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誠意と熱情に魅せられて
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けれど。
「なんなの、それ。……最低……」
呆然と言葉を漏らす私を、彼女がしゃがんだまま恐る恐るといった感じで見上げてきた。
私は彼女を視界の下の方に捉えながら、真っすぐ前の虚空を見つめて無意識に口を動かす。
「二番目とか、忍が東京に戻るまでの約束とか……人の彼氏に手を出しておいて、そんなふざけた気持ちで、好きだなんて言わないでよ」
言いながら、身体中あちこちで血管がドクドクと脈打つのを感じる。
いっそ、『奪う』と言われた方がずっと落ち着いていられた。
そう思う自分がいる。
私に知られなければいいと、言われたようなものだ。
その感覚が、とても正気とは思えない。
激しい怒りと屈辱が、胸に広がっていく。
忍と、私を怯えた目で見上げている時任さんに対して、強い侮蔑を抱いた。
二人とも、私には理解しがたいほど適当で中途半端な関係を楽しんでいる。
忍はこの人と過ごすために、私に会いに来る時間を削っていったんだ。
次に会う日を思い描きながら、忍の背中を見送るしかできない私が、ずっとずっとどんな気持ちでいたか。
どれほど苦しく、切なく、寂しい想いを我慢していたか……。
堪らなく悔しくて、時任さんを口汚く罵倒してやりたいほど、暴力的な感情に揺さぶられた。
だけど――。
「……私と忍の絆も、その程度の脆いものだったってこと、か」
やるせない想いで呟いたものの、私の顔は自嘲気味に歪んだ。
今まで忍に抱いていた信頼が、足元からガラガラと音を立てて崩れていく。
胸にはぽっかりと穴が開き、強い喪失感が広がっていく。
私の中で、なにかが一気にスーッと冷めていくのがわかった。
オフィスで郡司さんにからかわれる度に、忍との絆を信じて縋ろうとして、縋り切れなかった理由を痛感できた。
だって、忍の心は時任さんと私の二つに分かれ、私との繋がりも弱く頼りないものだったんだもの。
いや……もう、とっくにそんなもの失っていたのかもしれない。
『俺にしとけよ』
忍との絆に激しい不信感を抱いた途端、郡司さんのそんな言葉が脳裏に過ぎった。
ドキンと心臓が跳ねるのを自覚すると同時に、あの時の熱情を帯びた彼の声が胸をくすぐる。
『お前の浮気彼氏より、ずっと誠実なつもりだ』
ほんと……その通りだった。
彼の誠意を、こんな形で実感するのが寂しい。悔しい。
そして、もどかしい……。
これ以上、なにも言うべき言葉が見つからず、私はギュッと唇を噛みしめた。
その時……。
「静香?」
エントランスに足音が響いたかと思うと、訝し気な声が聞こえた。
呼ばれた時任さんが、ハッと息をのんで立ち上がる。
「お前、なにして……って」
外から建物に入ってきた人が、軽い口調で言いながらその場でピタリと足を止めた。
「……ま、なみ……!?」
私の名を呼ぶ声を聞いて、先に反応していた時任さんと同じ方向に顔を向けた。
数メートル先で、顔を強張らせた忍が立ち尽くしていた。
私たちに、せわしなく交互に目を遣る忍の顔が、サアッと青ざめるのが手に取るようにわかる。
「お前、なんで。連絡くらいしてから来いよ。そしたら……」
私を咎める忍の声には、全然力がこもっていない。
どう取り繕うか、思考回路を目まぐるしく働かせているのか。
大股で進んできたものの、彼の視点はぶれ、目は泳いでいる。
「そしたら、時任さんを部屋に上げたりしてなかった?」
忍が激しく動揺するのを見ているうちに、私の方はすっかり落ち着きを取り戻していた。
忍の言葉尻を拾って質問を畳みかけると、彼の目は時任さんに流された。
「忍、ごめん。私、うっかりインターホン……」
忍の視線を浴びた時任さんが、肩を縮めて消え入るような声で謝罪する。
それを聞いて、忍は忌々し気に髪を掻き毟り、はあっと声に出して溜め息をついた。
二人の様子を冷静に見ることができたおかげで、私も敏感に勘付くことができた。
忍の部屋で時任さんが『うっかり』来客の対応に出てしまうのを、忍は普段から止めていた。
その事実が示す、二人の関係とは……。
私は無言のまま忍にくるりと背を向けた。
「っ、愛美、ちょっと待て」
そんな私の肘を、忍が力任せにグッと掴んだ。
私は腕を引かれるがまま、その場で立ち止まる。
「と、とにかく、部屋に上がってくれ。ちゃんと話そう」
「話すって、なにを?」
振り返ることなく、淡々と言い捨てると、すぐ横で忍が息をのみ、口ごもる気配を感じた。
私は小さな息を吐いて、忍の横顔を見上げる。
自分でもわかるくらい、冷め切った冷笑が浮かんだ。
「恋人って……複数の中から順位つけるようなものじゃない。そういう感覚、私には理解できない。……最低」
できる限りの嫌味を込める私に、忍は怯んだように言葉に詰まる。
「ごめんね、忍。浮気してたって言われた方が、まだ冷静に話ができみたい」
私は自分の中で一番低い声を出して、忍にそう告げた。
彼は、とっさになにか言おうとしたのか、大きく口を開けたけれど、結局なにも言わずにパクパクと唇を動かすだけ。
そんな忍を見ているうちに、私の心の中では、怒りよりも悲しみの方が濃く立ち込め始めた。
冷たい笑みは凍りつき、顔を伏せて脇に垂らした手を固く握りしめる。
大きく肩を動かし、肘を掴む忍の手を振り払った。
この二人、相当頻繁に部屋を行き来しているはず。
同棲とは言い切らないまでも、半同棲状態にあるのは、勘繰るまでもなく見抜ける。
謝ったきり俯いてしまう時任さんと、彼女から目を逸らし、苦虫を噛み潰したような顔をしている忍。
私は顔を伏せ、黙って一度首を横に振ってから、床に落ちたままだったバッグを拾い上げた。
そして、二人を視界に入れないようにして、その横を通り抜けようとする。
「っ、愛美、待ってくれ」
少し気を取り直したのか、いつもの忍らしい、ちょっと低い力のこもった声が背を追ってくる。
「俺、次の休みに東京に行くから。ちゃんと、話を聞いて」
私に追いつき、隣に並ぶ忍の言葉に、反射的に足が止まった。
それを見て、聞く気があると思ったのか、彼がホッと息を吐く。
「今はお互い混乱もあるから、なにを話しても喧嘩になる予感しかしない。だから、愛美……」
安堵したように、早口で言葉を重ねる忍を仰ぎ見て、私は一言で遮った。
「さよなら」
それを聞いて、忍がピタッと言葉を切る。
そして。
「……え?」
困惑を隠せない、揺れた瞳を落としてくる。
私は忍の目を真っすぐ見つめ返し、もう一度、「さよなら」と繰り返した。
今度こそエントランスを出て建物の外に足を踏み出す。
「愛美っ! 待ってくれ」
外の通りに出た私を、忍が弾むように走って追いかけてきた。
「別れよう。なにを聞いても、私にはもう無意味だから、来ないで」
さっき浮かべた冷笑ほどではなくても、今の私は忍に冷たい笑顔しか見せられない。
彼も大きく息をのみ、絶句した。
それを見て、私は一度大きく息を吸った。
「浮気じゃなくて、二股かけてたことは、十分わかってる」
「ま、愛美……」
「……いつも、次に会う約束、なかなかしてくれなかったのに。こんな時だけ、簡単に来るなんて言われたって」
忍から顔を背け、私はキュッと唇を噛んだ。
いつもいつもいつも……次はいつ会えるかわからない不安に心を揺らしながら、忍の背を見送った。
いくつもの切ない朝の感情が、胸を過ぎる。
不覚にも、鼻の奥の方がツンとするのを感じて、私は手の甲を当てて誤魔化した。
「もう、忍のこと、信じる気にもなれないよ」
忍は返す言葉もないのか、黙りこくっている。
私はそんな彼の姿を視界の端からも追い出し、一度鼻を啜り上げた。
きつく唇を結び、なにも言わずに再び足を踏み出す。
