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不安は意地悪に煽られる
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――気になる。
お昼休憩から戻ってきてからずっと、真ん前のデスクで私を探る視線が。
明日から週末二連休。
金曜日もあと半日。
きちんと仕事をやり終えて、すっきりした気分で週末を迎えよう!……と、気合を入れてデスクに戻ったというのに、気が散って仕方がない。
キーボードに走らせる指に無駄に力を込め、意識しないように努めてみる。
熟練タイピストになったつもりで軽やかなキーの音を叩き出していれば、目線はパソコンモニターから外れることはない。
だけど。
「~~あのっ。さっきからなんですか」
『郡司さんの視線を意識しないように』を意識しすぎて、十五分経過。
結局、私の方が根負けして声を出してしまった。
キーを叩く指を止め、モニターから目線を上げる。
思いっきり眉を寄せて、私は向かい側の郡司さんを見遣った。
「ああ、悪い。ちょっと詰まっててね」
彼は私に言われて初めて、私を観察するように見据えていたことに気付いた様子だ。
取り繕うように、デスクに積み上げた資料を手に取り、ペラペラ捲りながら謝ってくる。
一度資料に目を落とすものの、納得いかなそうな感じで首を横に振る。
はあっと声に出して息を吐き、シートに大きく背を預けた。
喉を仰け反らせて、天井を仰ぎ見ている。
こんな様子は珍しい。
どうやら本人の言葉通り、本気で煮詰まっている様子だ。
「企画のこと……ですか? なにか、お手伝いできることがあれば……」
もちろん、そう申し出たのは、あくまでもアシスタントだから。
郡司さんは頭の後ろで両手を組んだ姿勢から、私にチラリと視線を向けてくる。
わずかの間、私に手伝えることがあるかを考えていた様子だったけれど。
「今回、リサーチしてる暇ないしな……。若槻さん、ちょっとアイデアの参考に聞きたいことが」
「え?」
「俺は女じゃないから、自分を綺麗に見せたくて、必死こいてメイクする女の気持ちなんかわかんないんだよ。ちょっと来い」
郡司さんは、ボヤくように言って腰を上げた。
「そんな。化粧品メーカーの広報に携わる人間が、元も子もない」
しかも、今まであんなに実績を挙げている人が、なにを今更。
私はそんな気分で苦笑して、彼に続いて立ち上がった。
郡司さんは私に言い返すこともせず、ガシガシと頭を掻きながら、軽く指のジェスチャーで私を促した。
「コーヒーくらい奢ってやるから」
よほど、煮詰まっていたってことだろうか。
業務成績No. 1。誰もが認めるヒットメーカー。
将来有望なエリート広報マンとは言え、郡司さんでもそんなことあるんだな。
後を追いながら、ほんの少し首を傾げた。
よし。それなら、アシスタントとしては、できる限りサポートしなきゃ。
広報マンとしては尊敬している郡司さんから、『アイデアの参考』と頼ってもらえるのは、結構普通に嬉しいこと。
郡司さんの隣に並んで廊下歩きながら、私は武者震いに近い感覚を覚え、彼の横顔を見上げた。
「困ってるの、なんの製品ですか?」
「来年の春夏モデル。リップスティックの新作」
郡司さんは私に短く説明して、エレベーターホールの方に廊下を折れた。
「今までもいくつかやったんだけど……同じようなコピーにするわけにいかないだろ。それでいて、あんまり冒険するとブランドコンセプトからも外れるし。ネタが尽きるんだよな」
「なるほど……」
私も早速考えながら、エレベーターの到着を待って立ち止まる。
顎を上げてランプの表示を見つめる私を、郡司さんがそっと見下ろしてきた。
そして、クスッと笑う。
「で、質問」
「はい」
「若槻さんってさ、彼氏が来る週末は、いつもより気合入れて着飾るの?」
「……え!?」
ポン、と呑気な音を鳴らして、エレベーターのドアが開くのと同時に、私は上擦った声で聞き返した。
ギョッと目を見開く私の前で、郡司さんは涼しい顔をして中に乗り込んでいく。
「なにしてんだよ。ほら、早く乗れ」
口角を上げ、薄い笑みを浮かべながら促してくる。
私はほとんど条件反射で彼に続いた。
だけど、ドアが閉まり、ふわっとした浮遊感を覚えた時には、がっくりとこうべを垂れた。
もしかして……また私をネタにからかってるだけ!?
郡司さんの魂胆にまったく気付かず、役に立たなきゃ、なんて、熱血風吹かせてノコノコついて来た自分がバカみたい。
「ほら、答えて。新しい化粧品買ったりヘアサロン行ったり?」
「……そりゃ、まあ、たまに……」
「彼氏と会う週末のためだけに、気前よく散財するんだ? そうやって、前回より少しでも綺麗に見せたい?」
「い、いけませんか」
聞かれたことに、ぶっきら棒に短い返事をしてみせるのみ。
私がまともに口を挟まないのをいいことに、郡司さんは調子に乗ってさらにズケズケと質問を重ねてくる。
「で、『私、髪切ったの。メイクも少し変えてみたの。お肌のツヤ、違うでしょ? ああ、もう! なんで気付いてくれないの!?』……なあんて、くだらない痴話喧嘩したりもするんだ?」
なぜかノリノリの郡司さんに私が閉口する間に、エレベーターはリフレッシュルームのある最上階に到着した。
ドアが開き、郡司さんが先に降りていくのを見送って、私は乗って来たエレベーターのボタンを押した。
もちろん、そのままデスクにUターンするため。
「こら、待て」
郡司さんが、閉まりかけたドアにガンと肩をぶつけて阻止した。
わりと痛そうな大きな音に怯み、私はハッと息をのんだ。
「ちょっ……郡司さん、怪我……!」
「このくらい大丈夫だよ。っつーか、いいから降りろ。冗談じゃなく、お前の意見聞きたいんだよ」
肩でドアを押さえたまま、郡司さんが眉間に皺を刻んで、私をちょいちょいっと指を曲げて促す。
私はお腹の底から溜め息をつき、仕方なくエレベーターから降りた。
背後でドアが音もなく閉まるのを苦い気分で見つめてから、そおっと郡司さんに視線を向ける。
「で? 答えて」
彼は私の気持ちなどなにも構う様子はなく、腕組みをして小首を傾げた。
「……普通の女の子なら、誰だってそうです。散財……とまではいかなくても。次に会うまでの時間で、努力はします」
答え辛くてボソボソと呟くと、郡司さんは「ふ~ん」と鼻を鳴らしてリフレッシュルームに向かって歩き出した。
「たとえば?」
先に歩く郡司さんが私をひょいっと肩越しに見遣りながら、訊ねかけてくる。
「だから……郡司さんが言ったようなこと。綺麗になりたいとか。痩せたいとか」
「なあ……それって、俺と会ってる時には意識しない、彼氏限定の努力だよな?」
「は?」
廊下を置くまで突き進み、リフレッシュルームのドアに手をかけた郡司さんが続けた質問に、私は素できょとんと目を丸くした。
「郡司さんと会う時って、仕事じゃないですか」
「そうだな」
「毎日来るオフィスで、『次に行く時は!』なんて気合入れません」
当たり前じゃないの、と自分でも納得して答える。
郡司さんはドアを開けて私を先に通してくれながら、「だろうな」と言って小さな溜め息をついた。
「じゃあ、聞き方変える。俺と仕事を離れてプライベートで会うことになれば、少しは意識する?」
聞き方を変えられても、私は訝しい気持ちで首を傾げた。
「郡司さんと仕事以外で会うなんて、今まで考えたこともないです」
「おいおい、容赦なく全否定かよ、愛美チャン。……つまり、俺のために努力なんかしないってことか」
「え……と……?」
郡司さんはなんだかがっくりと肩を落とし、私の横を通り過ぎて奥の自動販売機に向かった。
リフレッシュルームはそれほど広くはないけれど、いくつかテーブル席もあり、お昼時はお弁当持参の女子社員などで賑わう。
今はお昼の後すぐのせいか、他の社員の姿はない。
「紅茶……ねえな。カフェオレでいい?」
ドリップ式のコーヒー自販機にコインを投入しながら訊ねてくる郡司さんに、私は「はい」と返事をした。
彼がボタンを押すのを見ながら、奥に進んでその隣に並ぶ。
郡司さんが、カフェオレの入った紙コップを私に差し出してくれた。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
続けて自分の分を買う郡司さんの横顔を、そっと見つめる。
彼はブラックコーヒーの紙コップの縁を摘まむようにして、口元に運んだ。
私も「いただきます」と断り、カフェオレに息を吹きかける。
ほんのり甘いカフェオレを一口含み、『染み入るなあ』なんてホッとした時。
「若槻さん。俺の前でも努力した姿見せてみろよ」
ずいぶんと上からのセリフが耳に届いた。
それを聞いて、私は怪訝な気持ちで顔を上げる。
「なんのために」
「アイデアの参考にするって言ったろうが。見たいんだよ。俺を想って綺麗になろうとする若槻さん」
「っ……!?」
郡司さんが真顔で口にしたのは、なんだかとんでもない言葉。
声に詰まると同時に噎せ込みそうになり、私は慌てて口から紙コップを離した。
「なっ……なにっ……」
吹き出さなくてよかった。
心底からそう思いながら、目を白黒させてゴホゴホと咳き込む。
お昼休憩から戻ってきてからずっと、真ん前のデスクで私を探る視線が。
明日から週末二連休。
金曜日もあと半日。
きちんと仕事をやり終えて、すっきりした気分で週末を迎えよう!……と、気合を入れてデスクに戻ったというのに、気が散って仕方がない。
キーボードに走らせる指に無駄に力を込め、意識しないように努めてみる。
熟練タイピストになったつもりで軽やかなキーの音を叩き出していれば、目線はパソコンモニターから外れることはない。
だけど。
「~~あのっ。さっきからなんですか」
『郡司さんの視線を意識しないように』を意識しすぎて、十五分経過。
結局、私の方が根負けして声を出してしまった。
キーを叩く指を止め、モニターから目線を上げる。
思いっきり眉を寄せて、私は向かい側の郡司さんを見遣った。
「ああ、悪い。ちょっと詰まっててね」
彼は私に言われて初めて、私を観察するように見据えていたことに気付いた様子だ。
取り繕うように、デスクに積み上げた資料を手に取り、ペラペラ捲りながら謝ってくる。
一度資料に目を落とすものの、納得いかなそうな感じで首を横に振る。
はあっと声に出して息を吐き、シートに大きく背を預けた。
喉を仰け反らせて、天井を仰ぎ見ている。
こんな様子は珍しい。
どうやら本人の言葉通り、本気で煮詰まっている様子だ。
「企画のこと……ですか? なにか、お手伝いできることがあれば……」
もちろん、そう申し出たのは、あくまでもアシスタントだから。
郡司さんは頭の後ろで両手を組んだ姿勢から、私にチラリと視線を向けてくる。
わずかの間、私に手伝えることがあるかを考えていた様子だったけれど。
「今回、リサーチしてる暇ないしな……。若槻さん、ちょっとアイデアの参考に聞きたいことが」
「え?」
「俺は女じゃないから、自分を綺麗に見せたくて、必死こいてメイクする女の気持ちなんかわかんないんだよ。ちょっと来い」
郡司さんは、ボヤくように言って腰を上げた。
「そんな。化粧品メーカーの広報に携わる人間が、元も子もない」
しかも、今まであんなに実績を挙げている人が、なにを今更。
私はそんな気分で苦笑して、彼に続いて立ち上がった。
郡司さんは私に言い返すこともせず、ガシガシと頭を掻きながら、軽く指のジェスチャーで私を促した。
「コーヒーくらい奢ってやるから」
よほど、煮詰まっていたってことだろうか。
業務成績No. 1。誰もが認めるヒットメーカー。
将来有望なエリート広報マンとは言え、郡司さんでもそんなことあるんだな。
後を追いながら、ほんの少し首を傾げた。
よし。それなら、アシスタントとしては、できる限りサポートしなきゃ。
広報マンとしては尊敬している郡司さんから、『アイデアの参考』と頼ってもらえるのは、結構普通に嬉しいこと。
郡司さんの隣に並んで廊下歩きながら、私は武者震いに近い感覚を覚え、彼の横顔を見上げた。
「困ってるの、なんの製品ですか?」
「来年の春夏モデル。リップスティックの新作」
郡司さんは私に短く説明して、エレベーターホールの方に廊下を折れた。
「今までもいくつかやったんだけど……同じようなコピーにするわけにいかないだろ。それでいて、あんまり冒険するとブランドコンセプトからも外れるし。ネタが尽きるんだよな」
「なるほど……」
私も早速考えながら、エレベーターの到着を待って立ち止まる。
顎を上げてランプの表示を見つめる私を、郡司さんがそっと見下ろしてきた。
そして、クスッと笑う。
「で、質問」
「はい」
「若槻さんってさ、彼氏が来る週末は、いつもより気合入れて着飾るの?」
「……え!?」
ポン、と呑気な音を鳴らして、エレベーターのドアが開くのと同時に、私は上擦った声で聞き返した。
ギョッと目を見開く私の前で、郡司さんは涼しい顔をして中に乗り込んでいく。
「なにしてんだよ。ほら、早く乗れ」
口角を上げ、薄い笑みを浮かべながら促してくる。
私はほとんど条件反射で彼に続いた。
だけど、ドアが閉まり、ふわっとした浮遊感を覚えた時には、がっくりとこうべを垂れた。
もしかして……また私をネタにからかってるだけ!?
郡司さんの魂胆にまったく気付かず、役に立たなきゃ、なんて、熱血風吹かせてノコノコついて来た自分がバカみたい。
「ほら、答えて。新しい化粧品買ったりヘアサロン行ったり?」
「……そりゃ、まあ、たまに……」
「彼氏と会う週末のためだけに、気前よく散財するんだ? そうやって、前回より少しでも綺麗に見せたい?」
「い、いけませんか」
聞かれたことに、ぶっきら棒に短い返事をしてみせるのみ。
私がまともに口を挟まないのをいいことに、郡司さんは調子に乗ってさらにズケズケと質問を重ねてくる。
「で、『私、髪切ったの。メイクも少し変えてみたの。お肌のツヤ、違うでしょ? ああ、もう! なんで気付いてくれないの!?』……なあんて、くだらない痴話喧嘩したりもするんだ?」
なぜかノリノリの郡司さんに私が閉口する間に、エレベーターはリフレッシュルームのある最上階に到着した。
ドアが開き、郡司さんが先に降りていくのを見送って、私は乗って来たエレベーターのボタンを押した。
もちろん、そのままデスクにUターンするため。
「こら、待て」
郡司さんが、閉まりかけたドアにガンと肩をぶつけて阻止した。
わりと痛そうな大きな音に怯み、私はハッと息をのんだ。
「ちょっ……郡司さん、怪我……!」
「このくらい大丈夫だよ。っつーか、いいから降りろ。冗談じゃなく、お前の意見聞きたいんだよ」
肩でドアを押さえたまま、郡司さんが眉間に皺を刻んで、私をちょいちょいっと指を曲げて促す。
私はお腹の底から溜め息をつき、仕方なくエレベーターから降りた。
背後でドアが音もなく閉まるのを苦い気分で見つめてから、そおっと郡司さんに視線を向ける。
「で? 答えて」
彼は私の気持ちなどなにも構う様子はなく、腕組みをして小首を傾げた。
「……普通の女の子なら、誰だってそうです。散財……とまではいかなくても。次に会うまでの時間で、努力はします」
答え辛くてボソボソと呟くと、郡司さんは「ふ~ん」と鼻を鳴らしてリフレッシュルームに向かって歩き出した。
「たとえば?」
先に歩く郡司さんが私をひょいっと肩越しに見遣りながら、訊ねかけてくる。
「だから……郡司さんが言ったようなこと。綺麗になりたいとか。痩せたいとか」
「なあ……それって、俺と会ってる時には意識しない、彼氏限定の努力だよな?」
「は?」
廊下を置くまで突き進み、リフレッシュルームのドアに手をかけた郡司さんが続けた質問に、私は素できょとんと目を丸くした。
「郡司さんと会う時って、仕事じゃないですか」
「そうだな」
「毎日来るオフィスで、『次に行く時は!』なんて気合入れません」
当たり前じゃないの、と自分でも納得して答える。
郡司さんはドアを開けて私を先に通してくれながら、「だろうな」と言って小さな溜め息をついた。
「じゃあ、聞き方変える。俺と仕事を離れてプライベートで会うことになれば、少しは意識する?」
聞き方を変えられても、私は訝しい気持ちで首を傾げた。
「郡司さんと仕事以外で会うなんて、今まで考えたこともないです」
「おいおい、容赦なく全否定かよ、愛美チャン。……つまり、俺のために努力なんかしないってことか」
「え……と……?」
郡司さんはなんだかがっくりと肩を落とし、私の横を通り過ぎて奥の自動販売機に向かった。
リフレッシュルームはそれほど広くはないけれど、いくつかテーブル席もあり、お昼時はお弁当持参の女子社員などで賑わう。
今はお昼の後すぐのせいか、他の社員の姿はない。
「紅茶……ねえな。カフェオレでいい?」
ドリップ式のコーヒー自販機にコインを投入しながら訊ねてくる郡司さんに、私は「はい」と返事をした。
彼がボタンを押すのを見ながら、奥に進んでその隣に並ぶ。
郡司さんが、カフェオレの入った紙コップを私に差し出してくれた。
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
続けて自分の分を買う郡司さんの横顔を、そっと見つめる。
彼はブラックコーヒーの紙コップの縁を摘まむようにして、口元に運んだ。
私も「いただきます」と断り、カフェオレに息を吹きかける。
ほんのり甘いカフェオレを一口含み、『染み入るなあ』なんてホッとした時。
「若槻さん。俺の前でも努力した姿見せてみろよ」
ずいぶんと上からのセリフが耳に届いた。
それを聞いて、私は怪訝な気持ちで顔を上げる。
「なんのために」
「アイデアの参考にするって言ったろうが。見たいんだよ。俺を想って綺麗になろうとする若槻さん」
「っ……!?」
郡司さんが真顔で口にしたのは、なんだかとんでもない言葉。
声に詰まると同時に噎せ込みそうになり、私は慌てて口から紙コップを離した。
「なっ……なにっ……」
吹き出さなくてよかった。
心底からそう思いながら、目を白黒させてゴホゴホと咳き込む。
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