社畜冒険者の異世界変態記

ぐうたら怪人Z

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人物紹介2(ネタバレ有)

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■黒田誠一
 年齢:26歳
 身長:179cm 体重:75kg
 種族:人 職業:<魔法使い>

 主人公にして語り手。
 黒髪黒目で、実に日本人らしい容貌の持ち主。
 勇者ミサキ・キョウヤ見出された、勇者代理にして他の勇者達への刺客。
 実は黄龍ティファレトの息子であり、複数の強力な特性を所持しているのはそれが原因。

 1年前、異世界“六龍界”にある一都市ウィンガストへ送り出されてからは、戦いへの準備をしつつ潜伏していた。
 <射出>を応用した絶技“射式格闘術”、そしてミサキ・キョウヤの編み出した奥義“爆縮雷光”“風迅”を駆使する。
 さらに、覚えたルーチン化した動作は100%成功させるという強力な特性:社畜と、それを最大限に利用した“勇者殺し”の技能まで併せ持つ。
 対勇者に限ればずば抜けた戦闘能力を発揮する一方、初見の行為はほぼ間違いなく失敗するという欠点もある。
 仲間との総力戦の末に赤龍ゲブラーを、黄龍ティファレトの協力を得て青龍ケセドを討滅し六龍との戦いを勇者側の勝利へと導く。
 ティファレトに憑依された際、身体に大きな負担がかかったため、現在は治療院で入院中。

 なお、どうしようも無い変態というのは、擬態でも何でもなくこの男の本性。
 ちょっとでも気に入った女性に対しては、手を出すことを抑えきれない。
 現代日本で生きてこれたのが不思議な程の犯罪的性欲の持ち主であるが、まあ父親が黄龍ティファレトであることを考えれば無理もないことかもしれない。
 しかし一応、性関連の事柄から離れさえすれば、かなり誠実かつ真っ当な人物でもある。


■境谷美咲
 年齢:23歳
 身長:169cm スリーサイズ:B88・W56・H85
 種族:人 職業:勇者

 7年前、魔王を倒すため、魔王によって召喚された“勇者”。
 生まれついての天才であり、六龍界に召喚されてからもその天才性をいかんなく発揮。
 冒険者という“システム”を開発し、魔法や武技などの“技”を<スキル>として統一させた。
 本人も魔王を上回る程に力を備えるという、万能っぷり。
 五勇者を結成し六龍との闘いに挑むものの、最終的には罠に嵌り地球へと追放されてしまう。その上、呪縛によって六龍界への干渉を禁じられる。しかし、魔王の息子“室坂陽葵”の身柄を賭けた勝負を取り付けることには成功。
 自分自身では手が出せないため黒田誠一を代理とし、勇者への刺客へ育て上げた。

 黒田とは恋人関係。
 表面上は黒田がかなり熱を上げている状態だが、実のところ彼女も心から彼を愛している。
 つまりラブラブカップルである。
 なのに黒田は他の女にも平気で手を出す始末。
 あらゆる方面に完璧な美咲も、唯一男の趣味だけは悪かった。

 一見冷徹な性格に見えて、その実、近しい相手を見捨てることができないお人好し。
 彼女が魔王を助けようとしている根本的な理由はここにある。

 黒田が青竜ケセドを討滅したため呪縛が解け、ウィンガストへの再転移に成功。
 緑龍ネツァクと白龍ケテルを支配したイネスを容易く打ち倒してしまう。
 本作におけるぶっちぎりの最強存在であり、設定上はどこぞのヴィルバルト将軍でも勝てないチート能力者。

 なお、五勇者としての二つ名を『殺戮』としていまったのは、本人の中で若干黒歴史化している。


■室坂陽葵
 年齢:15歳
 身長:164cm スリーサイズ:B72・W51・H85
 種族:人 職業:<勇者>

 魔王の息子。
 絶世の美女である魔王とよく似た美貌の持ち主だが、娘ではない。

 元々は魔王の“スペア”として六龍が魔王に産ませた・・・・存在。
 しかし六龍の思惑に反し魔王は陽葵を息子として本気で愛してしまった。
 魔王は陽葵の身を案じ、地球に送り出してそちらで生活させていたのである。
 (この辺り、六龍達も地球の方が大事なスペアが安全に暮らせるだろうと考えていた)

 だが結局、美咲と六龍との戦いに巻き込まれる形で六龍界へ帰還することになった。
 五勇者の戦いの“景品”として扱われるが、当然本人の意向など無視。
 現在の所、六龍の“器”になる未来がほぼ確定しているため、近い将来“室坂陽葵”という人格は消滅することになる。
 一縷の望みに賭け、自分の“父親”である青龍ケセドと会いに、<次元迷宮>の探索に赴く――しかし、その儚い望みも呆気なく打ち砕かれた。
 助かる術は無いと絶望を突き付けられたうえ、“父親”によって凄惨極まりない凌辱・調教を受ける。
 自我が完全崩壊しかけるが、ギリギリのところで黒田によって助けられる。
 だがそれはあくまで対処療法的に救われただけで、“いずれ消滅する”という結末に変わりはない・・・・・・
 彼が生き残る方法は果たしてあるのだろうか?

 ちなみに、女なのは外見だけで基本的に性的趣向は男なのだが――どうにも敏感体質。
 胸や尻を触られると、すぐに気持ち良くなってしまう。
 そんな体質を黒田に気付かれ、六龍界に来て早々に処女を卒業するはめになる。
 その後も幾度となく抱かれ続け、今ではメスイキすることへの抵抗が大分薄まってきてしまった。
 幾人もの男(や魔物)、果ては実の親にまで犯されているが、一番気持ちいいのは黒田なのは変わらない。
 ただ、青竜ケセドの調教後、その身は完全に雌へと堕ちている。


■リア・ヴィーナ
 年齢:18歳
 身長:157cm スリーサイズ:B84・W56・H83
 種族:魔族 職業:肉便器(黒田専用)

 ウェイトレスとは仮の姿、その正体は魔王の息子“室坂陽葵”を護衛するため派遣された魔族である。
 魔族の中でもかなりの力を持ったエリート――なのだが。
 如何せん、勇者達の戦いに割って入るにはまだ力が不足していた。
 しかし、勇者イネスによって体を弄られ“性交した相手の力を吸収する”特性を獲得。
 その上で町中の男共に公衆便女として酷使されたことで、その力は飛躍的に向上。
 <次元迷宮>の最深部でも十分戦えるだけの戦力を得るに至った。

 だが最終的にイネスの策謀によって白龍ケテルをその身に宿されてしまう。
 龍に支配された彼女は身体を崩壊させながらも暴れ続け、同じく勇者の一人であるエゼルミアがその身を犠牲にすることでどうにか救助に成功する。
 現在は治療院でボロボロになった体を治療中。

 なお、魔族は個人個人でその精神に何らかの“歪み”を持っているのだが、彼女の場合は『極度の被虐趣向』として現れた。
 それをいい様に利用され、ゲルマンやセドリックに散々身体を弄ばれた挙句、今は黒田の肉便器として扱われている。
 こう書くと凄まじい転落人生だが、本人は割と幸せな模様。
 ……美咲によるリハビリ計画の早急な実行が待たれる。

 性格は勝気――だったのだが、肉便器となった今は快楽に対してやたら素直になった。


■ローラ・リヴェリ
 年齢:25歳
 身長:159cm スリーサイズ:B90・W58・H87
 種族:人 職業:薬師→<錬金術師>

 過去、セドリックによって凄絶な調教を受けていた。
 薬によって自我が完全に消去される一歩手前まで追い詰められたものの、ギリギリのところでセドリックが改心。
 日常生活が送れるようにはなったものの、その直後に夫を亡くしたことで堕落。
 一日中男に抱かれ続ける生活を送るようになる。
 黒田との出会いによりそこからは立ち直るも、薬の後遺症は治らず、男の求めに抗えない身体になってしまう。
 ただ、そんな状態でも黒田への想いは本物。

 美咲の発破により心はさらに回復を見せ、調教前の精神状態に戻りつつある。
 その結果、最大の恋敵である美咲にやたらと突っかかるようになったが、本気に彼女を嫌っているわけではない――はず。
 元々は、相当芯が強い性格であった模様。

 さらに黄龍ティファレトの手で(凌辱という形ではあるが)治療され、その身は完全に調教前の状態に戻った。
 今の彼女は、完全に健常者である。
 もう男に迫られても靡いたりはしない。
 ……それでも、想い人である黒田に対してはこれまで通りその身を許してしまうのであった。


