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第11話 本当はエッチな冒険者生活
⑩ 2日目の夜(H)※
しおりを挟む“疲れマラ”とうものをご存知だろうか?
体力が減少すると、かえって股間が元気になってしまう現象だ。
この日、ヴィルは(体力的な意味ではなく精神的な方向で)疲れ切っていた。もうくたくただ。
迷宮から脱出した後、すぐにパーティーを解散した程の疲労具合である。
つまりどういうことかと言うと――
「あっ、ひっ、あっ、あっ、あっ! ヴィルさん、激し、過ぎ、ますわっ! あっあっあっあぁああああっ!!!」
――こういうことである。
クリス達と別れたヴィルは、依頼していた服の仮縫いを行うためセリーヌの店を訪れたのだが、件の“疲れマラ”の影響か、そこで性欲を持て余してしまったのだ。
そんな状態で目の前には妙齢の美女が居るのである。
手を出さない方がおかしいと思わないだろうか?
「お、お、お、お、お、おっ! 凄い、ですっ――おちんぽ、お腹に響いて――あひぃいいいいいいっ!!」
壁に手をついたセリーヌに後ろから覆いかぶさり、後背位の姿勢でガンガン責め立てる。
前戯など一切なしのセックスだったのだが、彼女の方も慣れたもの。
まる出しになった股からは、既に愛液が流れ始めていた。
おかげで膣肉はあっという間にほぐれ、女性器はいつものように柔らかくイチモツに絡んでいる。
「あっひっひっひ、いぃいいいっ!! 子宮、叩かれてっ! 叩かれてぇっ!! んほぉおおおおおおっ!!?」
巨尻をがしっと掴み、幾度も股間を打ち付けていく。
一度当たる度に柔らかい尻肉がぷるんと揺れ、
「あぁああああっ!!」
嬌声が部屋に響く。
ちなみにもう店は閉まっているので、幾らヤってもバレるようなことは無い。
そんな訳で青年は、己の欲望の丈を目の前の美女にぶつけていた。
「おぉおぉおおおっ!! イクっ!! イクぅううううっ!!!」
ビクビクっとセリーヌの肢体が痙攣する。
膣がぎゅっと締まり、イチモツを固く搾り上げてきた。
だがそんなことは意に介さず。
ヴィルは腰を振り続けた。
「んぁあああああああっ!! イキました!! イキましたのにぃっ!! こんなっ、こんなぁああああああああああっ!!!」
キツく絡みつくヒダの中を、イチモツが強引に押し通る――その感触が実によい刺激であった。
さらに長い黒髪を振り乱して淫らに悶えるセリーヌの姿も、興奮を助長させる。
ヴィルはより強く、より深く剛直を動かし――
「お”っ!!? お”お”お”お”お”お”お”お”お”お”!!!! は、入りましたぁっ!! 子宮におちんぽ、入っちゃいましたぁっ!!!!」
――とうとう、亀頭は子宮口を突破し、その中へと滑り込んだ。
カリの部分がちょうど“入口”に引っ掛かり、いい塩梅である。
「あ”っ!! あ”っ!! あ”っ!! 奥っ!! 奥突かれて!!? あ”っ!! あ”っ!! あ”っ!! あ”っ!!!!!」
セリーヌの顔は、ありとあらゆる穴から液体が垂れ流れていた。
下半身も同様で、膣口はビチャビチャと音を立てて愛液を漏らしている。
そんな有様の彼女を十分に堪能したヴィルは、
「よし! イクぞ!!」
一言そう宣言した直後に、己の精を解放する。
愚息の先端から勢いよく精液が迸り――
「あぁあああああああああああああああっ!! 熱いっ!! 熱いのぉおおおおおおおおおおおっ!!!!」
――セリーヌは恍惚とした表情のまま、意識を手放した。
とまあ、そんなことがあったのがつい先刻である。
すっきりとした気分のヴィルは、宿へと辿り着いていた。
……どうせこの後、エルミア達ともヤるんだろう、という突っ込みがあるかもしれない。
しかし、考えてみて欲しい。
エルミアとイーファはこの王都で書類仕事の最中なのだ。
昨日はちょっとアレな感じであったが、まあ初日ということもあり早々に仕事を切り上げたのだろう。
だが今日はそうもいくまい。
一日中、かかりきりでアレやコレやの報告書を執筆していた筈だ。
そんな彼女達に夜の相手までさせてしまうのは流石に忍びない。
