異世界でいっぱいH！

04 エッチなことはいいことだ！

　サユの体は鍛えられて、美しかった。
　そして、情熱的な前戯。

　見つめ合って、唇を交わし、体のあちこちにキスされ、舐められ、二つのペニスをくっつけ合って擦り合った。

「あ…♡あ…っ♡気持ち…いいっ♡あん…っ♡」
「んん…はあ…っ…タクトはかわいくてエッチな声を出すな…興奮する…」
「うん…っ♡ああん…♡」
「ああ…肌がなめらかで、しっとりして…いやらしい体だ…」
「や…ん…っ♡あん…っ♡はあん…っ♡」

　早く、早くお尻におちんちんが欲しい…。
　ほんとに俺は、いやらしい体になってしまった。
　生首の存在は忘れた。

「サユ…入れてえ…♡」
「いいか…いくぞ…」

　森で男たちに犯されたままの体だが、サユは気にしないようだ。
　大きく足を広げて膝を曲げ、サユのペニスを受け入れる。

「はあ…あ…♡あ…ん…♡あああ……っ♡」

　挿入の快感に俺は震えた。
　サユがピストン運動を始める。

「はあ…っ！いい具合だ…タクトのお尻は名器だよ…！」
「あっ…♡あっ♡あっ♡ふあああ…っ♡サユの…おちんちん…っ♡いい…っ♡」

　激しく揺さぶられ、ベッドがぎしぎしと鳴る。肌と肌がぶつかり合う、パシン！パシン！と言う音と、出し入れされるたびにぐちゅっぐちゅっという音とが鳴った。
　羞恥をかきたてられ、でも、それが快感に繋がる。
　美形のサユと見つめ合いながら行為するのも興奮材料だった。
　俺…俺、すっごくエッチなことしちゃってる…！

「ハア…ハア…タクト…気持ちいいか？」
「あんっ♡あんっ♡すっごく…すっごく、気持ちいい…っ♡」
「俺も、すごく気持ちいいよ…！ああ…イキそ…」

　サユがピストンを速め、気持ちよさそうに呻いて射精した。

「あ…っあ…ああ…っ！」
「んんっ♡」

　ペニスを引き抜くと、ろくに休憩も入れずに、サユは俺をうつぶせにして、バックから挿入してきた。

「あう…っ♡ああん…っ♡」
「タクト…イカせてやるからな…」
「うん…っ♡いっぱい…気持ちよくして…っ♡あ…ああ…っ♡」

　すぐにピストン運動を開始され、俺は感じて喘いだ。
　廊下に聞こえちゃってるのかも…！でも、サユがかわいいと言ってくれるし、声を出すと快感が高まった。

「んっ♡あんっ♡あんっ♡サユ…ッ♡いい…っ♡」

　いっぱいサユに突かれて、喘いで、快感が最高潮に達した。

「んっ♡イクッ♡イキそう…っ♡あっ…♡イク…ッ♡ああ…っ♡」
「俺も…！また、イクッ！ああっ……！！」
「んあああ…♡で、出ちゃう…っ！」

　サユに中に出されながら、俺も射精した。
　快感で気が遠くなる。

「あ…あ…♡あ……っ♡」
「はあ…はあ……」

　後から知ったことだが、性欲が湧いたら、速やかに解消すべしというのがこの世界の常識であるらしかった。しかも、一人で処理するのはあまりよいことではなく、二人以上で行うべし。ということらしい。
　似非科学と宗教が合わさった結果だ。
　だから、娼館があっちこっちにいっぱいあるし、どの店も二階はラブホのようになっているのだ。