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5章 戦いの前の休息
151話 なんか生えちゃってた
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【ユズちゃんがまたユズちゃんしたって聞いて】
【今回ばかりは冤罪だけどな】
【でもユズったんでしょ?】
【それはそうだけどさ】
【草】
【もはやユズるで通じちゃうな!】
【まぁこれまでがこれまでだし】
【!? ユズちゃんが高校生になってる!?】
【どうだろう……これでもまだ中学生くらいじゃね?】
【元が完全に小学生だったからなぁ】
【これでようやく小6くらいから中2って感じよね】
【やっぱりロリだな!】
【成長しても成長できないユズちゃん……】
【ぶわっ】
「……しぇんぱい……?」
「ゆずきちゃんが……お姉ちゃんになってる!?」
「あら……あら……?」
なんだかすっごく軽くなったから、みんながケガしないようにって、そっと体を起こして。
なんかうぞうぞもぞもぞ体を擦りつけてきてた理央ちゃんも、僕の顔見たら……なぜかびっくりして、思わずって感じでようやくに離してくれて。
起き上がるときにおっぱいが重かったあやさんも……おめめをぱちくりしてる。
「……?」
もみっ。
もみもみ。
「……ある……僕の体に、揉めるのが……」
【ぶわっ】
【まさかの絶壁だったユズちゃん】
【ユズちゃん! なんでパッドでごまかしてたの!!】
【草】
【お前ら言ってやるな……女子にとってバストサイズは死活問題なんだよ……】
【ま、まぁ、どんな貧乳でも普通はブラするから……】
【お前はこの瞬間に全国の貧乳と絶壁とそれらを愛する者たちへ宣戦布告をした】
【そこまで!?】
【死に値する罪だ】
【絶壁系には恐ろしいファンが付いているからな……】
【そんじょそこらの結束力じゃないファンがな……】
【草】
「あ、もしかしてチョコ……」
「ぴ?」
……は、不思議そうな顔……多分……をしながら、見上げてきてるだけ。
もしチョコがまた、あの前張りみたいなのしてくれてたんなら、チョコ自身はそこには居ないはずだ。
「……おまんじゅう?」
「 」
……は、なんか白目剥いて卒倒してる。
なんで?
【草】
【ユニコーン……お前……】
【もしかして:ユニコーン、貧乳派】
【それなら卒倒するのも分かるな!】
【草】
【え? もしかしてさ、ユニコーンの好む処女性って貧乳が条件……?】
【えぇ……】
【じゃあユズちゃん、今のは置いといてさ 確実に小学生のひなたちゃんより……無かった……?】
【ぶわっ】
【もしそうならユズちゃんは小学生であってほしいし、そうでないならあまりにも悲惨すぎる】
【それは貧乳と絶壁に対するヘイト発言で訴えて良いな?】
【やめて、急に怖い口調になるのやめて】
【草】
【さっきから過剰に反応してる勢力が】
【ユズちゃんの配信だからね……】
【ユニコーンはこんなのも引きつけるのか……】
「………………………………」
僕の、おまた。
さっきからずっと理央ちゃんのおひざがぐいぐい押してきてて苦しかったおまた。
今はパジャマのズボンで隠れてるそこに、僕は――。
……ひょこっ。
「?」
そこに、何か動くものがある。
なんだろ。
僕は、それを掴んでみる。
「――ぁんっ」
【!?】
【●REC】
【センシティブ! センシティブです!!】
【まさかユズちゃんの口からこんな声が……】
【けど、今なんか、ユズちゃんの体に何か……】
「……柚希先輩?」
くすぐったすぎるようなかゆいような、なんだか不思議な感覚が体をびりっと貫いてぼーっとしてたらしい。
気が付けば、3人が……さっきまでとは違って、ちゃんとした目つきになってるけどもまだ真っ赤な顔してる3人が、僕の前に来て座ってて。
「……ゆずきちゃん」
「ゆずきさん……」
3人は、指で僕の後ろを指している。
「?」
……何も無いよ?
【草】
【草】
【ユズちゃん、さすがにそれはないよ?】
【ユズちゃんだから……】
【ああうん、ようやく普段に戻ったって感じね……】
【けどさ……】
【ああ……】
【カメラに、しっかり映っちゃってるけどさ……】
【ああ……】
【この前の配信でも、みんな言ってたよな ユズちゃんは、妖精だって】
よく分かんないけど、何かがあるらしい。
そう思ってもっとぐるんって後ろを振り返ったら……なんだか視界のすみっこに、ひらひらとするものが。
さっき、背中に甘いような困るような感覚が流れたから……そっとそっと、慎重に手を添えてみて、ちょっと引っ張ってみる。
それは、今さっきズボンの下にはみ出てた、不思議な感触の……。
「……羽?」
「羽ですね……」
「羽だ!」
「半透明の……美しいです……」
ゆっくりと立ち上がって、みるって回ってみる。
そんな僕の背中では――ふわりと風を感じる、1対の薄くて広くって、半透明に輝いている羽みたいなのが――はためいていた。
「あ、ゆずきちゃんゆずきちゃん」
「?」
そう言いながら立ち上がってきてるひなたちゃんが、そっと彼女の、普段はツインテールでかさ増しされてる頭のてっぺんに手のひらを置いて、僕の方にスライドさせてきて。
こつっと、こめかみのあたりに触れる感触があって。
「……浮いてる。 ひなたより、高くなってる」
「へ?」
そうして彼女の視線を追って、足元を見てみると――。
「……ほんとだ……わぁっ!?」
「きゃぁ!」
「柚希先輩!?」
「だ、大丈夫ですか!?」
――急に足の裏が床に着いたって思ったら、膝が崩れてそのまま転びかけて。
でも、とっさに羽を動かして、ふんわりと着地して。
そんなことが、できちゃってる。
【もしかして:ユズちゃん、マジで妖精さん】
【マジ?】
【だって今浮いてたじゃん】
【だっておっぱい生えたじゃん】
【おっぱいは関係ないだろ! 訴えるぞ!!】
【お前も削ってやろうか】
【無い者の悲しみを知るが良い】
【ひぇっ】
【草】
【荒ぶる神々よ、鎮まりたまえ……】
【そんなことより……ユズちゃん、マジで?】
【もしかして:繋がってしまった】
【ああ……】
【そんなことあるぅ……?】
【じゃあなんでユズちゃんに羽が生えて浮いてたんだ?】
――ぴぴぴぴぴ。
「え、あ、電話……ダンジョン協会? え? 配信? ――――――あ゛!!!!!」
【草】
【ハウリングしてる】
【気が付かれた】
【配信が】
【切られた】
【ちょ!? こんな良いところで!?】
【あの、俺たち今、魔族のとこより続き見たいんですけど……】
【生殺し過ぎる】
【理央様! どうか再開を!! 理央様!!】
【ま、まあ、今の、ユズちゃんでもびっくりしてたし……】
【もしかして:ユズちゃん】
【草】
【全世界国家機密生配信に続いてこれかよ草】
【やっぱりユズちゃんだったね……】
【ああ……】
【続報があるにしろ無いにしろ、もう当分はユズちゃんの話題で持ちきりだね!】
【だってユズちゃんに生えたんだもんなぁ……】
【ああ……】
【!!!<URL>】
【しっしっ】
【そっちの生えるじゃないから】
【今回ばかりは冤罪だけどな】
【でもユズったんでしょ?】
【それはそうだけどさ】
【草】
【もはやユズるで通じちゃうな!】
【まぁこれまでがこれまでだし】
【!? ユズちゃんが高校生になってる!?】
【どうだろう……これでもまだ中学生くらいじゃね?】
【元が完全に小学生だったからなぁ】
【これでようやく小6くらいから中2って感じよね】
【やっぱりロリだな!】
【成長しても成長できないユズちゃん……】
【ぶわっ】
「……しぇんぱい……?」
「ゆずきちゃんが……お姉ちゃんになってる!?」
「あら……あら……?」
なんだかすっごく軽くなったから、みんながケガしないようにって、そっと体を起こして。
なんかうぞうぞもぞもぞ体を擦りつけてきてた理央ちゃんも、僕の顔見たら……なぜかびっくりして、思わずって感じでようやくに離してくれて。
起き上がるときにおっぱいが重かったあやさんも……おめめをぱちくりしてる。
「……?」
もみっ。
もみもみ。
「……ある……僕の体に、揉めるのが……」
【ぶわっ】
【まさかの絶壁だったユズちゃん】
【ユズちゃん! なんでパッドでごまかしてたの!!】
【草】
【お前ら言ってやるな……女子にとってバストサイズは死活問題なんだよ……】
【ま、まぁ、どんな貧乳でも普通はブラするから……】
【お前はこの瞬間に全国の貧乳と絶壁とそれらを愛する者たちへ宣戦布告をした】
【そこまで!?】
【死に値する罪だ】
【絶壁系には恐ろしいファンが付いているからな……】
【そんじょそこらの結束力じゃないファンがな……】
【草】
「あ、もしかしてチョコ……」
「ぴ?」
……は、不思議そうな顔……多分……をしながら、見上げてきてるだけ。
もしチョコがまた、あの前張りみたいなのしてくれてたんなら、チョコ自身はそこには居ないはずだ。
「……おまんじゅう?」
「 」
……は、なんか白目剥いて卒倒してる。
なんで?
【草】
【ユニコーン……お前……】
【もしかして:ユニコーン、貧乳派】
【それなら卒倒するのも分かるな!】
【草】
【え? もしかしてさ、ユニコーンの好む処女性って貧乳が条件……?】
【えぇ……】
【じゃあユズちゃん、今のは置いといてさ 確実に小学生のひなたちゃんより……無かった……?】
【ぶわっ】
【もしそうならユズちゃんは小学生であってほしいし、そうでないならあまりにも悲惨すぎる】
【それは貧乳と絶壁に対するヘイト発言で訴えて良いな?】
【やめて、急に怖い口調になるのやめて】
【草】
【さっきから過剰に反応してる勢力が】
【ユズちゃんの配信だからね……】
【ユニコーンはこんなのも引きつけるのか……】
「………………………………」
僕の、おまた。
さっきからずっと理央ちゃんのおひざがぐいぐい押してきてて苦しかったおまた。
今はパジャマのズボンで隠れてるそこに、僕は――。
……ひょこっ。
「?」
そこに、何か動くものがある。
なんだろ。
僕は、それを掴んでみる。
「――ぁんっ」
【!?】
【●REC】
【センシティブ! センシティブです!!】
【まさかユズちゃんの口からこんな声が……】
【けど、今なんか、ユズちゃんの体に何か……】
「……柚希先輩?」
くすぐったすぎるようなかゆいような、なんだか不思議な感覚が体をびりっと貫いてぼーっとしてたらしい。
気が付けば、3人が……さっきまでとは違って、ちゃんとした目つきになってるけどもまだ真っ赤な顔してる3人が、僕の前に来て座ってて。
「……ゆずきちゃん」
「ゆずきさん……」
3人は、指で僕の後ろを指している。
「?」
……何も無いよ?
【草】
【草】
【ユズちゃん、さすがにそれはないよ?】
【ユズちゃんだから……】
【ああうん、ようやく普段に戻ったって感じね……】
【けどさ……】
【ああ……】
【カメラに、しっかり映っちゃってるけどさ……】
【ああ……】
【この前の配信でも、みんな言ってたよな ユズちゃんは、妖精だって】
よく分かんないけど、何かがあるらしい。
そう思ってもっとぐるんって後ろを振り返ったら……なんだか視界のすみっこに、ひらひらとするものが。
さっき、背中に甘いような困るような感覚が流れたから……そっとそっと、慎重に手を添えてみて、ちょっと引っ張ってみる。
それは、今さっきズボンの下にはみ出てた、不思議な感触の……。
「……羽?」
「羽ですね……」
「羽だ!」
「半透明の……美しいです……」
ゆっくりと立ち上がって、みるって回ってみる。
そんな僕の背中では――ふわりと風を感じる、1対の薄くて広くって、半透明に輝いている羽みたいなのが――はためいていた。
「あ、ゆずきちゃんゆずきちゃん」
「?」
そう言いながら立ち上がってきてるひなたちゃんが、そっと彼女の、普段はツインテールでかさ増しされてる頭のてっぺんに手のひらを置いて、僕の方にスライドさせてきて。
こつっと、こめかみのあたりに触れる感触があって。
「……浮いてる。 ひなたより、高くなってる」
「へ?」
そうして彼女の視線を追って、足元を見てみると――。
「……ほんとだ……わぁっ!?」
「きゃぁ!」
「柚希先輩!?」
「だ、大丈夫ですか!?」
――急に足の裏が床に着いたって思ったら、膝が崩れてそのまま転びかけて。
でも、とっさに羽を動かして、ふんわりと着地して。
そんなことが、できちゃってる。
【もしかして:ユズちゃん、マジで妖精さん】
【マジ?】
【だって今浮いてたじゃん】
【だっておっぱい生えたじゃん】
【おっぱいは関係ないだろ! 訴えるぞ!!】
【お前も削ってやろうか】
【無い者の悲しみを知るが良い】
【ひぇっ】
【草】
【荒ぶる神々よ、鎮まりたまえ……】
【そんなことより……ユズちゃん、マジで?】
【もしかして:繋がってしまった】
【ああ……】
【そんなことあるぅ……?】
【じゃあなんでユズちゃんに羽が生えて浮いてたんだ?】
――ぴぴぴぴぴ。
「え、あ、電話……ダンジョン協会? え? 配信? ――――――あ゛!!!!!」
【草】
【ハウリングしてる】
【気が付かれた】
【配信が】
【切られた】
【ちょ!? こんな良いところで!?】
【あの、俺たち今、魔族のとこより続き見たいんですけど……】
【生殺し過ぎる】
【理央様! どうか再開を!! 理央様!!】
【ま、まあ、今の、ユズちゃんでもびっくりしてたし……】
【もしかして:ユズちゃん】
【草】
【全世界国家機密生配信に続いてこれかよ草】
【やっぱりユズちゃんだったね……】
【ああ……】
【続報があるにしろ無いにしろ、もう当分はユズちゃんの話題で持ちきりだね!】
【だってユズちゃんに生えたんだもんなぁ……】
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