セリーヌを散々責め抜いたのは、そういうヴィルなりの気遣いが所以なのだ。
……彼女にはちゃんと謝ったし、事後に了承も貰ったので許してほしい。
という訳で、後顧の憂い的な何かを解消した彼は意気揚々と自室の扉を開け――
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、コレ、凄いっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ!!」
「も、もう、もう、イった、イキましたから、あ、あ、あ、止め、止めて、エルミアさ、あ、あ、あ、あ、あ!!」
――秒で後悔した。
部屋の中は、なんというかもう、トンデモナイことになっていた。
まず、鼻につく匂いが凄い。
雌の香りが部屋中にむわっと蔓延していた。
どれだけ淫行を重ねればここまで濃密になるのか、という程の淫臭である。
部屋のあちこちには愛液と思われる“水たまり”ができている位だ。
そしてこの匂いを醸し出している下手人は言うまでもない。
エルミアとイーファである。
彼女達がどうなってしまっているのかというと。
「い、い、いいっ、いいのっ、あ、あ、あ、あ、あ、あっ!!? 奥、震えて、あ、あ、あ、あ、あ、あああっ!!」
「お、おぅっ! おっ! おっ! おっ! おっ! おっ! アソコ、アソコがおかしくなっちゃいま――おぉおおおおっ!!」
……服装は昨日と同じである。
エルミアの全身タイツだったり、イーファのピチピチスパッツだったり、この時点でかなりキケンなのだが現在の惨状の原因ではない。
では2人はナニをしてしまったのかと言えば――ぶっ刺しているのである。
極太のディルドーを、自らの秘部へ。
「あっ! あっ! あっ! ああっ! あっ! またイク、またイっちゃいますよぉおおおおおっ!!?」
赤い髪の少女イーファは女性器に一本。
「おっ! おっ! おっ! おっ! おぉおおおっ!!? イ、クッ!? イクイクイクっ!!? 私も、イっちゃうぅううううっ!!!」
銀の聖女エルミアは膣だけでなく、菊門にまでディルドーを突っ込んでいた。
しかも、ディルドーはご丁寧に“服の下”へ仕込んでいるのだ。
タイツやスパッツに引っ掛かり、どれだけ動いても穴から抜け落ち無いようにしてある。
……衣服がディルドーの形に盛り上がっている様子は、正直なところ相当にフェチ心がくすぐられたりもするのだが。
「あ、あぁぁあああああああああっ!!」
「んぉおおおおおおおおおおおおっ!!」
絶頂の叫びが木霊する。
2人のまんこからはおびただしい量の“汁”が零れ落ちた。
「……えらいこっちゃあ」
ヴィルがようやく口にできたのは、その一言のみ。
いつからヤってるんだとか、仕事はどうしたんだとか、突っ込みたいことは山ほどあったが光景に圧倒されて声に出せない。
まあ突っ込むも何も、エルミアもイーファも絶賛突っ込まれ中ではあったのだが。
ただ、小さな呟きだったとはいえエルミアとイーファはこちらの存在に気づいたらしく、
「あ、あら、ヴィル? お、おかえり、なさい」
「せ、先生、帰ってきてた、ん、です、ね」
息も絶え絶えに挨拶してくる。
いや、挨拶とかしてる場合じゃないような気もするのだが。
「あー、その、なんだ。色々聞きたいがとりあえず一つだけ。
――何やってんだお前ら」
「ディルドーオナニーよ?」
当たり前だろ、くらいの調子でエルミアが答えてきた。
「いやそりゃ見れば分かるが。
俺が言いたいのは、なんでそんなことしてるんだってことで」
「なんでって、それこそ愚問ね。
今朝、ヴィルには見せたじゃない。
私が魔法で造ったディルドーを」
「うん、見たよ? 見たけどさ」
「せっかく造ったからには、テストしてみるのは当然の流れじゃない?」
「当然? うーん、当然かなぁ。そうかなー?」
まあ確かに、今朝の出来事にエルミアの性格を加味すれば、こうなるのは当然の流れであったようにも――いや、やはりおかしい。
「あの、アタシは反対したんですよ? でもエルミアさんが無理やりぃいいいいいいいいいっ!!!?
ダメ、ダメダメダメっ、いきなり動かさないで下さぁぁぁああああああああっ!!!!」
割って入ってきたイーファが、突然悶絶しだした。
犯人は考えるまでもない。
「……エルミア?」
「ふっ、責任を私一人に擦り付けようとした裏切り者には、当然の制裁よ」
「…………器用に動かすもんだなぁ」
彼女の言に寄れば、このディルドーは<輝具>によって生み出されている。
<輝具>とは窮極呪法の一種であり、魔力によって何もないところから物質を生成する魔法だ。
“窮極”などと付けられているのは伊達ではなく、その習得難易度は突き抜けて高く、一般的な魔法使いでは使うことすらできない代物である。
そんな魔法を用いてディルドーを同時に3つも錬成した上、振動するように動かすとは――やはりエルミア、並外れた才覚の持ち主。
――現実逃避に、そんな思考をしてしまうヴィルであった。
「あっあっあっあっあっあっあっあぁあああああああああああっ!!!!!」
そうこうしてる内に再度絶頂を迎えたイーファは、愛液をまき散らしながら倒れ伏した。
「――あっ――あっあ――ああっ――あっ――」
うつ伏せになりながら、豊満な肢体が痙攣を繰り返す。
その有様を見物して、エルミアは満足そうに頷いた。
「実験は成功のようね。これでより多くの女性にヴィルのちんぽを味合わせることができるわ」
「……そうか」
最早何も言うまい。
エルミアの説得を諦めたヴィルは――自身に湧き起ったもう一つの欲求を果たすことにした。
「一つ、留意しておかねばならない<輝具>の弱点を教えておこう」
「え、そんなのあるの?」
突然の話題にきょとんとした顔のエルミア――ただし、今もなお彼女のまんことアナルには極太ディルドーが納まったままである。
ちらりとそれを確認してから、話を続ける。
「滅多にないことだが、同じ<輝具>を習得した相手と対峙した場合」
「した場合?」
「相手との力量差によっては、<輝具>で造った物を奪われることがある。ちょうど――こんな具合に」
「へ?」
彼女が理解するより早く、ヴィルは<輝具>を唱えた。
何かを作製するためではなく、目の前にある“物品”の支配権を奪取するために。
「おほぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!?!!!!?」
途端、聖女の口からけたたましい雄叫びが吐き出された。
勿論――ヴィルが“奪ったディルドー”を動かし始めたからだ。
「お”っ!? お”っ!? お”っ!? お”っ!? お”っ!? お”っ!? お”っ!?」
二穴に差し込まれた極太棒の強烈な振動に、さしもの彼女も余裕を喪失したようだ。
やっていることは先刻自身でやっていたことと変わらないのだが、ヴィルとのレベル差によるものか、或いは自分に対しては無意識に手加減をしてしまったのか、取り乱し方は先程の比ではない。
「お”っ!? お”っ!? お”っ!? お”っ!? 抉れてますっ!!? 私の穴、抉れてますぅっ!!? ヴィルっ、私、私、もう――ダメェぇぇえええええええ!!!!?」
彼女の股座から淫汁が流れ落ち、太ももを伝っていく。
もう足に力が入らないのだろう、イーファ同様に床へ崩れ落ちた。
「はーっ、はーっ、はーっ、はーっ、はーっ」
がっつり四つん這いになり、肩で息をするエルミア。
余程消耗したようだ。
「わ、私の、穴、無事ですか?
壊れて、ません……?」
“お尻の方”を擦りながら、そう聞いてくる。
(そういえば、エルミアはアナル経験が少なかったか)
いつも使っている“前”はともかく、“後ろ”への猛烈な刺激は彼女としても心配のようだ。
口調が聖女モードになっている辺り、本気度が伺える。
「安心しろ、後ろの穴は無事だ。切れても裂けてもいない」
「そ、そうですか」
ほっと安心したように息を吐くエルミア。
そんな彼女に、ヴィルは語り掛ける。
「ところでエルミア」
「はい、なんでしょうか?」
「俺はまだ本気を出していないと言ったら、君、信じるか?」
「――――へ?」
たっぷり間を置いてから、かすれるような呟きを少女は零した。
「そ、それってまさか、“震撃”のことじゃ――」
「では行くぞ。3、2、1……」
「あ、ああ! そうです、ヴィル! 今夜は貴方のために手料理を振舞いたいと思っていたのですよ! ちょうど、いいお肉が手に入ったんです! 皆で一緒にお食事を」
「……、0」
「んぼぁぁあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!」
嘆願むなしく、2本のディルドーが超振動を開始した。
ヴィィイイイイイイイイイイイイン!!!!
余りの激しい震えに、振動音が部屋中に響く。
そんなモノが体内で暴れているエルミアは――
「お”お”お”お”お”お”!!!??!?!! んぎぃあああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!!?!?!?!!?!」
――聖女としての体面も、女としての矜持も殴り捨て、床を我武者羅に転げまわっている。
だが悲しいかな、どれだけもがいたところで、ディルドーが抜けることは無い。
ディルドーを挿入した上からタイツを着ているのだ。
どうやったところで極太棒は落ちないのである。
「お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!! お”う”っ!!」
少女の肢体が震える度に、股間から透明な液体が噴出した。
連続絶頂ならぬ、連続潮吹き。
彼女の周囲が、愛液に塗れていく。
この短い時間の中、いったい幾度エルミアが“イった”のか――傍で見ているヴィルには想像もできない。
「おごおおお”お”お”お”お”お”お”お”!!!!!」
口からは泡が噴き、目は完全に白目を剥いていた。
そろそろ限界か。
「……しかし、こちらの方は幾らでも続けられるのだよな」
いつものようにイチモツを突っ込んでいたなら、ヴィルの方も昂って射精していただろう。
だが、この形では興奮こそすれ絶頂するようなことは無い。
要するにエンドレスで振動を与えられるのだ。
もっとも、直に“震撃”をヤった時ほどの超絶振動は、流石に真似できないのだが――
「代わりに、本数は幾らでも増やせる、と」
――恐ろしい技術である。
流石は“性女”と驚愕する他ない。
ヴィルはエルミアへ敬意を抱きつつ、
「これで終わりだ」
彼女に挿さったディルドーを直接手で押し込んだ。
「!!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!?!?!?!?!?!!!!?!!!!!!」
声無き絶叫。
与えられた快感が、少女の許容量を超えたのだ。
エルミアは全身を硬直させると、
プシャァアアアアアアアアッ
今日一番の潮を吹く。
「―――――あ、は」
と同時に、完全に意識が消え去った。
脱力した四肢はだらんと床に落ち、もう微動だにしない。
愛液だまりの中で倒れる少女という構図は、ともすれば殺人現場のようだ。
だが。
まだヤることは残っていた。
「もう分かっているとは思うが、イーファ――」
ゆっくりと振り返る。
視線の先にはもう一人の少女。
「ひっ!?」
途中で気を取り戻していたのだろう――エルミアの惨状を見せつけられたイーファは、割と本気の怯え顔を見せる。
だが悲しいかな。
性女によって弄り尽くされた彼女の身体は、まだ碌に力を入れられないようだ。
つまり、今から始まる凶行から逃れる手段を、少女は持たない。
そんなイーファに向けて、ヴィルはニコリと笑いかけ、
「――次はお前だ」
「またですかぁああっ!!?」
少女のスパッツに手をかけると素早くそれをずりおろす。
むっちりとした巨尻とご対面である。
丸い曲面を描く柔肉をかき分け、可愛らしい菊の蕾を露わに。
手早く己の愚息をズボンから取り出して、アナルへと突き立てた。
「お、おぉおぉおおおおおっ!!?」
与えられた刺激に、堪らずイーファは嬌声を漏らす。
しかし今日はこんなものでは済まない。
ヴィルは彼女の膣に挿入されているディルドーを震わせ始めた。
「ああぁぁぁああああああああっ!!? 無理っ!! コレ無理ですって先生!! こんなのぉおおおおおおっ!!!?」
「お、おお。凄いな、コレは!?」
自分も驚いてしまった。
菊門に納まったイチモツが、膣の中にあるディルドーの震えで振るわされるのだ。
挿入の快感と振動の刺激、両方を同時に味わえる。
実に嬉しい誤算であった。
「燃えてきたぞ。イーファ、今夜は当分眠れないと思え」
「そ、そんな、あ、あ、あ、あ、あ、あああっ!? 壊れちゃいますっ、アタシ、壊れちゃいますよぉっ!? あ、ああぁぁあああああっ!!!!?」
興が乗ったヴィルは、腰を動かしながらディルドーの振動も激しくてしていく。
「んびっ!!? あびゃぁあああああああああああああっ!!?!!!!!」
――その日もまた、深夜に至るまで雌の喘ぎが途絶えることは無かったという。
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