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第6話 賢者の孫娘
⑩ 教室で(H)
しおりを挟む次の日の朝。
ヴィルは一人、廊下を歩いていた(色々とヤバいので、イーファは早朝のうちに彼女の部屋まで送った)。
「おはよ、ヴィル」
「え、エルミア?」
そんな彼に話しかける、美しい銀色の髪をした少女。
――エルミアだ。
何故か、今日は朝からブレザーを着ている。
昨夜のこともあり――彼女がミニスカート姿であることもあり――動揺して少し口が震えてしまう。
「昨日はどうしたの?
私、ずっと待ってたのに」
「うっ!?」
「貴方がいつ来てもいいように、用意万端にしてたのよ?
オナニーであそこを濡らしておいたり」
「……お、おい」
いきなりなことを言いだすエルミアに慌ててしまう。
が、少女はずいっとこちらに迫り、ピラッとスカートを捲ってきた。
「ねっ? パンツ濡れてるでしょ?
ヴィルのこと想って、今日は朝からオナっちゃったの」
「そ、そういうことは――」
こんなとこで言うな、と怒鳴りたいのだが。
股間の部分に染みが出来ている縞々ショーツを目にしてしまい、二の句を継げなくなる。
その艶っぽい濡れ具合に、目が釘つけになってしまう。
「ふふふ、気になる?
私の下着、気になっちゃうかなー?」
「い、いや、その――」
「なんだったら、今からここでスル?」
「え――」
確かに今、廊下に人気は無いが。
(いやいや、そういうわけにはっ!!)
欲望を必死でかき消すヴィル。
しかしエルミアはそんな彼に抱き着いて――
「ねぇ、ヴィル――」
少女の甘い香りが鼻をくすぐる。
柔らかい肢体の感触が快楽中枢を刺激してきた。
エルミアはヴィルの耳元に口を近づけ、
「――イーファの身体は、どうだった?」
そんな爆弾発言をかましてくる。
「っっっ!?!!?」
ヴィルへの効果は抜群だった。
頭がこんがらがって、まともに思考ができなくなる。
「お、お、お前、それは、その――!?」
「別にそんな動転しなくっても大丈夫だってば。
イーファが貴方の部屋に入っていったのを見たってだけだから。
……で、あの子の感想は?」
「感想って……!?」
「えー、言ってくれないの?
ヴィルが素直にならないっていうなら――私、へそ曲げちゃうかも」
「うっ」
非がこちらにある以上、そんなことを言われると辛い。
とても辛い。
……青年は、彼女の言いなりになるしか選択肢がなかった。
「その、胸が大きかった、かな」
「そんなイーファを見れば秒で分かるような感想聞かされても」
心底つまらなさそうに、エルミア。
「ど、どうしろって言うんだ!?」
「そりゃ、おまんこの具合とか、愛液の味とか?」
「無茶苦茶だ……」
恋人のアレっぷりにちょっと引く。
いや、根本的な部分で自分が悪いのだけれども。
「で、どうだったの?」
「……初めてだったみたいで、凄くキツかった、かな。
味は――血が混じってたし、口にはしてない」
「ほほー」
自分はいったい何を喋っているのだろう?
情けなくて涙が出そうだ。
己のレゾンデートルが崩壊していくのを感じるヴィルだが、一方でエルミアはニンマリとした笑みを浮かべ、
「そんなあの子と、これから2人きりの授業なのね。
いったいナニを教えるつもりかしら?」
「いやいやいやいや、講義の最中にそんなことはしないぞ!?」
「ふぅん?
