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甘い愛に心ごと満たされて
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天井が吹き抜けになった広々としたリビング。
高い位置にある窓から、明るい日光が射し込み、陽だまりを作る。
脩平に進められて、私は東雲さんと並んでゆったりしたソファに腰かけた。
テーブルの上には、香り高いコーヒーが置かれている。
その向かい側に座った脩平は、リラックスした様子で、私が差し出したプロポに目を通している。
東雲さんが少し身を乗り出してプレゼンするのを視界の端っこに映して、私はずっと脩平から目を離すことができなかった。
肘掛けに肘を預け、悠然と長い足を組み、真剣にプロポを読む姿。
オフィスでも見慣れていたはずなのに、ふと、人見知りに近い感覚に襲われる。
脩平がうちの会社を去った最終日。
あの時のキリッとしたスーツ姿とは違う、ラフでカジュアルなスタイルは、フリーランスならではだろう。
仕事で向き合っているとわかっているのに、とても新鮮だ。
プロポの文字を追う目は鋭い。
なのにどこかキラキラしていて、東雲さんのプレゼンに耳を傾ける姿は、私が憧れ尊敬し続けた広報マン・郡司脩平だ。
彼から感じるいろんなギャップに、仕事中だというのに私の胸はきゅんと疼いてしまう。
リビングに通されても呆然としていた私に、脩平が笑いを堪えながら『驚かせてごめん』と謝った。
『俺が東雲に口止めしてたんだ。若槻さんには、直接会うまで、俺のこと話さないでくれってね』
そう言って、今この場に至る経緯を、脩平が話してくれた。
退職は突然だったけれど、脩平は以前から独立を考えていたそうだ。
『広報の仕事を目指してたわけではないけど、与えられた仕事を楽しんでいるうちに、これが俺の天職じゃないかって思うようになってね。メーカーに雇われてるうちは、どうしても枠が定まっていて、仕事の幅を広げられない。ちょっと前から、そこにジレンマを抱えていたんだ』
化粧品メーカーの社員のままでは、それ以外の広告制作には携われない。
必然的に、脩平は広告代理店への転職を考え始め、それと同時に、企業に縛られることなく自由にオファーを受けられる、『フリーランス』としての独立を模索していたそうだ。
『そのために、今までずっと人脈を築く努力は怠らなかった。会社を退職したのは、俺にもちょっと時期尚早だったけど、今までの努力が報われた。この生活を掴み取り、やっと軌道に乗ってきたところだ』
そう言った脩平が浮かべた笑みは、私もよく知る堂々とした強気なものだった。
私は、トクントクンと静かに拍動する胸に、無意識に手を当ててしまう。
脩平自身が言う通り、あんな形での退職を、彼も想像していなかったはずだ。
なのに、あれからほんの数ヵ月で、彼は私に、あの時よりも立派な姿を見せてくれた。
もともと独立を視野に入れていたと聞いた今なら、まだ脩平がただの先輩だった頃の、交友関係の広さの理由も納得できる。
仕事で関わる女性は相手にしないと言っていたのも、将来を見据えてのことだったのだろう。
今、東雲さんと商談をする脩平が本当に立派だから、これまで彼が築き上げてきた大事なものの大きさを、私はまざまざと見せつけられた気分だった。
反発しながらも、尊敬して憧れていた人。
『羨望』というのもおこがましいくらい神々しくて、私の胸はきゅんきゅんと疼きっ放しだった。
仕事の打ち合わせが終わり、私と東雲さんは脩平に見送られ、迎車のタクシーに乗り込んだ。
後ろの窓から脩平を振り返り、角を曲がって彼の姿が見えなくなってから、大きく息をついてまっすぐ前に向き合う。
「いやあ~。郡司さん、本当に立派だったなあ。カッコいいねえ」
開口一番に、東雲さんが感嘆の声をあげた。
