スリープしか魔法が使えないんですけど! 【18禁 サイドストーリー】死にかけた少年が見た走馬灯は 死後の世界や前世の生活まで見えてしまった!

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15-01 クマトモ領へ

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そろ~りそろり…足音を立てずに
玄関のドアを開け部屋に戻る…

ヨモギ「ほ~お、朝帰りですか#」

ヒィ~っ、ビクッ 

リビングからヨモギさんが出てきた。
俺「おはようございます(汗)」

ヨモギ「正座!」

俺「はい、でもヨモギさ…」

ヨモギ「言い訳は後よ、
どこに行ってたか言いなさい#」

俺「はい、ヨモギさんの知らない別部署がありまして
僕らの警護をさせてる部署なのですが、そちらの方に」

ヨモギ「なんでそこに一晩中居るのよ」

俺「そこの連中が離してくれなくて…」

ヨモギ「ウソおっしゃい#」

俺「おーい、誰かいる~」

ヨモギの耳元で   

部員A『はい』

ヒィ~っ、ビクッ! 

びっくりした~ なにこの技?

ヨモギ「本当だったんだ」

俺「いつもヨモギさんを守ってもらってますよ」
(なんとか誤魔化せた)

ヨモギ「キミは、ボクの事をそこまで…」

ギュ~~~ ヨモギさんに抱きしめられ、
肩に俺の顔をのせ
髪の毛をヨシヨシと撫でられた。

俺「ヨモギさんはこの領地の大事な人ですから…」
(クンクン あ~ヨモギさんの匂い落ち着くわ~はう~)

ヨモギ「領地のかい?」
(クンクン あ~ユージの男の匂い良い匂い~ はう~)

肩から顔を上げ、見つめ合う二人…

「ユージ…」「ヨモギさん…」

パセリ「あんた達、やっぱり付き合ってるじゃん」

ビック!!!!!!!

ヨモギ「起きてたの…」俺「居たのパセリさん…」

慌てて離れる

パセリ「あーそのまま、そのまま」

便所に消えて行った

俺「あ、あの俺、今日は昼まで寝てます」

ヨモギ「そ、そうね、今日は休みだしね」

ボーちゃんお掃除、ランちゃん洗濯よろしく~
メルちゃん便所の扉の前で重りになってて~

おやすみなさ~い 二人はそれぞれの部屋に入った。


夕方、領主邸に呼ばれ伺う事になった。

モーリー「よく来たねユージ、今日はカオフクの
領主から手紙が来てな、その相談だ」

俺「カオフクから?」
アーサーからはなにも聞いてないけどな

モーリー「うむ、カオフク領主シーマと
クマトモの領主とは折り合いが悪くてな
次回の会合も欠席を言ってきたらしいのだ」

俺「ではオタイオの村長も欠席ですね」

モーリー「そうなるな、そこでユージに
クマトモに行ってもらって、領主をたらし込んで
もらえないかと依頼が来てな」

俺「たらし込むって人聞きの悪い」

モーリー「いや、いつの間にか私達は
お前を気に入ってしまってる、まあ、

クマトモに行ってお前は普通にしてたら
周りが勝手に引き込まれるよ」

俺「そうですかね~」

モーリー「クマトモは乳牛が盛んで乳製品が豊富じゃぞ」

なんですと!牛乳、チーズ、ヨーグルトああ夢が広がる~

俺「行きます」

新型馬車の耐久試験にもなるだろう、
道はガタガタだが、ケツの痛みは段違いだろうから
今回は移動が楽出来そう。










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