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二人の門出
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シュウ達が帝都を逃げ出して半日・・・日が沈みかけていた。
ホワイトキングが一晩走り続けることができるほどの体力を持っていたおかげで、恐るべき快速を維持したまま逃亡を続け、シュウ達は帝都から大きく距離を稼ぐことが出来た。
「どこまでもとんでもない馬ですね・・・」
シュウはつくづくフローラが呼んだこの凶暴な白馬が恐ろしく感じた。
馬と言ったが、むしろ馬とくくっていいのかすらわからない。
「元はユニコーンだとホワイトキングが言ってました。闇落ちして今に至る、と」
「 は ? 」
ユニコーンとは、頭に角が生えた白馬のような生き物のことで、聖神教会では神の使いだとか、神そのものだとかそういった絶対的に神聖なものとしての扱いであった。なんにせよ、簡単にはお目にかかれない・・・というか実在するのかすらシュウには怪しいと思っていた存在だった。
角は無いし、神聖な生き物とは到底思えないほどの無骨さだ。共通点といえば獰猛だという性格と、白いということくらいしかない。
「いや確かにただの馬とは思えないほどタフだし大きいけど・・・いや、待てよ。だってユニコーンは確か処女ではないと触るどころか近寄ることもできないと聞いたことがあったような・・・」
ユニコーンについてに知識をおぼろげながらに思い出しながらシュウは言う。
『ブルルル・・・』
シュウの疑問に対して、ホワイトキングが答えるかのように嘶いた。それを聞いてフローラが言う。
「『昔は処女じゃなきゃ嫌だって思ってたけど、フローラだしどっちでもいいわなと。あと処女じゃなくてもそれはそれで良いところがあることも知っちまった。あとトレードマークの角は冒険者に折られた』と、言ってます」
「本当にそんなこと言ってるんですか!?」
『ブルル・・・』
「『本当なら男なんて乗せたくないが、フローラの門出を祝って俺からの餞別だ。ありがたく思いな』と言ってます。ふふ、ありがとうホワイトキング」
「そういえば普通に話をしてますね?それもそれで凄いのですが」
呆気にとられるシュウだが、確かに馬っぽい超獣か何かじゃないと説明がつかないような脱出劇を披露されたし、フローラとの意思疎通も会話が成立していないと説明がつかないレベルなので、疑う気にもならない。
というか闇落ちしたユニコーンとはなんだ?どうして闇落ちしたんだ?と疑問がシュウの沸いた頃、山奥に差し掛かったところでふと小さな村が見えた。
「ここは帝国の領土を少し離れた地ですね。ここにはさすがに今日の今日で手配なんてされないでしょうし、ここで宿を取るのがいいかもしれません」
シュウがこの村で宿を取ることを提案した。
シュウ達はホワイトキングの快速をおかげで、半日で帝国の領土の外まで来ることができていたからだ。
帝国内でも僻地まで来れば手配書が回るまでに時間がかかるが、今いる地は帝国ドレークとは友好関係ではあるものの、属国にはなっていないそこそこの強国であるガリングという国である。
少なくともここでなら一晩休んでも追手は来ないとシュウも考えた。
「私も疲れましたし、今日はここらで休んでおきましょう」
帝都で最初暴れたものの、まだまだシュウは体力に余裕はあるし、ホワイトキングも走れそうだが、フローラの体力が限界に近付いているのにシュウは気づいていた。フローラは乗馬そのものは経験があっても、遠乗りはそうではない。彼女はやせ我慢をしていたが、あえてシュウから疲れたと言うことで、彼女に気を遣わせまいとする。
「ありがとうございます・・・」
そんなシュウの気遣いに、フローラが胸の中が温かくなるのを感じたのだった。
-----
『俺は周囲の森で餌でも食ってるから、明日の朝迎えに行くわ』
ホワイトキングはそう言い(フローラ談)、未開の森のほうへ消えていった。
ただ馬が食う餌よりも、森にいる植物系の魔物を食うのが好きだという。やっぱり馬じゃねーなとシュウは思った。
「お二人様ですね」
追手が来ている可能性は少なめとはいえ、一応念を押してフローラの認識阻害の魔法を使って別の人間と認識させ、無事に宿屋のチェックインを済ませる。
のちに「若い男女」で指名手配されたときに、足がつかないように「汚いおじさんの二人組」と認識を歪めたと聞いてシュウは微妙な気持ちになった。
なにはともあれ休む場を確保できた二人は、食事をしようと村にある唯一の酒場へと足を運んだ。考えてみれば朝から日が沈む今まで、一度も食事をしていないので二人ともすっかり空腹になっていた。
「ふふっ」
フローラが嬉しそうにシュウの腕に自分の腕を絡めながら歩く。
「私、シュウ様とこうして歩いてみたかったんです。ついに叶いました」
聖神教会では例え夫婦であっても、みだりに人前で男女がスキンシップを取ることは良しとされていない。いかにフローラがシュウに懐いていようとが、こうして腕を絡めるどころか手をつなぐことすら咎められる行為だった。まして二人は恋人ではなく、シュウに至っては婚約者がいたから当然である。フローラは聖女になってからは会話することすら制限されていた。
