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勇者パーティー 強欲の勇者4
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ライルはスライム退治の依頼の失敗を、屈辱と恥辱に塗れた表情でギルドへ報告した。
「やっぱりアナタには少し早かったわネ」
ビキニアーマーの女戦士がライルに嘲るような目線を向けてそう言った。
そして昨日と身に着けている装備品が違うことでスライム退治で何があったのかを「あっ・・・」と察し、それについてもライルは冒険者達から酷くいじられた。
「次!次こそは!」
泣いても冒険者に当たり散らしても、自分の犯した失敗は無くならない。
失敗を埋め合わせるのは成功の実績の積み重ねのみ。ライルはギルド職員の冷ややかな視線を受けながらも、すぐに他の依頼を受けた。
しかし、ライルはゴブリン討伐も、薬草の採取もうまくいかず、果ては商人の護衛任務すら面接で落ちる有様だった。
理由は簡単、明らかな実力不足だからだ。
「これが・・・帝国・・・」
ライルが帝都に来て数日・・・ようやく気が付いたのは、田舎の祖国とは冒険者も魔物もレベルが全然違うということである。
変異していない同じスライムでも全然動きも数も違うし、ゴブリンは賢さが増し仲間との連携も隙がない。
おまけに男色のゴブリンがいたようで危うく犯されそうになった。スライムの次にゴブリンにヤられたのでは、もう戻ってこられなくなってしまうと察したので、それこそ死に物狂いで逃げてきた。
薬草採取の依頼を受けたものの、それを邪魔しようとする群生地周辺の野獣すらが祖国のそれとは強さがまるで違い、野犬にすら命を奪われそうになって逃げかえったこともある。
この帝国ではライルはE級冒険者よりも弱いという現実が、彼を強く打ちのめした。
帝国は世界的には魔族の領域に近い立地にあるために、自然と出没する魔物が強力になり、それに対抗する冒険者や騎士も強くなる。
ライルのいた祖国では魔物が弱かっただけに、帝国に来たばかりの彼からすればその差に愕然とするより他になかった。
『勇者』の才能に胡坐をかいて、ろくに鍛錬も情報収集もして来なかったツケが回ってきたのだとライルは深く悔いる。
井の中の蛙、猿山の大将・・・そうであることに気付かずに、すぐにでも帝都で栄光を掴める存在だと思っていたライルは、自分が酷くちっぽけで情けない存在であると思い沈んでしまう。
とはいえ、成り上がると啖呵を切って祖国を飛び出してきた以上、ライルはもう故郷へ逃げ帰るわけにもいかなかった。
「底辺冒険者としての出直しか・・・ハハッ」
良い女をはべらし、屋敷に住み、毎日ご馳走と高い酒を飲む・・・そんな甘い夢を描いてからライルだったが、現実は想像以上に厳しかった。
E級冒険者向けの依頼すら満足にこなせない日々が続いたが、冒険者ランクが上がるどころか帝都で生活していくのが手一杯の状況が続くことになる。
-----
そうして過ごしていたある時のことである。
「おや、久しぶりですね」
なけなしの金で安酒場へ飲みに来ていたライルは、突然声をかけられて怪訝な顔をした。
帝都・・・特に酒場では年若いライルを馬鹿にして絡んでくるような客ばかりで、気安く話が出来るような知人が出来ていなかったので、普通に話しかけられることに慣れていなかったからだ。
「貴方は・・・」
目の細い、人の良さそうな顔をした年上の男・・・忘れるはずもない。そこにいたのはかつて自分の命を助けてくれたシュウだった。
この広い帝都でなんという偶然だろうか。しかし、ライルには素直にその再開を喜ぶ心境に無かった。
「せっかくの再会だ。どうでしょう、ご一緒しても?」
「ええ・・・」
シュウはライルに断るとテーブルにつき、ウエイターにビールを注文する。
ライルとは違い、シュウは再会を喜んでいるようだった。
「良い店を知っていますね。ここは帝都でも比較的安く、酒も悪くない店なんですよ。少しばかり治安は良くありませんがね」
