29 / 471
舐めていいのは斬られる覚悟のあるやつだけだ
しおりを挟む
「冤罪」直後。
-----
「で、お前らの台本じゃこの後はどうなるんだ?」
なんともお粗末な台本で俺に冤罪をかけようとしているこの場では、婚約者のキアラ、実兄のリュート、果てはラルス王太子という実に色の濃いキャストがここには出そろっている。
ここまでお膳立てをしたからには、何があろうと俺を逃がすつもりはないのだろう。袋小路になっているこの場では、物理的にも脱出することは困難を極める。
だが、追い詰められた鼠を演じるために、俺は得物のドウダヌキに手をかけた。半狂乱に陥って、暴走する可能性を示唆することで、少しでも相手側より精神的に有利に立つことはできないかーーブラフだった。
「・・・」
先ほどまで威勢の良かった王太子もリュートも、怯んでいるのが丸わかりだった。まぁもしここで俺が本当に暴走したら、真っ先に刀の錆になるのは自分達でだからな。衛兵達もいるが、恐らく彼らでは盾として不十分だ。
俺が強気な態度を取ることで、場の流れが少し変わった。膠着状態に持ち込んで、少しは考える時間を貰えるかーーと考えていたときだった。
「ハッタリです」
透き通る声が場の空気を変えた。
声の主はキアラだ。
「ショウ・ルーデルはここで短絡的に暴走するほど、愚かな人間ではありません。ハッタリでこちらを揺さぶり、突破口を見出そうとしているのだと思います」
キアラに俺の考えを見透かされてしまった。
付き合いが長いのが仇になったかな。
「やるかもしれねぇだろうが。ここまでコケにされて黙ってられるほど俺は利口じゃねぇかもだろ?」
怒気を含んでそう言うと、リュートが「ひぃっ」と声を洩らした。
武家であるルーデルの長男なのに「ひぃっ」はねぇだろリュート・・・
「貴方はそんな愚かじゃない」
「どうだか。愛する婚約者の演技に騙されて、こんな窮地に立たされる利口者がいるか?」
ちょっと意地悪な言い方だったかな、と思うが本心だ。
キアラは少し、ほんの少しだけバツの悪そうに口元を歪ませたように見えたが
「万が一そんな暴走をしたとして、こちらに斬りかかる前に私の魔法で貴方を無力化できるわ」
そう言って右手をかざしてみせた。
「詠唱が終わる前に斬りこめるさ」
俺はドウダヌキに手を添えたまま言う。
「詠唱を必要としない魔法だってあるのよ」
「それこそブラフだね」
これは俺の決めつけ。
「試してみる?」
俺とキアラはジッと睨みあう。
行為は同じだが、そこには先ほどまであった甘い空気なんて微塵もない。
今、目の前にいるのは俺を騙し裏切ってくれた女だが、流石に斬りこめるほどまだ心の整理はついていない。
向こうも俺が出来ないことはわかっているんだろうな。
「殿下。これはショウ・ルーデルの時間稼ぎです。粛々と話を進めていけば良いと思います」
この空気に割って入ったのは、殿下の同級生にして宰相の息子ラプス・ゴールディだった。
「万が一には近衛もおりますし、キアラ・ルーベルト様もおります。恐れることはありません」
本当にその気になれば恐らくそれなりに暴れることはできるだろうが、それをやるつもりはない。
「ふっ、そうだな。少し取り乱したか」
王太子はラプスの言葉に納得したのか、少し元気を取り戻してまた俺に正面から向き直った。
「どういう台本であるかと、そう問うたな。ショウ・ルーデル」
そう言って王太子はサーベルの切っ先を自分の腕に当てがった。
「・・・?」
俺が怪訝な顔でそれを見ていると、なんと王太子は自分で自分の腕をサーベルで傷つけたのだった。
「何を!?」
王太子の奇行に動揺せずにはいられない。
王太子が自分でつけた傷口からは、真っ赤な血が染みをつくり、ポタポタと数滴の血が床に落ちた。
「この傷はショウ・ルーデル。貴様がつけたものだ」
「なに?」
「私はキアラ嬢の悲鳴を聞いて駆け付けたところ、乱暴をしようとしているショウ・ルーデルに遭遇。助け出そうとして逆上した貴様に斬りつけられる。それを私が取り押さえたという筋書きだ」
「…で、助けたキアラと殿下は心を通わせる、そんなとこですか?」
俺が冗談交じりで付け加えると、キアラは僅かに目を伏せた。
「そこまでわかっているなら話は早い」
王太子は否定しなかった。
・・・こりゃ想像以上の三文芝居だね。
「ハッ、殿下のようなもやしっ子に俺が不覚を取るわけないでしょうが。殿下なんざ一瞬で刀の錆になってオシマイですよ」
あえて小馬鹿にしたように笑って言うと、王太子は露骨に顔を怒りで歪ませる。
あんな顔ができるのか、これまで涼し気な顔しか見たことがなかった。
「黙れ!どこまでも私を敬わない、無礼で泥臭い田舎貴族が!!」
口汚く罵ってくる王太子。おぅおぅ、こんなところ国民に見せたらイメージダウンが凄いことになるだろうな。
「それで?俺が婚約者と殿下に狼藉をしたとして、その罰としてルーデル家はお取り潰しですか?」
あるいは降爵か。
いずれにせよ、王家といえどルーデル家に牙を向くなら、それ相応の覚悟があるのだろうか?
「黙って消えてなくなってやるほど、ルーデルは慎み深くはありませんぜ?」
これはブラフじゃなかった。
こちらとて領地を、国を死ぬ気で護ってきた自負がある。
その自分達を排そうとするならば、それ相応の報いを王家には受けてもらう。クーデターだ。
「ルーデル家は無くならないさ。ショウが排された後に僕が後を継ぐからね」
そう言ったのは兄リュートだった。
「だからショウ。ルーデル家のことは心配するな」
先ほどまでビビっていたくせに、場の空気が変わったからか勝ち誇ったように笑っている。
あぁ、最近一人で笑っていたとかいうのは、今このときのことをあらかじめ知っていたからか。領地運営の勉強をしていたというのは、辺境伯としてルーデルの領地を治めるからということか。合点がいった、しかし・・・
「同じことだ」
「・・・何がだ?」
「アンタがルーデル家を継いだんじゃ、遅かれ早かれルーデルは潰れる。アンタにどうにかなるほど、あそこの領地は甘くない」
「なっ・・・!」
俺の言葉に、今度はリュートが憎悪で顔を歪ませる。
俺だってオミト達のフォローあってどうにかやっていたのだ。臆病者で軟弱なリュートにあの死と隣り合わせの領地の当主が務まるとは到底思えなかった。少なくとも、王都で居場所が無くなったからといって、嫌がっていた辺境伯の地位で妥協しようなどという心意義でやるうちは絶対に駄目だね。
王太子としては俺を謀略でルーデルの時期当主から排しても、実兄のリュートを後釜に据えればルーデルの・・・辺境騎士団の暴発を抑えられると思っての筋書きなんだろうがね。
「いやいや、びっくりだ。想像以上にお粗末な台本なんだもん」
だが、万が一があってもリュートがルーデル家を継ぐという話になっているのなら、それはそれでいいなと思った。
なにしろ、俺がここで暴れても、俺個人が裁かれるのみでルーデル家そのものが潰されるということは無さそうだからだ。殿下とリュートではそういう取引がされているのだろう。こんな茶番に同席して俺をハメているくらいの間柄であるからには、約束を違えることはしないはずだ。
リュートにルーデルの当主は荷が重いだろうが、オミトやエーペレスさんなら潰えないための何かを考えてくれるだろう。・・・くれるよね?
ルーデル家が残るならば、ここで俺が大人しくしていてもルーデルに戻れないという結果が同じならば、少しくらい好きに暴れたっていいだろう?俺は別に死刑でもなんでもいいさ。
キアラに裏切られた今、何だか考えるのも億劫で疲れてきちまった。
「で、そんなバカみたいな台本に俺が付き合うと思いましたかい?」
俺はドウダヌキを鞘から抜いた。
「!!」
部屋にいる全員が息を飲むのが分かった。
俺がいよいよやけを起こそうとしていると思ったんだろう。
その通りだ。
ルーデル家の後のことが心配で勝手はすまいと思っていたが、わざわざリュートがルーデル家の後を引き継いでくれるというのなら別だ。ここまで舐められて黙っているのも嫌だったしな。
キアラはもちろん、後のことを考えると王太子とリュートは殺しては駄目だ。だが、近衛の数人くらいは刺し違えてくれようか?
「ショウ、やめて」
どこか、切迫したキアラが手をかざして言った。
無詠唱の魔法が使えるのが本当かどうかなんてどうでもいいことだ。使えるなら俺はキアラにやられて終わり。使えないなら俺が何人か道ずれにして終わり。
「ここまで舐められてそのままってわけにはいかねぇんだよ」
好きに出来るなら、最後に怒りに任せて大暴れしてやろう。
彼らに凄惨たる思い出を作ってやろう。
それが俺が彼らに出来るせめてもの仕返しだ。茶番劇に巻き込めば俺を即座に無力化できると思ったのが仇になたな。
説得は不可能だと察したのか、キアラの口元が僅かに動き出した。
詠唱だーーー
無詠唱の魔法とやらはブラフだったか。
それを察した俺は詠唱を終える前に斬りかかろうと足を踏み出した。
-----
「で、お前らの台本じゃこの後はどうなるんだ?」
なんともお粗末な台本で俺に冤罪をかけようとしているこの場では、婚約者のキアラ、実兄のリュート、果てはラルス王太子という実に色の濃いキャストがここには出そろっている。
ここまでお膳立てをしたからには、何があろうと俺を逃がすつもりはないのだろう。袋小路になっているこの場では、物理的にも脱出することは困難を極める。
だが、追い詰められた鼠を演じるために、俺は得物のドウダヌキに手をかけた。半狂乱に陥って、暴走する可能性を示唆することで、少しでも相手側より精神的に有利に立つことはできないかーーブラフだった。
「・・・」
先ほどまで威勢の良かった王太子もリュートも、怯んでいるのが丸わかりだった。まぁもしここで俺が本当に暴走したら、真っ先に刀の錆になるのは自分達でだからな。衛兵達もいるが、恐らく彼らでは盾として不十分だ。
俺が強気な態度を取ることで、場の流れが少し変わった。膠着状態に持ち込んで、少しは考える時間を貰えるかーーと考えていたときだった。
「ハッタリです」
透き通る声が場の空気を変えた。
声の主はキアラだ。
「ショウ・ルーデルはここで短絡的に暴走するほど、愚かな人間ではありません。ハッタリでこちらを揺さぶり、突破口を見出そうとしているのだと思います」
キアラに俺の考えを見透かされてしまった。
付き合いが長いのが仇になったかな。
「やるかもしれねぇだろうが。ここまでコケにされて黙ってられるほど俺は利口じゃねぇかもだろ?」
怒気を含んでそう言うと、リュートが「ひぃっ」と声を洩らした。
武家であるルーデルの長男なのに「ひぃっ」はねぇだろリュート・・・
「貴方はそんな愚かじゃない」
「どうだか。愛する婚約者の演技に騙されて、こんな窮地に立たされる利口者がいるか?」
ちょっと意地悪な言い方だったかな、と思うが本心だ。
キアラは少し、ほんの少しだけバツの悪そうに口元を歪ませたように見えたが
「万が一そんな暴走をしたとして、こちらに斬りかかる前に私の魔法で貴方を無力化できるわ」
そう言って右手をかざしてみせた。
「詠唱が終わる前に斬りこめるさ」
俺はドウダヌキに手を添えたまま言う。
「詠唱を必要としない魔法だってあるのよ」
「それこそブラフだね」
これは俺の決めつけ。
「試してみる?」
俺とキアラはジッと睨みあう。
行為は同じだが、そこには先ほどまであった甘い空気なんて微塵もない。
今、目の前にいるのは俺を騙し裏切ってくれた女だが、流石に斬りこめるほどまだ心の整理はついていない。
向こうも俺が出来ないことはわかっているんだろうな。
「殿下。これはショウ・ルーデルの時間稼ぎです。粛々と話を進めていけば良いと思います」
この空気に割って入ったのは、殿下の同級生にして宰相の息子ラプス・ゴールディだった。
「万が一には近衛もおりますし、キアラ・ルーベルト様もおります。恐れることはありません」
本当にその気になれば恐らくそれなりに暴れることはできるだろうが、それをやるつもりはない。
「ふっ、そうだな。少し取り乱したか」
王太子はラプスの言葉に納得したのか、少し元気を取り戻してまた俺に正面から向き直った。
「どういう台本であるかと、そう問うたな。ショウ・ルーデル」
そう言って王太子はサーベルの切っ先を自分の腕に当てがった。
「・・・?」
俺が怪訝な顔でそれを見ていると、なんと王太子は自分で自分の腕をサーベルで傷つけたのだった。
「何を!?」
王太子の奇行に動揺せずにはいられない。
王太子が自分でつけた傷口からは、真っ赤な血が染みをつくり、ポタポタと数滴の血が床に落ちた。
「この傷はショウ・ルーデル。貴様がつけたものだ」
「なに?」
「私はキアラ嬢の悲鳴を聞いて駆け付けたところ、乱暴をしようとしているショウ・ルーデルに遭遇。助け出そうとして逆上した貴様に斬りつけられる。それを私が取り押さえたという筋書きだ」
「…で、助けたキアラと殿下は心を通わせる、そんなとこですか?」
俺が冗談交じりで付け加えると、キアラは僅かに目を伏せた。
「そこまでわかっているなら話は早い」
王太子は否定しなかった。
・・・こりゃ想像以上の三文芝居だね。
「ハッ、殿下のようなもやしっ子に俺が不覚を取るわけないでしょうが。殿下なんざ一瞬で刀の錆になってオシマイですよ」
あえて小馬鹿にしたように笑って言うと、王太子は露骨に顔を怒りで歪ませる。
あんな顔ができるのか、これまで涼し気な顔しか見たことがなかった。
「黙れ!どこまでも私を敬わない、無礼で泥臭い田舎貴族が!!」
口汚く罵ってくる王太子。おぅおぅ、こんなところ国民に見せたらイメージダウンが凄いことになるだろうな。
「それで?俺が婚約者と殿下に狼藉をしたとして、その罰としてルーデル家はお取り潰しですか?」
あるいは降爵か。
いずれにせよ、王家といえどルーデル家に牙を向くなら、それ相応の覚悟があるのだろうか?
「黙って消えてなくなってやるほど、ルーデルは慎み深くはありませんぜ?」
これはブラフじゃなかった。
こちらとて領地を、国を死ぬ気で護ってきた自負がある。
その自分達を排そうとするならば、それ相応の報いを王家には受けてもらう。クーデターだ。
「ルーデル家は無くならないさ。ショウが排された後に僕が後を継ぐからね」
そう言ったのは兄リュートだった。
「だからショウ。ルーデル家のことは心配するな」
先ほどまでビビっていたくせに、場の空気が変わったからか勝ち誇ったように笑っている。
あぁ、最近一人で笑っていたとかいうのは、今このときのことをあらかじめ知っていたからか。領地運営の勉強をしていたというのは、辺境伯としてルーデルの領地を治めるからということか。合点がいった、しかし・・・
「同じことだ」
「・・・何がだ?」
「アンタがルーデル家を継いだんじゃ、遅かれ早かれルーデルは潰れる。アンタにどうにかなるほど、あそこの領地は甘くない」
「なっ・・・!」
俺の言葉に、今度はリュートが憎悪で顔を歪ませる。
俺だってオミト達のフォローあってどうにかやっていたのだ。臆病者で軟弱なリュートにあの死と隣り合わせの領地の当主が務まるとは到底思えなかった。少なくとも、王都で居場所が無くなったからといって、嫌がっていた辺境伯の地位で妥協しようなどという心意義でやるうちは絶対に駄目だね。
王太子としては俺を謀略でルーデルの時期当主から排しても、実兄のリュートを後釜に据えればルーデルの・・・辺境騎士団の暴発を抑えられると思っての筋書きなんだろうがね。
「いやいや、びっくりだ。想像以上にお粗末な台本なんだもん」
だが、万が一があってもリュートがルーデル家を継ぐという話になっているのなら、それはそれでいいなと思った。
なにしろ、俺がここで暴れても、俺個人が裁かれるのみでルーデル家そのものが潰されるということは無さそうだからだ。殿下とリュートではそういう取引がされているのだろう。こんな茶番に同席して俺をハメているくらいの間柄であるからには、約束を違えることはしないはずだ。
リュートにルーデルの当主は荷が重いだろうが、オミトやエーペレスさんなら潰えないための何かを考えてくれるだろう。・・・くれるよね?
ルーデル家が残るならば、ここで俺が大人しくしていてもルーデルに戻れないという結果が同じならば、少しくらい好きに暴れたっていいだろう?俺は別に死刑でもなんでもいいさ。
キアラに裏切られた今、何だか考えるのも億劫で疲れてきちまった。
「で、そんなバカみたいな台本に俺が付き合うと思いましたかい?」
俺はドウダヌキを鞘から抜いた。
「!!」
部屋にいる全員が息を飲むのが分かった。
俺がいよいよやけを起こそうとしていると思ったんだろう。
その通りだ。
ルーデル家の後のことが心配で勝手はすまいと思っていたが、わざわざリュートがルーデル家の後を引き継いでくれるというのなら別だ。ここまで舐められて黙っているのも嫌だったしな。
キアラはもちろん、後のことを考えると王太子とリュートは殺しては駄目だ。だが、近衛の数人くらいは刺し違えてくれようか?
「ショウ、やめて」
どこか、切迫したキアラが手をかざして言った。
無詠唱の魔法が使えるのが本当かどうかなんてどうでもいいことだ。使えるなら俺はキアラにやられて終わり。使えないなら俺が何人か道ずれにして終わり。
「ここまで舐められてそのままってわけにはいかねぇんだよ」
好きに出来るなら、最後に怒りに任せて大暴れしてやろう。
彼らに凄惨たる思い出を作ってやろう。
それが俺が彼らに出来るせめてもの仕返しだ。茶番劇に巻き込めば俺を即座に無力化できると思ったのが仇になたな。
説得は不可能だと察したのか、キアラの口元が僅かに動き出した。
詠唱だーーー
無詠唱の魔法とやらはブラフだったか。
それを察した俺は詠唱を終える前に斬りかかろうと足を踏み出した。
1
お気に入りに追加
658
あなたにおすすめの小説
Sランク冒険者の受付嬢
おすし
ファンタジー
王都の中心街にある冒険者ギルド《ラウト・ハーヴ》は、王国最大のギルドで登録冒険者数も依頼数もNo.1と実績のあるギルドだ。
だがそんなギルドには1つの噂があった。それは、『あのギルドにはとてつもなく強い受付嬢』がいる、と。
そんな噂を耳にしてギルドに行けば、受付には1人の綺麗な銀髪をもつ受付嬢がいてー。
「こんにちは、ご用件は何でしょうか?」
その受付嬢は、今日もギルドで静かに仕事をこなしているようです。
これは、最強冒険者でもあるギルドの受付嬢の物語。
※ほのぼので、日常:バトル=2:1くらいにするつもりです。
※前のやつの改訂版です
※一章あたり約10話です。文字数は1話につき1500〜2500くらい。
スキルを極めろ!
アルテミス
ファンタジー
第12回ファンタジー大賞 奨励賞受賞作
何処にでもいる大学生が異世界に召喚されて、スキルを極める!
神様からはスキルレベルの限界を調査して欲しいと言われ、思わず乗ってしまった。
不老で時間制限のないlv上げ。果たしてどこまでやれるのか。
異世界でジンとして生きていく。
異世界で『魔法使い』になった私は一人自由気ままに生きていきたい
哀村圭一
ファンタジー
人や社会のしがらみが嫌になって命を絶ったOL、天音美亜(25歳)。薄れゆく意識の中で、謎の声の問いかけに答える。
「魔法使いになりたい」と。
そして目を覚ますと、そこは異世界。美亜は、13歳くらいの少女になっていた。
魔法があれば、なんでもできる! だから、今度の人生は誰にもかかわらず一人で生きていく!!
異世界で一人自由気ままに生きていくことを決意する美亜。だけど、そんな美亜をこの世界はなかなか一人にしてくれない。そして、美亜の魔法はこの世界にあるまじき、とんでもなく無茶苦茶なものであった。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
ボッチの少女は、精霊の加護をもらいました
星名 七緒
ファンタジー
身寄りのない少女が、異世界に飛ばされてしまいます。異世界でいろいろな人と出会い、料理を通して交流していくお話です。異世界で幸せを探して、がんばって生きていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる