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3章 珍しいスライムさんをゲット
90話 また出た不審者情報と知らぬ間の撃退
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「不審者?」
「はい……ほら、都会の方で最近多いって言う、集団強盗。 あれの下見じゃないかって」
「あー。 そんな話あったねぇ」
お母さんと光宮さんがリビングで楽しくお茶してるって言う、これまでだったら年に何回かだった光景。
それがちょっと嬉しくって、ついつい僕も一緒に居ちゃう。
「ええ……回覧板とかご近所の人からも言われて。 本当に普通の人たちなんですって。 普通にぶらぶらしてるだけに見えるし、別にじろじろ見ては来たりしないそうで」
「でも、それ……車か自転車必須なこの辺じゃ」
「あり得ないですよねぇ……やっぱ泥棒さん?」
近くのバス停まで、歩いて15分。
そこから駅まではバスで30分くらい……住宅街をうねうねゆっくり走るから。
辺りは一帯田んぼとか畑。
そのあいだに建て売りの家とかがぽつぽつ並んで、少しは新しい人が住み着く程度の場所だもん。
この辺で見かける知らない人と言ったら……誰かの知り合いで訪ねて来てるか、新しいご近所さん。
後は車でお店とかに立ち寄った人。
それ以外は居ないもんねぇ。
「とにかく気をつけて。 特にゆず」
「なんで? 僕は」
「今日知らない人に話しかけられて着いて行きそうになったんでしょう?」
「いや、僕は」
「これからずっと一緒ですからね先輩! ずっと!!」
「光み、理央ちゃん鼻息うるさいよ」
ぐいっと乗り出してくる光宮さんにおまんじゅうを押し付ける。
「きゅひっ」
「もーっ!」
こういうとき、女の人って男を目の敵にする。
だから僕が、いつも損な役回りなんだ。
僕は男なんだ。
いざってときはなんとかできるはずだもん。
2人に心配される必要なんてないんだから。
◇
「あんのガキども……容赦なくたかりやがって……!」
星野家が見える距離になって、ようやくため息を漏らす存在。
先ほどの自信もどこへやら、今の「イケメンチャラ男」は、なんとかやりくりしたなけなしの所持金を高校生男子たちの食欲でむしり取られていた。
『センパイ、知ってますよね? 条例っての』
『そうそう、今どきナンパでも18歳未満への声かけはしょっ引かれるんですよ?』
『それが嫌なら……分かってますね?』
『俺、焼き肉! あ、安いとこで良いですから!』
……と、それはもうさんざんに。
「ああもう、人間どものルールがあんなに厳しいなんて……平和すぎるせいで動きにくいったら……」
その「存在」は、事前にこの地域の人間社会のルールを頭に叩き込んでいた。
おかげで男子学生たちの密告により警官が追ってくる未来は回避できたものの……代償として、今は打ちひしがれている。
「だ、だが……匂いを追って、ようやくに住処へ……家へたどり着いたぞ……! 可憐な君よ……!」
しかし、道のりが困難なほどにおいしい獲物だというのはよく知っている。
だからこそ、あのときに見つけた極上の人間の「乙女」を頂こうと――彼の家へ向かって、さらに1歩踏み出した。
◇
「きゅひっ」
「ぴぴっ」
ユニコーンとシルバースライムは、それを探知していた。
――それが「モンスター寄りの存在」であり「人間でない」ことも理解していた。
「じゃあやっちゃう?」「やっちゃお」――そんなやり取りがあったのかどうかは不明だが、2匹は柚希の部屋の窓を開けて目標を視認。
「きゅい?」
「ぴっ!」
ユニコーンの角。
それはレーザーを放つ砲身だ。
しかし、ユニコーンの魔力は数時間前の戦闘で1度ゼロになり、先ほどまでずっと抱っこしてもらっていたおかげである程度回復していたものの、遠くから柚希の貞操を狙っているその存在にはすり傷しか負わせられない。
それでは困る。
あの柚希では、言葉巧みになすがままになるか、襲われて無理やりに――という可能性が高すぎる、と言うか絶対にそうなる。
