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ゴウキ・ファミリー
見つかっちゃった(cv:盗賊)
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「お、何だこりゃ、洞窟になってんじゃねーか」
サンドアリジゴクの蟻地獄を下りきったゴウキ達は、明らかに人為的に作られたと思われる洞窟内に出た。
「リノアが見た通り、ここが盗賊団のアジトかもしれねぇな」
まだ盗賊団どうかの確証はなかったが、少なくともサンドアリジゴクと同居している人間は普通ではないのは確実だと思った。
「むっーー!」
洞窟内を見回しているゴウキ達の虚をつくように、物陰から刃物を持って襲い掛かってくる複数の影があった。
音もなく素早い奇襲であったが、ゴウキ達には通じない。
「滅殺!」
一人がゴウキの裏拳で頭を粉砕し、
「はっ(嘲笑」
一人が首筋をスミレのクナイで斬られ、
「あ、勝手に近づくと危ないですよ」
一人がリノアの近接戦用自動迎撃の魔法により発生した電撃により黒焦げになり、
「・・・」
一人がデニスの刀によって真向斬りにされ体を二つに分かった。
不意打ちを仕掛けた側であるはずの人間が一瞬にして4つの死体に化けたせいか、他に潜んでいた気配は洞窟の奥の方へ遠ざかっていった。
「・・・やべぇな。いきなり襲いかかってきたから、思わず殺してしまったぞ。これで盗賊団じゃなかったらどうなっちまうんだ・・・?」
ゴウキはポリ・・・と頭をかく。
「いきなり襲いかかってきたんなら正当防衛じゃね?ていうかどちらにせよろくな人間じゃないでしょ」
スミレが何でもないことのように言う。
「私は警告しましたし?勝手に死んだだけですし?」
リノアは目をそらしながら少しだけ気まずそうにしてそう言った。
内心「もう少し電圧下げようかなぁ」とは考えていたが。
「・・・まぁ、こっちもいきなり来られたんだから正当防衛だろう・・・」
デニスもそう言ったことで、ようやくゴウキは胸を撫でおろす。
「そりゃそうだな。襲ってくる方が悪い」
ついに開き直り、周囲にもう自分達以外に気配がないことを確認すると、安堵したからか口に煙草を一本咥える。
「・・・随分しっかり作られた洞窟だな」
煙草を吸いながらゴウキはじっくりと洞窟を観察する。
「もしかすると、盗賊達が潜んでいるアジトで本当に間違いないかもな。そこかしこにトラップが仕掛けてあるぜ。ダンジョンなんかよりよっぽど精巧に擬態して作られてるから、不用意にいろいろ触らないほうがいーぜ」
「もっと早くに言ってくれ」
スミレが言う頃には、ゴウキは既にトラップを発動させてしまったのか、頭上から降ってきた巨大な剣山を受け止めていた。
「盗賊団のアジトの可能性・・・か。こりゃ、思ったより早く話が終わってくれそうだな」
剣山を投げ捨ててから、ゴウキはニヤリと笑った。
投げ捨てた剣山が何かスイッチを踏んだらしく、今度は転がる岩がゴウキ達に迫ったりして、ゴウキはスミレにこっぴどく叱られたのであった。
サンドアリジゴクの蟻地獄を下りきったゴウキ達は、明らかに人為的に作られたと思われる洞窟内に出た。
「リノアが見た通り、ここが盗賊団のアジトかもしれねぇな」
まだ盗賊団どうかの確証はなかったが、少なくともサンドアリジゴクと同居している人間は普通ではないのは確実だと思った。
「むっーー!」
洞窟内を見回しているゴウキ達の虚をつくように、物陰から刃物を持って襲い掛かってくる複数の影があった。
音もなく素早い奇襲であったが、ゴウキ達には通じない。
「滅殺!」
一人がゴウキの裏拳で頭を粉砕し、
「はっ(嘲笑」
一人が首筋をスミレのクナイで斬られ、
「あ、勝手に近づくと危ないですよ」
一人がリノアの近接戦用自動迎撃の魔法により発生した電撃により黒焦げになり、
「・・・」
一人がデニスの刀によって真向斬りにされ体を二つに分かった。
不意打ちを仕掛けた側であるはずの人間が一瞬にして4つの死体に化けたせいか、他に潜んでいた気配は洞窟の奥の方へ遠ざかっていった。
「・・・やべぇな。いきなり襲いかかってきたから、思わず殺してしまったぞ。これで盗賊団じゃなかったらどうなっちまうんだ・・・?」
ゴウキはポリ・・・と頭をかく。
「いきなり襲いかかってきたんなら正当防衛じゃね?ていうかどちらにせよろくな人間じゃないでしょ」
スミレが何でもないことのように言う。
「私は警告しましたし?勝手に死んだだけですし?」
リノアは目をそらしながら少しだけ気まずそうにしてそう言った。
内心「もう少し電圧下げようかなぁ」とは考えていたが。
「・・・まぁ、こっちもいきなり来られたんだから正当防衛だろう・・・」
デニスもそう言ったことで、ようやくゴウキは胸を撫でおろす。
「そりゃそうだな。襲ってくる方が悪い」
ついに開き直り、周囲にもう自分達以外に気配がないことを確認すると、安堵したからか口に煙草を一本咥える。
「・・・随分しっかり作られた洞窟だな」
煙草を吸いながらゴウキはじっくりと洞窟を観察する。
「もしかすると、盗賊達が潜んでいるアジトで本当に間違いないかもな。そこかしこにトラップが仕掛けてあるぜ。ダンジョンなんかよりよっぽど精巧に擬態して作られてるから、不用意にいろいろ触らないほうがいーぜ」
「もっと早くに言ってくれ」
スミレが言う頃には、ゴウキは既にトラップを発動させてしまったのか、頭上から降ってきた巨大な剣山を受け止めていた。
「盗賊団のアジトの可能性・・・か。こりゃ、思ったより早く話が終わってくれそうだな」
剣山を投げ捨ててから、ゴウキはニヤリと笑った。
投げ捨てた剣山が何かスイッチを踏んだらしく、今度は転がる岩がゴウキ達に迫ったりして、ゴウキはスミレにこっぴどく叱られたのであった。
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