今度は忍もその場に立ち尽くしたまま、私を追いかけては来なかった。
「なんなの、それ。……最低……」
呆然と言葉を漏らす私を、彼女がしゃがんだまま恐る恐るといった感じで見上げてきた。
私は彼女を視界の下の方に捉えながら、真っすぐ前の虚空を見つめて無意識に口を動かす。
「二番目とか、忍が東京に戻るまでの約束とか……人の彼氏に手を出しておいて、そんなふざけた気持ちで、好きだなんて言わないでよ」
言いながら、身体中あちこちで血管がドクドクと脈打つのを感じる。
いっそ、『奪う』と言われた方がずっと落ち着いていられた。
そう思う自分がいる。
私に知られなければいいと、言われたようなものだ。
その感覚が、とても正気とは思えない。
激しい怒りと屈辱が、胸に広がっていく。
忍と、私を怯えた目で見上げている時任さんに対して、強い侮蔑を抱いた。
二人とも、私には理解しがたいほど適当で中途半端な関係を楽しんでいる。
忍はこの人と過ごすために、私に会いに来る時間を削っていったんだ。
次に会う日を思い描きながら、忍の背中を見送るしかできない私が、ずっとずっとどんな気持ちでいたか。
どれほど苦しく、切なく、寂しい想いを我慢していたか……。
堪らなく悔しくて、時任さんを口汚く罵倒してやりたいほど、暴力的な感情に揺さぶられた。
だけど――。
「……私と忍の絆も、その程度の脆いものだったってこと、か」
やるせない想いで呟いたものの、私の顔は自嘲気味に歪んだ。
今まで忍に抱いていた信頼が、足元からガラガラと音を立てて崩れていく。
胸にはぽっかりと穴が開き、強い喪失感が広がっていく。
私の中で、なにかが一気にスーッと冷めていくのがわかった。
オフィスで郡司さんにからかわれる度に、忍との絆を信じて縋ろうとして、縋り切れなかった理由を痛感できた。
だって、忍の心は時任さんと私の二つに分かれ、私との繋がりも弱く頼りないものだったんだもの。
いや……もう、とっくにそんなもの失っていたのかもしれない。
『俺にしとけよ』
忍との絆に激しい不信感を抱いた途端、郡司さんのそんな言葉が脳裏に過ぎった。
ドキンと心臓が跳ねるのを自覚すると同時に、あの時の熱情を帯びた彼の声が胸をくすぐる。
『お前の浮気彼氏より、ずっと誠実なつもりだ』
ほんと……その通りだった。
彼の誠意を、こんな形で実感するのが寂しい。悔しい。
そして、もどかしい……。
これ以上、なにも言うべき言葉が見つからず、私はギュッと唇を噛みしめた。
その時……。
「静香?」
エントランスに足音が響いたかと思うと、訝し気な声が聞こえた。
呼ばれた時任さんが、ハッと息をのんで立ち上がる。
「お前、なにして……って」
外から建物に入ってきた人が、軽い口調で言いながらその場でピタリと足を止めた。
「……ま、なみ……!?」
私の名を呼ぶ声を聞いて、先に反応していた時任さんと同じ方向に顔を向けた。
数メートル先で、顔を強張らせた忍が立ち尽くしていた。
私たちに、せわしなく交互に目を遣る忍の顔が、サアッと青ざめるのが手に取るようにわかる。
「お前、なんで。連絡くらいしてから来いよ。そしたら……」
私を咎める忍の声には、全然力がこもっていない。
どう取り繕うか、思考回路を目まぐるしく働かせているのか。
大股で進んできたものの、彼の視点はぶれ、目は泳いでいる。
「そしたら、時任さんを部屋に上げたりしてなかった?」
忍が激しく動揺するのを見ているうちに、私の方はすっかり落ち着きを取り戻していた。
忍の言葉尻を拾って質問を畳みかけると、彼の目は時任さんに流された。
「忍、ごめん。私、うっかりインターホン……」
忍の視線を浴びた時任さんが、肩を縮めて消え入るような声で謝罪する。
それを聞いて、忍は忌々し気に髪を掻き毟り、はあっと声に出して溜め息をついた。
二人の様子を冷静に見ることができたおかげで、私も敏感に勘付くことができた。
忍の部屋で時任さんが『うっかり』来客の対応に出てしまうのを、忍は普段から止めていた。
その事実が示す、二人の関係とは……。
私は無言のまま忍にくるりと背を向けた。
「っ、愛美、ちょっと待て」
そんな私の肘を、忍が力任せにグッと掴んだ。
私は腕を引かれるがまま、その場で立ち止まる。
「と、とにかく、部屋に上がってくれ。ちゃんと話そう」
「話すって、なにを?」
振り返ることなく、淡々と言い捨てると、すぐ横で忍が息をのみ、口ごもる気配を感じた。
私は小さな息を吐いて、忍の横顔を見上げる。
自分でもわかるくらい、冷め切った冷笑が浮かんだ。
「恋人って……複数の中から順位つけるようなものじゃない。そういう感覚、私には理解できない。……最低」
できる限りの嫌味を込める私に、忍は怯んだように言葉に詰まる。
「ごめんね、忍。浮気してたって言われた方が、まだ冷静に話ができみたい」
私は自分の中で一番低い声を出して、忍にそう告げた。
彼は、とっさになにか言おうとしたのか、大きく口を開けたけれど、結局なにも言わずにパクパクと唇を動かすだけ。
そんな忍を見ているうちに、私の心の中では、怒りよりも悲しみの方が濃く立ち込め始めた。
冷たい笑みは凍りつき、顔を伏せて脇に垂らした手を固く握りしめる。
大きく肩を動かし、肘を掴む忍の手を振り払った。
この二人、相当頻繁に部屋を行き来しているはず。
同棲とは言い切らないまでも、半同棲状態にあるのは、勘繰るまでもなく見抜ける。
謝ったきり俯いてしまう時任さんと、彼女から目を逸らし、苦虫を噛み潰したような顔をしている忍。
私は顔を伏せ、黙って一度首を横に振ってから、床に落ちたままだったバッグを拾い上げた。
そして、二人を視界に入れないようにして、その横を通り抜けようとする。
「っ、愛美、待ってくれ」
少し気を取り直したのか、いつもの忍らしい、ちょっと低い力のこもった声が背を追ってくる。
「俺、次の休みに東京に行くから。ちゃんと、話を聞いて」
私に追いつき、隣に並ぶ忍の言葉に、反射的に足が止まった。
それを見て、聞く気があると思ったのか、彼がホッと息を吐く。
「今はお互い混乱もあるから、なにを話しても喧嘩になる予感しかしない。だから、愛美……」
安堵したように、早口で言葉を重ねる忍を仰ぎ見て、私は一言で遮った。
「さよなら」
それを聞いて、忍がピタッと言葉を切る。
そして。
「……え?」
困惑を隠せない、揺れた瞳を落としてくる。
私は忍の目を真っすぐ見つめ返し、もう一度、「さよなら」と繰り返した。
今度こそエントランスを出て建物の外に足を踏み出す。
「愛美っ! 待ってくれ」
外の通りに出た私を、忍が弾むように走って追いかけてきた。
「別れよう。なにを聞いても、私にはもう無意味だから、来ないで」
さっき浮かべた冷笑ほどではなくても、今の私は忍に冷たい笑顔しか見せられない。
彼も大きく息をのみ、絶句した。
それを見て、私は一度大きく息を吸った。
「浮気じゃなくて、二股かけてたことは、十分わかってる」
「ま、愛美……」
「……いつも、次に会う約束、なかなかしてくれなかったのに。こんな時だけ、簡単に来るなんて言われたって」
忍から顔を背け、私はキュッと唇を噛んだ。
いつもいつもいつも……次はいつ会えるかわからない不安に心を揺らしながら、忍の背を見送った。
いくつもの切ない朝の感情が、胸を過ぎる。
不覚にも、鼻の奥の方がツンとするのを感じて、私は手の甲を当てて誤魔化した。
「もう、忍のこと、信じる気にもなれないよ」
忍は返す言葉もないのか、黙りこくっている。
私はそんな彼の姿を視界の端からも追い出し、一度鼻を啜り上げた。
きつく唇を結び、なにも言わずに再び足を踏み出す。
今度は忍もその場に立ち尽くしたまま、私を追いかけては来なかった。
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