スリープしか魔法が使えないんですけど! 【18禁 サイドストーリー】死にかけた少年が見た走馬灯は 死後の世界や前世の生活まで見えてしまった!

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正座1時間…
家に帰ってヨモギさんの説教を正座して聞いていた…

ヨモギ「あんたね、
だいたい女性の事を軽く考えてない#」
くどくどくどくど…

俺「あの、そろそろご飯の用意を…」
怒りが収まらないヨモギさんを落とすには…はっ

俺「ヨモギさん~今日はトロトロ卵のオムレツですよ~」

ヨモギ「あ~ん#キミは私の事バカにしてんのかね
まあ、お腹すいたから続きはご飯の後ね!」

俺「はい、ヨモギさんの為に心を込めて作ります」
この後、メチャクチャご奉仕した。
やはり、前世の性格って中々治らないらしい

ギルドの報告でザックさん達の家族の保護が出来たようだ
こちらの町に移送中ではあるが、
奧さんと娘さんのメンタルが…

どうやらザックさんは身内の罠にかけられたらしい、
家族もその男に騙されて奴隷落ち、
母子別々に売られその後の事は…

身内がそんな目にあったとは、
とても耐えられない

奥さんもその事を気にしてザックさんに
会うかどうか相当迷ってるらしい

俺は先にザックさん達にその事を伝えた。
殺意、相手の事はわかってるようだ、

敵討ちは必ず叶えるから
と約束して、俺はその場をはなれた。

家族が馬車から降りて来て、
号泣しながら家族が抱き合う姿を見て
俺は大丈夫だと、この家族は絶対大丈夫だと感じた。

ザックさん達家族は寮を出て、人口が増えて来たので
新たに建設した新興住宅地に移り住んだ、

奥さんと娘さんの奴隷紋は消して平民になってもらった
ザックさん達は、
消すと敵討ちにすっ飛んで行きそうな気がして消せない、

奴隷もどんどん集めている、
住宅の建設現場で活躍してる。

今日は新型馬車と高速馬車道の試乗会だ、
ヨモギも緊張してる

テスト試乗するのは領主一家、
シャルと奥様がこちらを見て微笑んでる…あははは
テスト道は100m、馬車の窓はわざと閉めた。

一家と一緒に俺とヨモギが同乗。
俺、変な汗をダラダラかく。

全員乗り込んでドアを閉める、
車内が真っ暗なのでランプをつける。

皆んな黙ったまま、
モーリーがまだ始まらないのかね?
と口を開いて言い終わると同時に、

ヨモギ「着きました…」扉を開ける…
100m進み終わり停車したところを見て、

領主一家は信じられないって顔をし、
即座に正式に採用となった。

シャル「ユージ、ヨモギさま、良くやりました」
優しい目で語りかけて来る…

アーツ夫人「ご苦労様でした、
お前が領民で誇りに思うぞ」

奥様は、あれからちょっかいは掛けてこない、
良かった

モーリー「これは革命的だな、ヨモギと言ったか
研究開発費は心配するな、
これからもどんどん新しい物を見せてくれ」

ヨモギは泣いていた、自分が認められたのだ。

自分の能力を努力し解放して、人の役に立ち、
自分の価値が他人に認められる。
人生の目的とは、この瞬間の為に有る様に感じた。

夕食は食堂で社員、孤児院、全員集めて大宴会になった
ケイミーと若い踊り子さん達も呼んでにぎやかだ、

元奴隷家族から泣きながら感謝され、
新たな奴隷達も希望を持っていけてるようだ。

ギルマスと暇なオッさん達もいつのまにか混ざって
呑んでる、ズレータとザックはマブダチのようだ。

パセリとヨモギが騒いでるのを遠目で見ながら、
俺はそっと退席。食事とお酒を持って、
カエデ達諜報部隊に差し入れをした。

カエデ「ぬし様!こんな事されなくても」

俺「皆んなのおかげで今日も周りに敵がいないよ、ご苦労様」
あれからスパイが入って来ても、

全員こちらの部隊に組み込まれ
二重スパイとして帰って行く、

今では相当な数のスパイが
各地に散らばっているらしい、
俺はカエデにお任せで、もうよく知らない。

カエデとコノハの3人で飲み食いしてたら、
間違ってお酒の入ったジュースを
飲んだみたいで急激に睡魔が襲って来た。

…やっとこのチャンスが巡ってきたわ、コノハ…     

カエデの声を最後に眠りに落ちた。







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