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第6話 賢者の孫娘
⑥ 制服(H)
しおりを挟む視界が、青と白の縞模様で埋もれる。
鼻孔には、ほのかな雌の甘い匂い。
ヴィルは今、しゃがみ込んでエルミアのスカートの中へ頭を突っ込んでいた。
至近距離で見る縞々のショーツと、それに覆われた少女の恥丘は、今日一日抱き続けた青年の欲望を満たすものであり。
「やーねー、必死になっちゃって。
そんなに私のパンツが見たかったの――先生?」
「っ!?」
ドクンッ
心臓が跳ねる。
“先生”という単語、それで呼ばれることの背徳感に、興奮が増大していく。
「いいのよー、先生?
私の股間に頬ずりしても、お尻を触っても。
今なら、何だってしていいの」
エルミアのその言葉がきっかけ――という訳でもないのだが。
ヴィルは彼女の股間へかぶり付いた。
「――あんっ♪」
唇で感じる、すべすべしたショーツの布地。
そんな下着へ口を吸い付け、思い切り深呼吸する。
「は、あ、ああっ――そんなとこで、息しちゃ――」
ショーツの中に篭っていたエルミアのかぐわしい香りが、肺の中を充満していく。
(――なんだこの、幸福感!)
男として生まれて良かった、と。
この少女を恋人になれて良かった、と。
心底、感じる。
(――もっと、もっと!)
呼吸を続け、彼女の匂いをかき集める。
そして空いている両手はエルミアの尻に回し、縞パンごと彼女の尻肉を揉みしだいた。
ハリのある柔肉は、実に揉み応えがある。
「んぅっ! ああっ!
そんな、強くされたら――気持ち良く、なっちゃうっ――あぁああんっ!」
頭上から嬌声が聞こえた。
その言葉に偽りはないのだろう。
ショーツ越しに吸う“空気”に、湿気が帯びだしたのだ。
「あぅ――はぁぁぁ――おまんこ、吸われて――お尻、揉まれて――
あ、あぁあぁぁぁ――」
うっとりと、エルミアが息を吐いた。
股間はますます濡れていく。
縞パンに染みができ始めたことを、唇の湿りで感じる。
「はあぁぁぁ―――あ、あぁぁぁぁ――
お願い、先生、アソコ、舐めて。
私のクリトリス、先生に舐めて欲しいの」
懇願が耳に入る。
お望み通り舌をショーツに這わせると――程なく、陰核を発見した。
生地布の上からでも分かる程、エルミアのクリトリスはぷっくりと膨らんでいる。
それを、舐める。
舐める。
舐める。
「あ、あぁぁあああああっ――
気持ち、いいっ!
クリトリス、気持ちいいっ!
ああ、あぁあああああっ――!」
少女は、ヴィルの頭を掴んできた。
そのまま、自分の股間を青年の顔に擦り付け出す。
「あ、あ、あ、あ、あ――
先生、もっと、してっ――あ、ああ、ああ、あああ――
クリトリス、いっぱい舐めて!
お尻、いっぱい揉んで!」
言われるまでもない。
舌の先端で少女の“豆”を突き、クンニし続ける。
愛液がヴィルの口元に伝わってくるほど、彼女は濡れていた。
ぎゅうっと、尻肉を握り締める。
指がエルミアのお尻へ食い込んでいく感触。
最高だ。
「あっあっあっあっあっ――そこっ!
そこっ、もっと、もっと!――あっあっああっあっああっ!!」
エルミアはエルミアで、より強く股間を押し付けてくる。
ヴィルを窒息させかねない勢いだ。
負けられない。
ここで負けては男が廃る。
青年は、彼女の陰核に歯を立てた。
布がある分、いつもより強く。
「あっ! あぁああああああっ!!?」
途端に喘ぎが激しくなる。
ショーツ越しと言えど、十分すぎる刺激だったようだ。
エルミアの痴態に満足し、ヴィルはさらにカリカリとクリトリスを噛む。
「あっ! あっ! あっ! ああっ!
凄いっ! あっ! 凄いのっ! あっ!
あっ! あっ! あっ!――来ちゃう!!
凄いのが、も、すぐ、来ちゃうのっ!!」
ガクガクと、少女の足が震えだした。
押し寄せる快楽の波に、まともに立っていられないようだ。
ショーツからは愛液がピチャピチャと滴り落ち始めている。
だからといって、手加減はしない。
噛み切る一歩手前の力で、下着ごとエルミアの陰核を噛んで、噛んで、噛んだ。
「あぁああああああっ!!?
あっ! ダメっ! ダメっ!! 来るっ!! 来るっ!!
あっ! ああっ!! ああっ!! ああぁぁぁああああああああっ!!!」
エルミアの肢体が硬直した。
その一瞬の後、2,3度小さな痙攣を起こす。
「はぁー……はぁー……はぁー……
……イ、イっちゃったぁ……」
呆然と、力なく呟く少女。
青年の頭を抑えつけていた手からも力は抜け、今は軽く置いているだけの状態だ。
ヴィルはスカートから抜け出し、立ち上がる。
まだ絶頂の余韻から立ち戻れず、棒立ちしているエルミアを抱きかかえ――
「――あっ」
ベッドへ仰向けに横たわらせた。
間髪入れず、その上へ覆い被さる。
エルミアの整った容貌が、眼前に迫った。
「ヴィル先生。
私を、抱きたいんでしょ?」
「当たり前だ」
少女の問いに、短く返す。
と同時に、制服の上着を引き千切るように開けさせる。
「ああっ♪」
エルミアの嬉しそうな声。
たちまち露わになる彼女の乳房。
イーファ程の大きさは無いが、その形は美しく。
ヴィルの視覚を引き寄せた。
「――あんっ!
今度は――おっぱい、欲しいの?
スケベな先生なんだから――あぁあっ」
双丘の先端にある桜色の果実を口含む。
一度イっていた少女のソレは、既に固く勃っていた。
「あ、あぁああ――ふふ、くすぐった――ああぁあああっ
先生、私のおっぱい、美味しい?」
「――美味い。
最高だ、君の――ココは」
一心不乱にチュパチュパと乳首を吸う。
舌の上に転がす。
歯で甘噛みする。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あっ!
先生の口、いやらしく動いて――あ、あ、あっ――気持ち、いいっ――!」
刺激を与える度に、少女の肢体は小さく震える。
彼女は息を乱れさせながら、
「はぁっ――あぁっ――せ、先生――
切ない――あ、あ、あ――切ない、の。
おっぱい、だけじゃなくて――」
一つ、呼吸を入れた。
「――アタシのおまんこに、先生のぶっといちんぽ、ずぼずぼして下さい」
「――っ!?」
驚く。
今のは、イーファの声だ。
思わず、胸をしゃぶるのを止めて少女を確認してしまう。
「ふふふふふ。
今の、似てた?」
そこには、上気した顔でニヤニヤと笑うエルミアが居た。
「――お、お前な」
「何? あの子じゃなくてがっかりした?」
「そんなわけ無いだろう!」
「だったら――ねぇ、早くしましょ?
我慢できないの、本当なんだから」
ヴィルの太ももに、股間を擦り付けてくる。
彼女の縞パンは、もうぐっしょりと濡れていた。
「先生――お願い、します」
そしてまた、あの女学生の真似。
ヴィルはすぐに股間の自身を準備した。
我慢できないのは、こちらも同じだ。
青年の愚息は脈を打って、高く勃起している。
「――やるぞ」
少女のショーツをずらすと、愛液の滴る花弁が顔を覗かせた。
その中心へ己の棒を当てると、腰を一気に推し進める。
「ああっ! あぁああああああっ!!!」
歓喜の嬌声をエルミアが上げた。
十分に濡れた彼女の性器は、ヴィルの侵入を歓迎する。
だというのに。
(うおっ――きついっ!?)
挿入の容易さに反し、膣肉は入ってきた愚息をぎゅうぎゅうと締め付ける。
“もうここから出さない”という意思を感じてしまう程に。
――それでもヴィルは、ピストンを開始した。
「あっ! あっ! あっ! あっ! あっ! ああっ!!」
気持ち良さそうに喘ぐエルミア。
いつもと違う半裸のブレザー姿で彼女が乱れる様は、この上なく魅力的だった。
「あっ! あぁあっ! あっあっあっ! あぁあああっ!!」
腰を一回動かすと、おっぱいが一度プルンッと揺れる。
濃厚で味わい極上なプリンを思わせる少女の胸。
先程まで吸っていたその果実を両手で掴み、揉んで、抓る。
「あっ! あっ! あっ! おっぱいっ!! おっぱいがっ!!
あっあっあっあっあっあっ!! ぐにぐにされちゃってるぅっ!!
あ、あ、あ、あ、あ、ああっ!!」
少女が感じれば感じる程、彼女の膣はヴィルを強く握りしめる。
絡まったヒダに肉棒が下から上まで扱きあげられ、快感が脳天まで駆け抜けた。
「あっ! イイっ! イイっ! イイのっ!!
先生っ! せんせいっ! あっあっあっあっあっ!!
私、もっ――私も、動く、からっ!」
言葉通り、エルミアは腰を少し浮かして自ら動き出す。
2人の動きが重なり合い、パンパンッと肉のぶつかる音が響く。
「――はあぁぁぁぁぁっ――イイっ!――イイっ!!
気持ちよくて――もう、イっちゃうっ!!」
少女の顔は快楽に蕩け、恍惚としていた。
艶っぽいその表情をもっと眺めていたいのだが――ヴィルの方も、限界が差し迫っている。
本能が、“この女に種付けしたい”と叫んでいるのだ。
「俺もだっ!
俺も、イクっ!」
「うんっ!――来て、来て!
先生っ! 私の中に、ザーメンびゅるびゅる、てしてっ!!