■エレナ・グランディ
 年齢:20歳
 身長:150cm スリーサイズ:B81・W52・H81
 種族:人 職業:<魔法使い>

 実は、地球に居る美咲からの<思考転送>を受け、彼女の指示で動いていた。
 といっても、基本的には美咲へ身体を貸すだけで、エレナ自身があれこれ動いたことはほとんどない。

 黒田については美咲から(惚気混じりで)話を聞いて気になり出し、会ってみたらドストライクだったのでそのままモーションをかけた。
 この辺り、美咲と波長が合うということの片鱗が垣間見える。

 美咲が六龍界へ来れた今、自分はお役御免と一足早く黒田との愛人生活を楽しむ気満々。
 勇者? 六龍? 何それ、美味しいの?状態である。
 だがそう旨い話が(酷い目に遭いまくっている周囲の女性陣に)許される訳もなく、勇者イネスによって肉便器調教を受けるハメになる――が、それでも結局クロダ以外の男にその身を汚されることはなかった。
 作中で最も幸運な女性かもしれない。


■アンナ・セレンソン
 年齢:28歳
 身長:146cm スリーサイズ:B75・W54・H80
 種族:獣人(猫) 職業:<商人>

 一代でセレンソン商会を大陸規模にまで発展させた天才商人にして、美咲の仲間。
 勇者と魔王の戦いの真実を知る、数少ない一人。
 美咲の掲げる六龍打倒に賛同し、彼女が居ない間様々な準備に奔走していた。
 黒田に目をかけていたのも、これが理由である。

 在庫一斉処分の覚悟で店のアイテムをつぎ込み、とうとう赤龍ゲブラー撃破に成功。
 しかしそのせいで店の経営状態がかなりアレな感じになってしまい、目の前が暗い状態。
 現在は次の戦いに備えつつ、商会を立て直すために奮闘している。

 大分あっぱらぱーな性格ではあるものの、仁義は守る。
 そのため、なんだかんだ言って美咲や黒田からの信頼は篤い。
 しかしその言動に辟易されることも多い。


■ボーレンクイロン・ヴァキャ・アンラマウェンスタ・ヴィーマゲウォン
 年齢:31歳
 身長:345cm 体重:204kg
 種族:巨人 職業:武器屋の主人

 通称、“ボーさん”
 ウィンガストで武器屋を営む巨人族の男性。
 店では、武器の売買だけでなく、鍛冶も請け負っており、店に並ぶ武器の半分以上は彼が鍛えた物。
 腕の良い鍛冶師として知られており、別の街から彼の武器を求めて店を訪ねる人もいる程。
 ただ、武器屋を経営する商才には欠けるようで、店は余り儲かっていない。

 主人公も彼の店はよく利用しており、武器防具の購入や修理をしたい場合はまず彼のもとを訪れる。
 ボーさんも生来人に頼られるのが好きな性質であるため、主人公から相談があればなんだかんだで乗ってくれる。

 なお、顔が良ければ男だってOKの模様。
 あと巨人族の中ではイチモツが貧相らしい。


■ゲルマン・デュナン
 年齢:42歳
 身長:186cm 体重:95kg
 種族:人 職業:店長兼料理人

 黒の焔亭の店長とコックを兼任している男性。
 元傭兵で、筋肉ムキムキのマッチョマンである。
 頭は禿げているが、これは料理に髪の毛が入らないよう剃っているんだ――とは本人の弁。
 強面ながらも面倒見が良い性格のため、店の従業員や友人達からは頼られている。
 料理の腕も高く評価されており、ウィンガストの美味いお店と言えば黒の焔亭を挙げる人も多い。

 しかし、淫乱な素質のある女を肉便器に仕立てることを、ライフワークにしている下衆でもある。
 黒の焔亭のウェイトレスは、全員彼の手によって堕とされてしまっている。
 一応、素質の無い女には手を出さないようにしているが、素質があると見るや恋人がいようが夫がいようがお構いなし。
 リアへ手を出すことに制限をかけたのは、ひとえに黒田への友情あってこそなのだ。
 作中だけでも、ミーシャやカマルといった女性陣を次々と肉便器に墜とし、勇者イネスも性奴隷として扱っている。
 主人公が黒田でなければ、確実に敵役な御仁である。


■セドリック・ジェラード
 年齢:56歳
 身長:168cm 体重:85kg
 種族:人 職業:資産家

 元々は別の街で大きな商会を運営していた、やや恰幅の良い壮年の男。
 今では商会の経営を後任に譲り、ウィンガストで隠居生活をしている。
 ウィンガストでも一二を争う大金持ちなのだが、それを鼻にかけることはしない、出来た人物――なのだが。

 その実、妻に逃げられた腹いせに、数多くの女性を肉便器へ堕としてきた外道。
 ローラもその毒牙にかかり、徹底的に嬲られることになった。
 しかし自我が崩壊しても夫への愛を捨てなかった彼女を見て、考えを改める。
 その後は、ローラが幸せになることへ己の全てを捧げるようになった。

 但し今でも、特定の相手が居ない女性は、隙あれば自分専用の肉便器へ堕とそうとしてしまう困った人。


■ジャン・フェルグソン
 年齢:18歳
 身長:176cm 体重:65kg
 種族:人 職業:<盗賊>

 エレナとパーティーを組む駆け出し男冒険者で、彼女とは幼馴染。
 仲間想いで兄貴肌の人物で、何故か主人公のことを冒険者として尊敬している。
 エレナからは一人の男性としても想われていたりするのだが、それを知ってか知らずか、彼女からのお誘いをスルーし続け――
 痺れを切らしたエレナは、黒田の愛人になってしまった。
 ただ、それに関しても妹分と尊敬する人物がくっついたとして、素直に祝福していたりする。

 ただ、女に対して興味が無いというわけでもなく、相応の助平心も持ち合わせている。
 お気に入りは陽葵であり、彼の尻穴で童貞を卒業(?)した。

 そんな彼も紆余曲折の末、利用している宿屋の娘イルマと恋人同士になる。
 ただ、その恋人は黄龍ティファレトに便器扱いされたり、実は黒田の子供を身籠っていたりするのだが。
 幸薄い感じだが頑張れば幸せになれる、はず。
 ……実は今でも陽葵への想いは薄れてなかったりもするけれど(男相手なら浮気じゃないよね理論)、基本不幸な身の上の彼なので大目に見てあげて欲しい。


■イルマ・コーディ
 年齢:17歳
 身長:154cm スリーサイズ:B88・W55・H79

 ジャン達が利用している宿屋“蒼の鱗亭”の一人娘兼看板娘。
 栗色の髪をストレートのおさげにした、かなり童顔な女の子である。
 だがその幼い外見とは裏腹に、胸部はなかなかの破壊力を持つ。

 ジャンがウィンガストに来てから、何かと彼の世話をしている。
 実のところ一目惚れしていたのだが、恋愛経験の乏しさからその感情を口にすることができないでいた。
 そうこうしている内、黒田に美味しく頂かれ、しかも彼の子供を孕んでしまう。
 しかも黄龍ティファレトからも凌辱を受け、肉便器ならぬ“単なる便器”扱いまで受けるのだが、最後の最後でジャンが男を見せたことにより、事なきを得る。
 ただ、未だにイルマは黒田に対し未練たらたらであり、実は彼によって尻穴調教を受けてたりも。
 ジャン頑張れ。とにかく頑張れ。


■コナー・エアトン
 年齢:17歳
 身長:180cm 体重:79kg
 種族:人 職業:<聖騎士>

 エレナとパーティーを組む、駆け出し冒険者で、やはり彼女とは幼馴染。
 ジャンとは昔から一緒に行動していた腐れ縁。
 ジャンが主人公の信者であることから、主人公のことは話でよく聞かされている。
 彼もまたエレナから好意を持たれているのだが、ジャンとの三角関係になることを恐れているのか、彼女の想いに応えるような行動を起こしていない。

 他にも複数の女性から言い寄られているのだが、まるで浮ついた気配が無い。
 その事実が意味するものは――?
 ……とか意味深なこと言ってはみたものの、その答えが分かる前に物語が終わりそうである。


■ジェラルド・ヘノヴェス
 年齢:77歳
 身長:153cm 体重:44kg
 種族:魔族 職業:冒険者ギルド長

 冒険者ギルドのギルド長を務める老人だが、その正体は魔族。
 リアの上役にあたる。
 人間の動向を探るため、そしていずれ来る“魔王の息子”陽葵を迅速に保護するため、ウィンガストに潜入していた。
 ただ、根が真面目なためギルド長としての職務もしっかりとこなしている。

 美咲の目的に“魔王を助ける”ことも含まれていたため、黒田らと手を組むことを決意。
 戦線に出てこないながらも、様々な支援や後始末を行っている。
 このまま裏方に徹するかと思いきや、一応は同盟関係にあった勇者エゼルミアから襲撃を受け、抹殺されかかる。
 しかも白龍ケテルに憑依されたリアの暴走にまで巻き込まれ、万事休すといったところで、襲撃してきたエゼルミア本人によって救助された。
 エゼルミアに対しかなり複雑な思いを抱くものの、結局彼女は最後まで勇者であったとの報告をあげている。

 なお、彼の持つ魔族としての“歪み”は『魔王への絶対的な献身』。
 “歪み”としてはかなりまともな部類ではあるものの、魔王を救うためならばあらゆるものを犠牲にしかねない。
 それが、保護対象である陽葵であっても。
 とはいえ、度を越えた変態が跳梁跋扈する本作において、最も理性的な人物の一人であることは間違いない。


■アーニー・キーン
 年齢:27歳
 身長:181cm 体重:80kg
 種族:人 職業:<侍>

 通称:兄貴。
 いかつい顔つきの、危険な香りを漂わせる男。
 退屈しのぎに女をレイプしようとするような無法者だが、一方で仲間や認めた相手に対しては義理堅い一面も。
 Bランク冒険者の中でも上位の実力を持ち、黒田でも“射式格闘術”なしでアーニーと戦うのは相当の危険を伴う。

 エレナを襲おうとした件で黒田と知り合い、その後の決闘で彼に敗北。
 黒田と心行くまで死合いをしたいという目的で、黒田に関わり出す。
 デュストに惨敗後、黒田達と協力し赤龍ゲプラーへのリベンジを成し遂げた。
 標的を勇者に定めた彼は、自らの鍛錬も兼ねて陽葵と共に<次元迷宮>へ挑む。
 その甲斐あって十分なレベルアップは果たしたのだが、その力は勇者に対してではなく暴走したリアを止めるために振るわれた。
 レイプ犯(未遂)として登場した癖に、気づけば作中随一の真人間ムーブをしている。
 ただ、彼の本質が無法者であることには変わりないため、次に登場したときは女性に手をかけているかもしれない。


 ■サン・シータ
 年齢:24歳
 身長:178cm 体重:70kg
 種族:人 職業:<暗殺士>

 通称:三下。
 アーニーとパーティーを組む冒険者で、意外にも実力はある。
 口を開けばどうでもいい妄言を垂れ流す、ある意味でアンナの同類。
 女に対しては割と見境が無く、良さげな相手を見つければ無理やりの行為も辞さないが、本人のキャラのせいでヒール役になりきれない。
 アーニー同様、気に入った相手に対しては親身になる面も持つ。

 黒田を“旦那”と呼んで親し気に接してくるが、黒田本人からはちょっと厄介がられている。
 そんな縁もあって、アーニーと共に陽葵の<次元迷宮>探索に手を貸していた。
 さらに暴走したリアを身を張って止めたりと、本質的には善人よりなのかもしれない。

 ミーシャを想いを寄せているものの、別に一途というわけではなく、他の女性にもちょっかいを出したり。
 まあ、ミーシャも黒田やゲルマンに手籠めにされているので、彼を責めるのは酷である。
 また、ボクッ子に対して並々ならぬ熱意がある。


■ミーシャ・メイヤー
 年齢:23歳
 身長:151cm スリーサイズ:B75・W52・H77
 種族:人 職業:<僧侶>

 アーニーや三下とパーティーを組む冒険者。
 短く切り揃えた銀髪を持つ、クールな美少女。
 ……本来、“美女”と呼ばれるべき年齢なのだが、背が低い上にスレンダーな体型のため、少女にしか見えない。

 大量の触手による凌辱を受けるも、黒田の協力を得たアーニー達によって救出される。
 三下からの好意に満更では無いものの、救出のお礼として黒田に抱かれ、彼の徹底した責めに屈服してしまった。
 黒田へ想いを寄せだすも、今度はゲルマンに目を付けられ、彼の味を覚え込まされてしまう。
 その後、黒の焔亭で働き出すことになるのだが、ゲルマンの命令で街を露出徘徊させられたり、その際に男達に捕まって便女扱いされたりと、散々な目に遭い続けている。
 ただ調教の甲斐あってか、本人もそういう扱いをされることが満更でもなくなってきたようだ。


■柿村浩太
 年齢:24歳
 身長:178cm 体重:75kg
 種族:人 職業:<魔剣士>

 東京からウィンガストへと来た男性で、主人公の学生時代の後輩。
 軽い言動とチャラい外見から誤解されがちだが、なかなか芯の通った好青年。
 学生時代にも、ウィンガストの冒険者としても先輩である主人公の事は大いにリスペクトしている。
 彼も黒の焔亭の常連であり、リアに恋心を抱く。
 ……果たして、彼が再登場することはあるのだろうか?
 ⇒ありませんでした。



■『全能』のエゼルミア
 年齢:254歳
 身長:177cm スリーサイズ:B80・W52・H81
 種族:エルフ 職業:賢者

 7年前に魔王、ひいては六龍と戦った五勇者の一人。
 元々は平凡なエルフの村娘として暮らしていたが、魔族に捕らえられ100年近く性奴隷として扱われていた。
 そのまま魔族の玩具として一生を終えようとしたところへ白龍ケテルより介入を受け、魔族に対抗できるだけの力を授かる。
 ケテルから与えられた力を利用して魔族を虐殺し続けていたところで美咲から五勇者へのスカウトを受けた。

 勇者としての活動は魔族根絶への足かけに過ぎず、適当なところで離反する手はずだった――のだが。
 共に戦う内に、他の勇者達へ――特に自分と同じく“平凡な出自”でありながら勇者として戦い続けるデュストへ特別な感情を抱きだす。
 そんな彼の“生き様”に感化され、最後は魔族であるリアを助けるためにその命を投げ出した。


■『封域』のイネス
 年齢:26歳
 身長:160cm スリーサイズ:B83・W54・H86
 種族:人 職業:勇者(真)

 五勇者の一人であり、かつ“六龍界における本来の勇者”。
 とはいえ、この世界の勇者は実質“六龍の玩具”であり、彼等の嗜虐心を満たすため散々な扱いを受けていた。
 貴族達の性奴隷、浮浪者達の公衆便女、魔物達の孕み袋――ありとあらゆる辱めを体験している。
 それでも彼女は“自分こそが勇者である”という矜持で何とか耐えてきたのだが、それも自分を超える圧倒的な力を持った美咲の登場によって打ち砕かれた。
 ただ、“理想の勇者像”を体現した彼女へは憧れも抱いており、そのため7年前の戦いにおいてはそれなりに良好な関係を維持している。

 それが破綻したのは、美咲が黒田と恋人になったという事実を知った時である。
 イネスは“室坂陽葵の監視”という名目で一時期地球へ赴いていたのだが、その時に黒田と出会い、友達以上恋人未満な淡い関係を築いていた。
 もっとも、黒田が相手なので当然のようにセックスはしまくっていたのだが。
 それでも彼と過ごした日々はイネスにとって数少ない穏やかで幸せな記憶であり、いつか黒田と結婚することを夢見て過酷な毎日を耐え抜いてきた。
 ……自分の全てを美咲に奪われたと理解した際に彼女が抱いた憎悪は、筆舌に尽くしがたいものがある。

 美咲を殺すため、そして散々に自分を苦しめぬいてきたこの世界そのものを破壊するため、物語の裏で暗躍。
 リア(とついでにエレナ)を凌辱し、エゼルミアの殺害に繋がる事件を起こした上で、2匹の龍を支配下に収めることに成功する。
 だが結局、そこまでしても完全に顕現した美咲に一蹴されてしまった。
 そして敗北と罪悪感(エレナの件に関しては気にしてない)により、イネスは過去の記憶を全て消し去ってしまう。
 今は地球で暮らしていた時に名乗った“駒村葵”として生活し、見かけ上は・・・・・幸せな様子である。


■『光迅』のデュスト
 年齢:24歳
 身長:185cm 体重:87kg
 種族:人 職業:剣士

 五勇者の一人。
 美咲に憧れ勇者入りした人物であり、彼等の中では美咲に次いで若い。
 赤龍ゲブラーに取り込まれ、操られるまま悪事に手を染めるも、屈強な精神力で殺人という最後の一線だけは超えることが無かった。
 黒田とゲブラーとの決戦時、最後の力を振り絞って赤龍を拘束、諸共に討たれることで龍討伐に成功する。
 その生き様は、頑なだったエゼルミアの心を動かした。


■『鉤狼』のガルム/黄龍ティファレト
 年齢:???
 身長:201cm 体重:105kg
 種族:人狼 職業:忍者

 美咲に惚れて五勇者となった人狼。
 しかしその正体は黄龍ティファレト(正確にはティファレトが自分専用の器として用意した人物)であり、かつ黒田誠一の父親でもある。
 一見してガルムとしての人格とティファレトとしての人格を有する二重人格者のようだが、実際は両方とも演じているだけ・・・・・・・
 黒田に対して時折見せた“父親としての人格”が、彼の素である。
 まあ、全ての雌は自分が楽しむための道具、という態度も素ではあるのだが。

 六龍ではあるが他の龍とは折り合いが悪く、美咲達の妨害をしようとはしていなかった――むしろ積極的に協力していた程。
 実のところ“美咲に惚れた”というのは真実であり、彼女を助けたのは他龍への嫌がらせだけが理由ではない。
 女とみればとりあえず犯すティファレトが美咲には指一本触れていないのもこれが原因であり、一度でも彼女を抱けば“本気で愛してしまう”と危惧したため。
 食い物にする女は多々あれど、本気で愛する人物は“黒田の母親”だけと誓ったからである。

 青龍ケセドとの決戦時、黒田の意向を汲み彼の身体を乗っ取る。
 全力を振るえるようになった彼はケセドと互角の戦いを繰り広げ、半ば意図的に相討ちとなり、消えていった。

 なお、龍としては生命プラーナの権能を司る。
 彼が女を孕ませまくっているのは、ここに由来する。


■赤龍ゲブラー
 感情ロイスの権能を司る龍。
 だが長い年月魔素に晒されたために歪み、今では生物の負の感情を楽しむようになってしまった。
 五勇者の一人デュストに憑依し操るも、黒田とその仲間達に敗れ消去される。


■青竜ケセド
 契約ルールの権能を司る龍であり、室坂陽葵の父親――正確には、陽葵を造った龍。
 本人へ伝えることはできていないが、陽葵のことを息子と認識していること、彼を父親として愛していることは、間違いなく真実。
 しかし魔素によって歪められているが故、その愛は息子への常軌を逸した凌辱という形で表現されてしまう。
 最終的にティファレトと相討ちになり、陽葵のことを想いながら消去される。


■白龍ケテル
 運命フェイトの権能を司る龍。
 魔素の完全な消滅を願っており、六龍の中では珍しく本来の使命を蔑ろにしていない。
 ただやはりケテルも歪んではいて、この龍が消去したいのは“魔素の影響を受けた存在”も含まれる。
 つまり魔素を消し去るために世界そのものを消滅させようと企ているのだ。

 だが最後は自分が最も嫌悪する魔族(魔素の影響を最も受けている生物)へ強制的に憑依させられたことで発狂。
 その神格はエゼルミアによって消去され、力はイネスに利用された。
 六龍の中で最も悲惨な目に遭っているかもしれない。


■緑龍ネツァク
 戦いバトルの権能を司る龍。
 御多分に漏れず魔素の影響で歪んでおり、苛烈で悲惨な戦いをこそ愉しむようになってしまった。
 この世界に永遠の戦乱を齎すことが望みである。
 イネスと最も付き合いが多く、彼女に最も多くの悲劇を与えたのもこの龍。
 それ故か、最終的にイネスの口車に乗せられケテルを魔族の中へ閉じ込め、自分自身はイネス本人の手で抹消させられるハメになる。


■黒龍ビナー
 本編未登場の、六龍最後の一匹。
 この世界を維持することにしか興味がなく、維持するためならばどんなことでもやる――例え世界が破滅するような方法だとしても。
 現在は<次元迷宮>の最奥で魔王に憑依し、世界に空いた“穴”がこれ以上開くのを防いでいる。


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 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

パンツを拾わされた男の子の災難?

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