172 / 298
6章 庭のダンジョンと衝撃
172話 堕とされてた理央ちゃん
しおりを挟む
「……柚希さん、理央さん、あやさんに、うちのひなた。 この4人は――今はともかく、戒厳令と戦時体制が解除された途端、ものすごい勢いで引き抜き合戦でしょう」
「普通の高校生の子を脅かしてどうするのですか」とひなたの母が理央の側に回るも、丁寧で優しくも厳しい現実を投げつけてくる。
――ひなたのお母さんもひなたのおばあちゃんも、背は低めなんだ。
じゃあひなたちゃんも、大きくなっても印象は変わらないのかなぁ。
優しいから、てっきり庇ってくれると思っていたひなたの母からも、耳元で囁くように甘い言葉しか投げてこない。
理央の思考は――どうにかしてこの危険すぎる現実から脱走を試みている。
「………………………………」
だが、応接室の隅にさりげなく立て掛けてある日本刀を発見してしまった彼女のその考えは、ばっさりと切り倒された。
「それは、あらゆる手段です。 今後、あなたたちの行く先々で――アルバイト、学校、進学、就職――全てのタイミングでそれらしい理由を言いながら、ありとあらゆる手段であなたたちを手にしようとして来る。 そう、おばあ様が予想しているんです」
「……そうですかぁ」
理央は、現実逃避すらできないことを悟った。
「まずは簡単なところから、理央ちゃんたちが好きそうなイケメンを、いろんな種類をかき集めて――ああ、理央ちゃんについてはかわいい女の子を周囲に、友人として投げてくるだろうねぇ。 今後、近づいてくる相手には何かしらの息がかかっているだろう。 残念だけど、有名になっちまったんだ、もう普通の女子高生はさせてあげられないねぇ」
――あ、私の楽しかった高校生活、終わっちゃった。
「……ハニートラップ……みたいなものですか……?」
「いやいや、それよりももっと単純さ。 年頃の乙女の恋愛感情を弄んで、さっさとくっつかせて、自分の勢力圏に取り込むんだよ。 友人でも良い、知人でも良い。 ちょっとでも関係ができたらそれで良いのさ」
――私の、高校生活……。
「別に女子だって良いし、あなたは女子が好きだと思われているから、きっと女子すら送り込まれてくるだろうねぇ。 友人としても、恋人候補としても」
――私の、柚希先輩との楽しい社会人生活。
「そのために、本人にまったく知らせない形で手当たり次第に関係者を送り込んでくる。 進学先、就職先へ100人くらい送り込めば数人は仲良くなるだろう――そんな物量でね」
理央は、予想だにしていなかった展開に目を回している。
だが悲しいかな――彼女の、柚希に関してだけは絶対の頭は、それでも冷静に計算をしていた。
「――だから、私たち4人が……」
「あの優ちゃんも歓迎だけどね。 裏もないし、いい子だし、なによりもダンジョンでは有名なルーキーとのことだし。 とにかく、『大人になる』『16歳』でさっさとくっつけちまえってことでね」
――ごめんなさい優さんごめんなさい、なんかもう巻き込んじゃいました。
心の中で謝る理央。
「全て。 全てのタイミングが、今なんだよ」
「ええ。 まだ気づかれていない、今なんです」
同時に発せられたその声が、左右からサラウンドしてくる。
「タイミング……ああ、今の法律だと……」
「ええ、ダンジョン潜りさんたちは『16歳』で結婚すら可能。 その法律は、まだ改正されていませんから」
……すっ。
ひなたの母が、紙を取り出す。
「先日通った、重婚法案での婚姻届です。 ご覧の通り、夫婦の欄は男女の区別なく、複数の欄があります。 当初はうちの人たちも反対していたのですけど」
「ぎりぎりで間に合った。 なんとか働きかけて確実に通したね」
さらりと告げられる、下々ではあり得ないはずの会話。
しかし悲しいかな、柚希に狂いながらも現実を知っている理央は、その意味もすぐに理解できてしまう。
