異世界でいっぱいH！

06 何度しても足りない！

　三十分後、サユと俺は服飾店ユクロの店の二階で体を繋げていた。

　服を買うにあたって、なめられてもいけないし、金持ちに見えてもトラブルの元になる…と、サユが選んでくれていたのだが、急に「タクト…その…また二階に行っても？」と、誘われたのだ。またかよ！！とは、ならなかった。俺はコクリと頷いた。だって、サユは命の恩人だし…。

「ん…あん…っ♡気持ち…いい…っ♡あ…♡あ…♡サユ…♡」
「んっ…はあ…っ！タクト…ああ…いい…っ！すまん、人を殺した後は…んあっ…！昂ぶってしまって…いくらしても足りない…っ！ん…！」
「あん…っ♡いいよ…っ♡俺だって…心細くて…！あん…♡あん…っ♡こうしてると…っ不安が消えて…はあん…っ♡」

　サユが足を投げ出して腰を下ろし、俺がその上にまたがる対面座位の体位で、お互い抱きしめ合い、腰を振って求め合った。
　俺は足をサユの腰の後ろで交差させ、ぎゅうっと締め付けた。結合が深まる。

「ああ…！ああ、いい…っ！タクト…！かわいい…」
「あん♡サユ…サユう…っ♡ああんっ♡今は、何もかも忘れよ…っ♡はあん…っ♡気持ちいいことだけ…気持ちいいことだけしよう…っ♡んんっ♡」

　ぎしぎしとベッドを軋ませ、結合部で強烈な快感を感じながら、唇も合わせた。

「んん…♡ふうん…♡」
「んっ…んん…」

　深く口づけあい、舌を絡ませる。口でセックスするみたいに。お互い口の中をなめ回す。

　食堂の二階でした時より、更によかった。気持ちよくなりたいし、気持ちよくなってほしかった。
　下腹に重たいものがこみあげてくる。

「あ…っ♡んんっ…♡イキ…そう…っ♡やあん…っ♡どうしよう…っイッ…イッちゃう…っ♡」
「イッて！イッていいよ…！タクト…！」
「ああん♡サユ…ッ♡んんっ♡イク…ッ♡イクイクイク……」

　俺は腰を振り、サユのペニスで小刻みに自分のいいところを刺激して、絶頂に達した。ぎゅうっとサユのペニスを締め付ける。視界がチカチカする。

「ああ…あ…♡ああ…っ♡あ…っ♡あ…っ♡」

　ビクン、ビクンと腰をはねさせ、精液を射出する。すごく気持ちいい。

「んん！すごく締まる…っ！俺も…もう少しだから…っ！」

　サユが後ろに手をついて、激しく腰を遣い出す。
　イッたばかりの敏感な体にまた、快感が押し寄せてくる。

「あ…っ♡あ…っ♡すごいっ♡気持ち、いい♡」
「ああ…っイクッ…イクよ、タクト…！」
「うんっ…あ…っ♡ああ…っ♡」
「ああ…あ…っ！イクッ……！」
「ああん…♡ああ…っ♡」

　サユが俺の中で長く長く何度かに分けて射精する。それを感じながら俺もまた小さくイッた。

「ああ…っ♡ああ…」

　快楽の余韻に震えながら、汗で湿った肌と肌を合わせてぎゅうっと抱きしめ合う。

「はあ…はあ…タクト…すごく、よかった……」
「俺も…まだ、ジンジンしてる……」