56 / 168
4章 老緑の王は幼子に微笑む
53話 浄化の風と竜の目覚め
しおりを挟む
風翼竜ヴァーユイシャ。
翼を含めた6足の竜。翼と鱗は鳥に似た老緑色の羽で構成され、鱗ではない為か顔つきは狼を連想させる。今は瞼を閉じ身体を丸めているが、立ち上がれば一階建ての家を軽く超える大きさがありそうだ。
「あれが、あっちで見た黒い泥の化け物?」
私は隣に立つレフィードに問いかける。
私達が入って来た通路を除き、周囲には黒い棘がびっしりと生えている。黒い棘は竜を守っている様にも、拘束している様にも見える。まるで、寄生植物のようだ。しかし一目で、植物や生物ではないと分かる程に、大風樹の見える穴の開いた天井からの木漏れ日によって油膜の虹色に似た赤い波模様が浮かび上がっている。
『……』
「レフィード?」
『あっ!す、すまない』
はっと我に返ったレフィードは私に謝罪する。
老人の姿で現れた妖精は、〈約束を忘れるなよ〉とレフィードに向かって言い、時間が無くなり始めていたのか途中から何処か気易さを表した。記憶を失う前のレフィードを知っているのは確かだ。
レンリオス家に女の子が生まれたら、約束を果たす。それを言った人物が誰なのか、そしてレフィードと交わした内容が何なのか分かっていない。
遺物を失ったダンジョンを守る方法も含めて、分からない事がまた沢山降って来た。
「ううん。気になるのは仕方ないよ」
『……ありがとう。あの隣人の事は一旦忘れ、今は、頼まれた事を解決するのを優先しよう』
頼まれごとを終え、私達はアンジェラさん達と合流し、遺物のある聖域へ行かなければならない。
「うん。あれは、黒い泥の化け物だよね?」
私は改めてレフィードに訊いた。
『そうだ。負の想念は〈生物〉ではない。こちら側に存在する為には、こちら側の物質や植物を模して現れる。そして、触れた存在や食べた相手を汚染していく』
赤い淀みや正真正銘の赤い液体とほぼ同じ。自分では強い力を振るえないが、生き物を汚染し狂わせ、世界を壊していく。
『あちらでは自由に動けていた様に見えるが、汚染出来てはいなかった。竜の魔力を食って成長していたが、汚染したはずの竜が身を守る為に長期間の睡眠に入り、最低限の魔力しか得られなかったのだろう』
泥に掴まれていた木々は、枯れや黒く染まった様子が無かったのを思い出した。また、あの大きさでありながら、ゼノスさんと妖精の2人で太刀打ちできたのは、そのお陰だったようだ。
『ミューゼリアを狙ったのは、消される危険を排除するだけでなく、私と繋がっているために魔力を吸い上げようとしたのだろう』
アリジゴクに吸汁されるアリ。カタツムリを食べるマイマイカブリ。そんなモノを連想して後悔した。とてもグロテスクで気分が悪くなりそう。
「…………ゼノスさん。攻撃を食い止めてくださり、ありがとうございます」
「護衛として来ていますから、当然です」
暗い気持ちを振り払い、息の整え終わったゼノスさんにお礼を言った。
「あの、剣はどうされたのですか?」
今更だと思うが、ゼノスさんの腰に携えた鞘が空であり、剣が無い事に気づいた。
「あちらで戦っている最中に、失ってしまいました」
「えっ!?」
「お気になさらないでください。戦いの中では、よくある事です」
私に気を遣ってくれるゼノスさんは、どこか晴れやかな表情で言った。
ゲーム上では、パシュハラ辺境伯から賜った大事な剣だと語っていた。大人となり、大きさが合わなくなってしまっても、丁寧に手入れするシーンが印象に残っている。
まさかここで、イベントをへし折る事態になるとは思わなかった。
「帰ったら、屋敷にある剣をお渡しします。特別凄い武器はありませんが、リュカや雇っている人達が使う剣なので、切れ味のある良い品です」
代わりにはならないが、報酬として渡そうと私は心に決めた。
「お嬢様。ありがとうございます」
そういえば、距離が近い。近いと言っても隣に立っている程度だが、あちらで距離を離した時に比べれば劇的な変化だ。
最後の妖精の励ましが、ゼノスさんの心に響いたようだ。
『ミューゼリア。そろそろ始めよう』
「うん」
私は手に持っている杖を確認し、前へ一歩踏み出す。
