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67 橋と税
しおりを挟むジェニー姐さんのドライビングは意外なほど丁寧で、
サバンナのような荒れた道なき道をそれなりの速度で走っていたにもかかわらず、
ワタシが車酔いや体調不良を起こすことはありませんでした
「それにしても凄いわね、コレ」
「荷車を引くのではなく、荷車自体に動く仕掛けがあるなんて」
「その発想はなかったわ」
「便利でしょ? コレ」
「本当に」
「速度を出しても安定しているし、何よりもこの乗り心地よね?」
「フワフワしていて、まるで水の上を船で漕ぎ出しているみたいね?」
そんな会話をしつつ、数十分ほどオフロード走行をしていると、目の前に街道が現れました
「やっと戻ってこれたみたいね」
「後はこの街道を道なりに進むだけだわ」
そんな感じで街道に出たワタシたち
デコボコしたオフロードから、砂利が浮いたダート道に変わりました
ただそれだけなのですが、ワタシたちの旅程的にはかなりの変化がありました
街道のダート道は、自動車には思いのほか優しかったようで、
スピードを上げても車体の挙動は安定していました
「凄いわね! スピードを上げても全く危険な感じがしないわ!」
ジェニー姐さんもご満悦
なので、自ずと上昇する運転速度
最終的な運行速度は、たぶん40~50km/hぐらい、バイクの時の倍以上です
(2輪のバイクでは、うっかり砂利を踏んでズルっとハンドルがとられることが多かったのに・・・)
(やっぱり4輪の自動車は安定していていいね)
そんなことを思っていたら、知らぬ間に眠ってしまっていたワタシなのでした
「スキニー、スキニー」
「ん~ん」
「疲れているでしょうけど、ごめんなさいね?」
「関所についたから、ちょっと起きてほしいの」
「ん? ここはどこです?」
「ここはね、夢の虹橋という大きな橋を守る関所よ」
「この先に大きな川があって、ここはこの辺りでは唯一川を渡れる場所なの」
「それにしても、思っていた以上に早く着いたわ」
どうやら関所についたので、ワタシを起こしたみたいです
「夢の虹の橋です?」
「そう。この国にとって、この川に橋を架けることは長年の夢だったの」
「その夢が叶ったからそう名付けられたと聞いたことがあるわ」
「れいんぼー? ぶりっじ?」
「・・・」
「封鎖できません~!」
「え? 何を言ってるの?」
「封鎖? そんなことしたら大騒ぎよ?」
ん?
湾岸署?
会議室?
現場で?
寝ぼけた頭でそんな会話をしつつ、フロントガラス越しに前を見ると、馬車が数台並んでいます
ワタシたちの並んでいる列の隣には、人の列ができています
たぶんあちら側は徒歩の人用の列なのでしょう
「これから通関の検査があるから起きてもらったの」
「検査です?」
「ええ。検査といっても、簡単な持ち物チェックと通行税の徴収だけよ」
「よっぽどのことがない限り、手間取ることはないはずよ」
馬車の列に目を向けますが、目の前の馬車が大きいので、その先の様子を伺うことはできません
仕方ないので、車のCDMDコンポにCDを入れて、
音楽を聴きながら時間を潰すことにします
ちなみに流すのは、いつものお気に入り
【ショパンピアノ名曲アルバム(CD) 990円】
そしてしばらく音楽を楽しんでいると、ワタシたちの順番になりました
ジェニー姐さんが運転席のドアウィンドウをおろし、運転席に座ったまま対応します
「何だこの荷車は、馬はどうした?」
衛兵さんと思しき人が3人
その中で、リーダー的な人がジェニー姐さんに話しかけてきました
「これは自動車と言って、馬がいなくても荷車自体が動くことができるモノなの」
「ジドウシャ?」
「聞いたことがないな」
「魔道具か何かなのか?」
「魔道具ではないけれど、まあ、似たようなモノだと思ってちょうだい」
「この荷車はどこかのギルド所属なのか?」
「いいえ、違うわ。この子の個人所有よ」
ジェニー姐さんはそう言って、ワタシを指し示します
不意に話を振られたワタシは、とりあえず頷いておきます
すると、先ほどより目つきを鋭くした衛兵のリーダーさんがワタシに話しかけてきます
「そうか、お前の個人所有か」
「ならば、通行税として、この荷車の価値の100分の1の金子を徴収することになる」
「この荷車、ジドウシャといったか?」
「お前の自己申告では、価値はいくらだ?」
いきなりワタシにお金の話が振られてしまいました
(え? 通行税?)
(自動車の価格の100分の1徴収?)
(え~? 聞いてないよ~!)
いきなりの展開で頭が追い付かないワタシ
ジェニー姐さんも知らなかったようで、衛兵のリーダーさんに質問しています
「え? 荷車に税金がかかるの?」
「通常、荷車や馬車は商業ギルドか農業ギルドの管理下にあるので、通行税はそちらから徴収されます」
「ですが個人所有の荷車については、所有者が支払うことになります」
「そうだったのね? 知らなかったわ」
(え? これは完全にワタシが払わなければならない空気ですよね?)
(ていうか、衛兵のリーダーさん、ジェニー姐さんとワタシで、態度違くない?)
ジェニー姐さんと衛兵のリーダーさんの会話を聞いて、そんなことを思っていると、
「それで所有者のお前、自己申告額はいくらだ?」
衛兵のリーダーさんに再度問われるワタシです
(えっと、ワタシが【買い物履歴】で購入した値段でいいのかな?)
(たしか、978,000円だったよね?)
(こちらの通貨ではいくらぐらいなの?)
(大金貨1枚ぐらい?)
「よく分からないんですけど、たぶん、大金貨1枚ぐらい、かな?」
「なんと不届きな」
「これの価値が大金貨1枚? 我々をバカにするんじゃない!」
「このジドウシャ、魔道具なんだろ? 魔道具がそんな金額な訳あるか!」
「普通の荷馬車でも大金貨2~3枚はくだらないのに」
「魔道具なら、その数百から数千倍の価値があるだろ!」
「通行税を安く済ませようとして口から出まかせを言いよって!」
「まったくもって不誠実極まりない!」
「よし、自己申告額が明らかに過少なので、こちらで詳しく調べることにする!」
ワタシは真面目に答えたつもりでしたが、衛兵のリーダーさんには不評のようです
どうやらワタシが税金逃れの為に、自動車の価値を過少申告していると受け止められてしまったみたいです
そして只今、衛兵3人に絶賛取り囲まれ中のワタシとジェニー姐さん
「外見の検分は終わった」
「あとはこの荷車の中を詳しく検分する」
「ふたりとも、速やかに下車しなさい」
衛兵のリーダーさんによるそんな投降の呼びかけ的なセリフを聞いて、
顔を見合わせるワタシとジェニー姐さん
(この車は完全に包囲されている、武器を捨てて速やかに投降しなさいって感じ?)
(ワタシたちは立てこもり犯か何かですかね?)
「困ったことになったわね、まさかこんなことになるなんて」
「そうですね~」
「橋を維持するのにお金がかかる、だから通行税があるのは分かるの」
「荷車や馬車は橋に負担をかけるから、より多く支払うのも理解できるの」
「そして高価な馬車を所有している裕福な人から、より多く通行税を徴収するのも悪くはないと思うの」
「でもね? 物事には限度というものがあると思うのよね?」
「あの衛兵の口ぶりでは、この自動車の価値、大金貨数千枚はありそうでしょ?」
「となると、橋を渡るだけで大金貨数十枚レベルの支払いになっちゃうじゃない?」
「それはちょっと、納得できないわよね?」
「そうですよね~」
ジェニー姐さんも想定外だったようで、かなり戸惑いのご様子
ワタシもどうしてよいのか分からなくなってしまいました
(どうしよう、メチャクチャ厄介ごとだよ)
(検分って、なにをどう調べるつもりなのかよくわからないけど)
(どう考えても結局は、物凄い額の通行税を払わないといけない流れだよね)
(そんな大金、ワタシ持ってないよ~)
(ていうか、なんで自分の車から降りなきゃいけないの?)
そして最後には、
(もう面倒くさ~い)
(ここにつく前に自動車から降りておけばよかったよ~)
そんな今更なことを考えて、ジェニー姐さんに提案してみます
「手遅れですけど、自動車は関所の前で隠しておくべきでしたね」
「姐さん、もう遅いかもだけど、自動車を降りて、歩いて橋を渡りましょ?」
「自動車は【インベントリ】に収納しちゃえばいいし」
「ごめんなさいね。私もちょっと後悔しているわ」
「関所までこんなにすぐ着くとは思っていなかったの」
「だから、そのあたりのこと、よく考えていなかったのよね」
「今から歩くにしても、あなた、体調は大丈夫なの?」
「ここの橋は、かなりの距離があるわよ?」
そんな感じでふたりでヒソヒソとお話をしていると、
「おい、なにをコソコソしておる!」
「特に口から出まかせを言ったちびガキ!」
「お前は今後ウソをつけないよう、ついでに躾けてやるから早く降りてこんか!」
ヒートアップしてきた衛兵のリーダーさん
どうやら彼の中では、ワタシはウソつきなガキンチョ確定なようです
「あの人、最初からワタシにキツイ気がするのですけど、なんででしょう?」
「あぁ、たぶんだけれど、嫉妬とかやっかみなんじゃない?」
「嫉妬? ワタシにです?」
「ええ。だって、この自動車の所有者が、こんなにちっちゃくてかわいい子なのよ?」
「貴族や大商人ならいざ知らずね?」
「かわいい? ワタシかわいいです?」
「ええ、とってもね」
「じゃなくて、食いつくところそこじゃないわよ?」
またもふたりでヒソヒソし始めてしまったワタシたち
すると、
「いい加減にせんかお前たち!」
「このままだと、橋の通行を禁止するぞ!」
衛兵のリーダーさん、かなりぷんすかしだしてしまいました
「今からでは、自動車のことはなかったことにはできない感じよね、これ」
ジェニー姐さんが取り囲む衛兵さんたちに目線を向けています
「それに、変なのが来てしまったみたいよ?」
ジェニー姐さんのその視線を追うと、こちらに向かって歩いてくる男性がいます
明らかに兵士とは違う高級そうなダボっとした装束
歩くたびに、でっぷりとしたお腹がゆっさゆっさしています
「何事かね?」
そのマシュ〇ロマンというか、〇シュランマンというか、
そんな体系の男性が、とても偉そうな感じで衛兵のリーダーさんに話しかけています
ん?
ゴースト〇スターズ?
タイヤメーカー?
「ハッ! 通行税を誤魔化そうとした不逞の輩がおりましたので問い詰めているところです」
「現在、魔道車と思しき荷車の検分をするため、下車を促しております」
衛兵のリーダーさんがその太っちょさに説明をしています
「魔道車? これが?」
「ハッ! 馬で引かずともこの荷車だけで動く、珍しいモノであります」
太っちょさんの目がこちらを見据えます
「うむ。確かに見たことがない荷車であるな」
「馬なしで動く荷車か・・・」
「価値としては大金貨1万枚を超えるであろうよ」
なんだか更に雲行きが怪しくなってきました
「何なんでしょうね、あの人」
「たぶん、近くの街から派遣されている役人なんでしょうね」
「国から派遣されている人ではないのです?」
「この夢の虹橋自体は国が建設したのだけれど、管理はこの土地の領主に丸投げじゃないかしら、きっと」
そんなヒソヒソ話をしていると、太っちょさんがこちらに話しかけてきます
「お前たち、この魔道車、どこでどうやって手に入れた?」
「まさか盗品ではないであろうな?」
「うむ。その確認もせねばなるまい」
「よし、とりあえず確認が終わるまで、しばらくワシが接収する!」
その言葉を聞いた衛兵さんたちは、手にしていた槍をこちらに向けてきました
それを見たワタシとジェニー姐さんは、言葉もありません
(なに? 接収? どうしてそうなるの~?)
もう、なんだか訳がわかりません
でも、ひとつだけ確実に言えることがあります
それは、もう、ここには用がないということです
そうと分かれば行動あるのみ
ワタシは助手席からジェニー姐さんが握るハンドルに手を伸ばします
そして、ハンドルにある【ラッパのマーク】のボタンを長押しです
ビィ~~~!
「ワァ~!」
「ヒィ~!」
「なっ!」
急に鳴りだしたクラクションの大音量に驚き、その場で蹲ってしまった衛兵さんたち
「え?」
ジェニー姐さんもビックリして固まってしまいました
「姐さん、引き返して!」
ワタシの声にハッとして、状況を把握してくれたジェニー姐さん
「!・・・」
「そうね。それもしょうがないわね」
「橋を渡るのに自動車を接収されたら、堪ったものではないですものね」
「そういうことだから、私たち、引き返すわ」
そう捨て台詞のようなことを言って、運転席のドアウィンドウを閉じたジェニー姐さん
腰を抜かしてへたり込んでいる衛兵さんたちを気にするそぶりも見せず、
ハンドルをめいっぱい左に切り、Uターン開始なのでした
よっぽどのことがない限り、手間取ることはないはずの通関手続き
そのよっぽどのことを体験してしまったワタシなのでした
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