シュウが微笑を浮かべながら言う。
ライルは知っていた。この店が安いのも、治安が悪いのも。
ライルは未成年ながらも何度かここに足を運んだが、絡まれ、喧嘩を売られ、ボコボコにされることがありながらも、それでも安酒に逃避したいときがあったからこの店に何度か足を運んでいた。
お陰で貯金はろくに溜まっていない。
「随分頑張っておいでのようですね。噂の方は聞いていますよ」
シュウがビールに口をつけながらそう言ったので、ライルは怪訝な顔をする。
「頑張る?僕が?いやいや・・・散々ですよ」
ライルは肩を竦めて自嘲気味に笑い、溜め息をつく。
「僕はね、これでも祖国では『勇者』として神託を受け、期待されていた冒険者だったんですよ。実際うまくやっていた。けど、そんな僕でもこの帝国ではゴミ扱い。笑ってしまいます。この帝国は僕なんかとは生きるレベルが違う」
虚空を見上げ、帝国に来てからのことを思い出しながらライルは微笑を浮かべる。
「ギルドで自分が『勇者』だ、というとギルド職員が笑いをこらえながら教えてくれたんですよ。『勇者』なんて肩書を持った人間はこの世にごまんといると。別にそこまでレアな存在じゃないんだと。『勇者』であることがこれまでの僕の誇りだったんですがね・・・馬鹿みたいですよ」
ケラケラと笑うライルを、シュウは黙って見つめていた。
「それにね、僕・・・ギルドでスライム退治を引き受けたのに、そのスライムに負けて穢されてしまったんですよ?リベンジに挑んでみても、結局負けてまた穢されて。どうです?スライムに二度も犯された勇者なんて。人間の女より先にスライムを経験したんですよ?誰が得するんですかそんな状況」
こんなこと話すも恥ずかしいことであるが、それでも酒が入っているためか心のブレーキが効かず、ライルはスラスラとシュウに対して愚痴を吐く。
「ゴブリンに負けて死に物狂いで逃げ帰ってきて、薬草採取のために森へ行っても動物にすら殺されそうになる。祖国では勇者として活躍できても、帝国じゃ僕はE級冒険者以下だ。ゴミなんですよ僕なんて。ギルドでも誰も僕を仲間にしようとする人なんていないし」
コップに入ったビールを飲もうとして、空っぽだったことに気付いたライルが恨めしそうに器の底を睨んでいると、「これは私の奢りです」とシュウが気を利かせてお代わりを注文した。
ライルがお代わりのビールを口につけていると、それまで黙って聞いていたシュウが口を開く。
「私はね、ライルさん。あなたのことをそんなひどいものだとは思ってませんよ」
「・・・は?いやいや、慰めなんて」
「いえいえ。それでも貴方はくじけずに冒険者業を続けているではありませんか。聞いてますよ?これまで失敗続きだった薬草採取も、最近は少しずつ達成できるようになってきていると」
「いや、薬草採取程度なんて・・・」
「薬草採取程度・・・でも、どの冒険者も最初はその積み重ねからなんです。貴方はまだまだ全然若い。決して他の冒険者に比べて遅れを取っているわけじゃない」
「・・・」
「『勇者』であるという神託を受けるという人間がこの世にそこそこいるのは事実ですが、それでもその神託を受けた者が実際に冒険者になり、活動を続けているのは全体のどれくらいだと思います?実は1パーセントにも満たないんですよ?大体は挫折するんです。故郷の両親が病気になった、他にやりたいことができた、まぁこんな感じでいろいろとそれらしい理由をつけてね、せっかく手に入れた『勇者』の肩書を捨ててしまうんです。剣と魔法の才能を持っていても、使わなければ意味がない」
ライルはいつの間にかビールに口もつけずに、シュウの話に聞き入っていた。
「ですからライルさん。酷い目に遭いながらもコツコツと着実に冒険者業を続けている貴方こそ、『勇者』の肩書に恥じない者だと私は思いますよ。きっと貴方は大成する冒険者・・・『勇者』になるだろうと私は思っています」
「・・・」
ライルはしばらく何も言わずに俯いた。
