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私、とりあえず自分のできることをやってみます(全8話)
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───バン!
「起きなさいリーシュ!」
「はい?!……あ。おはようございます」
朝か。
今日は手際よくメイド服に着替えることができた。
「今日は早くできたわね」
「ありがとう」
今日も、一部屋まるごと掃除用具入れの部屋からモップとバケツを持って昨日と同じところを掃除する。
端から端まで、ほこりを残さないように。
今日はカーリーに絡まれないといいなぁ。ま、さすがに無いか。
壁に空いた窓から、荒れ果てた庭と門へ繋がる石畳、そして白む空が見える。
曲がったところには階段があるのだが、そこにカーリーの姿を見つけた。
そして隣には……セレナと紫色のボブをした少女、そして緑色のポニーテールをした。確か夕食の席にいたのは見たんだけど……。
反射的に隠れてしまった。
何やら話をしているようだ。
「リーシュって子さぁ、あの子……なんで死んでないのかなぁ?」
不機嫌そうなカーリー。
「どうしてでしょうね……?」
セレナも笑っている。
そうか。そういうことか。
「そんな……きっともうじきご主人様の気に触れて殺されるのです」
「あの仕事はカーリーじゃないと難しいでしょー」
紫色ボブも緑ポニーテールも口々に答える。
「そうなんだよぉ……リーシュって子、なんだか気に入らないんだよぉ。早く消えないかなぁ……あの子みたいに。いつもならこれで消えちゃうのに」
「そうねぇ……」
爪を噛むカーリー。
あの子って誰?
「カーリー、やめなよ」
「……セレナだって、まだ気にしてるかもしれないのです」
緑ポニーテールと紫ボブが鋭くカーリーを諭す。
「あぁ♪そうだったんだよぉ♪」
微笑むカーリーの目線の先にはセレナ。
「わ、私は気にしてないわよ!忘れたわ……あの子の事なんて」
セレナは笑っていた。
まさか……セレナが昨日言ってた親友?
「……ならいいんだよぉ♪」
……嫌なものを見てしまった。
そして掃除しに通らなきゃいけないのに出ていきづらい。
どうしよう。一旦戻ろうと回れ右。
「盗み聞きとは、ほんっっと気に入らないんだよぉ♪」
背後。それもすぐ近くに。
「申し訳ございません」
表情を変えないように。感情を出さないように。ゆっくりと後ろを振り向く。
───ガン!
カーリーの足が私の行く手を阻むように壁に叩き付けられた音。
私より背の高いカーリーがちりとりを持って、私を見下ろしている。
なかなかの威圧感。
「なぁーに、謝ってるんだよぉ……」
「……」
じゃあどうしろと?私の行動を制限してるのはカーリーでしょ。
「さっさとご主人様に殺されちゃえって言ってるの、分からないかなぁ?」
私がうつむき加減に黙っていると、カーリーは呆れたように息を吐いた。
「分かったら、これでも掃除しとくんだよぉ♪」
カーリーはそう言ってにこっと笑って、ちりとりの中身を私の服にぶちまけた。
「起きなさいリーシュ!」
「はい?!……あ。おはようございます」
朝か。
今日は手際よくメイド服に着替えることができた。
「今日は早くできたわね」
「ありがとう」
今日も、一部屋まるごと掃除用具入れの部屋からモップとバケツを持って昨日と同じところを掃除する。
端から端まで、ほこりを残さないように。
今日はカーリーに絡まれないといいなぁ。ま、さすがに無いか。
壁に空いた窓から、荒れ果てた庭と門へ繋がる石畳、そして白む空が見える。
曲がったところには階段があるのだが、そこにカーリーの姿を見つけた。
そして隣には……セレナと紫色のボブをした少女、そして緑色のポニーテールをした。確か夕食の席にいたのは見たんだけど……。
反射的に隠れてしまった。
何やら話をしているようだ。
「リーシュって子さぁ、あの子……なんで死んでないのかなぁ?」
不機嫌そうなカーリー。
「どうしてでしょうね……?」
セレナも笑っている。
そうか。そういうことか。
「そんな……きっともうじきご主人様の気に触れて殺されるのです」
「あの仕事はカーリーじゃないと難しいでしょー」
紫色ボブも緑ポニーテールも口々に答える。
「そうなんだよぉ……リーシュって子、なんだか気に入らないんだよぉ。早く消えないかなぁ……あの子みたいに。いつもならこれで消えちゃうのに」
「そうねぇ……」
爪を噛むカーリー。
あの子って誰?
「カーリー、やめなよ」
「……セレナだって、まだ気にしてるかもしれないのです」
緑ポニーテールと紫ボブが鋭くカーリーを諭す。
「あぁ♪そうだったんだよぉ♪」
微笑むカーリーの目線の先にはセレナ。
「わ、私は気にしてないわよ!忘れたわ……あの子の事なんて」
セレナは笑っていた。
まさか……セレナが昨日言ってた親友?
「……ならいいんだよぉ♪」
……嫌なものを見てしまった。
そして掃除しに通らなきゃいけないのに出ていきづらい。
どうしよう。一旦戻ろうと回れ右。
「盗み聞きとは、ほんっっと気に入らないんだよぉ♪」
背後。それもすぐ近くに。
「申し訳ございません」
表情を変えないように。感情を出さないように。ゆっくりと後ろを振り向く。
───ガン!
カーリーの足が私の行く手を阻むように壁に叩き付けられた音。
私より背の高いカーリーがちりとりを持って、私を見下ろしている。
なかなかの威圧感。
「なぁーに、謝ってるんだよぉ……」
「……」
じゃあどうしろと?私の行動を制限してるのはカーリーでしょ。
「さっさとご主人様に殺されちゃえって言ってるの、分からないかなぁ?」
私がうつむき加減に黙っていると、カーリーは呆れたように息を吐いた。
「分かったら、これでも掃除しとくんだよぉ♪」
カーリーはそう言ってにこっと笑って、ちりとりの中身を私の服にぶちまけた。
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