それには、私も黙って頷いて同意する。
「とりあえず、挨拶も済んだし。これから先の連絡は、若槻さんに任せるね」
「はい」
狭い車内で軽く身体を伸ばす仕草を見せる東雲さんに、私は短い返事をした。
「でも……郡司さんが口止めって、どうしてですか? 一言くらい言ってくれても」
ちょっと窺うように横目を向けると、東雲さんもゆったりとシートに背を預け、クスクスと笑い出した。
「直接会って、驚いた顔が見たいからって」
「えっ!?」
「そう、その顔」
ギョッとして思わず声をひっくり返らせた私に、東雲さんが小さく吹き出す。
「『迷』コンビなんて言われてたけど。長年一緒に業績挙げてきたんだ。やっぱり郡司さんは君のことよく知ってる。もちろん、君もね」
東雲さんは、きっと何気なくそう言ったんだろう。
私の胸がドキッと跳ねたことには、気付かない。
「面通しも済んだことだし、これからは若槻さんに安心して任せられる。郡司さんとの連絡役。頼むね」
「……はい」
私は頷きながら返事をして、膝の上のバッグに視線を落とした。
東雲さんが窓の外の風景に目を遣るのを視界の端で確認して、脩平からもらった名刺をバッグの口に覗かせた。
聞き慣れない会社名と『フリー広報・企画 郡司脩平』と書かれた名刺は、とてもシンプルだ。
でも、そこには、彼の持つ全力が漲っている気がして、頼もしい。
無意識に顔を綻ばせながら、そっと裏を返す。
裏に小さなポストイットが貼ってあることに気付いたのは、帰り際、名刺入れに大事にしまおうとした時だった。
今、ようやく内容を確認して、そこに書かれていた一文に、私の胸がドキッと大きく跳ね上がった。
『今夜、仕事が終わったらまた来て』
それは確かに、私も見慣れている脩平の文字。
一度しっかりと目に焼きつけてから、私は隣の東雲さんを気にして、急いで名刺をバッグにしまった。
数か月後ぶりの再会。秘密のお誘い。
私の頬は上気して、胸はドキドキと高鳴ってしまう。
私は、一人胸を躍らせながら、オフィスに戻ってからの仕事の段取りを考え始めた。
高い位置にある窓から、明るい日光が射し込み、陽だまりを作る。
脩平に進められて、私は東雲さんと並んでゆったりしたソファに腰かけた。
テーブルの上には、香り高いコーヒーが置かれている。
その向かい側に座った脩平は、リラックスした様子で、私が差し出したプロポに目を通している。
東雲さんが少し身を乗り出してプレゼンするのを視界の端っこに映して、私はずっと脩平から目を離すことができなかった。
肘掛けに肘を預け、悠然と長い足を組み、真剣にプロポを読む姿。
オフィスでも見慣れていたはずなのに、ふと、人見知りに近い感覚に襲われる。
脩平がうちの会社を去った最終日。
あの時のキリッとしたスーツ姿とは違う、ラフでカジュアルなスタイルは、フリーランスならではだろう。
仕事で向き合っているとわかっているのに、とても新鮮だ。
プロポの文字を追う目は鋭い。
なのにどこかキラキラしていて、東雲さんのプレゼンに耳を傾ける姿は、私が憧れ尊敬し続けた広報マン・郡司脩平だ。
彼から感じるいろんなギャップに、仕事中だというのに私の胸はきゅんと疼いてしまう。
リビングに通されても呆然としていた私に、脩平が笑いを堪えながら『驚かせてごめん』と謝った。
『俺が東雲に口止めしてたんだ。若槻さんには、直接会うまで、俺のこと話さないでくれってね』
そう言って、今この場に至る経緯を、脩平が話してくれた。
退職は突然だったけれど、脩平は以前から独立を考えていたそうだ。
『広報の仕事を目指してたわけではないけど、与えられた仕事を楽しんでいるうちに、これが俺の天職じゃないかって思うようになってね。メーカーに雇われてるうちは、どうしても枠が定まっていて、仕事の幅を広げられない。ちょっと前から、そこにジレンマを抱えていたんだ』
化粧品メーカーの社員のままでは、それ以外の広告制作には携われない。
