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第2話 宿場町へ

① 性女の理由

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 ――例え話をしよう。

 ある少女が、恋をしたとする。
 相手は、隣の国の“王子様”。
 会ったのは、幼い頃に一度だけ。
 たったそれだけの出会いで、一目惚れしてしまった。

 だが、少女は王女様ではない。
 貴族ですらない。
 とてもじゃないが、“王子様”とは釣り合わない。
 “王子様”も、自分と会ったことなど覚えていないだろう。

 でも少女は、諦められなかった。
 少しでも“王子様”に近づこうと、必死に努力した。
 毎日毎日、また“王子様”に会える日を夢見て、ずっと努力を重ねてきた。

 そして、少女は国の“代表”に選ばれた。

 ――これで“王子様”に会えるかも。

 そう喜んだのも、つかの間。
 成功した少女を、周囲が妬みだしたのだ。

 少女を亡き者にしようと、放たれる刺客。
 小さい頃から自分の世話をしてくれた“先生”が殺され、次は自分の番。
 少女の人生は、ここで終わり。
 今まで努力は、水の泡。

 そんな時。
 全てを諦めきった、その時。

 “王子様・・・”が助けに来てくれたら。
 悪い奴らをやっつけて、少女を優しく介抱してくれたら。



 きっと、頭がぶっとんでしまう・・・・・・・・・・に違いない。
 この千載一遇のチャンスをものにしようと、なりふり構わず、我武者羅に動くに違いない。
 例えば、既成事実とか?



 ――勿論、これはただの例え話だ。
 現実に“王子様”へ憧れる少女など、いない。

 ただ。
 ただ、少し。


 流石に“突っ走り過ぎた”ような気がする。








 休憩所での一夜から、さらに1日が経った。
 ヴィルとエルミアの2人は無事、宿場町に――辿り着いていなかった。

(……なんでこんなことになってるのかしら?)

 エルミアは胸中で愚痴る。
 順調に行っていれば――いや、ある程度もたついていたとしても、今日くらいには宿場町に到着する予定だったのだ。
 なのに、2人はまだ街道に居る。
 何故ならば。

「うーむ、数が多いな」

 ヴィルのぼやきが聞こえた。
 彼は、呑気にため息をつきながら、襲い掛かる巨狼バーゲストを斬り伏せていた。
 体長が自分の2倍はある、怪物を。

 今、彼女達は魔物に取り囲まれているのだ。
 その数、ざっと100は下らない・・・・・・・・
 バーゲストの大群である。

 バーゲストとは、“王国”に広く分布する魔物だ。
 姿形は黒い毛並みの狼で、しかしただの狼に比べると遥かにでかい。
 まだ子供の頃で1m、成長すれば3,4mにもなる。

「……普通、軍隊案件よね、これ」

 何となく、声に出して言ってみた。

 バーゲストは単体であれば、そこまで強力な魔物というわけではない。
 装備と注意を怠らなければ、一般的な兵士で対処可能だ。
 しかし、奴らは群で行動し、集団で狩りを行う。
 群れた時のバーゲストの危険度は、上位の魔物に匹敵する。

 100匹を超えるともなれば、1つの自治体での対処は不可能な程だ。
 領主、或いは国が軍を動かす必要さえでてくる。
 ひょっとしたら、既に討伐隊が組まれているかもしれない。
 何せ、街道を歩いていたらいきなり“こんなの”に出くわしたのだから。
 他にも被害は出ているに違いない。

 しかし、そんなバーゲスト達を、ヴィルは――

(――気持ちいいくらい、サクサク倒しちゃってるのよねー)

 彼が負けるわけ無い・・・・・・・・・と分かっていたエルミアであっても、その光景は圧巻だった。
 周りを囲われているというのに、まるでバーゲストの攻撃は当たらない。

 振り下ろされる爪を、襲い来る牙を、のしかかる巨体を。
 躱し、流し、受け、捌く。
 そして狼の隙を見ては、剣の一閃で両断する。

 吟遊詩人が謡う英雄譚もかくやという活劇っぷりだ。
 ただ――

(なんかね、分身とかされるとね、現実感薄れるのよね)

 その様は、人間が戦っているように見えないのが玉に瑕だった。

 普通、人は2人に分かれたりしない。
 空中で方向転換なんてできない。
 空を走るなんて、もってのほかだ。
 あと、剣の長さより斬った“断面”の方が大きいのはどういうことなんだろう?

 たぶん、余りに早く動いているため、残像とか衝撃波とか真空波とか、そういうもののせいでそんな感じに見えているのだと思うのだが。

(マジックアイテムも装備してないし、魔法による補助も受けてないし。
 素でアレやってるとか、ありえなさすぎない?)

 根本的な話として、残像や衝撃波や真空波を発生させること自体がまず人間離れしてる。
 使っている剣だって、安物ではないものの普通に市販のものだ。

 そんな怪物じみたヴィルを見て、エルミアは――

(………………格好良い♡)

 ――顔を赤く染めていた。

 ヤバかった。
 ヤバすぎた。
 今すぐ歓声を上げてしまいたいくらい、感激していた。

 “あの人”が戦うところを、こんな間近で見れるだなんて。

(――でも)

 少し、寂しくもあった。
 やっぱり、“あの人”は自分なんかとは住む世界が違うのだと。
 その現実を、見せつけられているようで。

(やっぱり、エッチしかないわね!)

 改めて決心する。
 彼をモノにするには、既成事実では足りない。
 英雄色を好むというし、子供の一人や二人で縛ることはできないだろう。

 エロだ。
 エロなのだ。
 徹底的にエロエロな目に遭わせて、もうエルミアの身体じゃなきゃ満足できないまでにしなければ!

(やってやろうじゃないの……!)

 握り拳を作る。
 彼は奥手のようだから(背負って貰ったとき、背中におっぱいを散々押し付けたのに、全く襲ってくる気配が無かった)、自分から徹底的に行くしかない。
 王都へ辿り着くまでに、必ず自分へ嵌らせてみせる!


 ……とまあ、それはそれとして。


「まだ、終わらないのねー」

 圧倒的な戦力で敵を蹴散らすヴィルであったが、バーゲストの数はそれ程減っていなかった。

 理由は明白。
 彼が、エルミアを守りながら戦っているからだ。
 狼を少女に近づかせないことを、倒すことよりも優先している。
 だから、なかなか数が減らない。

(それは、凄く嬉しいんだけど)

 もう、結構な時間、奴らのために足止めを食らっている。
 バーゲストに出会う前にも、彼らの痕跡を見つけてはルートを迂回していたため、かなり大回りしてきたのだ。
 ……結局こうして遭遇してしまったのだから、いっそ何も考えずに直進してしまっていた方が良かったのかもしれない。

 このままでは、今日中に宿場町へ辿り着けない可能性がある。

(ただでさえ、昨日は大して進めなかったのに)

 その原因の大半はエルミアにあるのだが。
 いや、ヴィルも乗ってきたのだから、半々か。

「……私も、手伝おうかな」

 幸い、彼女は今だいぶ手隙だ。
 これなら、詠唱に時間のかかる魔法を使うこともできるだろう。

「そうと決まれば早速!」

 エルミアは目を閉じ杖を掲げ、呪文を唱え始める。
 詠唱が進むにつれ、うっすらとした光が彼女を包みだした。

 それに気づいたバーゲストが、エルミアを襲おうとするが、すぐにヴィルに止められる。
 青年もまた、少女が何をしようとしているのか、察したようだ。
 より堅牢に、エルミアを守りだす。

 少女の周囲に風が渦巻く。
 放つ光がさらに強さを増す。

 ――そして、呪文は完成した。

「――<烈火爆撃弾ブレイズ・バースト>!!」

 結言と共に杖を振り下ろす。
 同時に、天空から一筋の赤い火線が落ちる。
 それは、バーゲストの群れのど真ん中へ着弾し――

 爆発。

 炎が、風が、瞬く間に拡散し、巨狼達を飲み込んでいく。
 成す術も無く、彼らは焼き焦がされ、吹き散らされる。

 そして。

「あーーーーーーーーっ!!?!!?!?」

 ついでに、バーゲストと戦っていたヴィルも飲み込む。
 青年もまた、爆炎の中へ消えていった。

「――あれ?」

 きょとんとした顔になるエルミア。

「ちょ、ちょーっと、思ったより範囲が広かったような?」

 冷や汗を垂らしながら、そう零す。
 やはり、いきなり実戦で初めての魔法を使うのは危険だったようだ。

「いやー、怖いわー。
 私の才能が怖いわー」

 現実逃避を図るかのように、明後日の方をむいてうんうん頷くエルミア。
 確かに、ぶっつけ本番で最高難易度の魔法発動に成功し、しかも予想より遥かに高い破壊力を叩きだしたのだ。
 少女に才能があるのは間違いない。

 ただ、明後日の方を向いていたせいで――

「……おや?」

 ――少女は、自分にも爆風が迫っていることに、ギリギリまで気づけなかった。


 戦場にいる者、その全てを、炎は焼き払っていく。






「……ぷはぁっ!!!」

 瓦礫を払いのけ、エルミアは立ち上がった。
 けほけほと咳き込みながら、身体を確認する。
 ――どうやら、目立った怪我は無いようだ。
 埃だの塵だので、服や肌が真っ黒になってしまったが。

「――ふぅ。
 死ぬかと思った」

「それはこっちの台詞だぁああああっ!!!」

 エルミアから離れたところで、地面をぶち破りヴィルが姿を現す。
 彼は少女に詰め寄ると、

「君はアレか!?
 俺を殺す気なのか!?」

「かすり傷一つ付いてないじゃない」

 それはそれで信じられなかったが。
 あれだけの破壊を撒き散らした魔法を食らっておいて、青年には傷らしい傷が見当たらなかった(汚れは酷いが)。
 爆心地からかなり離れていたエルミアはともかく、ヴィルはかなり勢いのある炎に巻き込まれたはずなのに。
 ちなみに、バーゲスト達は今ので全滅している。

「そういう問題じゃない!!」

 彼女の疑問は一瞬で却下された。

「君は聖女だろう!?
 もっと、こう、他にあるだろう!!
 俺をサポートする魔法とか!!
 敵を追い払う魔法とか!!」

 確かに。
 聖女――というか、教会に使える僧侶は、支援系魔法やら非殺生の魔法やらを得意とする。

「あー、うん、支援魔法ねー。
 私、それ嫌いなのよ。
 ほら、どうせ支援魔法使ったところで、敵をどうこうしなくちゃいけないことに変わりはないでしょ?
 だったら、そんなのより攻撃魔法唱えて直接敵倒しちゃった方が早いじゃない」

「戦いの多様性を否定するな!!
 一辺倒の戦法は行き詰まりやすいんだよ!!
 そもそも、そういうことは魔法使いがやるだろう、魔法使いが!!」

「いや、でもね。
 これはちょっと自信あるんだけど。
 ――そんじょそこらの魔法使いより、絶対、私の方が攻撃魔法上手いわ」

「聖女がする自慢じゃないぞっ!!?」

「それに私、攻撃魔法以外使えないし」

「……はぁっ!?」

 ヴィルが目を見開いて驚く。
 口もあんぐりと開け――相当にショックだったのか、そのまま動かなくなる。

 しばしの後、真顔で質問してくる。

「Are you a saint?(貴方は聖女ですか?)」

「Oh, Yes! I'm a saint!(はい、私は聖女です!)」

 思わず不思議な言語を使う2人。

「ふざけるな!!?」

「ふざけてきたのはそっちじゃない!!」

 どっちもどっちな言い合いである。

「…………はぁ。
 とんだ聖女が居たもんだ」

 がっくり肩を落としてヴィルはため息をつく。
 直後、ふと何かを思いついたようで、

「――君。
 まさか、いくらなんでも回復魔法が使えないとかは、ないよな?」

「…………えへ?」

 エルミアは、首を傾げてにっこりと笑った。
 図星だった。

 ヴィルが激高する。

「お前のどこが聖女だっ!!?」

「ちゃんと聖女に選ばれたんだもん!!
 寧ろ、今の聖女のトレンドは私なのよ!!
 時代が私を求めているの!!!」

「どうなってんだよ、この国はっ!!!!」

 そんなことを言われても知らない。
 エルミアが“攻撃魔法の腕を買われて”聖女になったのは、紛れも無い事実なのだから。

「選考した人間の頭が腐ってたんじゃないのか。
 もしくは、脳が筋肉でできていたか」

「酷い言いぐさねー。
 私に魔法を教えてくれた師匠も、『君の考え方は間違ってない。どうせ癒しの腕を磨いても君程度の才能じゃ聖女になれないし』って言ってくれたのよ?」

「それは――蔑まれていたんじゃないのか?」

 何故か、憐れんだ目をしてくるヴィル。
 その理由に気付いてしまうとなんだか悲しい気持ちになりそうだったので、エルミアは話題を変えた。

「んー、私も貴方も、かなり汚れちゃったわね。
 町へ向かう前に、水浴びでもしていかない?」

「また露骨な話題転換を。
 まあ、いい。
 俺がとやかく言う話じゃないな」

「うんうん、そうそう♪」

「……二度と俺を巻き込むなよ?」

「ぜ、善処します」

 睨み付けられ、目を反らしながらぼそぼそ言葉を紡ぐ。
 その態度に思う所が無いわけではなかろうが、言っても仕方無いと思ったのかヴィルは肩を竦めるだけだった。

「さ、ささ。
 早く行きましょ!
 急がないと、今日中に町へ行けないわよ!」

「ああ、分かってる分かってる」

 エルミアに背中を押され、ヴィルも歩き始める。

「あ、それと――」

 青年の背に額をこつんと付ける。

「なんだ?」

「――あの、ホントに、ごめんなさい。
 ちゃんと反省してます」

「…………」

 その言葉に、青年は少し沈黙した。
 今更の謝罪に呆れた――わけではなさそうだ。
 ヴィルは、優しい口調で、

「……反省しているっていうのなら、それでいい。
 俺も、それ程気にしちゃいない」

「――ありがと」

 そう、小さく呟いた。


 地図によれば、この近くに川が流れていたはず。
 エルミアとヴィルは、そこを目指して動きだすのだった。


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