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第二話
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朝食を終えると、耕造はオーバーサイズのTシャツとジャージのハーフパンツ姿に着替え、自転車に乗って帰っていった。
「お邪魔しました~。またねーまことさーん!」
「あ、ま、またね~…」
またねと言うことは、夜また来るということだろうか。
向井は期待半分、戸惑い半分の心持ちである。
それにしても、朝からすっぽんの滋養たっぷりの雑炊を食べてしまった。精力が有り余っている感じがする。
亀井が村をかんたんに案内してくれるというので、散歩がてら着いていくことにした。
田園風景の中を歩む。
「あっちこっちにビニールハウスも見えるだろ!」
「うん。あそこで野菜でも作ってんの?」
「いや、あれがすっぽんの養殖場だよ!うちにもあったろ!あのへんにコンビニがあるぜ!あっちにも!デパートはちょっと遠いけど、用があったら車出すぜ!今度、居酒屋に行くのもいいな!近いんだ!」
「ああ、そうなんだ…ところでさ」
向井は亀井が昨晩、どうしていたか聞いた。
「夕べは田植えグミのとこのユミちゃんとこ行ってたよ!久しぶりに燃えたな~!!七発もやっちゃったよ!!わははは!!」
「そんな…!お前、明日は見合いだろ?!!」
「そんなこと言ったって、今は独身だよ!!向井もよかったろ!!耕ちゃんはかわいくて、床上手だからな~!!」
「う、うん…まあ…その…よか…ったよ…」
妹たちについて聞くと、皆、村を出て全寮制の女子高や女子大にいるという。
「この村じゃ夜這いの風習が健在だからさ~!もちろん嫌なら断っていいんだけど、来られるだけでも嫌って女の子もいるし、女の子の親もいやがって、年頃になると村の外に出すんだよね…!」
「それは難儀だな…」
「あっ!大事なことを言い忘れてた!!向井!」
「えっ!?」
「いくらムラムラしても、村の女衆に手を出すなよ~!ただでさえ女が少ないのに、東京もんと子供こさえて手と手を取り合って駆け落ちされちゃかなわんからな!!だから、耕ちゃんに来てもらうんだし!この村の夜這いは女の方から行ってもいいんだ!向井は狙われてるぜ!気をつけてくれよ!」
「あ…ああ、そうする…」
とんでもないところに来てしまった。
亀井が同級生たちと昼から飲むというので、一緒にと言われたが断って別れる。
亀井の家で昼食が用意されるだろうが、遠慮してコンビニ飯でも食おうかな、いや、失礼だろうか。向井が悩みながら田んぼ道を歩いていると、一軒の家の前で縁台を二つ出し、外でテレビを観ている老人二人と、少年の姿が見えた。少年は耕造だ。
思わず、耕造くん!と、声をかけてみたくなったが、何の用もあるわけでもないのでためらった。
しかし、何か様子が気になるので近寄って生け垣の影からそっと覗いてみると、なんと三人はこんな昼間から外でAVを観ているようだ。
いやらしい喘ぎ声の音声が聞こえてくる。
『はぁん…♡あぁん…♡いい…っ♡はぁ…っ♡アンッ♡アンッ♡アンッ♡』
しかし、聞き覚えがあるような…。
老人二人はAVを観ながら、耕造を挟んで話している。
「いや、ほんとにいい塩梅そうだな!耕ちゃん!」
「昨日は燃えたんだな~!!東京もんにこんなに夢中になって…!俺たち立つ瀬がねえなあ!」
「この東京もん、いい男だもんなあ!尻もよく引き締まっていい体もしとるし!!よかったかぁ!?耕ちゃん!」
「ふふっ!おいしかったですよ…」
三人はなんと、昨晩の様子をおさめたビデオを観ているのだ…!
隠しカメラがあったのか…?!と、向井は愕然とした。
「どうだ?耕ちゃん!久しぶりに俺たちと…」
言うと、老人の一人が耕造の股間をまさぐった。耕造は拒否せず、愛撫を受け入れている。
「あっ…♡はぁ…っ♡」
「耕ちゃんの体は素直なもんじゃ!」
耕造の手も老人の股間に伸びた。
「おお…いい気持ちだ…!!」
しばらく手淫を続けたあと、二人はずぼんを下ろしペニスどうしをくっつけ、擦り合わせ始めた。
「あぁん…♡は…あ……♡あぁ…♡あぁ…♡」
「昼日中、外でというのも燃えるじゃろう!」
「あン…♡あン…♡」
「どれ、耕ちゃん、尻も出せ!挿れて、気持ちよくしちゃる!」
もう一人の老人が加わろうとしている。
テレビの中と、現実とで耕造が切なく喘ぐ。
『あぁん♡あぁん♡まことさん…♡いい…いぃ……っ♡あぁん…っ♡』
「あん♡気持ち…いぃ…っ♡うん…っ♡あぁん…♡」
耕造は兜合わせをしている相手を縁台に押し倒し、覆い被さるような姿勢になって、尻をつきだした。
老人が取り出したペニスを耕造のアナルが受け入れる。
「あ…あ……♡あぁ……っ♡」
「おお…おお…!これじゃ、これじゃ…なんといういい具合じゃ…!!耕ちゃん、気持ちいいか!?」
「あぁん♡い…い…♡気持ちいい…っ♡はぁ…っ♡あぁ…ん♡」
「おお…!俺のをうまそうに咥えこんで…!いやらしいのう…!!その声もたまらん…!!」
「あぁん♡あぁん♡気持ちいいぃ…っ♡あん…っ♡あん…っ♡」
「耕ちゃん、セックス気持ちいいか!?どうだ?」
「あん♡気持ちいい…っ♡セックス気持ちいい…っ♡あぁん♡あん♡」
「うおお!!」
猛烈なピストン。老人だが元気だ。
「おおっ…!イ、イキそうじゃ!!ああ、出る出る…っ!!」
下になった老人が射精に至った。
「あー…っ!あー…っ!いや~、よかったわ!若返る心地じゃ…!!ハア、ハア…」
一方、もう一人の老人と耕造のアナルセックスはもうしばらく続き、耕造がまず達した。
「あん…っ♡あぁん♡あ…っ♡あ…っ♡イクッ♡イッちゃうぅ…っ♡ああぁぁ~~っっ♡」
衣服を汚さぬためか、急いでティッシュをとり、ペニスにあてがって射精した。
「あぁ…♡あ……♡あ……♡」
「くぅ…お……!!おぉ……!!」
更に老人は力強くピストンを続け、クゥーと高い声を上げて果てた。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ…ああ、よかった…!また、長生きできそうじゃ!!」
「ありがたいことじゃ!わはは!」
向井は最後まで見届けてしまい、複雑な心境だった。
生け垣に背を向け、ぽつんとして物思いに耽っていたら、自転車を引きながら、出てきた耕造とばったり鉢合わせしてしまった。
「あっ!」
「あっ、まことさん」
「耕造くん…」
「もしかして…覗いてました?メッですよ」
「ご、ごめん…」
ふざけた調子で耕造に睨むまねをされ、向井は思わず謝った。盗撮の方が罪が重いはずだが。
自転車を引く耕造と歩く。
「その~いつもそんなに…いや、なんでもない…」
「はっきり言ってください」
「えーと…この村ってとてもお盛んな様子だけど…ちょっと過ぎるかなって思って…」
「なんかまずいですかね」
「いや…」
「まあ、まことさんの言うことにも一理ありますね。たとえば僕のうちは父子家庭なんですが」
「そうなんだ」
「この村ではだいたいそうです。睦夫さんちは珍しい。亭主の性欲の強さにめげて奥さんが逃げ出しちゃうんです」
「……それは、すっぽんを食べ過ぎなきゃいいんじゃないかな??!!」
耕造はきょとんとした。
「食べなきゃ元気出ませんよ」
「栄養をとれる食べ物は他にもあるよ??」
「はあ…?」
耕造は合点がいかない様子である。
ある居酒屋の前で止まり、ここ、うちです。と、言う。
看板には"かつや"と、ある。
「ええ~!居酒屋さんなんだ!」
「そうです。夏休みと冬休みと、放課後も時々お手伝いしてます。父の焼く、すっぽん串はおいしいですよ。今度、食べに来てください」
「ああ、うん。ありがとう」
「じゃあ、また!」
「うん…!」
耕造と別れて、亀井の実家に戻る。
客間の隅々を探したのだが、カメラは見つけられなかった。
「ううむ…」
昼食はおにぎりと、すっぽん汁だった。
米がおいしい。
せっかくこんなに広い水田があるのだ。やはり、素材のよさを生かした白米の美味さが身に染みる。
昼食の後は部屋にこもって、スマホとにらめっこしていた。
夕飯は昨日と同じくすっぽん尽くしのご馳走だ。
美味しいことは美味しいのだが…。
風呂を頂き、客間に戻る。
今夜も耕造は来るのだろうか。照明をつけたまま、まんじりとせず布団に寝転がっていると、やはり障子の向こうから声がかかった。
「まことさん…」
耕造だ。
「耕造くん…入って」
「失礼します」
やはり浴衣姿で耕造は入ってきて、障子を閉めるとすぐに向井に迫ってきた。向井も応える。
「はぁ…っ♡まことさん…っ♡」
「耕造くん……」
慌ただしく着衣を脱ぎ捨て、二人は情熱的に抱き合った。
「あぁん♡」
唇を合わせ貪り合い、向井は耕造の脇腹をくすぐり、臀部に手を伸ばしてつかみ、揉む。
耕造はペニスにペニスを擦り合わせてきた。
「んうう…♡はあ…っ♡あぁん♡」
「ああ…!挿れたい…」
「あぁ…ん♡僕も…僕も早く繋がりたいです…♡」
一旦、体を離すと、耕造は布団に仰向けになり、腰を横に捻り、向井の方に尻を、アナルを見せつけるようにしながら、潤んだ目で訴えかけた。準備はしてあるのだろう。
「挿れて……♡」
「ああ…!」
踵を立て、膝をついて中腰になり、ギンギンのペニスを手で支え、耕造のアナルに先端を擦り付ける。
「は…あぁ…あぁん♡」
耕造が気持ち良さそうに喘ぎ、腰を揺らす。十分に感じさせた後、ゆっくりと挿入していく。
「あんっ♡挿入る……♡ああぁ…♡まことさん…♡」
「耕造くん…っ!くぅ…!中…気持ちいいよ…っ!」
「あん…♡あん…♡突いてぇ…っ♡」
「ああ…!」
向井は耕造の膝と腰を固定するようにして、腰を前後にピストンし始めた。
「あぁん♡あぁん♡まことさん…♡いい…♡いい……っ♡ンッ♡ンッ♡ンッ♡ンッ……♡」
「ああ…!いいよ…!う…く…ああ…!ああ……っ!」
快感の波が押し寄せたり、引いたりしながら、嵩を増していく。
挿入したまま向井は耕造の足を広げ、両脇に手をついて、腰を猛烈にピストンして、耕造を責めた。
「あ、あ、あ、あ♡あん♡いいっ♡いいっ♡あ…♡あう…♡」
「ああ~……はあ…っ…ああ…っ!」
更に耕造の片足を肩に担ぐようにして、責めた。
空いた手で、耕造の乳首をなでさすり、つまんだり、こねたりする。
耕造の喘ぎが高くなる。
「あぁん♡やっ…♡あ、あ、あ……っ♡まことさん…っ♡あぁん♡」
再び、耕造の足を戻すと、向井は腰をピストンさせつつ、覆い被さってキスをした。
「んん…♡はぁ…♡んん…っ♡あぁん♡あぁ~っっ♡あん♡まことさん…気持ちいぃ…っ♡あぁん…♡」
耕造が切羽詰まったように、泣くように喘ぎ出した。
「あっ、あっ、あっ、あっ…♡あぁん♡だめ…♡あん♡もう…♡もう…」
「はあ、はあ…イキそう…?はっ、はっ、はっ…」
耕造はこくこくと頷いた。
キスをやめて、ピストンに集中する。
「ああ…!はあ…!ここ…??」
「あぁん♡そこ…ですぅ…♡あん♡」
向井は集中的に耕造のよい場所を力強く責めた。突きながら向井も射精感が込み上げてくる。
「あん♡あ…♡イク…♡イクイク…♡うくぅ…っ♡ああああぁ~~っっ♡」
「ああ…っ!いいよ…すごく……っ!!あ、イッ…!イクッ!出すよ……っ!ああ…っっ!!」
「んん…ん……っ♡」
耕造が達し、腹の上にトクットクッ…と、射精した。
快感でひくつき、何度も強く引き締まるアナルに向井もまた、限界に達し一旦腰を止めドクッ、ドクッ…と何度かに分け、射精する。最後まで出しきった後、情熱の残り火を慰めるように腰をピストンさせる。
「あ……あ……♡」
「ああ…ハアッ、ハアッ、ハアッ…よかった…ああ…っ!」
「あ…ん…♡気持ちいい…♡気持ちいい…♡んん…♡」
深く強烈な絶頂の快感に、二人は抱き合い、濃厚なキスを繰り返しながら余韻を味わった。
「あん…♡まことさん…夕べより積極的でエッチです…どうしたんですか…?んん…っ♡僕、気持ちよくて…とけそう…っ♡」
「ん…ちょっと…男どうしのやり方を…調べた…」
「ふふっ!ああ…もっと……♡」
向井は一度ペニスを引き抜き、耕造を横向きに寝かせると、その背中側に同じように横向きに寝て、柔らかいアナルにペニスを挿入した。
「あぁ……っ♡」
「はあ…っ」
向井は腰を前後に動かし始めた。
「あん♡いい…っ♡あっ、あっ、あっ、あっ…♡気持ち、いぃ…っ♡」
二人は熱く重たい泥濘の中で、この上ない快感とともに何度も何度も吐精し、まぐわい続けた。
「お邪魔しました~。またねーまことさーん!」
「あ、ま、またね~…」
またねと言うことは、夜また来るということだろうか。
向井は期待半分、戸惑い半分の心持ちである。
それにしても、朝からすっぽんの滋養たっぷりの雑炊を食べてしまった。精力が有り余っている感じがする。
亀井が村をかんたんに案内してくれるというので、散歩がてら着いていくことにした。
田園風景の中を歩む。
「あっちこっちにビニールハウスも見えるだろ!」
「うん。あそこで野菜でも作ってんの?」
「いや、あれがすっぽんの養殖場だよ!うちにもあったろ!あのへんにコンビニがあるぜ!あっちにも!デパートはちょっと遠いけど、用があったら車出すぜ!今度、居酒屋に行くのもいいな!近いんだ!」
「ああ、そうなんだ…ところでさ」
向井は亀井が昨晩、どうしていたか聞いた。
「夕べは田植えグミのとこのユミちゃんとこ行ってたよ!久しぶりに燃えたな~!!七発もやっちゃったよ!!わははは!!」
「そんな…!お前、明日は見合いだろ?!!」
「そんなこと言ったって、今は独身だよ!!向井もよかったろ!!耕ちゃんはかわいくて、床上手だからな~!!」
「う、うん…まあ…その…よか…ったよ…」
妹たちについて聞くと、皆、村を出て全寮制の女子高や女子大にいるという。
「この村じゃ夜這いの風習が健在だからさ~!もちろん嫌なら断っていいんだけど、来られるだけでも嫌って女の子もいるし、女の子の親もいやがって、年頃になると村の外に出すんだよね…!」
「それは難儀だな…」
「あっ!大事なことを言い忘れてた!!向井!」
「えっ!?」
「いくらムラムラしても、村の女衆に手を出すなよ~!ただでさえ女が少ないのに、東京もんと子供こさえて手と手を取り合って駆け落ちされちゃかなわんからな!!だから、耕ちゃんに来てもらうんだし!この村の夜這いは女の方から行ってもいいんだ!向井は狙われてるぜ!気をつけてくれよ!」
「あ…ああ、そうする…」
とんでもないところに来てしまった。
亀井が同級生たちと昼から飲むというので、一緒にと言われたが断って別れる。
亀井の家で昼食が用意されるだろうが、遠慮してコンビニ飯でも食おうかな、いや、失礼だろうか。向井が悩みながら田んぼ道を歩いていると、一軒の家の前で縁台を二つ出し、外でテレビを観ている老人二人と、少年の姿が見えた。少年は耕造だ。
思わず、耕造くん!と、声をかけてみたくなったが、何の用もあるわけでもないのでためらった。
しかし、何か様子が気になるので近寄って生け垣の影からそっと覗いてみると、なんと三人はこんな昼間から外でAVを観ているようだ。
いやらしい喘ぎ声の音声が聞こえてくる。
『はぁん…♡あぁん…♡いい…っ♡はぁ…っ♡アンッ♡アンッ♡アンッ♡』
しかし、聞き覚えがあるような…。
老人二人はAVを観ながら、耕造を挟んで話している。
「いや、ほんとにいい塩梅そうだな!耕ちゃん!」
「昨日は燃えたんだな~!!東京もんにこんなに夢中になって…!俺たち立つ瀬がねえなあ!」
「この東京もん、いい男だもんなあ!尻もよく引き締まっていい体もしとるし!!よかったかぁ!?耕ちゃん!」
「ふふっ!おいしかったですよ…」
三人はなんと、昨晩の様子をおさめたビデオを観ているのだ…!
隠しカメラがあったのか…?!と、向井は愕然とした。
「どうだ?耕ちゃん!久しぶりに俺たちと…」
言うと、老人の一人が耕造の股間をまさぐった。耕造は拒否せず、愛撫を受け入れている。
「あっ…♡はぁ…っ♡」
「耕ちゃんの体は素直なもんじゃ!」
耕造の手も老人の股間に伸びた。
「おお…いい気持ちだ…!!」
しばらく手淫を続けたあと、二人はずぼんを下ろしペニスどうしをくっつけ、擦り合わせ始めた。
「あぁん…♡は…あ……♡あぁ…♡あぁ…♡」
「昼日中、外でというのも燃えるじゃろう!」
「あン…♡あン…♡」
「どれ、耕ちゃん、尻も出せ!挿れて、気持ちよくしちゃる!」
もう一人の老人が加わろうとしている。
テレビの中と、現実とで耕造が切なく喘ぐ。
『あぁん♡あぁん♡まことさん…♡いい…いぃ……っ♡あぁん…っ♡』
「あん♡気持ち…いぃ…っ♡うん…っ♡あぁん…♡」
耕造は兜合わせをしている相手を縁台に押し倒し、覆い被さるような姿勢になって、尻をつきだした。
老人が取り出したペニスを耕造のアナルが受け入れる。
「あ…あ……♡あぁ……っ♡」
「おお…おお…!これじゃ、これじゃ…なんといういい具合じゃ…!!耕ちゃん、気持ちいいか!?」
「あぁん♡い…い…♡気持ちいい…っ♡はぁ…っ♡あぁ…ん♡」
「おお…!俺のをうまそうに咥えこんで…!いやらしいのう…!!その声もたまらん…!!」
「あぁん♡あぁん♡気持ちいいぃ…っ♡あん…っ♡あん…っ♡」
「耕ちゃん、セックス気持ちいいか!?どうだ?」
「あん♡気持ちいい…っ♡セックス気持ちいい…っ♡あぁん♡あん♡」
「うおお!!」
猛烈なピストン。老人だが元気だ。
「おおっ…!イ、イキそうじゃ!!ああ、出る出る…っ!!」
下になった老人が射精に至った。
「あー…っ!あー…っ!いや~、よかったわ!若返る心地じゃ…!!ハア、ハア…」
一方、もう一人の老人と耕造のアナルセックスはもうしばらく続き、耕造がまず達した。
「あん…っ♡あぁん♡あ…っ♡あ…っ♡イクッ♡イッちゃうぅ…っ♡ああぁぁ~~っっ♡」
衣服を汚さぬためか、急いでティッシュをとり、ペニスにあてがって射精した。
「あぁ…♡あ……♡あ……♡」
「くぅ…お……!!おぉ……!!」
更に老人は力強くピストンを続け、クゥーと高い声を上げて果てた。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ…ああ、よかった…!また、長生きできそうじゃ!!」
「ありがたいことじゃ!わはは!」
向井は最後まで見届けてしまい、複雑な心境だった。
生け垣に背を向け、ぽつんとして物思いに耽っていたら、自転車を引きながら、出てきた耕造とばったり鉢合わせしてしまった。
「あっ!」
「あっ、まことさん」
「耕造くん…」
「もしかして…覗いてました?メッですよ」
「ご、ごめん…」
ふざけた調子で耕造に睨むまねをされ、向井は思わず謝った。盗撮の方が罪が重いはずだが。
自転車を引く耕造と歩く。
「その~いつもそんなに…いや、なんでもない…」
「はっきり言ってください」
「えーと…この村ってとてもお盛んな様子だけど…ちょっと過ぎるかなって思って…」
「なんかまずいですかね」
「いや…」
「まあ、まことさんの言うことにも一理ありますね。たとえば僕のうちは父子家庭なんですが」
「そうなんだ」
「この村ではだいたいそうです。睦夫さんちは珍しい。亭主の性欲の強さにめげて奥さんが逃げ出しちゃうんです」
「……それは、すっぽんを食べ過ぎなきゃいいんじゃないかな??!!」
耕造はきょとんとした。
「食べなきゃ元気出ませんよ」
「栄養をとれる食べ物は他にもあるよ??」
「はあ…?」
耕造は合点がいかない様子である。
ある居酒屋の前で止まり、ここ、うちです。と、言う。
看板には"かつや"と、ある。
「ええ~!居酒屋さんなんだ!」
「そうです。夏休みと冬休みと、放課後も時々お手伝いしてます。父の焼く、すっぽん串はおいしいですよ。今度、食べに来てください」
「ああ、うん。ありがとう」
「じゃあ、また!」
「うん…!」
耕造と別れて、亀井の実家に戻る。
客間の隅々を探したのだが、カメラは見つけられなかった。
「ううむ…」
昼食はおにぎりと、すっぽん汁だった。
米がおいしい。
せっかくこんなに広い水田があるのだ。やはり、素材のよさを生かした白米の美味さが身に染みる。
昼食の後は部屋にこもって、スマホとにらめっこしていた。
夕飯は昨日と同じくすっぽん尽くしのご馳走だ。
美味しいことは美味しいのだが…。
風呂を頂き、客間に戻る。
今夜も耕造は来るのだろうか。照明をつけたまま、まんじりとせず布団に寝転がっていると、やはり障子の向こうから声がかかった。
「まことさん…」
耕造だ。
「耕造くん…入って」
「失礼します」
やはり浴衣姿で耕造は入ってきて、障子を閉めるとすぐに向井に迫ってきた。向井も応える。
「はぁ…っ♡まことさん…っ♡」
「耕造くん……」
慌ただしく着衣を脱ぎ捨て、二人は情熱的に抱き合った。
「あぁん♡」
唇を合わせ貪り合い、向井は耕造の脇腹をくすぐり、臀部に手を伸ばしてつかみ、揉む。
耕造はペニスにペニスを擦り合わせてきた。
「んうう…♡はあ…っ♡あぁん♡」
「ああ…!挿れたい…」
「あぁ…ん♡僕も…僕も早く繋がりたいです…♡」
一旦、体を離すと、耕造は布団に仰向けになり、腰を横に捻り、向井の方に尻を、アナルを見せつけるようにしながら、潤んだ目で訴えかけた。準備はしてあるのだろう。
「挿れて……♡」
「ああ…!」
踵を立て、膝をついて中腰になり、ギンギンのペニスを手で支え、耕造のアナルに先端を擦り付ける。
「は…あぁ…あぁん♡」
耕造が気持ち良さそうに喘ぎ、腰を揺らす。十分に感じさせた後、ゆっくりと挿入していく。
「あんっ♡挿入る……♡ああぁ…♡まことさん…♡」
「耕造くん…っ!くぅ…!中…気持ちいいよ…っ!」
「あん…♡あん…♡突いてぇ…っ♡」
「ああ…!」
向井は耕造の膝と腰を固定するようにして、腰を前後にピストンし始めた。
「あぁん♡あぁん♡まことさん…♡いい…♡いい……っ♡ンッ♡ンッ♡ンッ♡ンッ……♡」
「ああ…!いいよ…!う…く…ああ…!ああ……っ!」
快感の波が押し寄せたり、引いたりしながら、嵩を増していく。
挿入したまま向井は耕造の足を広げ、両脇に手をついて、腰を猛烈にピストンして、耕造を責めた。
「あ、あ、あ、あ♡あん♡いいっ♡いいっ♡あ…♡あう…♡」
「ああ~……はあ…っ…ああ…っ!」
更に耕造の片足を肩に担ぐようにして、責めた。
空いた手で、耕造の乳首をなでさすり、つまんだり、こねたりする。
耕造の喘ぎが高くなる。
「あぁん♡やっ…♡あ、あ、あ……っ♡まことさん…っ♡あぁん♡」
再び、耕造の足を戻すと、向井は腰をピストンさせつつ、覆い被さってキスをした。
「んん…♡はぁ…♡んん…っ♡あぁん♡あぁ~っっ♡あん♡まことさん…気持ちいぃ…っ♡あぁん…♡」
耕造が切羽詰まったように、泣くように喘ぎ出した。
「あっ、あっ、あっ、あっ…♡あぁん♡だめ…♡あん♡もう…♡もう…」
「はあ、はあ…イキそう…?はっ、はっ、はっ…」
耕造はこくこくと頷いた。
キスをやめて、ピストンに集中する。
「ああ…!はあ…!ここ…??」
「あぁん♡そこ…ですぅ…♡あん♡」
向井は集中的に耕造のよい場所を力強く責めた。突きながら向井も射精感が込み上げてくる。
「あん♡あ…♡イク…♡イクイク…♡うくぅ…っ♡ああああぁ~~っっ♡」
「ああ…っ!いいよ…すごく……っ!!あ、イッ…!イクッ!出すよ……っ!ああ…っっ!!」
「んん…ん……っ♡」
耕造が達し、腹の上にトクットクッ…と、射精した。
快感でひくつき、何度も強く引き締まるアナルに向井もまた、限界に達し一旦腰を止めドクッ、ドクッ…と何度かに分け、射精する。最後まで出しきった後、情熱の残り火を慰めるように腰をピストンさせる。
「あ……あ……♡」
「ああ…ハアッ、ハアッ、ハアッ…よかった…ああ…っ!」
「あ…ん…♡気持ちいい…♡気持ちいい…♡んん…♡」
深く強烈な絶頂の快感に、二人は抱き合い、濃厚なキスを繰り返しながら余韻を味わった。
「あん…♡まことさん…夕べより積極的でエッチです…どうしたんですか…?んん…っ♡僕、気持ちよくて…とけそう…っ♡」
「ん…ちょっと…男どうしのやり方を…調べた…」
「ふふっ!ああ…もっと……♡」
向井は一度ペニスを引き抜き、耕造を横向きに寝かせると、その背中側に同じように横向きに寝て、柔らかいアナルにペニスを挿入した。
「あぁ……っ♡」
「はあ…っ」
向井は腰を前後に動かし始めた。
「あん♡いい…っ♡あっ、あっ、あっ、あっ…♡気持ち、いぃ…っ♡」
二人は熱く重たい泥濘の中で、この上ない快感とともに何度も何度も吐精し、まぐわい続けた。
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