そんな発想は、モンスターである2匹にでさえ容易に共有された。
「でも雄でしょ?」「雄が好きな雄も居るから」「あー」……というやり取りがあったは分からないが、ともかく2匹は外敵の排除に動くことにした。
……ユニコーンとしては、男に襲われて心まで女になりかねない、と言うか多分絶対確実間違いなくなると確信が持てる以上……シルバースライムが居なかったとしても、捨て身ででも相打ちに持って行くつもりではあったが。
「ぴぴっ」
そんなユニコーンの角――そこへ粘性のある液体のように這い上がり、巻きついたのはシルバースライム。
そのシルバースライムは――自身を薄く引き延ばしていく。
それは、柚希を守ったときのように薄く平べったく。
一辺が1メートルにもなった頃に窓枠にぶつかり、そこからくるりと――まるでアルミホイルのように丸まっていく。
「きゅい?」
「ぴっ」
ユニコーンは照準を定め、魔力を込めていく。
熱くなっていく角に巻きついたシルバースライムは、さながら戦車の砲身。
けれどもさらに――巻いた紙を捻ってさらに長くするかのごとくにシルバースライムでできた砲身は伸びていき。
「――きゅいっ!」
今や3メートルを超える、外付けの砲身――口径は5ミリほど――の付け根から、収束されたレーザーが放たれる。
「む……この時代でも女子はこういう系統の男からぐいぐい言い寄られるのが好きだとこのページに……なら今度は……っ!?」
――ちゅいんっ。
「なん、だ……これは……!? まさかこの世界にも我々と同じ――――――」
一瞬で貫かれたその「存在」は、数秒間だけ残ったあと――。
「? 何やってるの2人とも」
「きゅいー」
「ぴっぴっ」
「もー、窓から逃げちゃダメだからねー? モンスターキライな人に見つかったら大変なことになるんだからー」
……無意識で魔力の高まりを感じていた柚希が2匹の元へとやってきて、窓枠から2匹をひっぺがし、一瞬周りを見たときには……存在しなくなっていた。
「……悪い人なんて、居ないよね……」
ぱたん。
悪い人――いや、悪い存在。
それは、柚希を始めとした地球人類が「それ」と認識する前に――地球から追放された。
「はい……ほら、都会の方で最近多いって言う、集団強盗。 あれの下見じゃないかって」
「あー。 そんな話あったねぇ」
お母さんと光宮さんがリビングで楽しくお茶してるって言う、これまでだったら年に何回かだった光景。
それがちょっと嬉しくって、ついつい僕も一緒に居ちゃう。
「ええ……回覧板とかご近所の人からも言われて。 本当に普通の人たちなんですって。 普通にぶらぶらしてるだけに見えるし、別にじろじろ見ては来たりしないそうで」
「でも、それ……車か自転車必須なこの辺じゃ」
「あり得ないですよねぇ……やっぱ泥棒さん?」
近くのバス停まで、歩いて15分。
そこから駅まではバスで30分くらい……住宅街をうねうねゆっくり走るから。
辺りは一帯田んぼとか畑。
そのあいだに建て売りの家とかがぽつぽつ並んで、少しは新しい人が住み着く程度の場所だもん。
この辺で見かける知らない人と言ったら……誰かの知り合いで訪ねて来てるか、新しいご近所さん。
後は車でお店とかに立ち寄った人。
それ以外は居ないもんねぇ。
「とにかく気をつけて。 特にゆず」
「なんで? 僕は」
「今日知らない人に話しかけられて着いて行きそうになったんでしょう?」
「いや、僕は」
「これからずっと一緒ですからね先輩! ずっと!!」
「光み、理央ちゃん鼻息うるさいよ」
ぐいっと乗り出してくる光宮さんにおまんじゅうを押し付ける。
「きゅひっ」
「もーっ!」
こういうとき、女の人って男を目の敵にする。
だから僕が、いつも損な役回りなんだ。
僕は男なんだ。
いざってときはなんとかできるはずだもん。
2人に心配される必要なんてないんだから。
◇
「あんのガキども……容赦なくたかりやがって……!」
星野家が見える距離になって、ようやくため息を漏らす存在。
先ほどの自信もどこへやら、今の「イケメンチャラ男」は、なんとかやりくりしたなけなしの所持金を高校生男子たちの食欲でむしり取られていた。
『センパイ、知ってますよね? 条例っての』
『そうそう、今どきナンパでも18歳未満への声かけはしょっ引かれるんですよ?』
『それが嫌なら……分かってますね?』
『俺、焼き肉! あ、安いとこで良いですから!』
……と、それはもうさんざんに。
「ああもう、人間どものルールがあんなに厳しいなんて……平和すぎるせいで動きにくいったら……」
その「存在」は、事前にこの地域の人間社会のルールを頭に叩き込んでいた。
おかげで男子学生たちの密告により警官が追ってくる未来は回避できたものの……代償として、今は打ちひしがれている。
「だ、だが……匂いを追って、ようやくに住処へ……家へたどり着いたぞ……! 可憐な君よ……!」
しかし、道のりが困難なほどにおいしい獲物だというのはよく知っている。
だからこそ、あのときに見つけた極上の人間の「乙女」を頂こうと――彼の家へ向かって、さらに1歩踏み出した。
◇
「きゅひっ」
「ぴぴっ」
ユニコーンとシルバースライムは、それを探知していた。
――それが「モンスター寄りの存在」であり「人間でない」ことも理解していた。
「じゃあやっちゃう?」「やっちゃお」――そんなやり取りがあったのかどうかは不明だが、2匹は柚希の部屋の窓を開けて目標を視認。
「きゅい?」
「ぴっ!」
ユニコーンの角。
それはレーザーを放つ砲身だ。
しかし、ユニコーンの魔力は数時間前の戦闘で1度ゼロになり、先ほどまでずっと抱っこしてもらっていたおかげである程度回復していたものの、遠くから柚希の貞操を狙っているその存在にはすり傷しか負わせられない。
それでは困る。
あの柚希では、言葉巧みになすがままになるか、襲われて無理やりに――という可能性が高すぎる、と言うか絶対にそうなる。
そんな発想は、モンスターである2匹にでさえ容易に共有された。
「でも雄でしょ?」「雄が好きな雄も居るから」「あー」……というやり取りがあったは分からないが、ともかく2匹は外敵の排除に動くことにした。
……ユニコーンとしては、男に襲われて心まで女になりかねない、と言うか多分絶対確実間違いなくなると確信が持てる以上……シルバースライムが居なかったとしても、捨て身ででも相打ちに持って行くつもりではあったが。
「ぴぴっ」
そんなユニコーンの角――そこへ粘性のある液体のように這い上がり、巻きついたのはシルバースライム。
そのシルバースライムは――自身を薄く引き延ばしていく。
それは、柚希を守ったときのように薄く平べったく。
一辺が1メートルにもなった頃に窓枠にぶつかり、そこからくるりと――まるでアルミホイルのように丸まっていく。
「きゅい?」
「ぴっ」
ユニコーンは照準を定め、魔力を込めていく。
熱くなっていく角に巻きついたシルバースライムは、さながら戦車の砲身。
けれどもさらに――巻いた紙を捻ってさらに長くするかのごとくにシルバースライムでできた砲身は伸びていき。
「――きゅいっ!」
今や3メートルを超える、外付けの砲身――口径は5ミリほど――の付け根から、収束されたレーザーが放たれる。
「む……この時代でも女子はこういう系統の男からぐいぐい言い寄られるのが好きだとこのページに……なら今度は……っ!?」
――ちゅいんっ。
「なん、だ……これは……!? まさかこの世界にも我々と同じ――――――」
一瞬で貫かれたその「存在」は、数秒間だけ残ったあと――。
「? 何やってるの2人とも」
「きゅいー」
「ぴっぴっ」
「もー、窓から逃げちゃダメだからねー? モンスターキライな人に見つかったら大変なことになるんだからー」
……無意識で魔力の高まりを感じていた柚希が2匹の元へとやってきて、窓枠から2匹をひっぺがし、一瞬周りを見たときには……存在しなくなっていた。
「……悪い人なんて、居ないよね……」
ぱたん。
悪い人――いや、悪い存在。
それは、柚希を始めとした地球人類が「それ」と認識する前に――地球から追放された。
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