黒い茨が、動いた様に見えた。ゼノスさんもそれに気づいたのか、私の傍らに立ち警戒する。
「何を詠唱するの?」
『いいや。ミューゼリアがすべきことは、彼らに伝える事だ』
「伝えるって……」
生き物では無いのだから、伝えても反応してくれるとは思えない。
『君の中にある死のイメージを伝える』
「死……?」
転生前の死ぬ直前の事はよく覚えていない。ゲームの内容を思い出すのに必死であり、覚えていても今の私にとって必要ではないから置いて行ってしまったのだろう。
満足して眠る人もいれば、生きたいと叫ぶ人もいる。
けれど、死は平等に訪れる。遅いか、早いかの違いでしかない、と語られる事もある。
「私、まだ10歳だよ。わかんないよ」
今の私が死を連想すると、いつも冷たく暗い場所を思い浮かべる。
でも、お母様が言っていた。
それは生きている人達が、棺桶を土に埋め、墓標に触れた時の感覚なのよ、と。
『……それでは、変化の訪れを知らせに一緒に行こう』
レフィードは少し考えたのちに、私に提案する。
大学生の私が死に、ミューゼリアの私に生まれ、変化した。
それなら、少しだけ分かる気がする。
「うん。それなら、できると思う」
一歩、踏み出そうとした瞬間、茨の棘が威嚇するように私達を刺そうと大きく伸びた。ゼノスさんが咄嗟に私を守ってくれたが、彼の左頬を棘がかすめ、血が流れる。
「俺に構わず、あれを消してください。放置していたら、厄介な事になります」
「は、はい!」
私は今度こそ一歩踏み出し、思い描くために目を閉じ、杖を構える。
変化。変化。
私の死のイメージはとても寂しいから、もっと別の形へ、留まらない変化を。
冬の寒さを吹き飛ばす、春先に起こる強い風。
柔らかな日差し。優しい青い空。温かな地は芽吹きの季節を迎え、花を咲かせ、そして実を結ぶ。
綿毛が舞い上がる。風竜がともに飛び立ち、再び大地に降り立つその時まで。
逝くべき場所を忘れたモノ達へ。
濁りは無く、淀みは無く、全てが回帰し、流転し、導き、知らせる浄化の風を。
『……ミューゼリア。目を開けてごらん』
「うん」
杖が淡く光を放っている。
「あっ……」
気が付くと、茨に花が咲いている。
とても小さな純白の花。茨の至る所で蕾が膨らみ、開花する。
まるで一枚の絵のように、美しく神秘的に見えた。
ふわりと風が吹いた瞬間、茨は砂のように音もなく崩れ去り、花は穴の開いた天井を抜け、空へと舞い舞い上がった。
あっと言う間の出来事に、私は息を飲んだ。
「……できたの?」
『できた。大丈夫だ。ちゃんと知らせを伝えられた』
レフィードの言葉に安心した私は、力が抜けて座り込んだ。
集中してばかりだったので、一気に疲れが体に圧し掛かって来る。
『ふああぁあぁ……随分と背が軽くなったわい』
竜が目を覚まし、長い首を持ち上げ、大きく欠伸をする。
あれ? 人間にも分かる声が聞こえる。
『んん~? 木精の言っていた精霊の雛か。それに……』
眠気眼の竜は、ゆっくりと立ち上がると、私達に歩み寄る。敵意は無く、知性の宿る深緑の瞳がこちらを見つめ、私とゼノスさんは戸惑う。
『雛の止まり木に選ばれた女児か。ふむふむ。昔を思い出す様だ』
竜が呼吸する度に吹くよそ風は、森の香りがした。
翼を含めた6足の竜。翼と鱗は鳥に似た老緑色の羽で構成され、鱗ではない為か顔つきは狼を連想させる。今は瞼を閉じ身体を丸めているが、立ち上がれば一階建ての家を軽く超える大きさがありそうだ。
「あれが、あっちで見た黒い泥の化け物?」
私は隣に立つレフィードに問いかける。
私達が入って来た通路を除き、周囲には黒い棘がびっしりと生えている。黒い棘は竜を守っている様にも、拘束している様にも見える。まるで、寄生植物のようだ。しかし一目で、植物や生物ではないと分かる程に、大風樹の見える穴の開いた天井からの木漏れ日によって油膜の虹色に似た赤い波模様が浮かび上がっている。
『……』
「レフィード?」
『あっ!す、すまない』
はっと我に返ったレフィードは私に謝罪する。
老人の姿で現れた妖精は、〈約束を忘れるなよ〉とレフィードに向かって言い、時間が無くなり始めていたのか途中から何処か気易さを表した。記憶を失う前のレフィードを知っているのは確かだ。
レンリオス家に女の子が生まれたら、約束を果たす。それを言った人物が誰なのか、そしてレフィードと交わした内容が何なのか分かっていない。
遺物を失ったダンジョンを守る方法も含めて、分からない事がまた沢山降って来た。
「ううん。気になるのは仕方ないよ」
『……ありがとう。あの隣人の事は一旦忘れ、今は、頼まれた事を解決するのを優先しよう』
頼まれごとを終え、私達はアンジェラさん達と合流し、遺物のある聖域へ行かなければならない。
「うん。あれは、黒い泥の化け物だよね?」
私は改めてレフィードに訊いた。
『そうだ。負の想念は〈生物〉ではない。こちら側に存在する為には、こちら側の物質や植物を模して現れる。そして、触れた存在や食べた相手を汚染していく』
赤い淀みや正真正銘の赤い液体とほぼ同じ。自分では強い力を振るえないが、生き物を汚染し狂わせ、世界を壊していく。
『あちらでは自由に動けていた様に見えるが、汚染出来てはいなかった。竜の魔力を食って成長していたが、汚染したはずの竜が身を守る為に長期間の睡眠に入り、最低限の魔力しか得られなかったのだろう』
泥に掴まれていた木々は、枯れや黒く染まった様子が無かったのを思い出した。また、あの大きさでありながら、ゼノスさんと妖精の2人で太刀打ちできたのは、そのお陰だったようだ。
『ミューゼリアを狙ったのは、消される危険を排除するだけでなく、私と繋がっているために魔力を吸い上げようとしたのだろう』
アリジゴクに吸汁されるアリ。カタツムリを食べるマイマイカブリ。そんなモノを連想して後悔した。とてもグロテスクで気分が悪くなりそう。
「…………ゼノスさん。攻撃を食い止めてくださり、ありがとうございます」
「護衛として来ていますから、当然です」
暗い気持ちを振り払い、息の整え終わったゼノスさんにお礼を言った。
「あの、剣はどうされたのですか?」
今更だと思うが、ゼノスさんの腰に携えた鞘が空であり、剣が無い事に気づいた。
「あちらで戦っている最中に、失ってしまいました」
「えっ!?」
「お気になさらないでください。戦いの中では、よくある事です」
私に気を遣ってくれるゼノスさんは、どこか晴れやかな表情で言った。
ゲーム上では、パシュハラ辺境伯から賜った大事な剣だと語っていた。大人となり、大きさが合わなくなってしまっても、丁寧に手入れするシーンが印象に残っている。
まさかここで、イベントをへし折る事態になるとは思わなかった。
「帰ったら、屋敷にある剣をお渡しします。特別凄い武器はありませんが、リュカや雇っている人達が使う剣なので、切れ味のある良い品です」
代わりにはならないが、報酬として渡そうと私は心に決めた。
「お嬢様。ありがとうございます」
そういえば、距離が近い。近いと言っても隣に立っている程度だが、あちらで距離を離した時に比べれば劇的な変化だ。
最後の妖精の励ましが、ゼノスさんの心に響いたようだ。
『ミューゼリア。そろそろ始めよう』
「うん」
私は手に持っている杖を確認し、前へ一歩踏み出す。
黒い茨が、動いた様に見えた。ゼノスさんもそれに気づいたのか、私の傍らに立ち警戒する。
「何を詠唱するの?」
『いいや。ミューゼリアがすべきことは、彼らに伝える事だ』
「伝えるって……」
生き物では無いのだから、伝えても反応してくれるとは思えない。
『君の中にある死のイメージを伝える』
「死……?」
転生前の死ぬ直前の事はよく覚えていない。ゲームの内容を思い出すのに必死であり、覚えていても今の私にとって必要ではないから置いて行ってしまったのだろう。
満足して眠る人もいれば、生きたいと叫ぶ人もいる。
けれど、死は平等に訪れる。遅いか、早いかの違いでしかない、と語られる事もある。
「私、まだ10歳だよ。わかんないよ」
今の私が死を連想すると、いつも冷たく暗い場所を思い浮かべる。
でも、お母様が言っていた。
それは生きている人達が、棺桶を土に埋め、墓標に触れた時の感覚なのよ、と。
『……それでは、変化の訪れを知らせに一緒に行こう』
レフィードは少し考えたのちに、私に提案する。
大学生の私が死に、ミューゼリアの私に生まれ、変化した。
それなら、少しだけ分かる気がする。
「うん。それなら、できると思う」
一歩、踏み出そうとした瞬間、茨の棘が威嚇するように私達を刺そうと大きく伸びた。ゼノスさんが咄嗟に私を守ってくれたが、彼の左頬を棘がかすめ、血が流れる。
「俺に構わず、あれを消してください。放置していたら、厄介な事になります」
「は、はい!」
私は今度こそ一歩踏み出し、思い描くために目を閉じ、杖を構える。
変化。変化。
私の死のイメージはとても寂しいから、もっと別の形へ、留まらない変化を。
冬の寒さを吹き飛ばす、春先に起こる強い風。
柔らかな日差し。優しい青い空。温かな地は芽吹きの季節を迎え、花を咲かせ、そして実を結ぶ。
綿毛が舞い上がる。風竜がともに飛び立ち、再び大地に降り立つその時まで。
逝くべき場所を忘れたモノ達へ。
濁りは無く、淀みは無く、全てが回帰し、流転し、導き、知らせる浄化の風を。
『……ミューゼリア。目を開けてごらん』
「うん」
杖が淡く光を放っている。
「あっ……」
気が付くと、茨に花が咲いている。
とても小さな純白の花。茨の至る所で蕾が膨らみ、開花する。
まるで一枚の絵のように、美しく神秘的に見えた。
ふわりと風が吹いた瞬間、茨は砂のように音もなく崩れ去り、花は穴の開いた天井を抜け、空へと舞い舞い上がった。
あっと言う間の出来事に、私は息を飲んだ。
「……できたの?」
『できた。大丈夫だ。ちゃんと知らせを伝えられた』
レフィードの言葉に安心した私は、力が抜けて座り込んだ。
集中してばかりだったので、一気に疲れが体に圧し掛かって来る。
『ふああぁあぁ……随分と背が軽くなったわい』
竜が目を覚まし、長い首を持ち上げ、大きく欠伸をする。
あれ? 人間にも分かる声が聞こえる。
『んん~? 木精の言っていた精霊の雛か。それに……』
眠気眼の竜は、ゆっくりと立ち上がると、私達に歩み寄る。敵意は無く、知性の宿る深緑の瞳がこちらを見つめ、私とゼノスさんは戸惑う。
『雛の止まり木に選ばれた女児か。ふむふむ。昔を思い出す様だ』
竜が呼吸する度に吹くよそ風は、森の香りがした。
48
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ
凜
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます!
貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。
前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
公爵令嬢やめて15年、噂の森でスローライフしてたら最強になりました!〜レベルカンストなので冒険に出る準備、なんて思ったけどハプニングだらけ〜
咲月ねむと
ファンタジー
息苦しい貴族社会から逃げ出して15年。
元公爵令嬢の私、リーナは「魔物の森」の奥で、相棒のもふもふフェンリルと気ままなスローライフを満喫していた。
そんなある日、ひょんなことから自分のレベルがカンストしていることに気づいてしまう。
「せっかくだし、冒険に出てみようかしら?」
軽い気持ちで始めた“冒険の準備”は、しかし、初日からハプニングの連続!
金策のために採った薬草は、国宝級の秘薬で鑑定士が気絶。
街でチンピラに絡まれれば、無自覚な威圧で撃退し、
初仕事では天災級の魔法でギルドの備品を物理的に破壊!
気づけばいきなり最高ランクの「Sランク冒険者」に認定され、
ボロボロの城壁を「日曜大工のノリ」で修理したら、神々しすぎる城塞が爆誕してしまった。
本人はいたって平和に、堅実に、お金を稼ぎたいだけなのに、規格外の生活魔法は今日も今日とて大暴走!
ついには帝国の精鋭部隊に追われる亡国の王子様まで保護してしまい、私の「冒険の準備」は、いつの間にか世界の運命を左右する壮大な旅へと変わってしまって……!?
これは、最強の力を持ってしまったおっとり元令嬢が、その力に全く気づかないまま、周囲に勘違いと畏怖と伝説を振りまいていく、勘違いスローライフ・コメディ!
本人はいつでも、至って真面目にお掃除とお料理をしたいだけなんです。信じてください!
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる