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第一章 心情のココロ!

②Aパート

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__2022年3月5日__

お昼に速水と悠人(ゆうじん)でラーメン屋に行くんだぁ。

悠人は行くのかな?

まぁっそんな事で俺はお腹を空かせる為にランニングをする。

まぁストレス発散として単純に走る事もある。

地味である自分はよく土手の所で走るが、陸部達もよくここで走っているそうだ。

俺は目立つのはあんまり好きじゃないかな。

ヒーローである陸部達に地味な俺がいたらなんか…

と言っても俺、本当のスーパーヒーローだよ?

あいつらとは違う、本当のスーパーヒーローなんだ!

まぁっ例えどう思われようが俺はスーパーヒーローだ!

って!、陸部がヒーローなんだから文化部が走ろうがなんともないよな。

あっ、ここら辺、確か俺が夢を見た時の場所と同じだ。

いくら天然でも全然話した事無い人とLINEしようって言われても困惑するに決まってる。

じゃあどうすれば未央に話せるんだ!

走ってる度に未央の服装を思い出す。

どれもかも似合う…

周りのイケメンと仲良くなる運命は俺には逃せない。

嫌だ。

嫌だよ。

未央と話せないまま終わるなんて。

じゃあどうすればいいんだ。

今日はいい事あった?は内側に入りすぎだし

今日はいい天気だねは誰でもわかる。

うーんじゃあ…

どうすれば…

「よっ!誠心!」

!?

誠心は後ろを振り向く。

「よっ!」

「時雨!」

俺に声を掛けてきたのは時雨だ。

「お前も自分磨きか?」

「え?」

あっそういえば時雨って日向子が好きなんだっけ?

「いやっ今日はお昼に速水と悠人でラーメン屋に行くんだぁ」

「そうなんだ!」

「日向子か?」

「まっまぁね…」

「あれから陸上部に入ったんだって?」

「うん…」

どうやら日向子はあっさりスカウトを承諾したそうだ。

「僕だってパーフェクト女子である日向子さんには負けたくない!」

「未央もパーフェクト女子…」

そもそも好きな人との勝敗なんてあるか?

「見ててください!日向子さーーーーーーーーーーーーーん!」

「いや、いるんだけど」

「?」



「アハハハハハハハハハハハハハハハ!」

「速すぎる…」

誠心は呟く。

「あっしぐちゃんまぁちゃんおはよ~ん!」


「えっまぁちゃん!?えっまぁちゃん!?」

俺は小学四年生の時にこの街に来たが、ババア以外に「まぁちゃん」呼びされたのは初めてだ。



「時雨?」

「おええええええええええええええええ」

「吐くな吐くな吐くな吐くな!」

ちなみに実際に吐いてはいないし日向子は気付いていません。
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