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3章 珍しいスライムさんをゲット
72話 守って守られて
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【あ、来た!】
【幸いにしてルーチンは取り巻き→ボスか】
【同時パターンとかじゃなくてよかったな】
「そんなパターンもあるんですね……ならっ!」
「きゅい!」
貴重な情報源のスマホをおまんじゅうに載せて、僕はしゃがんだひなたさんの後ろから取り巻きさんたちを見る。
「なるべく最小出力で……まずは、あれをっ!」
「きゅいっ!」
突撃系だから、取り巻きさんの中でもイノシシさんたちは速い。
馬鹿正直に僕たちに向かってくるから、狙いを外すこともない。
馬鹿正直に頭向けて突進してくるから、弱点も狙いやすい。
「ぶもおおお!?」
「よしっ、次はもうちょっと弱く!」
「きゅい!」
細長い光が残りの2体に飛んで行く。
……初心者講習での範囲攻撃とか、この前の乱戦で絞っての攻撃よりも、さらに弱い出力。
それらが当たると、走ってきた勢いそのままにすっ転びながら雄叫びを上げて……結晶になる。
【一撃、しかも秒単位の連射……やっぱユニコーン強いわ】
【遠距離攻撃なのに、魔法みたいに発動するラグがないもんな】
【あやちゃんだって、1発の発動に10秒くらいかかってるし】
【初心者だし、それが普通なんだけどな】
「ゆずきちゃんすごい!」
「ダメだよ、まだ構えてて」
「あ、うんっ」
最初に来たモンスターは倒したけども、残りの取り巻きさんたちと……なによりボスモンスターは、まだ。
どこかでルーチンが変わって、いきなりボスが突撃してくることもあり得るんだ、ひなたさんにはずっと構えててもらわないと。
「あと何体か、スライムとかうさぎさんとかが向かってきてる。 もっと出力下げて攻撃回数増やしてみるから、ひなたちゃんはボスの突撃に備えててね」
大丈夫。
おまんじゅうは、S級モンスターとかいうすごいのなんだ。
さっき、コメントで誰かがそう言ってたもん。
だからあとは僕が、僕の中の魔力をできるだけ節約して使い続けて、取り巻きさんたちのあとでボスを倒せば良いんだから。
◇
「きゅいっ!」
すっごく細くなってる光が、おまんじゅうの角から放たれる。
取り巻きさんもあと3体くらいになって来たし、これなら――。
「あっ!?」
【あ】
【えっ】
【今の何!?】
【スライムに攻撃したよな!?】
【済まん、暗くて見過ごした あれはシルバースライム……魔法弾くやつだよユズちゃん】
「魔法がダメ……強さは」
【そこまででもないし、気まぐれなルーチンだから多分無視して平気。 動きもゆっくりだし、もし来ても逃げ回ればユズちゃんでも大丈夫なはず】
「ゆずきちゃん、どうしたの!?」
「ん、大丈夫! 魔法反射するけど弱いモンスターが居ただけ! 無視して大丈夫だって!」
視聴者さんからのコメント通り、確かに魔法を弾いた……っていうかおまんじゅうの攻撃、魔法だったんだ……いやまあ魔力消費するから当然か。
そのスライムはひらひらゆらゆらと這っている。
……あと、偶然だろうけども、弾いた魔法が隣に居たモンスターに直撃したみたいで結晶になってるね。
「……おまんじゅう、待ってね」
「きゅい」
残りの取り巻きは1体。
「ひなたちゃん、次。 攻撃したら、多分、ボスが動き始めるよ」
「分かった! しっかり守るよ!」
……大剣でガード、しかも両手で地面に突き刺した剣を支えて、下半身を後ろに突き出す姿勢のひなたさん。
前が見えなくって、不安でしょうがないはずなのに。
「そのためにも……行くよ!」
「きゅい!」
ぴーっ。
おまんじゅうの攻撃で、残りの弱いのも倒れる。
【取り巻きは倒せたか】
【1体残ってるけど】
【シルバースライムは滅多に攻撃してこないぞ?】
【というかすっごい経験値だから、ボス倒しても余裕あれば狩っておきたいところだな】
【ものすごくレアなんでしょ? シルバースライム】
【安全にレベリングできるモンスターだからな】
【ただし出現率はコンマ%】
【しかもすぐに逃げる】
【しかも魔法職は……】
【い、一応仲間に抑えてもらって、ステッキとかでぶったたく方法があるから……】
「……ブモオオオオオ!」
「っ、来る! 構えて!」
ぐっ、と、ひなたさんの後ろ脚に力が入るのを見ながら――僕は、突進してくるのを狙う。
「……おまんじゅう!」
「きゅい!」
ぴぃーっ。
さっきまでよりはずっと強く、一撃で倒せるイメージで。
「ブモオオオオオ!?」
「……っ……」
さぁっと力が抜けていく感覚。
……2回目の感覚。
でも、まだ起きてはいられる。
魔力……使い切りかけてるかな。
けど、これだけの力で攻撃すれば、あのモンスターも――。
【ユズちゃん、まだ足りない! 足りてない!】
【微妙に軸ずらされたか】
【あー、胴体の側面は貫通してるけど】
【込めたダメージ全部は与えられてないか……】
「……あっと……ごめん、倒し切れてない!」
「ううんっ、弱らせてくれたんだよね!」
僕がふらつきながら尻もちをつくのを見て、ずぼっと地面から大剣を引き抜くひなたさん。
【見え】
【見え】
【ない……】
【なんで……どうして……】
【せっかく理央様がはかせてくれたスカートなのに……】
【お前ら、こんなときまで……しかし惜しかった】
「……っ!」
思わず、ばっと両手で……ふわっと浮かんじゃってたスカートを押さえる。
……危なかったぁ……思わずぱんつが見えちゃって。
ぱんつだけならまだどうでもいいけど、膨らみが見えちゃったら……男だって言い損ねたのが「嘘」ってことになっちゃって、視聴者の人たちと……なによりもひなたさんを傷つけちゃうもん。
怒られるのはしょうがないし、嫌われるのもしょうがない。
けど、このタイミングでそれやらかしちゃったら……そのせいでひなたさんが大ケガしちゃったら。
「……あははっ。 ゆずきちゃん、いつもスカートとか気にしてないのに! 大丈夫、ひなたのカメラさんからも見えてないよ! ……けど」
ミスしちゃったけども、ダメージはそこそこ与えられているらしく、1回すっ転んで悶えながら立ち上がろうとしてるボスモンスター。
それを前に、ひなたさんが言う。
「ゆずきちゃん、待っててね。 ゆずきちゃんが守ってくれた分、今度はひなたが――私が、守るよ」
【キマシ?】
【ロリキマシ】
【ロリ同士のキマシ……これは良い……】
【あの、理央ちゃん……さっきのボスフロアにたどり着いても転移陣なくなってて絶望してたんだけど、この配信観て「私の柚希先輩がぁ!」って別の絶望で叫んでるんだけど……】
【草】
【理央ちゃん……】
【さっきまで半狂乱だったのがちょっと収まったんだ、良いことじゃないか】
【百合NTR……斬新なジャンルだな……】
【幸いにしてルーチンは取り巻き→ボスか】
【同時パターンとかじゃなくてよかったな】
「そんなパターンもあるんですね……ならっ!」
「きゅい!」
貴重な情報源のスマホをおまんじゅうに載せて、僕はしゃがんだひなたさんの後ろから取り巻きさんたちを見る。
「なるべく最小出力で……まずは、あれをっ!」
「きゅいっ!」
突撃系だから、取り巻きさんの中でもイノシシさんたちは速い。
馬鹿正直に僕たちに向かってくるから、狙いを外すこともない。
馬鹿正直に頭向けて突進してくるから、弱点も狙いやすい。
「ぶもおおお!?」
「よしっ、次はもうちょっと弱く!」
「きゅい!」
細長い光が残りの2体に飛んで行く。
……初心者講習での範囲攻撃とか、この前の乱戦で絞っての攻撃よりも、さらに弱い出力。
それらが当たると、走ってきた勢いそのままにすっ転びながら雄叫びを上げて……結晶になる。
【一撃、しかも秒単位の連射……やっぱユニコーン強いわ】
【遠距離攻撃なのに、魔法みたいに発動するラグがないもんな】
【あやちゃんだって、1発の発動に10秒くらいかかってるし】
【初心者だし、それが普通なんだけどな】
「ゆずきちゃんすごい!」
「ダメだよ、まだ構えてて」
「あ、うんっ」
最初に来たモンスターは倒したけども、残りの取り巻きさんたちと……なによりボスモンスターは、まだ。
どこかでルーチンが変わって、いきなりボスが突撃してくることもあり得るんだ、ひなたさんにはずっと構えててもらわないと。
「あと何体か、スライムとかうさぎさんとかが向かってきてる。 もっと出力下げて攻撃回数増やしてみるから、ひなたちゃんはボスの突撃に備えててね」
大丈夫。
おまんじゅうは、S級モンスターとかいうすごいのなんだ。
さっき、コメントで誰かがそう言ってたもん。
だからあとは僕が、僕の中の魔力をできるだけ節約して使い続けて、取り巻きさんたちのあとでボスを倒せば良いんだから。
◇
「きゅいっ!」
すっごく細くなってる光が、おまんじゅうの角から放たれる。
取り巻きさんもあと3体くらいになって来たし、これなら――。
「あっ!?」
【あ】
【えっ】
【今の何!?】
【スライムに攻撃したよな!?】
【済まん、暗くて見過ごした あれはシルバースライム……魔法弾くやつだよユズちゃん】
「魔法がダメ……強さは」
【そこまででもないし、気まぐれなルーチンだから多分無視して平気。 動きもゆっくりだし、もし来ても逃げ回ればユズちゃんでも大丈夫なはず】
「ゆずきちゃん、どうしたの!?」
「ん、大丈夫! 魔法反射するけど弱いモンスターが居ただけ! 無視して大丈夫だって!」
視聴者さんからのコメント通り、確かに魔法を弾いた……っていうかおまんじゅうの攻撃、魔法だったんだ……いやまあ魔力消費するから当然か。
そのスライムはひらひらゆらゆらと這っている。
……あと、偶然だろうけども、弾いた魔法が隣に居たモンスターに直撃したみたいで結晶になってるね。
「……おまんじゅう、待ってね」
「きゅい」
残りの取り巻きは1体。
「ひなたちゃん、次。 攻撃したら、多分、ボスが動き始めるよ」
「分かった! しっかり守るよ!」
……大剣でガード、しかも両手で地面に突き刺した剣を支えて、下半身を後ろに突き出す姿勢のひなたさん。
前が見えなくって、不安でしょうがないはずなのに。
「そのためにも……行くよ!」
「きゅい!」
ぴーっ。
おまんじゅうの攻撃で、残りの弱いのも倒れる。
【取り巻きは倒せたか】
【1体残ってるけど】
【シルバースライムは滅多に攻撃してこないぞ?】
【というかすっごい経験値だから、ボス倒しても余裕あれば狩っておきたいところだな】
【ものすごくレアなんでしょ? シルバースライム】
【安全にレベリングできるモンスターだからな】
【ただし出現率はコンマ%】
【しかもすぐに逃げる】
【しかも魔法職は……】
【い、一応仲間に抑えてもらって、ステッキとかでぶったたく方法があるから……】
「……ブモオオオオオ!」
「っ、来る! 構えて!」
ぐっ、と、ひなたさんの後ろ脚に力が入るのを見ながら――僕は、突進してくるのを狙う。
「……おまんじゅう!」
「きゅい!」
ぴぃーっ。
さっきまでよりはずっと強く、一撃で倒せるイメージで。
「ブモオオオオオ!?」
「……っ……」
さぁっと力が抜けていく感覚。
……2回目の感覚。
でも、まだ起きてはいられる。
魔力……使い切りかけてるかな。
けど、これだけの力で攻撃すれば、あのモンスターも――。
【ユズちゃん、まだ足りない! 足りてない!】
【微妙に軸ずらされたか】
【あー、胴体の側面は貫通してるけど】
【込めたダメージ全部は与えられてないか……】
「……あっと……ごめん、倒し切れてない!」
「ううんっ、弱らせてくれたんだよね!」
僕がふらつきながら尻もちをつくのを見て、ずぼっと地面から大剣を引き抜くひなたさん。
【見え】
【見え】
【ない……】
【なんで……どうして……】
【せっかく理央様がはかせてくれたスカートなのに……】
【お前ら、こんなときまで……しかし惜しかった】
「……っ!」
思わず、ばっと両手で……ふわっと浮かんじゃってたスカートを押さえる。
……危なかったぁ……思わずぱんつが見えちゃって。
ぱんつだけならまだどうでもいいけど、膨らみが見えちゃったら……男だって言い損ねたのが「嘘」ってことになっちゃって、視聴者の人たちと……なによりもひなたさんを傷つけちゃうもん。
怒られるのはしょうがないし、嫌われるのもしょうがない。
けど、このタイミングでそれやらかしちゃったら……そのせいでひなたさんが大ケガしちゃったら。
「……あははっ。 ゆずきちゃん、いつもスカートとか気にしてないのに! 大丈夫、ひなたのカメラさんからも見えてないよ! ……けど」
ミスしちゃったけども、ダメージはそこそこ与えられているらしく、1回すっ転んで悶えながら立ち上がろうとしてるボスモンスター。
それを前に、ひなたさんが言う。
「ゆずきちゃん、待っててね。 ゆずきちゃんが守ってくれた分、今度はひなたが――私が、守るよ」
【キマシ?】
【ロリキマシ】
【ロリ同士のキマシ……これは良い……】
【あの、理央ちゃん……さっきのボスフロアにたどり着いても転移陣なくなってて絶望してたんだけど、この配信観て「私の柚希先輩がぁ!」って別の絶望で叫んでるんだけど……】
【草】
【理央ちゃん……】
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