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店に戻りポーションを作りながら
これからどうすればいいのか考えた

俺も前世の記憶が戻らなければ、
奴隷のままだっただろう。

数少ない自分の能力を使い切ることで、
生き延びる事が出来た。

女神様が言っていた
能力は皆んな持っている忘れてるだけだ、
子供達が能力に目覚めたら…でもどうやって……

俺は前世の記憶でステイタスボードや、
ストレイジを可視化出来るイメージを持ってる、
どんなものか理解できてる、子供達にその術はない。

俺は最初、魔法が1、スキルが2 使う事が出来た、
レベルが上がるごとにスキルが3つ増えた。

増えた事が理解できて直ぐに、
使ってるが、本当はすごい事なのではないか…

魔法を使える人は、元からその能力があり
それを望んで学ぶ事で。

能力を解放する事が出来たのだろう
能力も無いのに勉強しても身に付く事は永遠にない。

個人個人解放できる能力が違うので、
一律に学んでも能力を解放できるのは一握りだ。

俺が他人のステイタスボードが見れたら
その能力を解放する近道になれるのでは…

俺はサーチで他人の名前とレベルが解る
もしかして見えるかも… 

俺「ヨモギさん、ちょっと手を貸してもらっていいですか?」

ヨモギ「ん~なんだ~」
俺は両手を掴んでステイタスボードと心の中で叫ぶ。

ヨモギ「な、な、何してんだ!」
出ない、次は目をじっと見つめて
手をギューっと握る、ヨモギと1つになった感覚…

ヨモギ「へ、なんの冗談だよ」顔が真っ赤だ。
サーチ、ステイタスボード・・・・
ブワっとヨモギのステイタスボードが浮かび上がる。

やった成功だ~おおすげ~
LV10  ヨモギ 魔法:ヒール、ペイン、ファイア、その他10種類!
スキル:調合、数式、加工、その他12種類

全部で22もある、ひどい、差別だ
俺がいかに無能だったか解る(泣

ヨモギは前世で頑張ったんだなぁ~
でも能力解放されてるのが 調合、数式、加工しかない、
あとはグレー表示だ。

俺「あの、ヨモギさん
ヒールの魔法とか使わないのですか?」

ヨモギ「な、なんだよ~いきなり
ポーション作れるからいいじゃないか」

自分に少しでもブレーキがかかると解放を阻害される
人間は楽する事に流れがちだ。

楽をする欲求からはあらがえない、
ヨモギが悪いわけではない。

よし、これで見通しが立った
1つでもいいから子供達の能力を解放して、
自立の手助けをしよう。

ヨモギ「もういいだろう…」
目を逸らして手を離す、顔は真っ赤のままだ。

俺「……ヨモギさん、彼氏とかは…?」

ブチっ!

ヨモギ「あーん、なんだよ
いねーよ、なんか文句あるんかい!」

俺「ごっ、ごめんなさい」
そのあと、おやつで機嫌が治るまで大変だった。
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