44 / 96
反転
しおりを挟む
◆◆◆◆◆
良案が浮かばない。いくら寝ても、不味いことには変わりない。虫の音に耳を傾けながら、膝に抱く愛猫の背を優しく撫で、光留は如何ともし難い溜め息をつく。あの日から 3日――。
幼い頃から、家に居着かない男爵は、あちらこちらに妾を囲っていたという。只でさえ、心穏やかではない夫人の様子は、晃子の幼心に不安を植え付けたのだろう。
疑っている訳ではない。安心したいだけだと晃子は言った。本来なら天にも昇る気持ちだろう、愛の告白にも似たものだ。
否、告白だと思う――が、光留には 御安い御用と安請け合いできない理由があった。
問題は、瀬戸物町の妾だ。十中八九、羽倉崎の所の咲のことであろう。つまり、そこに晃子を伴えば、羽倉崎の耳に入るのは時間の問題だ。
元々、咲と 身の回りの世話役である里は、泰臣の生母に仕えていた。当人である里が言ったのだから、間違いはない。
咲は、泰臣の従妹にあたり、泰臣の母が亡くなった後は、2人して暮らしていたが尾井坂男爵夫人によって追い出されたと。
手を差しのべた羽倉崎が、初めから咲に目をつけていたのかまでは分からないが、結果的に咲は、羽倉崎の妾であり、孕んでいるのは間違いない。
そんな関係の者達が、お互いの正体を知ったらどうなるか? もしかしたら、2人は晃子を見知っている可能性もあるのだ。
光留が、身分を偽って同行させても見破られ、下手したら羽倉崎に言いつけることさえ、あり得る上に、考えようによっては正妻に収まる晃子を苦しめる為に、妾奉公をしている可能性だって否定できない。
正直、羽倉崎に言いつけられ、晃子を想っていることが露見するだけなら、まだいい。少々、動きにくくなるだけだ。厄介なのは、それによって羽倉崎が、強硬な手段に出てきた場合だ。晃子を手込めにでもされたらと思うと、ゾッとする。既成事実で押しきられては、宮内省も許可を出すしかないだろう。そんなことになっては、死んでも死にきれない。
―― 晃子さんに、咲さんのことを話すか?
フッと過った 1つの案を、ダメだ――と直ぐ様、振り払った。晃子の性格からして羽倉崎を問い詰めるだろう。悋気などではなく、今まで散々、譲れないと言っていた妾をすでに囲っていたことへの怒りから、相当強く非難するはずだ。そうなると、出所もすぐに勘づかれるだろうし、暴露された理由をどう受けとるかも未知数だ。
「さて、どうしたものか……アキさん、ちょっとあちらへ」
指貫袴の裾緒にジャレ始めた愛猫を躱し、立ち上がると、文机に無造作に置かれた紙を指で掬い上げた。留め、ハネを意識した堂々とした筆だ。少々、元気がありすぎる感があるが。
以前、好きな文字を書いて提出するようにと、駒子にお題を出していたものだが、何度見ても光留は目を眇めてしまう。贅沢は言わない、泰臣の『や』でも入っていれば、まだ良かったが。
「米……って、いくらなんでも……」
ただ、そんな駒子が魅力的だと光留は思う。気取ることもなく、好き放題に見えるのが何とも羨ましいと。
―― 悩ましいことを抱えている時に、あの人に会えば気晴らしになりそうだなぁ。
何の気なしに思い付いた考えが、再度 事の重大さを思い起こさせ、秋の夜長が身に染みると うなだれた。
◆◆◆◆◆
瀬戸物町の大通りから、辻を入った所に羽倉崎の妾宅はあった。奥まっているからと云って、人気のない寂れた場所でもなく、道幅も俥がすれ違う位の広さはあった。
名の通り、焼き物を始め、水菓子や線香など多彩な品物を取り扱う、云わば商人の町であり、家屋の佇まいから路肩に並べられた玄蕃桶ひとつとって見ても、こざっぱりとした生活の良さが伺えた。
光留は、そのうちの一軒を覗く。切り揃えられた垣根から庭先を一望すると、たすき掛けをした女が、斧を振り下ろしていた。
ガコン――、
間をおいて又、ガコン――
と、鈍い音が鳴る。
「里さん!」
光留は、薪を割る女に声をかけた。姉さん被りの女は、拳で額の汗を拭うと
「光留様ではありませんか!」
意外だったのだろう。慌てて被りを掴み下ろし、後れ毛も気にせずに頭を下げた。
「女で薪割りなど、大変でしょう? 下男はいないのですか?」
光留は、足元に転がる薪を一瞥すると、明るい声をハキと響かせ、颯爽と足を踏み入れる。それとなく見渡す先には、里以外の人の気配はない。咲は、いないようだ。
「ええ、力仕事の時だけ、頼むようにしているのですよ」
「薪割りは、力仕事ではないのですか?」
「薪は、普段買っておりますので」
「成る程、では何故、今日は買わないのです?」
「いつもは、旦那様が手配をされるのですが、昨日からお忙しくて。とりあえず今日だけは、私が」
そうは言っても、くたびれたようで、ハァハァと、肩で息をする始末。
「貸してください」光留は、斧に手を伸ばす。慌てたのは、里だ。
「旦那様に叱られてしまいます!」
「黙っていればバレません」
「なりません!」
「頑固ですね。僕を、女性に薪を割らせて自分は、横で眺めてるような情けない男にする気ですか? 僕のことを思うのならば、お貸しなさい」
返事なんて聞く気もない光留は、斧を掴み取ると、薪割り台に薪を置く。振り上げた斧は、一刀両断で真っ二つに割いた。
「薪割りをされるのですか?」
心地よい響きに里は、感心する。
「まさか!……それより羽倉崎さんは、お忙しいのですか?先日、お会いしましたが何も仰られてなかった」
「あら、光留様は旦那様と?」
「ええ、お食事をともに……」
ガコンッ――と、鳴る音に紛らせ、里の表情を盗み見ると、ある種の安堵のような緩みが見て取れた。主と面識がある、ないとでは、心許す度合いも違うだろう。
「旦那様は、5日後 鬼怒川温泉へお出掛けになられます。それのご準備で、咲様と日本橋の方へ」
「鬼怒川へ?咲さんを連れては、無理がありませんか?」
可笑しな計画に、薪割り台に刺さった斧は、そのままに振り返った。当然の疑問だと思ったのだろう、たすきを解きながら、クスリと笑う里は、何処か自嘲気味に見えた。
「お茶をお入れしましょう。こちらへどうぞ。……お連れになるのは、咲様ではございません。許嫁様でございます」
縁側へ招く、里の猫背気味の背を凝視した。漏れ聞こえた言葉は、耳を凪ぐ、風の音かと疑う程、微かなものであったが言葉の意味は、恐ろしいものであった。
良案が浮かばない。いくら寝ても、不味いことには変わりない。虫の音に耳を傾けながら、膝に抱く愛猫の背を優しく撫で、光留は如何ともし難い溜め息をつく。あの日から 3日――。
幼い頃から、家に居着かない男爵は、あちらこちらに妾を囲っていたという。只でさえ、心穏やかではない夫人の様子は、晃子の幼心に不安を植え付けたのだろう。
疑っている訳ではない。安心したいだけだと晃子は言った。本来なら天にも昇る気持ちだろう、愛の告白にも似たものだ。
否、告白だと思う――が、光留には 御安い御用と安請け合いできない理由があった。
問題は、瀬戸物町の妾だ。十中八九、羽倉崎の所の咲のことであろう。つまり、そこに晃子を伴えば、羽倉崎の耳に入るのは時間の問題だ。
元々、咲と 身の回りの世話役である里は、泰臣の生母に仕えていた。当人である里が言ったのだから、間違いはない。
咲は、泰臣の従妹にあたり、泰臣の母が亡くなった後は、2人して暮らしていたが尾井坂男爵夫人によって追い出されたと。
手を差しのべた羽倉崎が、初めから咲に目をつけていたのかまでは分からないが、結果的に咲は、羽倉崎の妾であり、孕んでいるのは間違いない。
そんな関係の者達が、お互いの正体を知ったらどうなるか? もしかしたら、2人は晃子を見知っている可能性もあるのだ。
光留が、身分を偽って同行させても見破られ、下手したら羽倉崎に言いつけることさえ、あり得る上に、考えようによっては正妻に収まる晃子を苦しめる為に、妾奉公をしている可能性だって否定できない。
正直、羽倉崎に言いつけられ、晃子を想っていることが露見するだけなら、まだいい。少々、動きにくくなるだけだ。厄介なのは、それによって羽倉崎が、強硬な手段に出てきた場合だ。晃子を手込めにでもされたらと思うと、ゾッとする。既成事実で押しきられては、宮内省も許可を出すしかないだろう。そんなことになっては、死んでも死にきれない。
―― 晃子さんに、咲さんのことを話すか?