必然的に、脩平は広告代理店への転職を考え始め、それと同時に、企業に縛られることなく自由にオファーを受けられる、『フリーランス』としての独立を模索していたそうだ。
『そのために、今までずっと人脈を築く努力は怠らなかった。会社を退職したのは、俺にもちょっと時期尚早だったけど、今までの努力が報われた。この生活を掴み取り、やっと軌道に乗ってきたところだ』
そう言った脩平が浮かべた笑みは、私もよく知る堂々とした強気なものだった。
私は、トクントクンと静かに拍動する胸に、無意識に手を当ててしまう。
脩平自身が言う通り、あんな形での退職を、彼も想像していなかったはずだ。
なのに、あれからほんの数ヵ月で、彼は私に、あの時よりも立派な姿を見せてくれた。
もともと独立を視野に入れていたと聞いた今なら、まだ脩平がただの先輩だった頃の、交友関係の広さの理由も納得できる。
仕事で関わる女性は相手にしないと言っていたのも、将来を見据えてのことだったのだろう。
今、東雲さんと商談をする脩平が本当に立派だから、これまで彼が築き上げてきた大事なものの大きさを、私はまざまざと見せつけられた気分だった。
反発しながらも、尊敬して憧れていた人。
『羨望』というのもおこがましいくらい神々しくて、私の胸はきゅんきゅんと疼きっ放しだった。
仕事の打ち合わせが終わり、私と東雲さんは脩平に見送られ、迎車のタクシーに乗り込んだ。
後ろの窓から脩平を振り返り、角を曲がって彼の姿が見えなくなってから、大きく息をついてまっすぐ前に向き合う。
「いやあ~。郡司さん、本当に立派だったなあ。カッコいいねえ」
開口一番に、東雲さんが感嘆の声をあげた。
それには、私も黙って頷いて同意する。
「とりあえず、挨拶も済んだし。これから先の連絡は、若槻さんに任せるね」
「はい」
狭い車内で軽く身体を伸ばす仕草を見せる東雲さんに、私は短い返事をした。
「でも……郡司さんが口止めって、どうしてですか? 一言くらい言ってくれても」
ちょっと窺うように横目を向けると、東雲さんもゆったりとシートに背を預け、クスクスと笑い出した。
「直接会って、驚いた顔が見たいからって」
「えっ!?」
「そう、その顔」
ギョッとして思わず声をひっくり返らせた私に、東雲さんが小さく吹き出す。
「『迷』コンビなんて言われてたけど。長年一緒に業績挙げてきたんだ。やっぱり郡司さんは君のことよく知ってる。もちろん、君もね」
東雲さんは、きっと何気なくそう言ったんだろう。
私の胸がドキッと跳ねたことには、気付かない。
「面通しも済んだことだし、これからは若槻さんに安心して任せられる。郡司さんとの連絡役。頼むね」
「……はい」
私は頷きながら返事をして、膝の上のバッグに視線を落とした。
東雲さんが窓の外の風景に目を遣るのを視界の端で確認して、脩平からもらった名刺をバッグの口に覗かせた。
聞き慣れない会社名と『フリー広報・企画 郡司脩平』と書かれた名刺は、とてもシンプルだ。
でも、そこには、彼の持つ全力が漲っている気がして、頼もしい。
無意識に顔を綻ばせながら、そっと裏を返す。
裏に小さなポストイットが貼ってあることに気付いたのは、帰り際、名刺入れに大事にしまおうとした時だった。
今、ようやく内容を確認して、そこに書かれていた一文に、私の胸がドキッと大きく跳ね上がった。
『今夜、仕事が終わったらまた来て』
それは確かに、私も見慣れている脩平の文字。
一度しっかりと目に焼きつけてから、私は隣の東雲さんを気にして、急いで名刺をバッグにしまった。
数か月後ぶりの再会。秘密のお誘い。
私の頬は上気して、胸はドキドキと高鳴ってしまう。
私は、一人胸を躍らせながら、オフィスに戻ってからの仕事の段取りを考え始めた。
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