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9章 ユニコーンロリと女神の邂逅
265話 【緊急速報・女神降臨】
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【朗報・ユニコーンロリ、女神と邂逅する】
【マジで!?】
【マジだぞ】
【なぁにこれぇ……】
【ユズちゃんのピンチに駆け付けたロリ女神だよ】
【しゅごい……】
【え、でもさ おっぱいななななななな】
【えっ】
【!?】
【草】
【ああ、確かに幼女化してるな それはそれとして女神に不敬はNGだぞ】
【そうだぞ、ないないされるぞ】
【なぁにそれぇ……】
【異空間にしまわれちゃうんだよ】
【なぁにそれぇ……】
【こわいよー】
『――貴様は……!』
「魔王ってさ、ぜーんぶ自称なんだよね」
こつ。
女神さまが――僕よりも背が低くって、小学生の子供みたいな姿をしてる――けども、僕ですら分かる何か膨大な力を備えている彼女が、前に出る。
「お飾りの王もいない状態の戦国時代。 だから、無限に争い続ける」
こつ。
彼女の、しなやかな体が、前に出る。
「けど――私の目の届く範囲には」
ぶわっ。
黒と白の羽が、広がる。
「来ないで、くれるかな」
【え?】
【今、「私」って】
【?】
【何か変かそれ?】
【女神様なら「私」って言うだろ】
【いや、だって……】
【なぁ……?】
【よく分からないけど、あれが去年魔王を追い払ったって言うロリ女神様?】
【いや、うん……そうなんだけど……】
【そうと言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃない】
【???】
【と、とりあえずロリ女神様で良いと思うよ……多分……】
「……ゆず……あの人は……」
「女神さま……じゃ、ないかな」
「へへっ……ちびったぜ……」
「ワ、ワタシも、腰が抜けて……」
振りかえると、きょとんとした顔をしているお母さんに、寝そべっているおやびんさん。
そして地面にぺたーってしてるエリーさん。
「?」
「?」
そんな2人を見て――顔を合わせる僕たち。
【ダブルユズだ!!】
【ダブルユズのダブルちょうちょだ!!】
【貴重なちょうちょだ! 囲め!】
【草】
【草】
【もしかして:ユズちゃんたち、事の重大さが分かってない】
【ああ……】
【ていうかこれ、魔族とかだからロリ女神の強さが分かるんじゃ?】
【あー】
【でもダブルユズは実質魔族ってエリーちゃんが】
【ユズちゃんも戦闘経験自体は……多いけど少ないし、ユズねぇに至っては……だしだからじゃね?】
【あー】
【確かに】
【ユズねぇもテイマー?だし、2人ともテイマーなら魔法もほとんど使わないもんなぁ】
【ユズちゃんとか、さっきの太陽出したのとブラックホール出したのが最初の魔法だしな】
【あとはちょうちょだし……】
【草】
【草】
【何から何まで常識の通用しないユズちゃん】
【だってちょうちょだもん……】
【「ちょうちょ」のワードで全部無効化されてて草】
【草】
「きゅいっ、きゅいっ!」
「ぴぴぴっ! ぴぴっ!」
おまんじゅうとチョコが、なんだかすごく嬉しそう。
「きゅ、きゅひぃぃぃ……!」
「ぴぴぴぴぴぴぴぴぴ……!」
……と思ったらひっくり返った。
「もー、何やってるのさー2人ともー」
【草】
【草】
【偶蹄類! お前!】
【チョコちゃんやめなさい! それはマネしちゃダメなの!】
【真面目にないないされかねないからやめさせて……】
【せっかく出てきてくれた女神様に粛清されるのか……】
【ダメだ、ユズちゃんたち画面見てねぇ!!】
【エリーちゃんは?】
【なんか……すごくえっち……】
【ぺたんって座って……荒い息してる……】
【草】
【草】
【うん、言うと思った】
【多分ロリ女神の魔力に当てられてだと思うけどなぁ】
【存在自体がそもそもとしてサキュバスだしね……】
「ね、君」
「? はい」
魔王さんに対峙してるのに振り返ってきた女神さま。
「救助」
「対価」
「魔力」
「……欲しいんだけど」
その瞳が、蒼く輝いている。
「あ、はい。 このダンジョン……化した空間そのものの魔力では足りるでしょうか」
「え、良いの? こんなに?」
「は、はい……だよね?」
「え、ええ……私たち、このせいで外に出られなくって……」
ぱちくり。
僕たちもきょとんとして、彼女もまたきょとんとしている。
「……そっか」
「はい、そうです」
3人できょとんとして、同じタイミングで首をかしげる。
……なんだかこの女神さまとは仲良くなれそう。
こう、気を抜いても気軽って言うか?
【悲報・ユズワールド、ロリ女神に感染】
【草】
【えぇ……】
【やべぇなユズワールド】
【やばすぎる】
【女神にも効くのか、ユズワールド……】
【精神汚染だからね】
【固有能力ってすごいんだね】
【ちょうちょ……最強過ぎる……】
【あの、空気が】
【一気になぁ……】
【ユズちゃんにかかればあっという間にシリアスさんは吹き飛ぶんだよ】
【シリアスさんかわいそう】
【かわいそう】
【草】
【マジで!?】
【マジだぞ】
【なぁにこれぇ……】
【ユズちゃんのピンチに駆け付けたロリ女神だよ】
【しゅごい……】
【え、でもさ おっぱいななななななな】
【えっ】
【!?】
【草】
【ああ、確かに幼女化してるな それはそれとして女神に不敬はNGだぞ】
【そうだぞ、ないないされるぞ】
【なぁにそれぇ……】
【異空間にしまわれちゃうんだよ】
【なぁにそれぇ……】
【こわいよー】
『――貴様は……!』
「魔王ってさ、ぜーんぶ自称なんだよね」
こつ。
女神さまが――僕よりも背が低くって、小学生の子供みたいな姿をしてる――けども、僕ですら分かる何か膨大な力を備えている彼女が、前に出る。
「お飾りの王もいない状態の戦国時代。 だから、無限に争い続ける」
こつ。
彼女の、しなやかな体が、前に出る。
「けど――私の目の届く範囲には」
ぶわっ。
黒と白の羽が、広がる。
「来ないで、くれるかな」
【え?】
【今、「私」って】
【?】
【何か変かそれ?】
【女神様なら「私」って言うだろ】
【いや、だって……】
【なぁ……?】
【よく分からないけど、あれが去年魔王を追い払ったって言うロリ女神様?】
【いや、うん……そうなんだけど……】
【そうと言えばそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃない】
【???】
【と、とりあえずロリ女神様で良いと思うよ……多分……】
「……ゆず……あの人は……」
「女神さま……じゃ、ないかな」
「へへっ……ちびったぜ……」
「ワ、ワタシも、腰が抜けて……」
振りかえると、きょとんとした顔をしているお母さんに、寝そべっているおやびんさん。
そして地面にぺたーってしてるエリーさん。
「?」
「?」
そんな2人を見て――顔を合わせる僕たち。
【ダブルユズだ!!】
【ダブルユズのダブルちょうちょだ!!】
【貴重なちょうちょだ! 囲め!】
【草】
【草】
【もしかして:ユズちゃんたち、事の重大さが分かってない】
【ああ……】
【ていうかこれ、魔族とかだからロリ女神の強さが分かるんじゃ?】
【あー】
【でもダブルユズは実質魔族ってエリーちゃんが】
【ユズちゃんも戦闘経験自体は……多いけど少ないし、ユズねぇに至っては……だしだからじゃね?】
【あー】
【確かに】
【ユズねぇもテイマー?だし、2人ともテイマーなら魔法もほとんど使わないもんなぁ】
【ユズちゃんとか、さっきの太陽出したのとブラックホール出したのが最初の魔法だしな】
【あとはちょうちょだし……】
【草】
【草】
【何から何まで常識の通用しないユズちゃん】
【だってちょうちょだもん……】
【「ちょうちょ」のワードで全部無効化されてて草】
【草】
「きゅいっ、きゅいっ!」
「ぴぴぴっ! ぴぴっ!」
おまんじゅうとチョコが、なんだかすごく嬉しそう。
「きゅ、きゅひぃぃぃ……!」
「ぴぴぴぴぴぴぴぴぴ……!」
……と思ったらひっくり返った。
「もー、何やってるのさー2人ともー」
【草】
【草】
【偶蹄類! お前!】
【チョコちゃんやめなさい! それはマネしちゃダメなの!】
【真面目にないないされかねないからやめさせて……】
【せっかく出てきてくれた女神様に粛清されるのか……】
【ダメだ、ユズちゃんたち画面見てねぇ!!】
【エリーちゃんは?】
【なんか……すごくえっち……】
【ぺたんって座って……荒い息してる……】
【草】
【草】
【うん、言うと思った】
【多分ロリ女神の魔力に当てられてだと思うけどなぁ】
【存在自体がそもそもとしてサキュバスだしね……】
「ね、君」
「? はい」
魔王さんに対峙してるのに振り返ってきた女神さま。
「救助」
「対価」
「魔力」
「……欲しいんだけど」
その瞳が、蒼く輝いている。
「あ、はい。 このダンジョン……化した空間そのものの魔力では足りるでしょうか」
「え、良いの? こんなに?」
「は、はい……だよね?」
「え、ええ……私たち、このせいで外に出られなくって……」
ぱちくり。
僕たちもきょとんとして、彼女もまたきょとんとしている。
「……そっか」
「はい、そうです」
3人できょとんとして、同じタイミングで首をかしげる。
……なんだかこの女神さまとは仲良くなれそう。
こう、気を抜いても気軽って言うか?
【悲報・ユズワールド、ロリ女神に感染】
【草】
【えぇ……】
【やべぇなユズワールド】
【やばすぎる】
【女神にも効くのか、ユズワールド……】
【精神汚染だからね】
【固有能力ってすごいんだね】
【ちょうちょ……最強過ぎる……】
【あの、空気が】
【一気になぁ……】
【ユズちゃんにかかればあっという間にシリアスさんは吹き飛ぶんだよ】
【シリアスさんかわいそう】
【かわいそう】
【草】
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