フッと過った 1つの案を、ダメだ――と直ぐ様、振り払った。晃子の性格からして羽倉崎を問い詰めるだろう。悋気などではなく、今まで散々、譲れないと言っていた妾をすでに囲っていたことへの怒りから、相当強く非難するはずだ。そうなると、出所もすぐに勘づかれるだろうし、暴露された理由をどう受けとるかも未知数だ。
「さて、どうしたものか……アキさん、ちょっとあちらへ」
指貫袴の裾緒にジャレ始めた愛猫を躱し、立ち上がると、文机に無造作に置かれた紙を指で掬い上げた。留め、ハネを意識した堂々とした筆だ。少々、元気がありすぎる感があるが。
以前、好きな文字を書いて提出するようにと、駒子にお題を出していたものだが、何度見ても光留は目を眇めてしまう。贅沢は言わない、泰臣の『や』でも入っていれば、まだ良かったが。
「米……って、いくらなんでも……」
ただ、そんな駒子が魅力的だと光留は思う。気取ることもなく、好き放題に見えるのが何とも羨ましいと。
―― 悩ましいことを抱えている時に、あの人に会えば気晴らしになりそうだなぁ。
何の気なしに思い付いた考えが、再度 事の重大さを思い起こさせ、秋の夜長が身に染みると うなだれた。
◆◆◆◆◆
瀬戸物町の大通りから、辻を入った所に羽倉崎の妾宅はあった。奥まっているからと云って、人気のない寂れた場所でもなく、道幅も俥がすれ違う位の広さはあった。
名の通り、焼き物を始め、水菓子や線香など多彩な品物を取り扱う、云わば商人の町であり、家屋の佇まいから路肩に並べられた玄蕃桶ひとつとって見ても、こざっぱりとした生活の良さが伺えた。
光留は、そのうちの一軒を覗く。切り揃えられた垣根から庭先を一望すると、たすき掛けをした女が、斧を振り下ろしていた。
ガコン――、
間をおいて又、ガコン――
と、鈍い音が鳴る。
「里さん!」
光留は、薪を割る女に声をかけた。姉さん被りの女は、拳で額の汗を拭うと
「光留様ではありませんか!」
意外だったのだろう。慌てて被りを掴み下ろし、後れ毛も気にせずに頭を下げた。
「女で薪割りなど、大変でしょう? 下男はいないのですか?」
光留は、足元に転がる薪を一瞥すると、明るい声をハキと響かせ、颯爽と足を踏み入れる。それとなく見渡す先には、里以外の人の気配はない。咲は、いないようだ。
「ええ、力仕事の時だけ、頼むようにしているのですよ」
「薪割りは、力仕事ではないのですか?」
「薪は、普段買っておりますので」
「成る程、では何故、今日は買わないのです?」
「いつもは、旦那様が手配をされるのですが、昨日からお忙しくて。とりあえず今日だけは、私が」
そうは言っても、くたびれたようで、ハァハァと、肩で息をする始末。
「貸してください」光留は、斧に手を伸ばす。慌てたのは、里だ。
「旦那様に叱られてしまいます!」
「黙っていればバレません」
「なりません!」
「頑固ですね。僕を、女性に薪を割らせて自分は、横で眺めてるような情けない男にする気ですか? 僕のことを思うのならば、お貸しなさい」
返事なんて聞く気もない光留は、斧を掴み取ると、薪割り台に薪を置く。振り上げた斧は、一刀両断で真っ二つに割いた。
「薪割りをされるのですか?」
心地よい響きに里は、感心する。
「まさか!……それより羽倉崎さんは、お忙しいのですか?先日、お会いしましたが何も仰られてなかった」
「あら、光留様は旦那様と?」
「ええ、お食事をともに……」
ガコンッ――と、鳴る音に紛らせ、里の表情を盗み見ると、ある種の安堵のような緩みが見て取れた。主と面識がある、ないとでは、心許す度合いも違うだろう。
「旦那様は、5日後 鬼怒川温泉へお出掛けになられます。それのご準備で、咲様と日本橋の方へ」
「鬼怒川へ?咲さんを連れては、無理がありませんか?」
可笑しな計画に、薪割り台に刺さった斧は、そのままに振り返った。当然の疑問だと思ったのだろう、たすきを解きながら、クスリと笑う里は、何処か自嘲気味に見えた。
「お茶をお入れしましょう。こちらへどうぞ。……お連れになるのは、咲様ではございません。許嫁様でございます」
縁側へ招く、里の猫背気味の背を凝視した。漏れ聞こえた言葉は、耳を凪ぐ、風の音かと疑う程、微かなものであったが言葉の意味は、恐ろしいものであった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
神楽坂gimmick
涼寺みすゞ
恋愛
明治26年、欧州視察を終え帰国した司法官僚 近衛惟前の耳に飛び込んできたのは、学友でもあり親戚にあたる久我侯爵家の跡取り 久我光雅負傷の連絡。
侯爵家のスキャンダルを収めるべく、奔走する羽目になり……
若者が広げた夢の大風呂敷と、初恋の行方は?

【完結】帝都一の色男と純朴シンデレラ ~悲しき公爵様は愛しき花を探して~
朝永ゆうり
恋愛
時は大正、自由恋愛の許されぬ時代。
社交界に渦巻くのは、それぞれの思惑。
田舎育ちの主人公・ハナは帝都に憧れを抱き上京するも、就いたのは遊女という望まない仕事だった。
そこから救い出してくれた王子様は、帝都一の遊び人で色男と言われる中条公爵家の嫡男、鷹保。
彼の家で侍女として働くことになったハナ。
しかしそのしばらくの後、ハナは彼のとある噂を聞いてしまう。
「帝都一の色男には、誰も知らない秘密があるんだってよ」
彼は、憎しみと諦めに満ちた闇を持つ、悲しき男だった。
「逃げ出さないでおくれよ、灰被りのおひいさん」
*****
帝都の淑女と記者の注目の的
世間を賑わせる公爵家の遊び人
中條 鷹保
✕
人を疑うことを知らない
田舎育ちの純朴少女
ハナ
*****
孤独なヒロイン・ハナは嘘と裏切り蔓延る激動の時代で
一体何を信じる?
※大正時代のはじめ頃の日本を想定しておりますが本作はフィクションです。
明治ハイカラ恋愛事情 ~伯爵令嬢の恋~
泉南佳那
恋愛
伯爵令嬢の桜子と伯爵家の使用人、天音(あまね)
身分という垣根を超え、愛を貫ぬく二人の物語。
******************
時は明治の末。
その十年前、吉田伯爵は倫敦から10歳の少年を連れ帰ってきた。
彼の名は天音。
美しい容姿の英日混血の孤児であった。
伯爵を迎えに行った、次女の桜子は王子のような外見の天音に恋をした。
それから10年、月夜の晩、桜子は密に天音を呼びだす。
そして、お互いの思いを知った二人は、周囲の目を盗んで交際するようになる。
だが、その桜子に縁談が持ち上がり、窮地に立たされたふたりは……
******************
身分違いの、切ない禁断の恋。
和風&ハッピーエンド版ロミジュリです!
ロマンティックな世界に浸っていただければ嬉しく思います(^▽^)
*著者初の明治を舞台にしたフィクション作品となります。
実在する店名などは使用していますが、人名は架空のものです。
間違いなど多々あると思います。
もし、お気づきのことがありましたら、ご指摘いただけると大変助かりますm(__)m
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。

婚約者を親友に盗られた上、獣人の国へ嫁がされることになったが、私は大の動物好きなのでその結婚先はご褒美でしかなかった
雪葉
恋愛
婚約者である第三王子を、美しい外見の親友に盗られたエリン。まぁ王子のことは好きでも何でもなかったし、政略結婚でしかなかったのでそれは良いとして。なんと彼らはエリンに「新しい縁談」を持ってきたという。その嫁ぎ先は“獣人”の住まう国、ジュード帝国だった。
人間からは野蛮で恐ろしいと蔑まれる獣人の国であるため、王子と親友の二人はほくそ笑みながらこの縁談を彼女に持ってきたのだが────。
「憧れの国に行けることになったわ!! なんて素晴らしい縁談なのかしら……!!」
エリンは嫌がるどころか、大喜びしていた。
なぜなら、彼女は無類の動物好きだったからである。
そんなこんなで憧れの帝国へ意気揚々と嫁ぎに行き、そこで暮らす獣人たちと仲良くなろうと働きかけまくるエリン。
いつも明るく元気な彼女を見た周りの獣人達や、新しい婚約者である皇弟殿下は、次第に彼女に対し好意を持つようになっていく。
動物を心底愛するが故、獣人であろうが何だろうがこよなく愛の対象になるちょっとポンコツ入ってる令嬢と、そんな彼女を見て溺愛するようになる、狼の獣人な婚約者の皇弟殿下のお話です。
※他サイト様にも投稿しております。

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…

彼の秘密はどうでもいい
真朱
恋愛
アンジェは、グレンフォードの過去を知っている。アンジェにとっては取るに足らないどうでもいいようなことなのだが、今や学園トップクラスのモテ男へと成長したグレンフォードにとっては、何としても隠し通したい黒歴史らしい。黒歴史もろともアンジェを始末したいほどに。…よろしい。受けてたちましょう。
◆なんちゃって異世界です。史実には一切基づいておりませんので、ご理解のほどお願いいたします。
◆あらすじはこんなカンジですが、お気楽コメディです。
◆ざまあのお話ではありません。ご理解の上での閲覧をお願いします。スカッとしなくてもクレームはご容赦ください。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる