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ゴウキ・ファミリー
一段落!
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「え?フォースギルド??そんなギルドがあるんすかい?」
「聞いたことない・・・」
「なんだそりゃ」
これが、ゴウキが仕事を斡旋してくれるギルドとしてフォースギルドのことを紹介したときのドレーク達のリアクションだ。
セントラルギルドから爪弾きにされ、王都のギルド一覧表などからも除外されているフォースギルドの知名度の低いのは仕方がないといえばないのだが、ここまでかとゴウキは苦笑いを浮かべる。
実際フォースギルドは知る人が知るといった食い詰め物の最終処分場みたいなところであった。
少なくともフォースギルドならば、安い依頼しかなくても食いっぱぐれることはないし、最悪はダンジョンに出て素材売りで生計を立てることも出来るはずだった。
この話を聞いたとき、ドレーク達は喜んだ。ようやく久々にまともな仕事にありつけるぞと。
今の彼らなら草むしりのような雑用とて喜んでやるだろう、フォースギルドに溜まる雑用要員になってもらおうとゴウキは思った。
ーーーーー
「今戻ったぜ」
ゴウキがフォースギルドに戻ったのは、日が沈みもうすぐギルドを閉め作業をしようとする時間であった。
ドレーク達疾風の牙の連中とディックとの話合いに渡りをつけ、話をまとめるとそこそこの時間が経過していた。ドレーク達はそこそこの賠償金を払うことになり、当面は負債返済のために苦労をすることになるだろうが、それでも生活の目途が立っただけでも良いだろう。彼らの住居についてもディックの方でツテを探ってくれることになった。
セントラルギルドに困らされていた冒険者達に助け船を出し、ゴウキ・ファミリーの拠点についても見つけ出すことが出来た。いろいろあったが、一日で随分いろいろと片を着けることが出来てゴウキは満足だった。
ちなみにバルドーとウルラはゴウキにすっかり恐怖というものを刻まれきったせいか、正面から自分のことを見てはくれなくなった。
「うっわ!ゴウキおめーなんで服ボロボロなんだよ?」
フォースギルドのソファで寝転がってゴウキを待っていたスミレが、ゴウキの服装を見て呆れ顔で言った。
そういえばドレークとの戦いで服がボロボロになったんだったなとゴウキは今更ながらに気付く。
「あ~、ま、ちょいとひと悶着あってな。けど、お陰で収穫はあったぜ」
物件に目途がついたゴウキは誇らしげに笑って言った。
「お、ほんとに?アタシの方も物件候補二つばかり見つけてきたわ。リノアも一軒見つけたってよ。今度はセントラルの手が回ってないところだって」
「・・・・・・」
何でもない事のように言うスミレを見て、ゴウキは異様に頼もしすぎる彼女らを有難いやら恐ろしいやら複雑な感情を抱くのであった。
「聞いたことない・・・」
「なんだそりゃ」
これが、ゴウキが仕事を斡旋してくれるギルドとしてフォースギルドのことを紹介したときのドレーク達のリアクションだ。
セントラルギルドから爪弾きにされ、王都のギルド一覧表などからも除外されているフォースギルドの知名度の低いのは仕方がないといえばないのだが、ここまでかとゴウキは苦笑いを浮かべる。
実際フォースギルドは知る人が知るといった食い詰め物の最終処分場みたいなところであった。
少なくともフォースギルドならば、安い依頼しかなくても食いっぱぐれることはないし、最悪はダンジョンに出て素材売りで生計を立てることも出来るはずだった。
この話を聞いたとき、ドレーク達は喜んだ。ようやく久々にまともな仕事にありつけるぞと。
今の彼らなら草むしりのような雑用とて喜んでやるだろう、フォースギルドに溜まる雑用要員になってもらおうとゴウキは思った。
ーーーーー
「今戻ったぜ」
ゴウキがフォースギルドに戻ったのは、日が沈みもうすぐギルドを閉め作業をしようとする時間であった。
ドレーク達疾風の牙の連中とディックとの話合いに渡りをつけ、話をまとめるとそこそこの時間が経過していた。ドレーク達はそこそこの賠償金を払うことになり、当面は負債返済のために苦労をすることになるだろうが、それでも生活の目途が立っただけでも良いだろう。彼らの住居についてもディックの方でツテを探ってくれることになった。
セントラルギルドに困らされていた冒険者達に助け船を出し、ゴウキ・ファミリーの拠点についても見つけ出すことが出来た。いろいろあったが、一日で随分いろいろと片を着けることが出来てゴウキは満足だった。
ちなみにバルドーとウルラはゴウキにすっかり恐怖というものを刻まれきったせいか、正面から自分のことを見てはくれなくなった。
「うっわ!ゴウキおめーなんで服ボロボロなんだよ?」
フォースギルドのソファで寝転がってゴウキを待っていたスミレが、ゴウキの服装を見て呆れ顔で言った。
そういえばドレークとの戦いで服がボロボロになったんだったなとゴウキは今更ながらに気付く。
「あ~、ま、ちょいとひと悶着あってな。けど、お陰で収穫はあったぜ」
物件に目途がついたゴウキは誇らしげに笑って言った。
「お、ほんとに?アタシの方も物件候補二つばかり見つけてきたわ。リノアも一軒見つけたってよ。今度はセントラルの手が回ってないところだって」
「・・・・・・」
何でもない事のように言うスミレを見て、ゴウキは異様に頼もしすぎる彼女らを有難いやら恐ろしいやら複雑な感情を抱くのであった。
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