“講義の最中”、は?」
「――おぅ」
どんどん泥沼にはまっていっていく。
追い詰められていくヴィルをよそに、当のエルミアはあっけらかんと、
「別にいいんじゃない、ヴィルの好きなようにヤっちゃいましょうよ。
据え膳食わぬは男の恥だって言うし」
「うぉいっ!?」
ついついツッコミを入れる。
……まあ、ヴィルとしてもエルミアが“自分と他の女性が寝ること”に対し余り抵抗を持っていないことは知っていたが。
それでも、こんな風に勧められると戸惑いしか浮かんでこない。
「あのな――前にも似たことはあったが、俺が他の女性を抱いても君は気にしない、のか?」
「そんなわけないでしょ」
「だったら――」
「ヴィルと女の子がどんなことしてるのか、気になって仕方ないっての。
妄想だけでも結構イケちゃう感じ」
「…………」
エルミアの性女っぷりは、それなりに長く付き合ったヴィルの想像を未だ超えていた。
ちょっと頭が痛くなってくる。
「だから、気兼ねなくヴィルはイーファとエッチしてね♪」
「えー」
「貴方だって、昨日だけじゃ物足りないでしょ。
その代わり――私も混ぜてよね♪」
「ええええええ」
「いいじゃないの、それ位。
大丈夫、上手くやってみせるから」
「……そうか」
自信満々な顔のエルミアに、ヴィルは肩を竦めてそう答えることしかできなかった。
そんなこんなで、授業の時間がやってきた。
この講義も今日で5日目。
ヴィルも教師役が板についてきた。
授業自体も滞りなく進められ――
「…………はぁ」
――進められていなかった。
いや、別に講義の侵攻が妨げられているわけではない。
単に、イーファが授業に集中していないだけだ。
昨日と同じような、心ここにあらずという状態。
一応、講義内容は書き留めているようなので、注意はしていないが。
……というか、十中八九原因はヴィルにあるため、注意しづらいというのが正しいか。
(昨日の今日だからなぁ)
イーファにとっては初めてのセックスで、次の日その相手の講義を受けているのだ。
気まずくもなるだろう。
ヴィルはヴィルで、どんな態度で授業に臨もうか朝から頭を悩ませていた位だ。
「…………んぅ」
また少女のため息。
(――思い悩んでいるんだろうな)
彼女は彼女で抱かれることを望んでいたようではあったが。
だからといって、あれ位の年齢の少女が“ああいうこと”を簡単に割り切るのは難しいだろう。
立場上、叱責をする必要はあるが、それはイーファの心が整理された後が良い。
その時に、今日の内容を纏めたレジュメも渡しておこうか。
ヴィルがそう考えていると――
「――先生」
イーファが、手を上げてきた。
ヴィルは彼女の顔を見て、
「どうした?
何か質問か?」
「質問――というわけじゃないんですけど――
あの、今日はどうも集中ができなくって」
「……そのようだな」
イーファも自覚していたらしい。
「それで、先生に手伝って貰いたいことがあるんです」
「手伝い?」
授業に集中できるようになるというのであれば、ヴィルとしても協力は惜しまないつもりだった。
少女の次の言葉を聞くまでは。
「その、また昨日みたいなことシテ欲しいんですけど」
「君は何を言っているんだ」
真顔で突っ込んでしまう。
「いいかイーファ。
集中できないというのは仕方ないにせよ、今は授業中なのだからその発言は如何なものか――」
「――で、でも、先生」
少女は、スカートをスカートを捲ってきた。
突然のことに青年は慌て、
「おいっ!?
いきなり何を!?」
「先生、見て下さい。
アタシの“ココ”、また濡れちゃってるんです」
股を広げ、こちらに下着を――黒と白のストライプが入った縞パンをみせつけながら、そんなことを口にするイーファ。
ショーツの股間部分には、確かに染みができていた。
「ね、ヴィル先生。
これって、先生の子供をアタシの身体が欲しがっちゃってるってことなんですよね?」
染みが出来た部分を指さして、ヴィルを見つめるイーファ。
(……我ながら、酷い説明をしてしまった)
昨日の自分を恥じるが、今はそれどころではない。
なんとかしてこの状況を収めなければならない。
……自分の股間が、少女の肢体に反応してしまう前に!
「あー、イーファ?
その、だな」
「今朝は、凄く気分が良かったんです。
でも、先生を見てたらまた昨日みたいにお腹が熱くなってきちゃって。
気付いたら、股間も濡れてきちゃったんですよ……
だからまた昨日みたいにシテくれれば、治るんじゃないかな、と」
言い淀むヴィルへ、畳みかけてくるイーファ。
むちむちとした太ももに魅惑的な股間が目の間にあるので、ヴィルの心は揺さぶられるのだが――
「――だ、駄目だ。
仮にも講義の最中にそんなこと――」
「――んんぅっ」
「っ!?」
理性をフル稼働させるも、イーファの喘ぎ一つで、台詞を研ぎらせてしまう。
「ど、どうしたんだ?」
「なんだか――はぁっ――先生に、ショーツ見せてたら――
ん、んっ――どんどん、濡れてきちゃって――あ、うっ――
股間から“汁”が出るの、止まらないんです――」
「――!!」
思わず唾を飲む。
少女のショーツに出来た染みが、じわじわと広がっていた。
この状況で――青年に下着を見せることで、彼女は感じてしまっているというのか。
「先生、本当にダメ、ですか?
――ん、ふぅっ――アタシ、頭がふわふわしてきちゃって――
このままじゃ、授業、聞けない――」
瞳を潤わせて懇願してくるイーファ。
ヴィルは、自分の股間が熱くなってくるのを抑えられなかった。
衝動に任せ、少女に口づけをする。
「――んふっ!?」
そのまま、イーファの口内を舌で舐めていく。
「――んぁっ――せ、せんせ――ん、んんっ――あふっ――れろっ――んんぅっ――」
舌と舌を絡ませ、彼女のしなやかで繊細なベロを堪能する。
どこか甘いイーファの唾液が、ヴィルの食感を楽しませた。
「ん、ん、ん、ん――――はぅっ」
存分に楽しんだ後、唇を離した。
「――ヴィル先生?」
期待に満ちたまなざしを向けるイーファ。
ヴィルはそれに頷き、
「イーファ、机に手をついて、尻をこちらに向けるんだ」
「は、はい」
少女は椅子から立ち、言われたままの姿勢になった。
青年の目の前に、彼女の巨尻がどどんと鎮座した。
「こ、これで、いいですか?」
「ああ」
スカートを捲ると、縞模様のショーツに覆われた、柔らかそうな尻肉と対面する。
「んぁっ」
まず、揉んでみる。
プリッとした大きな尻が、ヴィルの手の動きで変形していく。
「あっあっあっああっ――ん、うぅぅぅ――」
昨夜に散々味わったおっぱいと同様、大きくてハリもある、いい尻だった。
もっと責め立てたいところだが、生憎と時間がない。
早く済ませて、授業を再開せねばならないのである。
(……前戯も必要なさそうだしな)
ショーツをずらして女性器を確認し、そう結論する。
イーファの膣口はもう十分過ぎるほど濡れていた。
すぐに“突っ込んで”問題ないだろう。
ヴィルは勃起したイチモツをズボンから取り出し、
「……挿れるぞ」
その一言と共に、中へ剛直を押し入れる。
まだ蕾の形状を保つイーファの女性器だが、昨夜よりはるかにスムーズにヴィルを迎え入れた。
「――ああっ!? あぁぁあああああっ!!」
教室に響く少女の嬌声。
それを聞きながら、ヴィルは腰を前後に動かし始める。
「せ、先生の――熱、いっ――あっ!?
あっあっあっあっあっ! ああっあっああっあああっ!!」
イーファの声が動きに合わせて漏れてくる。
同時に、彼女の膣壁がヴィルを強く締め付けてきた。
(昨日同様、かなりのキツさだ――!)
彼女の中は、まだ一度しか“モノ”を受け入れたことが無いのだ、当然だろう。
もっとも、それを差し引いても名器であることに疑いはない。
昨日の時点で、もう雄から精を搾ろうと動いていたのだから。
「あぅっ! あっあっああっあっ!! あっ! あっ! あっ! あっ!」
ピストンを続けると、少しずつ少女の喘ぎが大きくなっていった。
「どうだ。
気持ち良いか、イーファ?」
「あっあっ!――はい、すごく――気持ちいい、ですっ――あぁああああっ!
こ、腰が――浮いちゃい、そうで――あぁっあっあああっ――!」
「そうか。
なら、もっと気持ち良くしてやるからな」
腰の動きを速めるヴィル。
「あっあっあっあっあっあっあっあっ!!!」
激しくすればするほど、イーファは快楽に喘いでいった。
まるで少女を支配しているような感覚に陥る。
とても、甘美な感覚だ。
調子に乗って、彼女の尻を叩いてみる。
「あぁあああああっ!?」
パァンッといういい音と共に、甲高い悲鳴――いや、嬌声か?――が上がった。
「あっああっあっ――せ、先生、何を――?」
「……これは、イケナイ行為だからな。
君へのお仕置きも、一緒にやっているんだ」
「そ、そんな――あぁぁああああっ!?」
もう一発、尻を叩く。
やはり響くのは、パァンッという聞き心地の良い響き。
いい尻からは、いい音が出るものなのか。
「せ、先生――あっあっあっあっ!――い、いたい、です――あっあっあっあっああっ!」
「我慢するんだ。
これは、ペナルティなのだから」
「う、ぐっ――分かり、ましたっ――あぁあああっ!?」
さらにもう一発入れるも、適当な言訳を信じて耐えるイーファ。
少女の尻には、叩いた手の跡が赤く残っていた。
「あぁあああああっ!?――は、うっ――あぁあああああああっ!!?」
パンッパンッと連続で叩いていく。
少女の尻が、赤色に染まっていった。
しかし、イーファがただ痛がっているだけかというと、それも違う。
感じている。
間違いなく、彼女は尻を叩かれた感じていた。
「あぁああああああんっ!? あっあぁあああああっ!!」
証拠に、叩かれた時の少女の声は艶を帯びており。
叩けば叩くほど、イーファの股からは愛液が流れ落ちている。
その痴態はヴィルの嗜虐心をそそり。
彼は腰を振り続けながら、さらに2度、尻を叩く。
「あぁあああああっ!!――あ、あ、ああっ――あぁああああああっ!!」
ただでさえ狭く圧迫される少女の膣は、叩いた瞬間、締めつけが一際高まる。
痛いほどのソレがとても快感で、ついつい尻を責めてしまうヴィルだった。
「あぁああああっ!! あああああああっ!!
先生っ!! 先生っ!! もう、もう、アタシっ――あぁああああああっ!!」
「イキそうなのか!?
イーファ、君は尻を叩かれて、イクのか!?」
「は、い――あっ! イ、クッ――イキ、ますっ――あぁあああっ!!
アタシ、お尻叩かれてるのに――あっあっああっああっ!――イっちゃいますっ!!」
恍惚とした顔で頷くイーファ。
膣を突かれる刺激と、尻を叩かれる刺激が二重の快楽となり、少女を追い込んでいった。
「よし、イケ!
イクんだ!」
パァン、パァン、と少女の尻に手を打ち付け、その上で股間に腰を叩き込む。
徹底的な責めによってイーファは、
「あっあっあっあっあっあ!!!――あぁぁああああああああああっ!!!!」
思い切り肢体を仰け反らし、絶頂した。
その煽りで膣が収縮し、ヴィルの股間を思い切り搾ってくる。
「――ぐっ!」
ヴィルもまた、限界へ。
精液を少女の膣内へと注ぎ込んでいく。
「――うっあっ!――あうっ――あ、あっ!――ああっ!」
イーファの肢体に、絶頂の余韻による痙攣が始まる。
大きく口を開け、白目を剥きかけながら悶える少女。
「――――ふぅ」
ヴィルはそんな彼女へ、最後の一滴まで精子を注入し終わる。
イチモツを引き抜くと、イーファの膣口からは白濁した液体がどろりと流れ落ちた。
「――はっ――はっ――はっ――はっ――」
荒い呼吸音が聞こえる。
少女のモノだ。
青年は彼女に、後ろから声をかけた。
「さて、終わった訳だが――授業に戻れそうか?」
「――はっ――はっ――――は、い。
だ、大丈夫、です……♪」
振り返るイーファの顔には、艶めかしい笑みが浮かんでいた。
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