「たまにシュウ様が『光の戦士達』の冒険から帰ってきたときも、どれだけ私がシュウ様に会いたくても、侍女の方々から会いに行っては駄目だと言われてたんですよ・・・あれは本当につらかったです」
「それはそうでしょう。聖女様にスキャンダルはご法度・・・ただのいち神官との間に変な噂が立ったら大変なことです」
シュウは教会を追放された日に、最後にフローラの頭を撫でたときのことを思い出す。そのときのシュウは既に神官職を解かれた身分であるゆえに、最後に昔していたことを・・・程度に考えてやったことだったが、神官のときに人前であんなことをやれば今頃厳罰に処されていただろう。
「でも、今の私たちはもう聖女でも神官でもありません。これからは人前で堂々といちゃつくことが出来るんです!嬉しくてたまりません」
そう言いながらフローラはより強い力で腕にしがみつき、頭をすりすりとこすりつける。
汚いおじさんの二人組に錯覚されている周囲の一般人は、生暖かい目でそんなシュウ達を見ていた。
-----
老夫婦で経営している十数人入れば満席になるくらいの小さな酒場で、シュウとフローラは食事を摂った。
「シュウ様。このスープに入ってる鶏肉がおいしいです。帝都には無い素朴な味ですね」
酒場で注文した食事は、食物豊富な帝都でかつ聖女として上質な食事を摂っていたはずのフローラの舌を満足させた。
空腹が続いていたというのもあるし、逃亡の緊張から一先ず解放されたのも食事がおいしいと感じるスパイスになっているのかもしれないとシュウは思う。
今日のところはフローラは満足してくれているが、これから逃避行が続く中で、いつまでこういったまともな食事にありつけることが出来るのか・・・シュウはそういった不安が胸中にあった。
早く落ち着いた生活を送れるようにしなければとシュウが考えていると
「こんな山奥にカップルで来るなんて珍しいね」
食事をしているシュウ達のところに、酒場の女将である老婆がやってきた。
認識阻害の魔法で擬態しているはずなのにカップルと呼ばれたことにシュウ達は一瞬ぎょっとするが、男同士(に他人には見える)でベタベタしているのを見られ、そういうカップルに理解のある人なのだろう・・・と焦りながらも自己完結をする。
だが、老婆の次の発言に二人は一気に緊張を走らせることになった。
「それも認識阻害の魔法を使っている。ワケ有りと見たねぇ・・・ふふっ」
今度こそ戦慄するシュウ達に対し、老婆はニヤリと笑った。
ホワイトキングが一晩走り続けることができるほどの体力を持っていたおかげで、恐るべき快速を維持したまま逃亡を続け、シュウ達は帝都から大きく距離を稼ぐことが出来た。
「どこまでもとんでもない馬ですね・・・」
シュウはつくづくフローラが呼んだこの凶暴な白馬が恐ろしく感じた。
馬と言ったが、むしろ馬とくくっていいのかすらわからない。
「元はユニコーンだとホワイトキングが言ってました。闇落ちして今に至る、と」
「 は ? 」
ユニコーンとは、頭に角が生えた白馬のような生き物のことで、聖神教会では神の使いだとか、神そのものだとかそういった絶対的に神聖なものとしての扱いであった。なんにせよ、簡単にはお目にかかれない・・・というか実在するのかすらシュウには怪しいと思っていた存在だった。
角は無いし、神聖な生き物とは到底思えないほどの無骨さだ。共通点といえば獰猛だという性格と、白いということくらいしかない。
「いや確かにただの馬とは思えないほどタフだし大きいけど・・・いや、待てよ。だってユニコーンは確か処女ではないと触るどころか近寄ることもできないと聞いたことがあったような・・・」
ユニコーンについてに知識をおぼろげながらに思い出しながらシュウは言う。
『ブルルル・・・』
シュウの疑問に対して、ホワイトキングが答えるかのように嘶いた。それを聞いてフローラが言う。
「『昔は処女じゃなきゃ嫌だって思ってたけど、フローラだしどっちでもいいわなと。あと処女じゃなくてもそれはそれで良いところがあることも知っちまった。あとトレードマークの角は冒険者に折られた』と、言ってます」
「本当にそんなこと言ってるんですか!?」
『ブルル・・・』
「『本当なら男なんて乗せたくないが、フローラの門出を祝って俺からの餞別だ。ありがたく思いな』と言ってます。ふふ、ありがとうホワイトキング」
「そういえば普通に話をしてますね?それもそれで凄いのですが」
呆気にとられるシュウだが、確かに馬っぽい超獣か何かじゃないと説明がつかないような脱出劇を披露されたし、フローラとの意思疎通も会話が成立していないと説明がつかないレベルなので、疑う気にもならない。
というか闇落ちしたユニコーンとはなんだ?どうして闇落ちしたんだ?と疑問がシュウの沸いた頃、山奥に差し掛かったところでふと小さな村が見えた。
「ここは帝国の領土を少し離れた地ですね。ここにはさすがに今日の今日で手配なんてされないでしょうし、ここで宿を取るのがいいかもしれません」
シュウがこの村で宿を取ることを提案した。
シュウ達はホワイトキングの快速をおかげで、半日で帝国の領土の外まで来ることができていたからだ。
帝国内でも僻地まで来れば手配書が回るまでに時間がかかるが、今いる地は帝国ドレークとは友好関係ではあるものの、属国にはなっていないそこそこの強国であるガリングという国である。
少なくともここでなら一晩休んでも追手は来ないとシュウも考えた。
「私も疲れましたし、今日はここらで休んでおきましょう」
帝都で最初暴れたものの、まだまだシュウは体力に余裕はあるし、ホワイトキングも走れそうだが、フローラの体力が限界に近付いているのにシュウは気づいていた。フローラは乗馬そのものは経験があっても、遠乗りはそうではない。彼女はやせ我慢をしていたが、あえてシュウから疲れたと言うことで、彼女に気を遣わせまいとする。
「ありがとうございます・・・」
そんなシュウの気遣いに、フローラが胸の中が温かくなるのを感じたのだった。
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『俺は周囲の森で餌でも食ってるから、明日の朝迎えに行くわ』
ホワイトキングはそう言い(フローラ談)、未開の森のほうへ消えていった。
ただ馬が食う餌よりも、森にいる植物系の魔物を食うのが好きだという。やっぱり馬じゃねーなとシュウは思った。
「お二人様ですね」
追手が来ている可能性は少なめとはいえ、一応念を押してフローラの認識阻害の魔法を使って別の人間と認識させ、無事に宿屋のチェックインを済ませる。
のちに「若い男女」で指名手配されたときに、足がつかないように「汚いおじさんの二人組」と認識を歪めたと聞いてシュウは微妙な気持ちになった。
なにはともあれ休む場を確保できた二人は、食事をしようと村にある唯一の酒場へと足を運んだ。考えてみれば朝から日が沈む今まで、一度も食事をしていないので二人ともすっかり空腹になっていた。
「ふふっ」
フローラが嬉しそうにシュウの腕に自分の腕を絡めながら歩く。
「私、シュウ様とこうして歩いてみたかったんです。ついに叶いました」
聖神教会では例え夫婦であっても、みだりに人前で男女がスキンシップを取ることは良しとされていない。いかにフローラがシュウに懐いていようとが、こうして腕を絡めるどころか手をつなぐことすら咎められる行為だった。まして二人は恋人ではなく、シュウに至っては婚約者がいたから当然である。フローラは聖女になってからは会話することすら制限されていた。
「たまにシュウ様が『光の戦士達』の冒険から帰ってきたときも、どれだけ私がシュウ様に会いたくても、侍女の方々から会いに行っては駄目だと言われてたんですよ・・・あれは本当につらかったです」
「それはそうでしょう。聖女様にスキャンダルはご法度・・・ただのいち神官との間に変な噂が立ったら大変なことです」
シュウは教会を追放された日に、最後にフローラの頭を撫でたときのことを思い出す。そのときのシュウは既に神官職を解かれた身分であるゆえに、最後に昔していたことを・・・程度に考えてやったことだったが、神官のときに人前であんなことをやれば今頃厳罰に処されていただろう。
「でも、今の私たちはもう聖女でも神官でもありません。これからは人前で堂々といちゃつくことが出来るんです!嬉しくてたまりません」
そう言いながらフローラはより強い力で腕にしがみつき、頭をすりすりとこすりつける。
汚いおじさんの二人組に錯覚されている周囲の一般人は、生暖かい目でそんなシュウ達を見ていた。
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老夫婦で経営している十数人入れば満席になるくらいの小さな酒場で、シュウとフローラは食事を摂った。
「シュウ様。このスープに入ってる鶏肉がおいしいです。帝都には無い素朴な味ですね」
酒場で注文した食事は、食物豊富な帝都でかつ聖女として上質な食事を摂っていたはずのフローラの舌を満足させた。
空腹が続いていたというのもあるし、逃亡の緊張から一先ず解放されたのも食事がおいしいと感じるスパイスになっているのかもしれないとシュウは思う。
今日のところはフローラは満足してくれているが、これから逃避行が続く中で、いつまでこういったまともな食事にありつけることが出来るのか・・・シュウはそういった不安が胸中にあった。
早く落ち着いた生活を送れるようにしなければとシュウが考えていると
「こんな山奥にカップルで来るなんて珍しいね」
食事をしているシュウ達のところに、酒場の女将である老婆がやってきた。
認識阻害の魔法で擬態しているはずなのにカップルと呼ばれたことにシュウ達は一瞬ぎょっとするが、男同士(に他人には見える)でベタベタしているのを見られ、そういうカップルに理解のある人なのだろう・・・と焦りながらも自己完結をする。
だが、老婆の次の発言に二人は一気に緊張を走らせることになった。
「それも認識阻害の魔法を使っている。ワケ有りと見たねぇ・・・ふふっ」
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