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第四章 求道
第四章 求道 11
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那覇・泉崎村――
昼間、守央たちの家の庭では、守優と守善が琉球袴を穿いたまま上半身裸となり、サンチンの型を稽古していた。
2人は両足を前後へ肩幅に開くと、体を正面に向けたまま両拳を胸の高さに構え、体捌きを呼吸と一致させながら左右の中段正拳突きや外受け、中段鉤突き、諸手の中段貫手突き、回し受け、諸手掌底打ちなどを放っていく。
そして、守善と守優は型の最終動作として両足を閉じると、胸の前で交差させた両手を腰の高さに下ろした。
「よし、小休止しようか」
「はい、兄上!」
守優と守善は自然な立ち方に戻ると、縁側に置かれた手拭いをそれぞれ手に取った。
守善と守優は汗を拭きながら、縁側に腰掛ける。
「守優はサンチンもうまくなったね。ちゃんと呼吸もできてるし、筋肉や関節の締め方もよくなってるよ。立ち方や姿勢についても、僕から言うことは何もなさそうだね」
「ありがとうございます。康正の話を聞いたら、俺も修業に熱が入りましたよ。兄上、今日も辻でカキダミシしませんか? 俺たちも康正に負けねぇように、もっと実戦で鍛えましょう」
「そうだね。あとで美嘉も誘って3人で行こう。じゃあ、その前に変手もやっておこうか。今やったサンチンの技を組手形式で練習しよう」
「よっしゃあ! 組手だ!」
守優と守善はそれぞれ手拭いを縁側に置くと、再び立ち上がって庭に足を踏み入れた。
昼間、守央たちの家の庭では、守優と守善が琉球袴を穿いたまま上半身裸となり、サンチンの型を稽古していた。
2人は両足を前後へ肩幅に開くと、体を正面に向けたまま両拳を胸の高さに構え、体捌きを呼吸と一致させながら左右の中段正拳突きや外受け、中段鉤突き、諸手の中段貫手突き、回し受け、諸手掌底打ちなどを放っていく。
そして、守善と守優は型の最終動作として両足を閉じると、胸の前で交差させた両手を腰の高さに下ろした。
「よし、小休止しようか」
「はい、兄上!」
守優と守善は自然な立ち方に戻ると、縁側に置かれた手拭いをそれぞれ手に取った。
守善と守優は汗を拭きながら、縁側に腰掛ける。
「守優はサンチンもうまくなったね。ちゃんと呼吸もできてるし、筋肉や関節の締め方もよくなってるよ。立ち方や姿勢についても、僕から言うことは何もなさそうだね」
「ありがとうございます。康正の話を聞いたら、俺も修業に熱が入りましたよ。兄上、今日も辻でカキダミシしませんか? 俺たちも康正に負けねぇように、もっと実戦で鍛えましょう」
「そうだね。あとで美嘉も誘って3人で行こう。じゃあ、その前に変手もやっておこうか。今やったサンチンの技を組手形式で練習しよう」
「よっしゃあ! 組手だ!」
守優と守善はそれぞれ手拭いを縁側に置くと、再び立ち上がって庭に足を踏み入れた。
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