69 / 73
幽冥聚楽
露払
しおりを挟む
「何と!?どういうことじゃ?」
菅公の声音が、大きく跳ね上がった。皆で死出の旅路に出るというのに、一人だけ盃を交わしていないとは可笑しなことであると。
その面は、不可解な物でも見るように関白主従を凝視した。
「私が話そう……」こう告げた関白は、右手に携えた一胴七度ごと、今度は、しかと万作をかき抱いた。
菅公は、ごくりと唾を呑み込む。先程過った考えが、現実味を帯びてきた気がしたのだ。それは、万作の背から刃を貫くのではないか?という、恐ろしい結末。鯉口が切られた刀は、流れるような動作で、右から左に持ち変えられた。
―― いつでも、鞘を払えるではないか!
菅公は、見たくないと腰を浮かしかけるのだが、グンッと袖を引かれた。何事かと振り向くと、束帯の袖を刀葉樹の女が踏みつけているではないか。いつの間に……とは思うが、それが女の告げる言葉なのだろう。無言の意思表示、逃げるな――と。
―― いざとなったら、面を伏せよう。
菅公は腹をくくり、はきと声を上げた。先を聞かせよ――と。
◆◆◆◆◆
盃は、順に流れた。山本主殿助が盃を飲み干し、秀次に渡すと最後の不破万作の番になった。
「万作……」
名を呼び、盃を渡そうとすると何を思ったのか、万作は突然立ち上がる。素早く二三下がると、恭しく手を突いた。
「皆様方、お聞きくださいませ」
神妙な万作の眼が、座敷を見渡した。皆も何事かと続く言葉を待つ。
「私が、推参申し上げますようにお思いでしょうが、私はお酒を頂きません。今生の別れ、死出の山をも共にという時なれば、御色付けに頂くものと分かっておりますが……。しからば、皆様は今少しお召し上がり下さいませ」
こう言うと座敷から出ていった。皆して顔を見合せると、万作らしいと呟き笑う。
肴挟みを、秀次に食して貰う為に辞退したのであろうと皆が思っていたのだが、そうではなかった。
万作は、先程の机から自分の名が記された脇差を掴み取ると、早くも諸肌を脱ぎ白洲へ飛び降りた。
「万作ッ!! 」
三十郎と主殿助は、膳を払いのける勢いで腰を上げるのだが、到底二人の制止で止まる万作ではない。両手で握った脇差しを腹の前で大きく振り上げた時「待て!」と声が掛かった。ピタリと万作を止めたのは、他でもない秀次の声。
「そなたの介錯は、秀次であるべきだ」
「勿体ない御言葉にて……」
万作の感涙を露にする声音に、山田三十郎は「え!?」と小さく叫んだ。
何故なら、秀次の介錯を譲った三十郎は、一番腹をと心に決めていたのだ。
――が、突然先を越された。
元より、三十郎の一番腹は予想がついた。それに気付かない万作でもない。誰よりも秀次の一等を願う気持ちは、死を目前にしても変わることはなかったのだ。
しかし、順相応にいけば一番腹は三十郎である為、万作は出し抜く形で一等を勝ち取った。
三十郎は、大変悔しがったが、日頃の万作を知る者としては、致し方なし――と最後は、呆れ笑った。
こうして小姓三人は白洲へ並び、秀次は刀を携え、万作の横に立つ。嫌でも目につく美しい刃文に、万作は尋ねた
「その御刀の銘は?」
「さあ?全て太閤へ渡してしまったからなぁ。銘などない代物だ」
秀次は、微かに視線を逸らした。
「……左様ですか」
「そなたの介錯をしたら、くれてやろう。村正の名はないが」
万作は、花のように笑った。
金梨地の鞘がなくとも、地侍が持つような鞘であっても、抜身の美しさは隠しようがない。それは、明らかに関白の一等である。その地位を妬み、羨み、何度も目にした一胴七度だ。万作が気付かない訳もなかった。
「……栓なきこと」
「でた!」
「私の言葉です!」
「そうであった」
ケラケラと笑う秀次に、万作は告げた。
「死出の旅路の露払いは、我らにお任せ下さいませ」
秀次は、微笑むだけである。返答を待つ気はなかった。困らせるだけだと分かっていたからだ。
―― 殿下は、すぐ参られぬ。
おそらくウロウロと彷徨き、浄土へ往生するのは、刻が掛かるであろうと。しかし、それでも良いと万作は思った。露払いをし、浄土でお待ち申し上げれば良いのだと。
太閤を謀ってまで、一胴七度を手元に残したのが、嘘でも自分の為と言ってくれるのならば多少、寄り道をされても許せる。万作は、今まで口に出来なかった想いを叫んだ。
「殿下は、万作の一等でございました!」
返事など聞く気もない。願わくば、あの世にて――とだけ思い、左腹に国光を突き立て一気に真横にかき切った。
「お見事!」誰かの声が掛かるが
「まだ!」と介錯を制し、返す刀で十文字にかき切った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。それが、万作が目にした最期の風景だった。
人は死ぬる時、雲座に乗った沢山の菩薩がお迎えに来るらしい。美しい旋律を奏で、死者が後ろ髪を引かれないように、浄土とは美しく、愉しく有難い所だと、不安を払拭させる為に仏自らが歌をうたうという。
―― 嘘か実か……。
魂になった万作は、六道辻の地蔵菩薩に手を合わせた。
「嘘であった。菩薩など来なかった」
「それでは、何が見えたのだ?」
首が落ちた気味の悪い地蔵が、声を発した。万作はチラリと視線を向ける。
「地蔵は、話せるのか?」
「そなたは、人ではないゆえ聞こえるようになったということじゃ」
「……何であろうか、真っ赤に染まったのは鮮血であると思うのだが、何か見えた気がした」
関白のお供衆として、主の恥になるような追腹にするつもりは、毛頭なかった。
右に行き着いた刃を抜き取ると、更に十文字に、かき切るべく突き立てた――。その時、眼前は……。
「ああ!桜じゃ、あの山麓の!パッと淡い桜色が……しかし、すぐに真っ赤に染まった。折角ならば殿下のお姿も見たかった」
不服そうに頬杖をつく万作に、地蔵が笑い声をあげると、誰か来たぞと声をかける。
万作は、立ち上がった。畦道の暗闇から、お――い!と手を振る者が駆けてくる。
「万作殿、待たせた」
現れた二人に万作は、弾けるような笑顔を見せた。
菅公の声音が、大きく跳ね上がった。皆で死出の旅路に出るというのに、一人だけ盃を交わしていないとは可笑しなことであると。
その面は、不可解な物でも見るように関白主従を凝視した。
「私が話そう……」こう告げた関白は、右手に携えた一胴七度ごと、今度は、しかと万作をかき抱いた。
菅公は、ごくりと唾を呑み込む。先程過った考えが、現実味を帯びてきた気がしたのだ。それは、万作の背から刃を貫くのではないか?という、恐ろしい結末。鯉口が切られた刀は、流れるような動作で、右から左に持ち変えられた。
―― いつでも、鞘を払えるではないか!
菅公は、見たくないと腰を浮かしかけるのだが、グンッと袖を引かれた。何事かと振り向くと、束帯の袖を刀葉樹の女が踏みつけているではないか。いつの間に……とは思うが、それが女の告げる言葉なのだろう。無言の意思表示、逃げるな――と。
―― いざとなったら、面を伏せよう。
菅公は腹をくくり、はきと声を上げた。先を聞かせよ――と。
◆◆◆◆◆
盃は、順に流れた。山本主殿助が盃を飲み干し、秀次に渡すと最後の不破万作の番になった。
「万作……」
名を呼び、盃を渡そうとすると何を思ったのか、万作は突然立ち上がる。素早く二三下がると、恭しく手を突いた。
「皆様方、お聞きくださいませ」
神妙な万作の眼が、座敷を見渡した。皆も何事かと続く言葉を待つ。
「私が、推参申し上げますようにお思いでしょうが、私はお酒を頂きません。今生の別れ、死出の山をも共にという時なれば、御色付けに頂くものと分かっておりますが……。しからば、皆様は今少しお召し上がり下さいませ」
こう言うと座敷から出ていった。皆して顔を見合せると、万作らしいと呟き笑う。
肴挟みを、秀次に食して貰う為に辞退したのであろうと皆が思っていたのだが、そうではなかった。
万作は、先程の机から自分の名が記された脇差を掴み取ると、早くも諸肌を脱ぎ白洲へ飛び降りた。
「万作ッ!! 」
三十郎と主殿助は、膳を払いのける勢いで腰を上げるのだが、到底二人の制止で止まる万作ではない。両手で握った脇差しを腹の前で大きく振り上げた時「待て!」と声が掛かった。ピタリと万作を止めたのは、他でもない秀次の声。
「そなたの介錯は、秀次であるべきだ」
「勿体ない御言葉にて……」
万作の感涙を露にする声音に、山田三十郎は「え!?」と小さく叫んだ。
何故なら、秀次の介錯を譲った三十郎は、一番腹をと心に決めていたのだ。
――が、突然先を越された。
元より、三十郎の一番腹は予想がついた。それに気付かない万作でもない。誰よりも秀次の一等を願う気持ちは、死を目前にしても変わることはなかったのだ。
しかし、順相応にいけば一番腹は三十郎である為、万作は出し抜く形で一等を勝ち取った。
三十郎は、大変悔しがったが、日頃の万作を知る者としては、致し方なし――と最後は、呆れ笑った。
こうして小姓三人は白洲へ並び、秀次は刀を携え、万作の横に立つ。嫌でも目につく美しい刃文に、万作は尋ねた
「その御刀の銘は?」
「さあ?全て太閤へ渡してしまったからなぁ。銘などない代物だ」
秀次は、微かに視線を逸らした。
「……左様ですか」
「そなたの介錯をしたら、くれてやろう。村正の名はないが」
万作は、花のように笑った。
金梨地の鞘がなくとも、地侍が持つような鞘であっても、抜身の美しさは隠しようがない。それは、明らかに関白の一等である。その地位を妬み、羨み、何度も目にした一胴七度だ。万作が気付かない訳もなかった。
「……栓なきこと」
「でた!」
「私の言葉です!」
「そうであった」
ケラケラと笑う秀次に、万作は告げた。
「死出の旅路の露払いは、我らにお任せ下さいませ」
秀次は、微笑むだけである。返答を待つ気はなかった。困らせるだけだと分かっていたからだ。
―― 殿下は、すぐ参られぬ。
おそらくウロウロと彷徨き、浄土へ往生するのは、刻が掛かるであろうと。しかし、それでも良いと万作は思った。露払いをし、浄土でお待ち申し上げれば良いのだと。
太閤を謀ってまで、一胴七度を手元に残したのが、嘘でも自分の為と言ってくれるのならば多少、寄り道をされても許せる。万作は、今まで口に出来なかった想いを叫んだ。
「殿下は、万作の一等でございました!」
返事など聞く気もない。願わくば、あの世にて――とだけ思い、左腹に国光を突き立て一気に真横にかき切った。
「お見事!」誰かの声が掛かるが
「まだ!」と介錯を制し、返す刀で十文字にかき切った瞬間、目の前が真っ赤に染まった。それが、万作が目にした最期の風景だった。
人は死ぬる時、雲座に乗った沢山の菩薩がお迎えに来るらしい。美しい旋律を奏で、死者が後ろ髪を引かれないように、浄土とは美しく、愉しく有難い所だと、不安を払拭させる為に仏自らが歌をうたうという。
―― 嘘か実か……。
魂になった万作は、六道辻の地蔵菩薩に手を合わせた。
「嘘であった。菩薩など来なかった」
「それでは、何が見えたのだ?」
首が落ちた気味の悪い地蔵が、声を発した。万作はチラリと視線を向ける。
「地蔵は、話せるのか?」
「そなたは、人ではないゆえ聞こえるようになったということじゃ」
「……何であろうか、真っ赤に染まったのは鮮血であると思うのだが、何か見えた気がした」
関白のお供衆として、主の恥になるような追腹にするつもりは、毛頭なかった。
右に行き着いた刃を抜き取ると、更に十文字に、かき切るべく突き立てた――。その時、眼前は……。
「ああ!桜じゃ、あの山麓の!パッと淡い桜色が……しかし、すぐに真っ赤に染まった。折角ならば殿下のお姿も見たかった」
不服そうに頬杖をつく万作に、地蔵が笑い声をあげると、誰か来たぞと声をかける。
万作は、立ち上がった。畦道の暗闇から、お――い!と手を振る者が駆けてくる。
「万作殿、待たせた」
現れた二人に万作は、弾けるような笑顔を見せた。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
失恋少女と狐の見廻り
紺乃未色(こんのみいろ)
キャラ文芸
失恋中の高校生、彩羽(いろは)の前にあらわれたのは、神の遣いである「千影之狐(ちかげのきつね)」だった。「協力すれば恋の願いを神へ届ける」という約束のもと、彩羽はとある旅館にスタッフとして潜り込み、「魂を盗る、人ならざる者」の調査を手伝うことに。
人生初のアルバイトにあたふたしながらも、奮闘する彩羽。そんな彼女に対して「面白い」と興味を抱く千影之狐。
一人と一匹は無事に奇妙な事件を解決できるのか?
不可思議でどこか妖しい「失恋からはじまる和風ファンタジー」
化想操術師の日常
茶野森かのこ
キャラ文芸
たった一つの線で、世界が変わる。
化想操術師という仕事がある。
一般的には知られていないが、化想は誰にでも起きる可能性のある現象で、悲しみや苦しみが心に抱えきれなくなった時、人は無意識の内に化想と呼ばれるものを体の外に生み出してしまう。それは、空間や物や生き物と、その人の心を占めるものである為、様々だ。
化想操術師とは、頭の中に思い描いたものを、その指先を通して、現実に生み出す事が出来る力を持つ人達の事。本来なら無意識でしか出せない化想を、意識的に操る事が出来た。
クズミ化想社は、そんな化想に苦しむ人々に寄り添い、救う仕事をしている。
社長である九頭見志乃歩は、自身も化想を扱いながら、化想患者限定でカウンセラーをしている。
社員は自身を含めて四名。
九頭見野雪という少年は、化想を生み出す能力に長けていた。志乃歩の養子に入っている。
常に無表情であるが、それは感情を失わせるような過去があったからだ。それでも、志乃歩との出会いによって、その心はいつも誰かに寄り添おうとしている、優しい少年だ。
他に、志乃歩の秘書でもある黒兎、口は悪いが料理の腕前はピカイチの姫子、野雪が生み出した巨大な犬の化想のシロ。彼らは、山の中にある洋館で、賑やかに共同生活を送っていた。
その洋館に、新たな住人が加わった。
記憶を失った少女、たま子。化想が扱える彼女は、記憶が戻るまでの間、野雪達と共に過ごす事となった。
だが、記憶を失くしたたま子には、ある目的があった。
たま子はクズミ化想社の一人として、志乃歩や野雪と共に、化想を出してしまった人々の様々な思いに触れていく。
壊れた友情で海に閉じこもる少年、自分への後悔に復讐に走る女性、絵を描く度に化想を出してしまう少年。
化想操術の古い歴史を持つ、阿木之亥という家の人々、重ねた野雪の過去、初めて出来た好きなもの、焦がれた自由、犠牲にしても守らなきゃいけないもの。
野雪とたま子、化想を取り巻く彼らのお話です。
鬼と私の約束~あやかしバーでバーメイド、はじめました~
さっぱろこ
キャラ文芸
本文の修正が終わりましたので、執筆を再開します。
第6回キャラ文芸大賞 奨励賞頂きました。
* * *
家族に疎まれ、友達もいない甘祢(あまね)は、明日から無職になる。
そんな夜に足を踏み入れた京都の路地で謎の男に襲われかけたところを不思議な少年、伊吹(いぶき)に助けられた。
人間とは少し違う不思議な匂いがすると言われ連れて行かれた先は、あやかしなどが住まう時空の京都租界を統べるアジトとなるバー「OROCHI」。伊吹は京都租界のボスだった。
OROCHIで女性バーテン、つまりバーメイドとして働くことになった甘祢は、人間界でモデルとしても働くバーテンの夜都賀(やつが)に仕事を教わることになる。
そうするうちになぜか徐々に敵対勢力との抗争に巻き込まれていき――
初めての投稿です。色々と手探りですが楽しく書いていこうと思います。
蛍地獄奇譚
玉楼二千佳
ライト文芸
地獄の門番が何者かに襲われ、妖怪達が人間界に解き放たれた。閻魔大王は、我が次男蛍を人間界に下界させ、蛍は三吉をお供に調査を開始する。蛍は絢詩野学園の生徒として、潜伏する。そこで、人間の少女なずなと出逢う。
蛍となずな。決して出逢うことのなかった二人が出逢った時、運命の歯車は動き始める…。
*表紙のイラストは鯛飯好様から頂きました。
著作権は鯛飯好様にあります。無断転載厳禁
月灯
釜瑪 秋摩
キャラ文芸
ゆったりとしたカーブを描くレールを走る単線は駅へと速度を落とす。 白樺並木の合間にチラリとのぞく大きなランプがたたえる月のような灯。 届かなかった思いを抱えてさまよい、たどり着いたのは……。 少しだけ起こる不思議の中に人の思いが交差する。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
天鬼ざくろのフリースタイル
ふみのあや
キャラ文芸
かつてディスで一世を風靡した元ラッパーの独身教師、小鳥遊空。
ヒップホップと決別してしまったその男がディスをこよなく愛するJKラッパー天鬼ざくろと出会った時、止まっていたビートが彼の人生に再び鳴り響き始めた──。
※カクヨムの方に新キャラと設定を追加して微調整した加筆修正版を掲載しています。
もし宜しければそちらも是非。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる