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第四章 求道
第四章 求道 14
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用心棒達は馬方達を守るように立ち、盗賊達を睨み付けている。
「くそっ、また盗賊か!」
「いつもなら街外れの田舎でしか出くわさないのに、なんでこんな街中にこいつらが……!?」
「そうまでして、この泡盛を奪う気か!? しつこい奴等だぜ!」
用心棒達が険しい表情を見せると、美嘉と守善は額に冷や汗を浮かべた。
「な、何? どういう状況なの?」
「どうも様子を見る限り、泡盛の輸送隊が盗賊に襲われてるみたいだね。盗賊達はみんな武装してる上に数が多いけど、輸送隊の用心棒達は丸腰だ。警察も来てないみたいだし、大丈夫かな……?」
2人が気を揉む中、守優は興味津々な様子で用心棒達に目を向けている。
「へぇ~、あれが輸送隊の用心棒か。確かに、康正から聞いた通り面白そうな仕事だな」
そんな守優を横目に、美嘉は辟易とした表情を浮かべた。
「あんた、この状況でまだそんなこと――」
美嘉はそう言い欠けると、用心棒達に目を向けながらハッとした表情を浮かべる。
「守善様、守優、あれって……!」
美嘉が指差した先には、輸送隊の用心棒として参加している康正の姿があった。
守善と守優もそれに気づき、ハッと目を見開く。
「康正!? なんでここに……!?」
「襲われてるのは、あいつが護衛してる輸送隊だったのか! 兄上、俺達も加勢しましょう!」
「いや、駄目だ! 下手に刺激すれば、あの盗賊達も何するかわからない! 今僕達が出るのは危険だ!」
守善が険しい表情を浮かべる中、康正は用心棒達に混じって盗賊達を睨み付けていた。
「くそっ、また盗賊か!」
「いつもなら街外れの田舎でしか出くわさないのに、なんでこんな街中にこいつらが……!?」
「そうまでして、この泡盛を奪う気か!? しつこい奴等だぜ!」
用心棒達が険しい表情を見せると、美嘉と守善は額に冷や汗を浮かべた。
「な、何? どういう状況なの?」
「どうも様子を見る限り、泡盛の輸送隊が盗賊に襲われてるみたいだね。盗賊達はみんな武装してる上に数が多いけど、輸送隊の用心棒達は丸腰だ。警察も来てないみたいだし、大丈夫かな……?」
2人が気を揉む中、守優は興味津々な様子で用心棒達に目を向けている。
「へぇ~、あれが輸送隊の用心棒か。確かに、康正から聞いた通り面白そうな仕事だな」
そんな守優を横目に、美嘉は辟易とした表情を浮かべた。
「あんた、この状況でまだそんなこと――」
美嘉はそう言い欠けると、用心棒達に目を向けながらハッとした表情を浮かべる。
「守善様、守優、あれって……!」
美嘉が指差した先には、輸送隊の用心棒として参加している康正の姿があった。
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「康正!? なんでここに……!?」
「襲われてるのは、あいつが護衛してる輸送隊だったのか! 兄上、俺達も加勢しましょう!」
「いや、駄目だ! 下手に刺激すれば、あの盗賊達も何するかわからない! 今僕達が出るのは危険だ!」
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