「ま、うちのひなたは、本来ならあと数年――だけど、あの子は飛び級をしたがり始めたから」
「飛び級……えっと」
祖母の目が、怪しく光る。
「ダンジョン関係の法律でね? ――飛び級により、早く学生を卒業させて法的に大人とし、ダンジョンに潜らせたい議員たちの無責任にも程があるものが通ってしまって10年。 これは、まだ――有効なんだよ。 何しろ、これを使って結婚を早めるなどとは、さすがにうちくらいしか思いつかないのさ」
「今のところ改正の動きはありません。 最低でも、仮称魔王軍との何らかの決着がつくまでは有効でしょうから、仮にひなたが飛び級をしなくても、5年待てばどちらにしてもひなたも法的に婚姻が可能です」
「――――――………………………………」
理央の目の前には――婚姻届け。
それは、理央が夢見ていた、柚希との関係を強固にするもの。
「ま、それもこれも、理央ちゃんが柚希くんを独占したいというのなら無しになることだけどね。 あなたがそれを選ぶなら、私たちは止めはしないよ。 あなたは、ひなたの友人だ」
「……えっと、なら……」
――ちょっと考えさせてください。
そう抵抗するのが限界の理央は、
「ああ、ソレを使えば――理央ちゃんたちは、明日からでも『夫婦』になれるよ。 『1度なるのなら、どんな選択をしようとうちがバックに着く』。 だから――あなたたちの結婚生活への障害は、あなたが柚希くんを口説き落とせるか否かしかなくなっているってこったね?」
「………………………………」
ぷちっ。
理央の頭の中で、何かが弾けた。
理央は――震える手で、その紙を持ち上げる。
「私たち日向家は、ひなたの気持ちを第一にしたい――けれども、当人、特に理央さんと柚希さんの気持ちが最優先。 そのように、考えています」
「………………――――――」
理央は――震えの止まった両手に収まった紙から、目を上げる。
「さぁ――どうするかね?」
「さぁ――どうしますか?」
「普通の高校生の子を脅かしてどうするのですか」とひなたの母が理央の側に回るも、丁寧で優しくも厳しい現実を投げつけてくる。
――ひなたのお母さんもひなたのおばあちゃんも、背は低めなんだ。
じゃあひなたちゃんも、大きくなっても印象は変わらないのかなぁ。
優しいから、てっきり庇ってくれると思っていたひなたの母からも、耳元で囁くように甘い言葉しか投げてこない。
理央の思考は――どうにかしてこの危険すぎる現実から脱走を試みている。
「………………………………」
だが、応接室の隅にさりげなく立て掛けてある日本刀を発見してしまった彼女のその考えは、ばっさりと切り倒された。
「それは、あらゆる手段です。 今後、あなたたちの行く先々で――アルバイト、学校、進学、就職――全てのタイミングでそれらしい理由を言いながら、ありとあらゆる手段であなたたちを手にしようとして来る。 そう、おばあ様が予想しているんです」
「……そうですかぁ」
理央は、現実逃避すらできないことを悟った。
「まずは簡単なところから、理央ちゃんたちが好きそうなイケメンを、いろんな種類をかき集めて――ああ、理央ちゃんについてはかわいい女の子を周囲に、友人として投げてくるだろうねぇ。 今後、近づいてくる相手には何かしらの息がかかっているだろう。 残念だけど、有名になっちまったんだ、もう普通の女子高生はさせてあげられないねぇ」
――あ、私の楽しかった高校生活、終わっちゃった。
「……ハニートラップ……みたいなものですか……?」
「いやいや、それよりももっと単純さ。 年頃の乙女の恋愛感情を弄んで、さっさとくっつかせて、自分の勢力圏に取り込むんだよ。 友人でも良い、知人でも良い。 ちょっとでも関係ができたらそれで良いのさ」
――私の、高校生活……。
「別に女子だって良いし、あなたは女子が好きだと思われているから、きっと女子すら送り込まれてくるだろうねぇ。 友人としても、恋人候補としても」
――私の、柚希先輩との楽しい社会人生活。
「そのために、本人にまったく知らせない形で手当たり次第に関係者を送り込んでくる。 進学先、就職先へ100人くらい送り込めば数人は仲良くなるだろう――そんな物量でね」
理央は、予想だにしていなかった展開に目を回している。
だが悲しいかな――彼女の、柚希に関してだけは絶対の頭は、それでも冷静に計算をしていた。
「――だから、私たち4人が……」
「あの優ちゃんも歓迎だけどね。 裏もないし、いい子だし、なによりもダンジョンでは有名なルーキーとのことだし。 とにかく、『大人になる』『16歳』でさっさとくっつけちまえってことでね」
――ごめんなさい優さんごめんなさい、なんかもう巻き込んじゃいました。
心の中で謝る理央。
「全て。 全てのタイミングが、今なんだよ」
「ええ。 まだ気づかれていない、今なんです」
同時に発せられたその声が、左右からサラウンドしてくる。
「タイミング……ああ、今の法律だと……」
「ええ、ダンジョン潜りさんたちは『16歳』で結婚すら可能。 その法律は、まだ改正されていませんから」
……すっ。
ひなたの母が、紙を取り出す。
「先日通った、重婚法案での婚姻届です。 ご覧の通り、夫婦の欄は男女の区別なく、複数の欄があります。 当初はうちの人たちも反対していたのですけど」
「ぎりぎりで間に合った。 なんとか働きかけて確実に通したね」
さらりと告げられる、下々ではあり得ないはずの会話。
しかし悲しいかな、柚希に狂いながらも現実を知っている理央は、その意味もすぐに理解できてしまう。
「ま、うちのひなたは、本来ならあと数年――だけど、あの子は飛び級をしたがり始めたから」
「飛び級……えっと」
祖母の目が、怪しく光る。
「ダンジョン関係の法律でね? ――飛び級により、早く学生を卒業させて法的に大人とし、ダンジョンに潜らせたい議員たちの無責任にも程があるものが通ってしまって10年。 これは、まだ――有効なんだよ。 何しろ、これを使って結婚を早めるなどとは、さすがにうちくらいしか思いつかないのさ」
「今のところ改正の動きはありません。 最低でも、仮称魔王軍との何らかの決着がつくまでは有効でしょうから、仮にひなたが飛び級をしなくても、5年待てばどちらにしてもひなたも法的に婚姻が可能です」
「――――――………………………………」
理央の目の前には――婚姻届け。
それは、理央が夢見ていた、柚希との関係を強固にするもの。
「ま、それもこれも、理央ちゃんが柚希くんを独占したいというのなら無しになることだけどね。 あなたがそれを選ぶなら、私たちは止めはしないよ。 あなたは、ひなたの友人だ」
「……えっと、なら……」
――ちょっと考えさせてください。
そう抵抗するのが限界の理央は、
「ああ、ソレを使えば――理央ちゃんたちは、明日からでも『夫婦』になれるよ。 『1度なるのなら、どんな選択をしようとうちがバックに着く』。 だから――あなたたちの結婚生活への障害は、あなたが柚希くんを口説き落とせるか否かしかなくなっているってこったね?」
「………………………………」
ぷちっ。
理央の頭の中で、何かが弾けた。
理央は――震える手で、その紙を持ち上げる。
「私たち日向家は、ひなたの気持ちを第一にしたい――けれども、当人、特に理央さんと柚希さんの気持ちが最優先。 そのように、考えています」
「………………――――――」
理央は――震えの止まった両手に収まった紙から、目を上げる。
「さぁ――どうするかね?」
「さぁ――どうしますか?」
76
お気に入りに追加
569
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる