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最終話 そして伝説へ?

後編

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「次は――マドックおじさんとルミーヌおばさんのところへ行ってみましょうか」

 子供達との“遊び”が終わり、再び村を回り出したセリムとセリナ。
 ……よくよく見ると、彼女の身体のあちこちには白濁した液体が付着しているのだが――幸いにも、セリムは気付いていないようだった。

『ひーふーみー……いやぁ、制裁リストが捗りますね』

 捗って欲しくはないんだけどなぁ。
 まあ、あのガキ共には子供だからといって何をしてもいいわけではない、ということを嫌というほど思い知らせてやろう。

『地獄がにぎやかになりますねぇ』

 まったくだな。
 ……さて、次はこの村唯一の宿屋に向かうのか。

『そのようで』

 無事に済めばいいが……

「――――」

「そうね、村に住んでると、宿屋に泊まることないものね。
 せっかくだから、今夜は宿屋に泊まってみる?」

「――――」

「またの機会に?
 そう、2人ともセリムに泊まってもらおうと意気込んでたんだけど……」

「――――」

「大丈夫よ、別に気を悪くするような人達じゃないし」

 会話をしながら2人は目的地に進んでいく。
 程なくして、宿屋らしき建物の目の前についた。
 やはり田舎なのでどうにもぱっとしない外見の宿である。

『まあ、こんな村で豪華な店があったら不自然極まりないですけどね』

 そうなんだけれど、色々な街を巡った後に見ると少々貧相さが際立ってしまうな。
 いや、失礼千万は承知しているが。

「―――――」

「おじさん、おばさん、こんにちは」

 宿の扉を開ける2人。
 すると中から――

「ふざっけんなよ、お前!!
 そんなもんセリムに出せるかよっ!!」

「ふざけてんのはあんただろ!!
 あたしの用意した料理に文句あるってーのかいっ!?」

 ――中年夫婦が喧嘩の真っ最中であった。
 おそらく男の方がマドックで、女の方がルミーヌか。

「―――!?」

「ちょ、ちょっとお二人とも!?」

 慌てて仲裁に走るセリムとセリナ。
 しかし、夫婦喧嘩は収まる様子を見せず。

「俺ぁもっと豪華なもんを用意しろっつんだよ!!」

「長旅と昨日の宴会で疲れたセリムに、そんな重い料理要らないよっ!!」

「ああっ!?
 お前にゃ日々魔王討伐のために頑張ってる勇者への感謝はねぇのかよっ!?」

「だからっ!!
 疲れたセリムの胃にはもっとあっさりした味付けの料理が適してるっつってんの!!」

「てめぇ――――!!」

「なにさ――――!!」

「――――!!」

「うぉっ!?」

「あわっ!?」

 セリムが無理やり二人の間に割って入る。

「せ、セリムっ!?
 それにセリナもっ!!」

「もう来てたのかいっ!?」

「――――」

「あははは、先程からいたんですけどね」

 苦笑いを浮かべながら、セリナも宿の中に入ってきた。

「……ちっ!
 仕方ねぇ、セリムの顔に免じてここは引いてやらぁ!」

「そりゃこっちの台詞だよこのごく潰し!」

「あんだとババァっ!?」

「正直に言ったまでだろ!?」

「お二人とも、ストップ! ストップです!!」

「――――!」

 再度喧嘩を始めようとしだす夫婦を、今度は姉弟で止める。
 どうにか鎮火できたようだが……

「――くそがっ!」

「んんっ!?
 あんた、どこ行くのさ!?
 セリムが来てんだよ!?」

「ちっと頭を冷やして来るんだよっ!!
 てめぇが居るとイライラして仕方ねぇっ!!」

 怒鳴り散らした後、宿の階段を上がっていくマドック。
 ルミーヌの方はセリナとセリムの方へ向き直ると、軽く頭を下げる。

「……本末転倒というかなんというか。
 ごめんねぇ、2人とも。
 恥ずかしいところ見せちゃってさ」

「――――」

「いえ、そんなことは。
 今日はどうしたんですか?」

「いや、セリムが帰ってきたっていうから、美味しい料理でもごちそうしようって話になったんだけどね。
 あいつはとにかく高価な食材で豪勢な料理にしようっつって来たんだけど、セリムは昨日も宴会してただろ?
 だからあたしはもっと軽く食べれる料理を用意したんだけどねぇ、それが気にくわなかったみたいでさ」

「あ、ああ、それで……」

 そんなことであんだけ激しい喧嘩してたのか。

『いや、夫婦喧嘩にちゃんとした理由があるだけマシですよ?』

 ……今回、ちょこちょこ突っ込んでくるね、側近。
 お前の家庭は本当に大丈夫なの?

『…………』

 だ、黙るなよ。
 不安になるだろ。

「せっかくセリムが来てくれたってのに、怒って2階行っちゃうとか、もう何考えてんだか。
 もう夕飯にもいい時間になってるっつうのに」

「あー、なら私がおじさん呼んできますよ」

「いいのかい?
 悪いねぇ、セリナ」

 2階に上がろうとするセリナに勇者が声をかける。

「―――?」

「私一人で大丈夫よ、セリム。
 貴方はおばさんの相手をしてて?」

「――――」

 そう言ってセリムの申し出を断ると、彼女は階段を上がっていった。

「はは、それじゃお言葉に甘えて、セリムにはあたしの世間話に付き合ってもらおうかな」

「――――」

 ルミーヌの言葉に軽く頷くセリム。
 ……それが、中年おばさん特有の長時間質問攻めに繋がることに、まだ勇者は気付いていないのであった。



 さて、勇者は一先ず置いといて、セリナかな。
 ……当分おばちゃんとの世間話は続きそうだし。

『やはり、覗きますか』

 今までのことがあるからねぇ。
 確認しといた方がいいだろう。

『はい』

 水晶にマドックとセリナの姿を映し出して、と。
 ……うわぁ。

「くそっ!
 あのババア、調子こきやがって!!」

「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!」

 宿の一室。
 そこには、セリナの喘ぎ声が響いていた。

「俺のやることに逐一文句言ってきやがる!
 俺を否定しなきゃ生きていけねぇのかよ、あいつはっ!!」

「あっ! あっ! マドックさん、も、もうっ! あっ! ああっ!」

 マドックは後ろからセリナを押し倒し、スカートを捲りあげてそのままバックから彼女をハメているのだ。
 奴が腰を動かすたびに、セリナの大きくて綺麗な尻がプルプルと揺れ、その口からは嬌声が漏れる。

「セリナもそう思うだろっ!?
 あの女が、口うるさいってよっ!!」

「あっ! ああっ! あっ!
 そ、そんなことは――」

「――そこは“はい”って言えよっ!!」

 マドックが腰を激しく突き動かした。
 途端にセリナの喘ぎが大きくなる。

「あぁぁあああああっ!!
 は、はいっ! あっ! あっ! あっ!
 はいぃいいっ!!」

「おお、セリナは優しいなぁ。
 それに比べてあの女は、よっ!」

 マドックはセリナの服を引き裂き、彼女のおっぱいも露出させる。
 ――プルンとした実に形の良い巨乳だ。
 それを乱暴に揉みしだきながら、マドックはなおもセリナを責め立てる。

「あっ! ああっ! あっ!
 マドック、さんっ! セリムを、待たせてるんですっ!
 あっ! あっ! あっ! あっ!」

「もうちっと位いいだろう。
 ……しかしセリナのまんこは極上だな。
 何年使ってやっても締め付けが衰えねぇ。
 あのババアのガバマンとは偉い違いだっ!」

「そ、そんなこと――あっ! ああっ! あっ! あっ!!」

 ……今、“何年”とか言ったか?

『……言いましたね。
 つまりこの男、勇者がこの村を出る前から何度も彼女を抱いて――』

 おぉいっ!
 なんだそりゃあっ!!
 出発前日の姉弟のやりとりの裏で、実はそんなことヤってたのかよぉ、セリナぁっ!!

「なぁセリナっ!
 なんなら、本気で俺の嫁になっちまえよ!!」

「あっ! あっ! ああっ! んぁあああっ!
 だ、ダメです、それはっ! あ、ああぁぁああっ!!」

「何でだよっ!!
 いいだろ、お前も俺のちんこをこんなに気に入ってるじゃねぇか。
 すげぇ勢いで咥えこんでるぜ、お前のまんこっ!!」

「んっ! あ、あ、あ、あ、あっ!!
 それは、私の意思じゃ――あっあっああっああっあああああっ!!!」

 マドックはセリナの腰を掴んで、彼女の膣をガンガン突き責める。

「どうだっ! えっ! どうだよ、セリナっ!
 俺の嫁になれば毎日これが味わえるんだぜっ!?
 なれよっ! なぁっ! なっちまえよっ!!」

「あっ! あっ! あっ! あっ!
 ダメェっ! あっ! ああっ! ダメぇっ!!」

「何がダメだっ!
 お前のまんこは俺の子を孕みたくて仕方ねぇみたいじゃねぇかっ!
 自分でも分かるだろ、俺のちんこがお前の子宮叩いてるのがよっ!!」

「あっ! あああっ! んぁああああっ!!
 あぅっ! ああっ! あぁぁあああっ!!」

「降りてきてるんだよっ!
 セリナの子宮が、俺の子種を欲しくて降りてきてるんだよっ!
 これでも俺の嫁になりたくねぇってのかっ!!」

「あっあっあっあっあっあっあああっ!!
 んぅうううっ! あぁあぁあああっ!!」

 ピストンをさらに加速させるマドック。
 セリナの声も最高潮に昂ってきた。

「イクぞ、セリナっ!
 俺の精子をお前に注いでやるぞっ!!」

「あっあっあっああっ!
 私も、イキますっ! イっちゃいますっ!
 あっああっああっああっああああっ!!」

「うぉおおおっ!!
 孕め、セリナっ!!
 俺の精子で孕めぇええっ!!」

「あぁぁああああああああああっ!!!」

 マドックは自分の精液をどくどくとセリナの膣へ吐き出した。
 同時に彼女も大きく仰け反り、盛大に絶頂を迎える。

「……まったく、これだけヤっても首を縦に振らねぇのか。
 お前も大概強情だな」

 セリナの首筋や顔を舌で舐めまわしながら、マドック。

「……はぁっ……はぁっ……はぁっ……はぁっ……ん、んんっ……
 マドックさんには、ルミーヌさんがいるじゃないですか……はぁっ……はぁっ……」

「はは、言いやがる」

 一通り舐めたところで、マドックはセリナから離れると、身だしなみを整えた。

「じゃ、そろそろ俺は下に行くぞ。
 セリムの奴に料理を振る舞ってやらないといけねぇからな。
 片付けは任せたぜ」

「……え?
 あ、あの、私の服は……?」

「それは適当にどうにかしてこいよ。
 じゃあな」

 言うだけ言って、マドックは階段を降りていく。
 彼に服を破かれ、おっぱいが丸出しになっているセリナを残して。



 ――幸運なことに、他の客室に前の客が置いていた服があったので、セリナは事なきを得た。



 そして、夜。

「――――」

 勇者は自分の家のベッドで寝ていた。
 すったもんだの挙句、セリナとセリムの2人は宿で御馳走を堪能してから帰宅したのだった。

『ぐっすり眠れているようですね。
 子供のような表情で』

 最近のセリムは、うなされることが多かったからな。
 ここまで安らかな睡眠がとれたのは久々のはずだ。
 こんな村でも、一応は勇者にとっての癒しとなったんだな。

『勇者に隠れてヤってましたからね。
 露見していたらどうなっていたことやら』

 セリムには何も知らないまま旅だって欲しいものだ。
 ――そうしたら制裁リストにある連中を全てぶッ殺してやるから。

『……ところで、魔王様。
 気付きました?』

 ――ああ、そセリナの姿が見えないな。
 もう真夜中だというのに。

『いつの間にか家を出ていたようですね。
 もう真夜中だと言うのにどこへ行ったんでしょうかね?』

 うん、真夜中なのになぁ。

『真夜中なのに』

 …………。

『…………』

 ……なあ、側近。

『……ええ、魔王様』

 ……吾輩、凄く嫌な予感がする。

『……奇遇ですね、私もです』

 確認しなくちゃ、だよなぁ。

『もういっそこの村全部焼き払ってもいい気がしますけれども』

 いや、そういう短絡的な行動をとってはならん。
 罪のない者を傷つけるのは、吾輩のポリシーに反する。

『……分かりました。
 では、セリナの行方を追いましょう』

 うむ。



 結論から言えば、彼女は村長の家にいた。
 昨日の夜、セリムの歓迎パーティーを開いた場所だ。
 そこでは――

「んぁああああああっ!!!
 あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!
 あぁぁああああああっ!!」

 村長の家の中では、セリナを何人もの村の男達が囲んでいた。
 全員が裸になって、彼女に群がっている。

「あぅっ! んっんんっんんっ!
 あぅうっ! あんっあんっあんっ!!」

 2人の男がセリナを押し倒し、彼女の前後の穴へと性器を埋めていた。
 それ以外の連中は、思い思いにセリナの肢体を――豊かな胸を、締まった腰を、美しい尻を――舐め、揉み、弄っている。
 ……まあ、部屋の隅で休憩中の奴らもいるようだが。

「んぅううっ! ま、待って! あぁあああっ!
 ちょっと、休ませて――あっあっあっあっあっ!」

「おいおい、このペースじゃ夜が明けちまうじゃねぇか」

「今、セリムが来てるんだろ?
 あんま遅くなっちまうとまずいだろう。
 朝にはちゃんと家に帰っとかねぇとよ」

「そ、んな……あっあっあっあっあぅっ!
 もう、私、限界で――ああっあぁあああああっ!!」

 休憩を欲するセリナだが、男達は一切気にしない。
 寧ろ、身体の彼女を一層乱暴に扱いだした。

「よーし、今夜2発目だっ!」

「あ、あぁぁああああああっ!!!」

 膣を使っていた男がセリナへと思い切り股間を叩きつけた。
 びくびくと身体を震わせ、彼女の中へ精液を吐き出している。

「おい、終わったなら早く変われよ」

「ああ、悪い悪い」

 男がセリナのまんこからイチモツを抜き取ると、彼女の股間からはごぽっと白い液体が流れ落ちた。
 一人だけの量ではない――既に何度も精を注がれたのであろう。

「さて、今度は俺のを頼むぜ、と」

「んんんっ!!
 あぁああっあっあっあっあっあっ!!」

 入れ替わった男はすぐに彼女の性器へと愚息をぶち込む。

『予想通りの展開ではありますね。
 今度は輪姦ですか』

 予想を裏切って欲しかったなぁ、本当に。
 さっき側近が言ってた通り、この村全部制裁しちゃってもいいかもわからんね。

 ――っと、誰か来たな。

「――まだやっとるのか、お前等は」

 お、爺が登場してきたぞ。

『村長ですね。
 まあ、ここは奴の家ですから、居るのは当然ですか』

 こいつらを止めに来た――わけがないか。
 寧ろこいつが主導してるんだろうなぁ。

「セリムが帰ってきておるというのに、全く何をやっておるのか」

「いや、それは俺も言ったんだけどよ。
 これでもさっさと済ませようとしてたんだぜ?」

「言い訳無用じゃ!
 ほら、もういい時間なんじゃから、今日はここで解散とする!」

「えーっ!?」

「マジかよー」

「でもさ、セリナの奴もまだ物足りなさげだぜ?
 もうちょっと――」

「ああ、それは儂の方で相手してやるから問題ないわい」

「なっ!?」

「この爺、最初からそれが狙いか!」

「ふんっ! ちまちま遊んどるお前らが悪いんじゃいっ!」

 ニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながら、しっしっと男達を手で払う村長。
 彼らも村長には逆らえないのか、素直に従う。

「さーて、セリナ。
 まだ誰にも種つけられとらんかのう?
 “また”儂の子を産んでもらえるかのう?」

「うわ、出たよ、村長の巨根」

「ギンギンじゃねぇか、年齢考えろよ、爺」

「うっさい!
 儂はまだまだ現役じゃ!」

 ズボンを脱いだ村長の股間には、老人のソレとは思えない程でかい肉棒がぶら下がっていた。
 ……どんだけだ、この爺。

「ほらほら、セリナ、さっさと股を開かんか!」

「……は、はい」

 村長の言葉に、セリナはいそいそと股を開く。
 精液でどろどろになった彼女のまんこが、村長の前に曝される。

「ほいじゃ、いくかのっ!」

「あ、あぁああああああああっ!!!」

 掛け声一つで、村長は一気に自分のイチモツをセリナへと埋め込む。

「おうおう、いつ味わってもセリナの中はええのぅ。
 お前に“村の子を増やす”役目を命じてからもう大分経つが――
 はは、使い込めば使い込む程、味が増しよる!
 これも勇者の血によるものなのかのぅ?」

「あっあっあっあっあっあっ!! お、おっきいっ! おっきぃいいっ!!
 ああっ! あっ! ああっ! 私の中、ゴリゴリしてるぅっ!! あっあっあっああああっ!!」

 村長の肉棒が出入りするたびに、その“カリ”によってセリナの膣に溜まっていた精子が掻き出されていく。
 その様子を見て、男達はため息を吐く。

「おいおい村長!
 せっかく注いだオレらの精子がセリナから無くなっちまうじゃねぇか!」

「儂のちんこに負ける程度の子種でセリナを孕ませるわけにはいかないのぅっ!
 のうセリナ、お前も儂の子を孕みたかろ?」

「あっあああっあっああっ!
 あぅっあっあっあっあっあっあっ!!」

 セリナに話しかけるが、彼女はそれどころではない。
 村長の巨大な肉棒による激しい突き上げに、ひたすら喘ぎ続けている。

「かーっ!
 あんた、またセリナに子供産ませる気かよ。
 去年、出産させたばっかだろうが!」

「今度こそ俺が種付けしてやろうと思ってたのによ!
 俺だってセリナに子供産んで欲しいっつーの!」

「俺達にだって、セリナと子を作る権利はあるんだぞっ!!」

「何言っとるんじゃ!
 “つい先月に産まれた子”は、“道具屋のワック”が仕込んだ種だったじゃろが!
 自分らの不甲斐なさを棚に置いて、儂のせいにするでない!!」

「それも納得いかねぇんだよなぁ。
 あんなデブなおっさんの子供をセリナが孕んじまうなんて」

 セリナを責めながら、男達と言い争う村長。

『……魔王様、彼らの会話聞いてて思ったんですが』

 皆まで言うな。
 吾輩も検討ついている。

『セリナは、この村の男達との子供を何度も出産しているということに』

 ……もう何も言えねぇ。
 セリムを慰めてたあの台詞は何だったんだ。
 村の男連中全員とずっこんばっこんヤリ続けてたってことかよ。
 アリアといい、どうなってんだこの村。
 貞操観念低すぎだろう。

『――田舎の風習ですかね。
 村民の数が減らないように子供を一定数確保するため、一人の女性を皆で共有するとか――まあ、よく聞く話ではあります』

 滅んじまえ、そんな田舎。
 いや、この村はこれから滅ぼすんだけどさ。

「いやぁ、締まるっ!
 本当にセリナのまんこはよく締まるっ!
 歴代の“子作り役”の中では最高の一品じゃっ!」

 村長の爺は、さらに激しく彼女を責めていた。
 太い“棒”が凄い勢いでセリナの膣を行き来する。

「ああっ! あっあっああっ!
 村、長っ! 激し、過ぎますっ! んんっあぁあああっ!!
 私の子宮っ! あっ! あっ! あっ! 壊れちゃいますぅっ!!」

 涎や涙を垂らして、懇願するセリナ。
 彼女の嬌声は、今までのどの男に対してよりも大きかった。

「なに、この程度で壊れやせんっ!
 今までも散々ヤってきたじゃろうがっ!」

「あっあっあっ! そ、そんなっ!
 ああっ! あっ! ああああっ!」

「――んんっ?
 セリナの中から精液がなくなったのぅっ!
 かかかっ! これで儂の独壇場というわけじゃなっ!!」

 幾らカリで掻き出してもセリナの膣内から精子が出てこないことを確認すると、村長は高らかに笑った。
 実に醜悪な笑い声だ。

「よぉし、そろそろ出るぞっ!
 儂の子種をお前にしっかり植え付けてやるからのぅっ!!」

「あっ!! あああっ!! あっああっああっあああっ!!
 んんぁああああああっ!!!」

 パンパンと音を立てて村長の腰とセリナの股間がぶつかる。
 彼女は白目を剥きかけながら、ヨガり狂っていた。

「さぁセリナっ!
 儂の種じゃっ!
 よく味わえいっ!!」

「あぁあああああっ!! 熱いっ! 熱いぃいっ!!
 あぁぁああぁあああああああああっ!!!!」

 村長が射精した。
 その精液の量は余りに膨大のようだ。
 セリナの膣内に収まりきらず――肉棒がまだ挿入されているというのに――ゴボゴボとまんことちんこの隙間から漏れ出している。

「どうじゃ、こんだけやれば流石に着床したじゃろうっ!」

「あっ……あっあっ……
 孕み、ました……これ、絶対、孕みましたぁ……」

 満足げな笑みを浮かべる村長と、呆然としながら自分のお腹をさするセリナ。
 その様子を見た男連中には、諦めムードが漂いだした。

「あーあ、こりゃ次の子供は村長ので決まりかな」

「く、悔しいぃいいいっ!!
 今回こそはと思ったのにっ!!」

「他の女探すかぁ。
 アリアとかどうだろ?」

「あいつ、ダンが死んでからセリム一筋じゃなかったっけ?」

「今更セリムがこんな田舎の女に振り向くわけねぇじゃん。
 あいつ、王女様とも面識があるんだろ?」

「実際、昨日振られてたみいだしな」

「おし、じゃあアリアに子供作ってもらうか。
 あの女、最近変な格好してること多いけど――元々の素材はいいし、イケるだろ」

「それじゃあ、明日セリムが村を出たら、早速囲っちまおうぜ」

「ああ、セリナみたいに従順な“子作り役”になるよう、徹底的に調教してやらないとな!」

 笑顔で、なんとも薄気味悪い相談をする男達。
 ……うん、こりゃダメだ。

『殺っちまいますか?』

 なるべく苦しむやり方でな。
 一応、全く無関係な者は除外するが……この有様を見るに、ほとんどいなさそうだなぁ。
 セリナは――セリムのためだ、生かしておいてやろう。

『いいのですか?』

 勇者に残された唯一の肉親だから、な。
 こんな浅ましい姉とはいえ、居なくなるのは寂しかろう。

『……そうですね』

 では側近よ、明日までに“関係者”を全て洗い出しておくのだ!!

『御意っ!』


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