43 / 96
疑惑
しおりを挟む
尾井坂男爵邸は、焦げ茶を基調とした本館と奥にある別館に分かれていた。客人を迎え入れる本館が、贅を凝らした造りになっており、居住となる別館は、使い慣れた和建築だ。
光留は、普段本館の表玄関から招き入れられ、応接室で泰臣や晃子と会っていたのだが、今は別館の一室に通されていた。
「泰臣君から、部屋で待つように言われたのでお伺いしました」
窓辺に寄り、夫人らに挨拶をすると晃子にそう伝える。峯一郎が同席していると云うことは、込み入った話かもしれない。そこへ部外者が立ち入ることは、さすがに無作法だと でまかせを口にしたのだが、通されたのは泰臣の部屋ではなく、別館の居間だった。
さすがに、本人不在では通してくれないようだ。しかし、そんなことよりも今、光留が悩ましげに見つめているのは、向かい合う晃子の白い顔。
「あの……滝沢夫人の方は、よろしいので?」
「ええ」
先に通された光留は、暫くは1人待たされることを想定していたのだが、お茶が出されるのと同時に晃子が部屋へ入ってきた。おそらく応接室から、すぐに追ってきたのだろうが、嬉しくて光留を追いかけてきたとは、到底思えない顔つきだ。
「あまり浮かない顔つきに見えますが、何かありましたか?」
「ええ、思いもよらないお話を聞きました」
やはり、縁談だったのか? と 疑念を抱き、同時に、峯一郎の情報を脳内で手繰り寄せる。年は、22歳。滝沢家は、旗本の出になるが現在は大名華族だ。
1万石以上が大名で、それ以下が旗本と分かれていた為、江戸の頃は旗本だったのだが御一新後、実は石高が1万石あったと言い出した。
嘘か実か、ギリギリの一万石大名になると参勤交代やら、大名の威厳を保つ為に金が掛かり、検地をやっても9000石と申請してみたりする輩もいたと云う。滝沢家も貧しい大名家よりも、大身旗本の方が良かったのだろう。検地を誤魔化していたのか分からないが、明治政府へ申請したのは検地をやったら1万石あったという内容で、大名華族として男爵となった経緯があった。
峯一郎本人と、光留は年が違う為、接点がないのだが、学習院に在籍していた頃、からかわれる所に現れては、苛めてくる学友を嗜めてくれることが多々あり、顔と名前が一致する程度だ。
近衛の話によると、男気溢れる人物で暇を見つけては、下町の年寄りの相手をしたり、物の修繕などを手伝ったりするような人だという。
「手先が器用で、縫い物などもチョチョイとやりますよ。あと土いじりが好きで農商務省に出仕しているはずです」
欧州視察の頃、近衛が教えてくれた。
―― 農商務省……商売に関係あるといえば、あるな。
「ああ、僕は優秀な蚊遣り火を自負しておりますが、貴女の魅力に虫の数が多過ぎて難儀しております。虫の生態から頭に入れる必要があるのですから」
晃子の手を取ってみるが、いつもの困ったような笑みが浮かばない。引き結ばれた花弁は、そのままに物言いたげに向けられる星を散りばめた双眸が、ジッと褐色の瞳を見つめていた。何やら雲行きが怪しそうだと思いつつも、微笑んでみせるが、結果は同じだ。
「どんなお話を?」
「蚊遣り火にもなれない私自身が、情けない思いをしています」
「ん?どういうことです? 僕にそのような物、必要ありません。ずっと一匹の蝶を追い求めているのですから」
「男爵夫人が仰っていました」
「何をです?」
意味がわからないと言う光留に、躊躇いがちな晃子の声が、ポツリポツリと成り行きを語った。
光留が夫人らに挨拶をし、別館へ向かった後だという。
「まあ、まあ、欧州からお帰りになられたと聞いておりましたが、ご立派で」と。
一通り、官一行の話だったのだが、フッと滝沢夫人が声を落とした。
「そういえば、先日瀬戸物町でお見かけしましたわ」
夫人の知り合いが、瀬戸物町に住んでいるというのだが、そこで光留を見かけたと。
「新聞にも帰国とありましたので、お声をお掛けしようと思いましたのよ。そしたら、知人が慌てて止めるのです」
晃子は、夫人の語りを止めると眼差し強く、光留を見つめた。
「あそこは、お妾奉公のお宅だから、むやみに旦那様にお声をかけてはならないと……」
「馬鹿なッ!! 」
とんでもない言いがかりに、脳天から叩きつけられたような衝撃に目眩がしてくるが、焦る光留とは真逆に、晃子の白い面は感情を表さない。
「瀬戸物町、お心当たりは?」
「いやいや、お待ち下さい。確かに瀬戸物町へは参りましたが、あれは難儀していた所を助けて頂いた日と、その御礼に伺った2度だけです!」
「ええ、滝沢様……夫人のご子息も、何かの間違いでは?と仰いました」
「そうですか……」
さすが、峯一郎だと内心、ホッとしたが当然ながら、夫人は引かなかったらしい。しかし、本人不在では、真相など分かりようがないことから「まあ、まあ、これでは私が嘘を申したようで」と、ご機嫌を損ねてしまった。
場に居合わせた者達は、苦笑いを浮かべるしかなく、仕方がないと峯一郎が 助け船を出し、その場は収まったという。
「母上様が、嘘を申したとかではなく、お知り合いの勘違いかもしれないということですよ。どうしてもと仰るなら、私がそのお宅へ出向いて、それとなく旦那様のお話を伺ってきてもよろしい」と。
「こうして、その場は収まったのです」
「良かったです。変な濡れ衣を着せられるところでした。それでは、もうよろしいでしょう?笑ってください」
光留は微笑んでみせるが、まだ気になることがあるのか? 晃子は、首を振る。
「まだ何か? 憂い事なら吐き出してください。すべて僕が消して差し上げます」
「ええ、光留様。私は、本当に嫌なのです。母の苦悩も知っておりますし、同じ目に合いたくないのです」
「存じております」
「しつこいと、嫌な疑り深い女と思われるかもしれません」
「まさか! そのようなことありません」
「光留様、瀬戸物町のお宅に私をお連れください」
「……え??」
秋つ方、澄み渡る天に流れる雲の波が、ピタリと止まった錯覚を覚えた。
光留は、普段本館の表玄関から招き入れられ、応接室で泰臣や晃子と会っていたのだが、今は別館の一室に通されていた。
「泰臣君から、部屋で待つように言われたのでお伺いしました」
窓辺に寄り、夫人らに挨拶をすると晃子にそう伝える。峯一郎が同席していると云うことは、込み入った話かもしれない。そこへ部外者が立ち入ることは、さすがに無作法だと でまかせを口にしたのだが、通されたのは泰臣の部屋ではなく、別館の居間だった。
さすがに、本人不在では通してくれないようだ。しかし、そんなことよりも今、光留が悩ましげに見つめているのは、向かい合う晃子の白い顔。
「あの……滝沢夫人の方は、よろしいので?」
「ええ」
先に通された光留は、暫くは1人待たされることを想定していたのだが、お茶が出されるのと同時に晃子が部屋へ入ってきた。おそらく応接室から、すぐに追ってきたのだろうが、嬉しくて光留を追いかけてきたとは、到底思えない顔つきだ。
「あまり浮かない顔つきに見えますが、何かありましたか?」
「ええ、思いもよらないお話を聞きました」
やはり、縁談だったのか? と 疑念を抱き、同時に、峯一郎の情報を脳内で手繰り寄せる。年は、22歳。滝沢家は、旗本の出になるが現在は大名華族だ。
1万石以上が大名で、それ以下が旗本と分かれていた為、江戸の頃は旗本だったのだが御一新後、実は石高が1万石あったと言い出した。
嘘か実か、ギリギリの一万石大名になると参勤交代やら、大名の威厳を保つ為に金が掛かり、検地をやっても9000石と申請してみたりする輩もいたと云う。滝沢家も貧しい大名家よりも、大身旗本の方が良かったのだろう。検地を誤魔化していたのか分からないが、明治政府へ申請したのは検地をやったら1万石あったという内容で、大名華族として男爵となった経緯があった。
峯一郎本人と、光留は年が違う為、接点がないのだが、学習院に在籍していた頃、からかわれる所に現れては、苛めてくる学友を嗜めてくれることが多々あり、顔と名前が一致する程度だ。
近衛の話によると、男気溢れる人物で暇を見つけては、下町の年寄りの相手をしたり、物の修繕などを手伝ったりするような人だという。
「手先が器用で、縫い物などもチョチョイとやりますよ。あと土いじりが好きで農商務省に出仕しているはずです」
欧州視察の頃、近衛が教えてくれた。
―― 農商務省……商売に関係あるといえば、あるな。
「ああ、僕は優秀な蚊遣り火を自負しておりますが、貴女の魅力に虫の数が多過ぎて難儀しております。虫の生態から頭に入れる必要があるのですから」
晃子の手を取ってみるが、いつもの困ったような笑みが浮かばない。引き結ばれた花弁は、そのままに物言いたげに向けられる星を散りばめた双眸が、ジッと褐色の瞳を見つめていた。何やら雲行きが怪しそうだと思いつつも、微笑んでみせるが、結果は同じだ。
「どんなお話を?」
「蚊遣り火にもなれない私自身が、情けない思いをしています」
「ん?どういうことです? 僕にそのような物、必要ありません。ずっと一匹の蝶を追い求めているのですから」
「男爵夫人が仰っていました」
「何をです?」
意味がわからないと言う光留に、躊躇いがちな晃子の声が、ポツリポツリと成り行きを語った。
光留が夫人らに挨拶をし、別館へ向かった後だという。
「まあ、まあ、欧州からお帰りになられたと聞いておりましたが、ご立派で」と。
一通り、官一行の話だったのだが、フッと滝沢夫人が声を落とした。
「そういえば、先日瀬戸物町でお見かけしましたわ」
夫人の知り合いが、瀬戸物町に住んでいるというのだが、そこで光留を見かけたと。
「新聞にも帰国とありましたので、お声をお掛けしようと思いましたのよ。そしたら、知人が慌てて止めるのです」
晃子は、夫人の語りを止めると眼差し強く、光留を見つめた。
「あそこは、お妾奉公のお宅だから、むやみに旦那様にお声をかけてはならないと……」
「馬鹿なッ!! 」
とんでもない言いがかりに、脳天から叩きつけられたような衝撃に目眩がしてくるが、焦る光留とは真逆に、晃子の白い面は感情を表さない。
「瀬戸物町、お心当たりは?」
「いやいや、お待ち下さい。確かに瀬戸物町へは参りましたが、あれは難儀していた所を助けて頂いた日と、その御礼に伺った2度だけです!」
「ええ、滝沢様……夫人のご子息も、何かの間違いでは?と仰いました」
「そうですか……」
さすが、峯一郎だと内心、ホッとしたが当然ながら、夫人は引かなかったらしい。しかし、本人不在では、真相など分かりようがないことから「まあ、まあ、これでは私が嘘を申したようで」と、ご機嫌を損ねてしまった。
場に居合わせた者達は、苦笑いを浮かべるしかなく、仕方がないと峯一郎が 助け船を出し、その場は収まったという。
「母上様が、嘘を申したとかではなく、お知り合いの勘違いかもしれないということですよ。どうしてもと仰るなら、私がそのお宅へ出向いて、それとなく旦那様のお話を伺ってきてもよろしい」と。
「こうして、その場は収まったのです」
「良かったです。変な濡れ衣を着せられるところでした。それでは、もうよろしいでしょう?笑ってください」
光留は微笑んでみせるが、まだ気になることがあるのか? 晃子は、首を振る。
「まだ何か? 憂い事なら吐き出してください。すべて僕が消して差し上げます」
「ええ、光留様。私は、本当に嫌なのです。母の苦悩も知っておりますし、同じ目に合いたくないのです」
「存じております」
「しつこいと、嫌な疑り深い女と思われるかもしれません」
「まさか! そのようなことありません」
「光留様、瀬戸物町のお宅に私をお連れください」
「……え??」
秋つ方、澄み渡る天に流れる雲の波が、ピタリと止まった錯覚を覚えた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
神楽坂gimmick
涼寺みすゞ
恋愛
明治26年、欧州視察を終え帰国した司法官僚 近衛惟前の耳に飛び込んできたのは、学友でもあり親戚にあたる久我侯爵家の跡取り 久我光雅負傷の連絡。
侯爵家のスキャンダルを収めるべく、奔走する羽目になり……
若者が広げた夢の大風呂敷と、初恋の行方は?

【完結】帝都一の色男と純朴シンデレラ ~悲しき公爵様は愛しき花を探して~
朝永ゆうり
恋愛
時は大正、自由恋愛の許されぬ時代。
社交界に渦巻くのは、それぞれの思惑。
田舎育ちの主人公・ハナは帝都に憧れを抱き上京するも、就いたのは遊女という望まない仕事だった。
そこから救い出してくれた王子様は、帝都一の遊び人で色男と言われる中条公爵家の嫡男、鷹保。
彼の家で侍女として働くことになったハナ。
しかしそのしばらくの後、ハナは彼のとある噂を聞いてしまう。
「帝都一の色男には、誰も知らない秘密があるんだってよ」
彼は、憎しみと諦めに満ちた闇を持つ、悲しき男だった。
「逃げ出さないでおくれよ、灰被りのおひいさん」
*****
帝都の淑女と記者の注目の的
世間を賑わせる公爵家の遊び人
中條 鷹保
✕
人を疑うことを知らない
田舎育ちの純朴少女
ハナ
*****
孤独なヒロイン・ハナは嘘と裏切り蔓延る激動の時代で
一体何を信じる?
※大正時代のはじめ頃の日本を想定しておりますが本作はフィクションです。

仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
明治ハイカラ恋愛事情 ~伯爵令嬢の恋~
泉南佳那
恋愛
伯爵令嬢の桜子と伯爵家の使用人、天音(あまね)
身分という垣根を超え、愛を貫ぬく二人の物語。
******************
時は明治の末。
その十年前、吉田伯爵は倫敦から10歳の少年を連れ帰ってきた。
彼の名は天音。
美しい容姿の英日混血の孤児であった。
伯爵を迎えに行った、次女の桜子は王子のような外見の天音に恋をした。
それから10年、月夜の晩、桜子は密に天音を呼びだす。
そして、お互いの思いを知った二人は、周囲の目を盗んで交際するようになる。
だが、その桜子に縁談が持ち上がり、窮地に立たされたふたりは……
******************
身分違いの、切ない禁断の恋。
和風&ハッピーエンド版ロミジュリです!
ロマンティックな世界に浸っていただければ嬉しく思います(^▽^)
*著者初の明治を舞台にしたフィクション作品となります。
実在する店名などは使用していますが、人名は架空のものです。
間違いなど多々あると思います。
もし、お気づきのことがありましたら、ご指摘いただけると大変助かりますm(__)m
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ
命を狙われたお飾り妃の最後の願い
幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】
重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。
イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。
短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。
『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。

成り上がり令嬢暴走日記!
笹乃笹世
恋愛
異世界転生キタコレー!
と、テンションアゲアゲのリアーヌだったが、なんとその世界は乙女ゲームの舞台となった世界だった⁉︎
えっあの『ギフト』⁉︎
えっ物語のスタートは来年⁉︎
……ってことはつまり、攻略対象たちと同じ学園ライフを送れる……⁉︎
これも全て、ある日突然、貴族になってくれた両親のおかげねっ!
ーー……でもあのゲームに『リアーヌ・ボスハウト』なんてキャラが出てた記憶ないから……きっとキャラデザも無いようなモブ令嬢なんだろうな……
これは、ある日突然、貴族の仲間入りを果たしてしまった元日本人が、大好きなゲームの世界で元日本人かつ庶民ムーブをぶちかまし、知らず知らずのうちに周りの人間も巻き込んで騒動を起こしていく物語であるーー
果たしてリアーヌはこの世界で幸せになれるのか?
周りの人間たちは無事でいられるのかーー⁉︎
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる