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紀尾井坂、慶事
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一月と 決められた通り、年明けの1月末 尾井坂男爵家では、慶事が行われていた。
対外的に発表されたのは、泰臣の同母妹を、正式に家門に迎え入れたということ。
泰臣と同時でなかったのは、女である為、急ぎ迎える必要もなく、今になったと発表された。伝え聞いた者達も、別段可笑しいとも思わないだろう。
何故、このタイミングで? と不思議に思ったとしても、泰臣が二十歳を越えたことが大きな理由と察することができ、又 年頃の娘となれば、その先には縁談が控えていると考えるのは、至極当然であったからだ。
「お姉様、よく納得されましたね?」
「あら。当然でしょう」
大広間の隅にあるソファーに腰を下ろす、晃子に声をかけてきたのは泰臣だ。
普段は、絣の着物に馬上袴をつけているが 今日は、そうはいかなかったようで、窮屈極まりないと、磨きあげられた靴の爪先をトントンと床に叩きつける。
内輪の慶事だ。格好なんて、どうでも良かったではないか――と、ブツブツ文句を垂れ、周りを見渡す。
本来ならば、親しい華族や仕事関係者も呼ぶべき所だが、変に探られると厄介であることと、咲の腹が目立ち過ぎていることに、内輪にてとなった。必然的に、招かれた客は親類となる大宮伯爵と羽倉崎、未だに到着していない光留となった。
「あっさりと、お認めとは思いませんでした」
泰臣は、いささか乱暴に身を沈め、美しい横顔に チラリと視線を向けるが、晃子は振り返りもせず。
「心得違いも甚だしい。お父様が了承すれば、決定ではないですか」
大宮伯爵を迎える前に、咲と顔合わせをした晃子は、にっこりと笑ってみせた。
百歩譲って、認めると声にしたとしても無表情、いや 侮蔑を浮かべる眼差しを向けてくると思っていた泰臣は、意外だった。
「この度、泰臣の妹を引き取ることにした。羽倉崎君の妻として、尾井坂家の家業を支えてくれると、期待している」
男爵の言葉に晃子は、御召の袖から白い指先を覗かせ、口元に寄せた。鮮やかな朱色が 白雪の肌に映え、微笑を浮かべる顔つきは棘が消え去った薔薇のようだ。
以前、泰臣は、ツンと澄ました印象を更に強くする晃子の顔は、庭に咲く薔薇の刺だと思ったことがある。美貌が薔薇に例えられたとしても、刺が目につき、話にならない。側にいれば身から放つ刺々しさで、精神をやられそうだと――。
あれは、いつ頃だったか? と考えると光留が帰国した頃だと思い至った。
しかし、社交辞令という言葉があるように声に出したものだけが、場を円滑に進めるものではない。表情もひとつと考えるならば、苦虫を潰す顔をするべきところに、蕩けるような笑みを浮かべるのも手管と云える。
晃子は、満面の笑みを浮かべると、咲に優しく声をかけた。
「羽倉崎さんの本邸に入られるとか……、何か困ったことがあれば泰臣さんに何でも仰いな。私でも構わなくってよ。お父様の娘ならば、私の妹ですもの。ご遠慮なく」
一瞬で終わった。羽倉崎でさえ、目を丸くした程で、嫌悪の欠片も見受けられなかった。
「薔薇に棘があるのは、虫などから身を守る為だと庭師が言っていましたが、お姉様の棘がなくなったのは虫が、側に寄る為に花弁を口説き、甘い言葉で棘を抜いてしまったのでしょうか?」
暗に、丸くなったのは光留のせいか?と問う。
「さぁ、どうでしょう。ただ、棘があっては意中の虫まで、追い払ってしまうかも?となれば、選択肢は限られているのでは? 外国には、虫を食べる花があるんですって。本当かは知りません、もしかしたらお伽噺かも……」
「光留は、餌ですか。どちらかと言えば、お姉様が獲物でしょう。アイツの」
「あら、どうかしら?追うも、追われるも、見ている側とは、少々違うかも知れないわよ?考えてご覧なさい。貴方には、虫が追っているように見えるかもしれませんが、もしかしたら、花が追うように仕向けているのかも?」
「え? まさか……」
「可能性の話。ほら、無駄話なんかしてていいの?駒子さんの所へ、行きなさい」
晃子の視線を追うと、そこには駒子が、何かを食べながら羽倉崎と言葉を交わしていた。当然、横には咲も立つ。
「そうですね。身重の咲を立ちっぱなしにしておく訳にはいかない……」
泰臣は、億劫だと立ち上がった。
「泰臣さん、私、妾は嫌いですよ。ただ、それだけです」
「それは、俺は嫌いじゃないってことですか?」
「貴方は、生意気だから可愛くないだけです」
「あまり変わりませんね」
立ち去る泰臣の背を眺め、男爵の釈明を思い出す。両親と話をする為に、前日より屋敷に戻っていた晃子は、泣いて意固地になる母 容子の背を擦りながら「どうして、咲を?」と説明を求めた。
無駄を省き、要点だけを話す男爵の言い分は、単純なもので、まず 羽倉崎との関係を良好としたい。それには、破談では しこりが残る為、身重の咲を娘とすることにした――という、内容だった。
「これで、田中子爵家とお前の縁談も進められるのだから、良いだろう」
投げやりに言い放たれては、容子も晃子も それ以上、口を挟むことは出来ない。
元はと言えば、晃子が逃げたからと言われれば、それまでだからだ。
ただ、救いだったのが実子として届けるが、扱いは実子とせず――という取り決めがなされていたことで、例えば離婚、もしくは寡婦などになった場合、咲は男爵邸に戻ることは許されていなかった。
とは言え、不貞などで追い出されない限りは、分与される物もあるだろうし、泰臣だっているのだから咲は、安泰だろう。
そんなことを考えていた晃子の頭上から
「こちら、よろしいですか?」と、お伺いを立てる物静かな声がかかった。
それは、明るく大きな駒子のものではない。
「どうぞ」
晃子の視線は、上がりもせずテーブルを見つめたまま、言葉だけが舞った。
対外的に発表されたのは、泰臣の同母妹を、正式に家門に迎え入れたということ。
泰臣と同時でなかったのは、女である為、急ぎ迎える必要もなく、今になったと発表された。伝え聞いた者達も、別段可笑しいとも思わないだろう。
何故、このタイミングで? と不思議に思ったとしても、泰臣が二十歳を越えたことが大きな理由と察することができ、又 年頃の娘となれば、その先には縁談が控えていると考えるのは、至極当然であったからだ。
「お姉様、よく納得されましたね?」
「あら。当然でしょう」
大広間の隅にあるソファーに腰を下ろす、晃子に声をかけてきたのは泰臣だ。
普段は、絣の着物に馬上袴をつけているが 今日は、そうはいかなかったようで、窮屈極まりないと、磨きあげられた靴の爪先をトントンと床に叩きつける。
内輪の慶事だ。格好なんて、どうでも良かったではないか――と、ブツブツ文句を垂れ、周りを見渡す。
本来ならば、親しい華族や仕事関係者も呼ぶべき所だが、変に探られると厄介であることと、咲の腹が目立ち過ぎていることに、内輪にてとなった。必然的に、招かれた客は親類となる大宮伯爵と羽倉崎、未だに到着していない光留となった。
「あっさりと、お認めとは思いませんでした」
泰臣は、いささか乱暴に身を沈め、美しい横顔に チラリと視線を向けるが、晃子は振り返りもせず。
「心得違いも甚だしい。お父様が了承すれば、決定ではないですか」
大宮伯爵を迎える前に、咲と顔合わせをした晃子は、にっこりと笑ってみせた。
百歩譲って、認めると声にしたとしても無表情、いや 侮蔑を浮かべる眼差しを向けてくると思っていた泰臣は、意外だった。
「この度、泰臣の妹を引き取ることにした。羽倉崎君の妻として、尾井坂家の家業を支えてくれると、期待している」
男爵の言葉に晃子は、御召の袖から白い指先を覗かせ、口元に寄せた。鮮やかな朱色が 白雪の肌に映え、微笑を浮かべる顔つきは棘が消え去った薔薇のようだ。
以前、泰臣は、ツンと澄ました印象を更に強くする晃子の顔は、庭に咲く薔薇の刺だと思ったことがある。美貌が薔薇に例えられたとしても、刺が目につき、話にならない。側にいれば身から放つ刺々しさで、精神をやられそうだと――。
あれは、いつ頃だったか? と考えると光留が帰国した頃だと思い至った。
しかし、社交辞令という言葉があるように声に出したものだけが、場を円滑に進めるものではない。表情もひとつと考えるならば、苦虫を潰す顔をするべきところに、蕩けるような笑みを浮かべるのも手管と云える。
晃子は、満面の笑みを浮かべると、咲に優しく声をかけた。
「羽倉崎さんの本邸に入られるとか……、何か困ったことがあれば泰臣さんに何でも仰いな。私でも構わなくってよ。お父様の娘ならば、私の妹ですもの。ご遠慮なく」
一瞬で終わった。羽倉崎でさえ、目を丸くした程で、嫌悪の欠片も見受けられなかった。
「薔薇に棘があるのは、虫などから身を守る為だと庭師が言っていましたが、お姉様の棘がなくなったのは虫が、側に寄る為に花弁を口説き、甘い言葉で棘を抜いてしまったのでしょうか?」
暗に、丸くなったのは光留のせいか?と問う。
「さぁ、どうでしょう。ただ、棘があっては意中の虫まで、追い払ってしまうかも?となれば、選択肢は限られているのでは? 外国には、虫を食べる花があるんですって。本当かは知りません、もしかしたらお伽噺かも……」
「光留は、餌ですか。どちらかと言えば、お姉様が獲物でしょう。アイツの」
「あら、どうかしら?追うも、追われるも、見ている側とは、少々違うかも知れないわよ?考えてご覧なさい。貴方には、虫が追っているように見えるかもしれませんが、もしかしたら、花が追うように仕向けているのかも?」
「え? まさか……」
「可能性の話。ほら、無駄話なんかしてていいの?駒子さんの所へ、行きなさい」
晃子の視線を追うと、そこには駒子が、何かを食べながら羽倉崎と言葉を交わしていた。当然、横には咲も立つ。
「そうですね。身重の咲を立ちっぱなしにしておく訳にはいかない……」
泰臣は、億劫だと立ち上がった。
「泰臣さん、私、妾は嫌いですよ。ただ、それだけです」
「それは、俺は嫌いじゃないってことですか?」
「貴方は、生意気だから可愛くないだけです」
「あまり変わりませんね」
立ち去る泰臣の背を眺め、男爵の釈明を思い出す。両親と話をする為に、前日より屋敷に戻っていた晃子は、泣いて意固地になる母 容子の背を擦りながら「どうして、咲を?」と説明を求めた。
無駄を省き、要点だけを話す男爵の言い分は、単純なもので、まず 羽倉崎との関係を良好としたい。それには、破談では しこりが残る為、身重の咲を娘とすることにした――という、内容だった。
「これで、田中子爵家とお前の縁談も進められるのだから、良いだろう」
投げやりに言い放たれては、容子も晃子も それ以上、口を挟むことは出来ない。
元はと言えば、晃子が逃げたからと言われれば、それまでだからだ。
ただ、救いだったのが実子として届けるが、扱いは実子とせず――という取り決めがなされていたことで、例えば離婚、もしくは寡婦などになった場合、咲は男爵邸に戻ることは許されていなかった。
とは言え、不貞などで追い出されない限りは、分与される物もあるだろうし、泰臣だっているのだから咲は、安泰だろう。
そんなことを考えていた晃子の頭上から
「こちら、よろしいですか?」と、お伺いを立てる物静かな声がかかった。
それは、明るく大きな駒子のものではない。
「どうぞ」
晃子の視線は、上がりもせずテーブルを見つめたまま、言葉だけが舞った。
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