シュウの言葉を聞いて目から涙がこぼれそうになってしまっているのを、シュウに見られなくないからだ。
シュウもそんなライルを察し、ただただ黙って一人でビールを飲んでいた。
「やっぱりアナタには少し早かったわネ」
ビキニアーマーの女戦士がライルに嘲るような目線を向けてそう言った。
そして昨日と身に着けている装備品が違うことでスライム退治で何があったのかを「あっ・・・」と察し、それについてもライルは冒険者達から酷くいじられた。
「次!次こそは!」
泣いても冒険者に当たり散らしても、自分の犯した失敗は無くならない。
失敗を埋め合わせるのは成功の実績の積み重ねのみ。ライルはギルド職員の冷ややかな視線を受けながらも、すぐに他の依頼を受けた。
しかし、ライルはゴブリン討伐も、薬草の採取もうまくいかず、果ては商人の護衛任務すら面接で落ちる有様だった。
理由は簡単、明らかな実力不足だからだ。
「これが・・・帝国・・・」
ライルが帝都に来て数日・・・ようやく気が付いたのは、田舎の祖国とは冒険者も魔物もレベルが全然違うということである。
変異していない同じスライムでも全然動きも数も違うし、ゴブリンは賢さが増し仲間との連携も隙がない。
おまけに男色のゴブリンがいたようで危うく犯されそうになった。スライムの次にゴブリンにヤられたのでは、もう戻ってこられなくなってしまうと察したので、それこそ死に物狂いで逃げてきた。
薬草採取の依頼を受けたものの、それを邪魔しようとする群生地周辺の野獣すらが祖国のそれとは強さがまるで違い、野犬にすら命を奪われそうになって逃げかえったこともある。
この帝国ではライルはE級冒険者よりも弱いという現実が、彼を強く打ちのめした。
帝国は世界的には魔族の領域に近い立地にあるために、自然と出没する魔物が強力になり、それに対抗する冒険者や騎士も強くなる。
ライルのいた祖国では魔物が弱かっただけに、帝国に来たばかりの彼からすればその差に愕然とするより他になかった。
『勇者』の才能に胡坐をかいて、ろくに鍛錬も情報収集もして来なかったツケが回ってきたのだとライルは深く悔いる。
井の中の蛙、猿山の大将・・・そうであることに気付かずに、すぐにでも帝都で栄光を掴める存在だと思っていたライルは、自分が酷くちっぽけで情けない存在であると思い沈んでしまう。
とはいえ、成り上がると啖呵を切って祖国を飛び出してきた以上、ライルはもう故郷へ逃げ帰るわけにもいかなかった。
「底辺冒険者としての出直しか・・・ハハッ」
良い女をはべらし、屋敷に住み、毎日ご馳走と高い酒を飲む・・・そんな甘い夢を描いてからライルだったが、現実は想像以上に厳しかった。
E級冒険者向けの依頼すら満足にこなせない日々が続いたが、冒険者ランクが上がるどころか帝都で生活していくのが手一杯の状況が続くことになる。
-----
そうして過ごしていたある時のことである。
「おや、久しぶりですね」
なけなしの金で安酒場へ飲みに来ていたライルは、突然声をかけられて怪訝な顔をした。
帝都・・・特に酒場では年若いライルを馬鹿にして絡んでくるような客ばかりで、気安く話が出来るような知人が出来ていなかったので、普通に話しかけられることに慣れていなかったからだ。
「貴方は・・・」
目の細い、人の良さそうな顔をした年上の男・・・忘れるはずもない。そこにいたのはかつて自分の命を助けてくれたシュウだった。
この広い帝都でなんという偶然だろうか。しかし、ライルには素直にその再開を喜ぶ心境に無かった。
「せっかくの再会だ。どうでしょう、ご一緒しても?」
「ええ・・・」
シュウはライルに断るとテーブルにつき、ウエイターにビールを注文する。
ライルとは違い、シュウは再会を喜んでいるようだった。
「良い店を知っていますね。ここは帝都でも比較的安く、酒も悪くない店なんですよ。少しばかり治安は良くありませんがね」
シュウが微笑を浮かべながら言う。
ライルは知っていた。この店が安いのも、治安が悪いのも。
ライルは未成年ながらも何度かここに足を運んだが、絡まれ、喧嘩を売られ、ボコボコにされることがありながらも、それでも安酒に逃避したいときがあったからこの店に何度か足を運んでいた。
お陰で貯金はろくに溜まっていない。
「随分頑張っておいでのようですね。噂の方は聞いていますよ」
シュウがビールに口をつけながらそう言ったので、ライルは怪訝な顔をする。
「頑張る?僕が?いやいや・・・散々ですよ」
ライルは肩を竦めて自嘲気味に笑い、溜め息をつく。
「僕はね、これでも祖国では『勇者』として神託を受け、期待されていた冒険者だったんですよ。実際うまくやっていた。けど、そんな僕でもこの帝国ではゴミ扱い。笑ってしまいます。この帝国は僕なんかとは生きるレベルが違う」
虚空を見上げ、帝国に来てからのことを思い出しながらライルは微笑を浮かべる。
「ギルドで自分が『勇者』だ、というとギルド職員が笑いをこらえながら教えてくれたんですよ。『勇者』なんて肩書を持った人間はこの世にごまんといると。別にそこまでレアな存在じゃないんだと。『勇者』であることがこれまでの僕の誇りだったんですがね・・・馬鹿みたいですよ」
ケラケラと笑うライルを、シュウは黙って見つめていた。
「それにね、僕・・・ギルドでスライム退治を引き受けたのに、そのスライムに負けて穢されてしまったんですよ?リベンジに挑んでみても、結局負けてまた穢されて。どうです?スライムに二度も犯された勇者なんて。人間の女より先にスライムを経験したんですよ?誰が得するんですかそんな状況」
こんなこと話すも恥ずかしいことであるが、それでも酒が入っているためか心のブレーキが効かず、ライルはスラスラとシュウに対して愚痴を吐く。
「ゴブリンに負けて死に物狂いで逃げ帰ってきて、薬草採取のために森へ行っても動物にすら殺されそうになる。祖国では勇者として活躍できても、帝国じゃ僕はE級冒険者以下だ。ゴミなんですよ僕なんて。ギルドでも誰も僕を仲間にしようとする人なんていないし」
コップに入ったビールを飲もうとして、空っぽだったことに気付いたライルが恨めしそうに器の底を睨んでいると、「これは私の奢りです」とシュウが気を利かせてお代わりを注文した。
ライルがお代わりのビールを口につけていると、それまで黙って聞いていたシュウが口を開く。
「私はね、ライルさん。あなたのことをそんなひどいものだとは思ってませんよ」
「・・・は?いやいや、慰めなんて」
「いえいえ。それでも貴方はくじけずに冒険者業を続けているではありませんか。聞いてますよ?これまで失敗続きだった薬草採取も、最近は少しずつ達成できるようになってきていると」
「いや、薬草採取程度なんて・・・」
「薬草採取程度・・・でも、どの冒険者も最初はその積み重ねからなんです。貴方はまだまだ全然若い。決して他の冒険者に比べて遅れを取っているわけじゃない」
「・・・」
「『勇者』であるという神託を受けるという人間がこの世にそこそこいるのは事実ですが、それでもその神託を受けた者が実際に冒険者になり、活動を続けているのは全体のどれくらいだと思います?実は1パーセントにも満たないんですよ?大体は挫折するんです。故郷の両親が病気になった、他にやりたいことができた、まぁこんな感じでいろいろとそれらしい理由をつけてね、せっかく手に入れた『勇者』の肩書を捨ててしまうんです。剣と魔法の才能を持っていても、使わなければ意味がない」
ライルはいつの間にかビールに口もつけずに、シュウの話に聞き入っていた。
「ですからライルさん。酷い目に遭いながらもコツコツと着実に冒険者業を続けている貴方こそ、『勇者』の肩書に恥じない者だと私は思いますよ。きっと貴方は大成する冒険者・・・『勇者』になるだろうと私は思っています」
「・・・」
ライルはしばらく何も言わずに俯いた。
シュウの言葉を聞いて目から涙がこぼれそうになってしまっているのを、シュウに見られなくないからだ。
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