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4話 邂逅編
25 藍の男
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片膝を突いて、あのぴんと揺るがぬ背筋を僅かに丸めて火群を見下ろしている。影になった藍の瞳は酷く揺れていた。引き結ばれた唇を僅かに解き、荒く息を吐いてはまた呑み込む。やがて散々に震えた吐息が、ちいさく微かに曖昧に、言葉になって落ちてくる。
「……大丈夫、か」
「――ッ!!」
この男の、目は。藍は。
ばちりと、暗く染まる。ばちりと藍が瞬く。急速に遠ざかる。ひゅうと腹の底が浮き上がって、身体が落ちていく。抜け出したはずの場所へ。悲鳴が聞こえる。血潮が流れて零れて溢れてバラバラになって全部全部全部、
ぬっと、手が差し出された。手甲を纏った、皮の厚い男の手のひら。子どもよりもずっと逞しい、大人の手。これが欲しい、あのとき掴んで掴めなかったこの手が、欲しい。
「触ンな!!」
酷く甲高い打音が典承殿に響く。
グチャグチャになっている。頭が腹の中が胸が呼吸が記憶が、思考が。全部全部、身体の端々まで崩れて離れてしまったかのように。唯一確かなことは氷雨という男の手を打ち払った自分の手にまだ熱があって、腕と、肩と、身体と、火群の意思と繋がっているということだけ。
早く、確かめなければ。その一心で火群は肘と膝に力を込める。よろめきながら立ち上がって、急速に下肢へ流れ落ちる血に頭が眩んだが構わない。揺れるような頼りない足取りで一歩を踏み出す。
惹かれるように、ちらりと。気がつけば目端が男を捉えている。
氷雨は振り払われた手もそのままに、片膝を突いたまま微動だにしていなかった。藍の視線は何もなくなった眼前に張りついているのか、火群を振り仰ぎはしない。
息を吐く。熾りが火群の裡から外へ流れていく。男を振り返ることをやめ、火群はようやく辿り着いた紅蓮を拾い上げた。指先に触れる熱、腕を下げる重みに安堵する。硬く柄を握りながら、やっと芯を戻しつつある足を踏み締める。男を振り返ることもなく、次に踏み出した一歩は随分と軽かった。
火群は遠く放り捨てられていた鞘をも拾い、大広間の端へと歩を進める。玫瑰と瑪瑙の横を擦り抜けたのが随分と前のことのようだ。雲開殿から続く入り口近くの柱に背を預け、そのままずるずると座り込む、腕に紅蓮を抱き込んで鞘に頬を寄せる。
目を伏せる。熾りを潜めた紅蓮の熱が、少しずつ火群の輪郭を繋いでいく。ようよう平生を取り戻す己の心音に耳をそばだて、火群はゆるゆると息を吐き出した。
「重ね重ねすまんなぁ、氷雨殿」
瑠璃の声にぴくりと肩が跳ねた。
薄く目を開く。火群の位置からでは御簾に隠れて朧気にしか見えないが、瑠璃は火群のことなど一顧だにしていないようだった。大広間にいさえすれば位置を咎められることはないらしい。瑠璃の代わりのように、遠く布越しの刻の視線を感じたが、火群は目を伏せてそれを追い出した。また息を吐いて、紅蓮の鞘に爪を立てる。
「……いえ。勝手をしたのは私ですので」
低く答えた男は立ち上がり、元通り瑠璃へと相対する位置で腰を据える。その背筋はもう正しさそのもののようにぴんと伸びて、提げた刀が微かに音を立てた。愚直にもまた頭を垂れようとして瑠璃の手の一振りで遮られる。
女は呆れと笑いを含んで口を開いた。
「これは妾の飼い犬でな。名を火群と言う」
「……――ほむら」
ゆっくりと噛み締めるように、男が呟く。
低音が甘く空気を振るわせた、そんな気がした。
鼓膜が、震える。頭の芯、胸の奥、どこか、火群の身体の深いところにそうっと触れて、撫でる。
誘われるようにゆるりと瞼が持ち上がった。気付いたのは藍深い瞳が真っ直ぐに火群の視線を受け止めたからだ。
男がじいっと、火群を見ている。
火群もただ呼吸を止めて、男――氷雨を見つめる。
視線が絡まったのは刹那だった。藍を振り切るように火群は横を向き、代わりのように瑠璃の声が二人の間を埋めた。
「躾が全くなっておらんで恥ずかしい限りだがな。しかしこの七宝において、紅蓮を手にする資格があるのはこれしかおらん」
「……紅蓮とは?」
甘い残響が懐疑の声に変わる。その硬質な響きに、火群は微かに視線を男へと戻す。
「そこな刀刃の名よ」
瑠璃の答えを受けながら男はやはり火群を、正しくは火群の抱く紅蓮を見ていた。
その視線は先までの藍とは異なり、冴え冴えと刺すような鋭さがある。その棘を手折るように女は陽気に満ちた声で説いた。
「七宝に伝わる、人外の業のひと振り、とでも言おうか。そなたが先ほど抜き振るうた、フジが受け継ぐ神剣と同じものと思うてもらえば早かろう」
風が抜けるように微かな音が閃く。
火群は男の腰、今は鞘に納められたひと振りを見つめる。火群の紅蓮を受け止め、刃のひとかけも毀すことのなかった鋼。炎の赤を閉じ込めた紅蓮とは異なり、空を封じ込めたような澄んだ鋼。そこいらの無頼者はもちろん、近衛の連中の帯びるそれとも圧倒的に格が違うと知れる業物。
ぎちりと鈍い音が鳴る。指先が白むほどに紅蓮の鞘を握り、火群は眇めて男を、そのひと振りへ視線を注ぐ。
――神剣、同じもの? そんな紅蓮に並ぶような、紅蓮と同じく語られるようなものを火群は知らない。
この世において紅蓮だけが、唯一で絶対のはずだ。
だがしかし、知らないのは火群だけではなかった。
氷雨はすうっと背筋を伸ばし、真っ直ぐに瑠璃を見据えながら口を開く。相変わらず嫌になるぐらい正しさを込めた姿と声で。
「我らがフジは斯様な妖刀、存じておりませんが」
ぴくりと火群の身体が震える。呼応して紅蓮がちりりと鋼を鳴らす。
「――無論、其方らが知るはずもない」
氷雨に答えたのは瑠璃ではない。
瑠璃の御前に控えたまま、火群が現れようが斬りかかろうが沈黙を守っていた飾かざりである。顔を覆う面布は小揺るぎもせず表情を隠し、しかしながら朗々と響く声は多分に威圧を含んでいる。それは紅蓮を妖刀と呼ばわり瑠璃に意見した氷雨のみならず、あるいは主上たる瑠璃すらも圧する強さだった。
「紅蓮はこの七宝宮にて奥深く祀られ秘されてきた、現人神たる帝の守護であり神威の象徴である。宮中でも一部の者しか知らん。ましてや其方ら俗人に詳らかにしたことなどこれまでにない」
「飾。そこまででよい」
制止された飾はほんの微か、面布の裾も揺れない程度に首肯した。
「不躾にすまぬな。これは飾というて、妾と共に政を執る祭玖衆の首席になる。こちらは次席の刻」
女に視線で示され、刻の方は明確に首肯した。説かれた氷雨も硬く目礼を返すが面布を纏う刻にどの程度見えたかは定かでない。
瑠璃は淡い笑みで氷雨の硬質を溶かすように言葉を重ねていく。
「蘊蓄由来はともかくとしてな。世に秘されし宮中の剣であると、そして唯一の仕い手が火群であると覚えてくれればよい」
少女の指がゆるりと持ち上がり、くるり、くるりと中空に円を描く。軌跡を追うように宙に浮いた水の粒が集まり、いくつかの水球を生み出した。
大きいものから小さなものまで、様々な大きさのそれは瑠璃の周りを離れて漂う。最も大きな珠は氷雨の前でくるくると回りながら浮き上がり、やがてその水面に何かを映し出す。男の眉がちいさく跳ねた。
「人の世よりも遥かに昔、フジの御山に天降りしひと振り。その神剣――名を蒼天」
高く響く刃鳴りを、剣戟に散る空の欠片を見る。
今や鞘に納まり、仕い手と同じく黙するひと振り。火群の視線を遮るように男の眼前の水球がついと宙を泳ぐ。それは真っ直ぐに火群の前まで漂い、静止した。
そこには木々に囲まれた集落が映っている。宮中を除けばどこまでも平坦で整然とした造りの七宝とは違い、土地の傾斜や凹凸に添えるように家々が並んでいる。といっても、家屋は密に並ぶところもあればまばらにぽつりぽつりと建つものもあり、簡素な造りをしたものがほとんどだ。
七宝とは全く似つかぬ、火群の知らない景色。ゆらりとうねる水面の世界の向こうに、横目でこちらを見つめる男の姿がある。その視線の僅かな剣呑に、これがフジなる土地なのかと薄く思い至った。
「天意の象徴たるその刀刃はフジの隠れ里にて、代々アメの一族が受け継いでいる。――と、まことしやかに囁かれるとは違うてな。紅蓮を知る者などこのヒノモトには我ら以外におらん」
瑠璃の声と共に水球は遥か頭上へと昇っていった。高みへ至るがままに天井へと触れ、弾かれたように霧雨めいた水へと還っていく。
刹那、煙る視界に男を捉える。氷雨はもう火群の方を見てはおらず、真っ直ぐに典承殿の奥を見据えていた。
「……大丈夫、か」
「――ッ!!」
この男の、目は。藍は。
ばちりと、暗く染まる。ばちりと藍が瞬く。急速に遠ざかる。ひゅうと腹の底が浮き上がって、身体が落ちていく。抜け出したはずの場所へ。悲鳴が聞こえる。血潮が流れて零れて溢れてバラバラになって全部全部全部、
ぬっと、手が差し出された。手甲を纏った、皮の厚い男の手のひら。子どもよりもずっと逞しい、大人の手。これが欲しい、あのとき掴んで掴めなかったこの手が、欲しい。
「触ンな!!」
酷く甲高い打音が典承殿に響く。
グチャグチャになっている。頭が腹の中が胸が呼吸が記憶が、思考が。全部全部、身体の端々まで崩れて離れてしまったかのように。唯一確かなことは氷雨という男の手を打ち払った自分の手にまだ熱があって、腕と、肩と、身体と、火群の意思と繋がっているということだけ。
早く、確かめなければ。その一心で火群は肘と膝に力を込める。よろめきながら立ち上がって、急速に下肢へ流れ落ちる血に頭が眩んだが構わない。揺れるような頼りない足取りで一歩を踏み出す。
惹かれるように、ちらりと。気がつけば目端が男を捉えている。
氷雨は振り払われた手もそのままに、片膝を突いたまま微動だにしていなかった。藍の視線は何もなくなった眼前に張りついているのか、火群を振り仰ぎはしない。
息を吐く。熾りが火群の裡から外へ流れていく。男を振り返ることをやめ、火群はようやく辿り着いた紅蓮を拾い上げた。指先に触れる熱、腕を下げる重みに安堵する。硬く柄を握りながら、やっと芯を戻しつつある足を踏み締める。男を振り返ることもなく、次に踏み出した一歩は随分と軽かった。
火群は遠く放り捨てられていた鞘をも拾い、大広間の端へと歩を進める。玫瑰と瑪瑙の横を擦り抜けたのが随分と前のことのようだ。雲開殿から続く入り口近くの柱に背を預け、そのままずるずると座り込む、腕に紅蓮を抱き込んで鞘に頬を寄せる。
目を伏せる。熾りを潜めた紅蓮の熱が、少しずつ火群の輪郭を繋いでいく。ようよう平生を取り戻す己の心音に耳をそばだて、火群はゆるゆると息を吐き出した。
「重ね重ねすまんなぁ、氷雨殿」
瑠璃の声にぴくりと肩が跳ねた。
薄く目を開く。火群の位置からでは御簾に隠れて朧気にしか見えないが、瑠璃は火群のことなど一顧だにしていないようだった。大広間にいさえすれば位置を咎められることはないらしい。瑠璃の代わりのように、遠く布越しの刻の視線を感じたが、火群は目を伏せてそれを追い出した。また息を吐いて、紅蓮の鞘に爪を立てる。
「……いえ。勝手をしたのは私ですので」
低く答えた男は立ち上がり、元通り瑠璃へと相対する位置で腰を据える。その背筋はもう正しさそのもののようにぴんと伸びて、提げた刀が微かに音を立てた。愚直にもまた頭を垂れようとして瑠璃の手の一振りで遮られる。
女は呆れと笑いを含んで口を開いた。
「これは妾の飼い犬でな。名を火群と言う」
「……――ほむら」
ゆっくりと噛み締めるように、男が呟く。
低音が甘く空気を振るわせた、そんな気がした。
鼓膜が、震える。頭の芯、胸の奥、どこか、火群の身体の深いところにそうっと触れて、撫でる。
誘われるようにゆるりと瞼が持ち上がった。気付いたのは藍深い瞳が真っ直ぐに火群の視線を受け止めたからだ。
男がじいっと、火群を見ている。
火群もただ呼吸を止めて、男――氷雨を見つめる。
視線が絡まったのは刹那だった。藍を振り切るように火群は横を向き、代わりのように瑠璃の声が二人の間を埋めた。
「躾が全くなっておらんで恥ずかしい限りだがな。しかしこの七宝において、紅蓮を手にする資格があるのはこれしかおらん」
「……紅蓮とは?」
甘い残響が懐疑の声に変わる。その硬質な響きに、火群は微かに視線を男へと戻す。
「そこな刀刃の名よ」
瑠璃の答えを受けながら男はやはり火群を、正しくは火群の抱く紅蓮を見ていた。
その視線は先までの藍とは異なり、冴え冴えと刺すような鋭さがある。その棘を手折るように女は陽気に満ちた声で説いた。
「七宝に伝わる、人外の業のひと振り、とでも言おうか。そなたが先ほど抜き振るうた、フジが受け継ぐ神剣と同じものと思うてもらえば早かろう」
風が抜けるように微かな音が閃く。
火群は男の腰、今は鞘に納められたひと振りを見つめる。火群の紅蓮を受け止め、刃のひとかけも毀すことのなかった鋼。炎の赤を閉じ込めた紅蓮とは異なり、空を封じ込めたような澄んだ鋼。そこいらの無頼者はもちろん、近衛の連中の帯びるそれとも圧倒的に格が違うと知れる業物。
ぎちりと鈍い音が鳴る。指先が白むほどに紅蓮の鞘を握り、火群は眇めて男を、そのひと振りへ視線を注ぐ。
――神剣、同じもの? そんな紅蓮に並ぶような、紅蓮と同じく語られるようなものを火群は知らない。
この世において紅蓮だけが、唯一で絶対のはずだ。
だがしかし、知らないのは火群だけではなかった。
氷雨はすうっと背筋を伸ばし、真っ直ぐに瑠璃を見据えながら口を開く。相変わらず嫌になるぐらい正しさを込めた姿と声で。
「我らがフジは斯様な妖刀、存じておりませんが」
ぴくりと火群の身体が震える。呼応して紅蓮がちりりと鋼を鳴らす。
「――無論、其方らが知るはずもない」
氷雨に答えたのは瑠璃ではない。
瑠璃の御前に控えたまま、火群が現れようが斬りかかろうが沈黙を守っていた飾かざりである。顔を覆う面布は小揺るぎもせず表情を隠し、しかしながら朗々と響く声は多分に威圧を含んでいる。それは紅蓮を妖刀と呼ばわり瑠璃に意見した氷雨のみならず、あるいは主上たる瑠璃すらも圧する強さだった。
「紅蓮はこの七宝宮にて奥深く祀られ秘されてきた、現人神たる帝の守護であり神威の象徴である。宮中でも一部の者しか知らん。ましてや其方ら俗人に詳らかにしたことなどこれまでにない」
「飾。そこまででよい」
制止された飾はほんの微か、面布の裾も揺れない程度に首肯した。
「不躾にすまぬな。これは飾というて、妾と共に政を執る祭玖衆の首席になる。こちらは次席の刻」
女に視線で示され、刻の方は明確に首肯した。説かれた氷雨も硬く目礼を返すが面布を纏う刻にどの程度見えたかは定かでない。
瑠璃は淡い笑みで氷雨の硬質を溶かすように言葉を重ねていく。
「蘊蓄由来はともかくとしてな。世に秘されし宮中の剣であると、そして唯一の仕い手が火群であると覚えてくれればよい」
少女の指がゆるりと持ち上がり、くるり、くるりと中空に円を描く。軌跡を追うように宙に浮いた水の粒が集まり、いくつかの水球を生み出した。
大きいものから小さなものまで、様々な大きさのそれは瑠璃の周りを離れて漂う。最も大きな珠は氷雨の前でくるくると回りながら浮き上がり、やがてその水面に何かを映し出す。男の眉がちいさく跳ねた。
「人の世よりも遥かに昔、フジの御山に天降りしひと振り。その神剣――名を蒼天」
高く響く刃鳴りを、剣戟に散る空の欠片を見る。
今や鞘に納まり、仕い手と同じく黙するひと振り。火群の視線を遮るように男の眼前の水球がついと宙を泳ぐ。それは真っ直ぐに火群の前まで漂い、静止した。
そこには木々に囲まれた集落が映っている。宮中を除けばどこまでも平坦で整然とした造りの七宝とは違い、土地の傾斜や凹凸に添えるように家々が並んでいる。といっても、家屋は密に並ぶところもあればまばらにぽつりぽつりと建つものもあり、簡素な造りをしたものがほとんどだ。
七宝とは全く似つかぬ、火群の知らない景色。ゆらりとうねる水面の世界の向こうに、横目でこちらを見つめる男の姿がある。その視線の僅かな剣呑に、これがフジなる土地なのかと薄く思い至った。
「天意の象徴たるその刀刃はフジの隠れ里にて、代々アメの一族が受け継いでいる。――と、まことしやかに囁かれるとは違うてな。紅蓮を知る者などこのヒノモトには我ら以外におらん」
瑠璃の声と共に水球は遥か頭上へと昇っていった。高みへ至るがままに天井へと触れ、弾かれたように霧雨めいた水へと還っていく。
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