あっあっあっあっあっああああっ!!!」
未だ先生呼びしてくるあたり、向こうにはまだ余裕があるのだろうか。
だらしなく口を開き、目尻に涙をためている様子からは、とてもそうは思えないのだが。
「あっ!? あっ! あっ! あっ! あっ! あっ!!
イクッ!! イクッ!! 先生、私、イっちゃうっ!!」
少女の腰が完全に浮き、背を反らしだした。
もう、すぐだ。
「いいぞ、イケ!
俺も、出すっ!!」
「ああっあっあっあっああっあああっ!!
先生っ!! せんせぇええええええええっ!!!」
――押し寄せる快感で視界が白くなる。
そんな快楽の中、ヴィルは己の精を解き放った。
「――ヴィル。
――ん、ん――んぅ――チュッ――ん――」
“行為”が終わった後。
ヴィルとエルミアはベッドで未だ抱き合っていた。
互いの温もりを確かめ合い、時折キスを交わす。
「――今日は、このままずっとするの?」
「ああ、朝までヤってやる。
眠れるなんて思うなよ」
「えー、やだー。
私、明日も学院回ってたいのにー」
「そんな格好で来る、君が悪いんだろう」
「本当にお気に入りなのね、この制服。
生徒もエッチな目で見ちゃってたりして――――あんっ!」
変なことを言いだすエルミアの胸を揉む。
同時に、耳を舐めてやる。
「あ、あ、あ――そこっ――感じ、ちゃうっ――
あぁ――ああぁ――ヴィルっ――ヴィルっ――!」
「エルミア――!」
再び、少女の上に覆い被さる。
さぁ二回戦開始――と、そんなところへ。
「ヴィルさーん、いらっしゃいますかー?」
「約束通り、今日も話しに来たぜー!」
ドアを叩く音。
例の教師達だ。
(……そういえば、そんな約束してたな)
昨夜の談話で、今日も魔法研究についての話し合いをしようと言っていたのだった。
教師という立場でここに居る以上、断るのは彼らに申し訳が無く。
ヴィルは、すまなそうにエルミアを見つめ、
「――あの、すまん、エルミア」
「いいわよ、気にしなくても。
帰ってきたら、続き、しましょ?」
「恩に着る」
彼女の了解を得ると、青年はいそいそと服を着だすのだった。
その後。
ヴィルが部屋から出るのを(教師達にばれないよう隠れて)見送ってから。
「――ふっふっふっふっふっふ」
エルミアもまた、部屋を後にした。
「うっうっうっうっ――ちょっと、はしゃぎ過ぎました――」
ボロボロになった体を引きずって、イーファはようやくベッドに到着する。
魔法が使えるようになったのでついハイになって、午後のトレーニングを頑張り過ぎたのだ。
おかげで筋肉痛が凄いことになっている。
治癒魔法を使おうにも、もう精神力が残っていない。
流石にシャワーも浴びず眠るのは乙女的に許せなかったので、どうにかこうにか浴槽へ行き。
いつも倍以上の時間をかけて身体を洗い、震える手でパジャマに着替えて。
こうして寝る準備が整ったわけである。
「明日は、もうちょっと体力配分を考えないと――」
完璧にオーバーワークだった、とイーファは思う。
――もっとも、手を抜こうにもヴィル講師がそれを許さない可能性も十分あるのだが。
「では、おやすみなさ――」
誰にともなく挨拶をして寝ようとした、その時。
コンッコンッと扉をノックする音が。
「――はえ?」
誰だろうか?
痛む脚を何とか動かし、自室の扉を開けると。
そこには、綺麗な銀色の髪をした、美しい少女が立っていた。
「――こんばんは、イーファさん」
「あ、アナタは――エルミア、様!?」
“勇者の一団”に選ばれし聖女、エルミアだった。
彼女はイーファに微笑みかけ。
「敬称など付けずとも結構ですよ。
そんなに畏まれては、私の方が恐縮してしまいます」
聖女らしい丁寧な言葉遣いで、自分とほとんど年齢の変わらない少女は話す。
そう言われてしまっては、様付けはかえって失礼か。
「え、えと、では、エルミアさん。
こんな時間に、何の御用で――?」
「はい。
私の守護騎士であるヴィルが、イーファさんをお世話することになりましたので。
微力ながら私も貴女に力添えしたく、馳せ参じたのです」
「――は、はぁ」
要領が掴めず、生返事してしまう。
ちなみに、ヴィル講師が聖女の守護騎士だという話は伺っている。
“帝国”出身で、かつ魔法にも長けた人物を守護騎士にできるとは、“勇者の一団”はやはり凄い方々なのだろう。
それはともかく。
「あのー、力添えとは、いったい?」
「はい。
ヴィルの講義を受けて、大分お疲れの御様子。
そのままでは、明日の講義にも支障が出てしまうでしょう。
ですので、もしよろしければ――マッサージを、受けてみませんか?」
……この時、エルミアの瞳が怪しく光ったことに。
イーファは、気づくことができなかった。
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