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三章
27話
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聖騎士は二人と共に診療室に向かう道中、エンティーに軽く自己紹介をする。
「お初にお目に掛かります。私の名前はトゥルーザと申します」
年は20代後半か30代前半。身長はシャングアよりもさらに高い。訓練された隙一つない動き。鍛え抜かれた筋肉質の体には、聖騎士の証である金で神殿の紋章が描かれた白銀の鎧を身に纏い、腰に携われた鞘に収まる剣の金色の柄は、使い込まれた様子があった。金の耳飾りは、左は小さく、右は大きな楕円形であり、堀の深い顔立ちに肌は白く、紺色の眼光は鋭くも穏やかさがある。兵士とは言え、神殿の者は皆が髪を伸ばすはずが、彼は乱雑に短く切られ、前髪は全て後ろに撫でつけている。
彼の額や眉間に宝玉はなく、エンティーと同じく木製のチョーカーを付けている。Ωはβとαに比べて平均的に身長と体格が小さいはずが、彼はαにも引けを取らない恵まれた体形だ。
「皇太子センテルシュアーデ様の誓約者であり、その力を利用し守護する騎士です」
誓約の力が強力であるのは、エンティーも身をもって体感している。騎士として前線で戦うとなれば、強力な武器であり防具になるのが容易に想像出来た。
「エンティーと申します。この度は助けていただき、ありがとうございました」
シャングアに抱き抱えられつつ、歩くことが出来ないエンティーはトゥルーザに礼を言う。担架を持ってこようかとトゥルーザが提案したが、シャングアがエンティーは自分で運ぶと頑なに断わり、今に至る。エンティーは少し恥ずかしく申し訳ない気持ちでいるが、同時にほんの少し嬉しかった。
「お礼でしたら、フェルエンデ様に伝えてください。あの方の探知能力と束縛の奇蹟によって、お二人の救助が間に合ったのですから」
「そういえば、フェル兄さんはどちらに? 先程声が聞こえたから、近くにいるとばかり思っていたのですが……」
トゥルーザの言葉に、思い出したようにシャングアが言う。奇蹟の発動を止めた為、額の宝玉の損傷は止まり、いつも通り動けるようになっていた。
「束縛の奇蹟を発動させのち、診察の準備をすると通路を引き返しました。安全のため聖騎士を一人付かせましたので、今頃は部屋に戻っていますよ」
「フェル兄さんに診てもらえるなら、安心です」
先程の《間に合った?!》と言った声の主は、シャングアの兄フェルエンデ。あの鎖はフェルエンデの発動した奇蹟。そして、彼は診療室で待っている。大方理解をしたエンティーは、フェルエンデがどんな人物であるのか気になり始める。彼は外せない予定があり、エンティーとシャングアの誓約の儀には出席をしていなかったからだ。
「着きましたよ」
歩き始めてから約12分。三人は診療室へ到着した。焦げ茶色の木製の扉には、薬草で作られたリースが診療室の目印として飾られている。
「フェルエンデ様。トゥルーザです。開けても宜しいですか?」
軽く扉を叩き、室内にいるフェルエンデに声を掛ける。少し間をおいて、扉が開いた。
「いらっしゃい。片付け途中で少し散らかっているが、入ってよ」
フェルエンデは三人を出迎え、中へ入る様に促す。
年齢は25歳。背はシャングアよりも少し低く、やや細身。羽の形をした金の耳飾りを付け、寝間着の様にゆったりとした上下白い服を着ている。背中の中ほどまで伸ばした銀色の髪を緩く三つ編みに纏め、白い結い紐でまとめている。額の紺色の宝玉は夜空のように深く星が瞬く様に光を反射している。絹のように白い肌、顔立ちは男性的なシャングアに比べて中性的であり、彫像のように美しく整っているが抜けた印象がある。
最も印象的なのは、長いまつ毛に彩られた瞼は頑なに閉ざされている事だ。
それを見てエンティーは、フェルエンデが盲目であると聞いた話を思い出す。当時は内殻の機織りであった為、会う機会が無いと思い話を流していた為、すっかり忘れていた。彼に診てもらうとはどういう事なのか想像がつかず、エンティーは少し戸惑う。
「フェル兄さんはお医者さんだから、大丈夫だよ」
「う、うん」
エンティーの戸惑いに気づき、シャングアが声を掛けた。
三人は入室すると、フェルエンデが言うように診療室は少し散らかっている。
診察用のベッドが置かれた床にはシーツが丸められ、机の周囲には本や紙の束が山積みになっている。薬品が入っていると思われる棚の下には、木箱が四つ置かれ、その中に瓶が複数入っているのが見える。消毒の臭いに交じり、埃っぽさも感じる。トゥルーザが言っていた聖騎士の一人はその手伝いをしていたらしく、本を棚に入れている最中であった。
「ベッドのシーツを新しくして、診察した人の記録を整理したり……色々とやっている最中だったんだ」
フェルエンデは申し訳なさそうに言いつつ、床に置いてある物を避けて、ベッドの横まで行く。護衛をしていた聖騎士は、トゥルーザの指示で退室し、扉の前で警護を行う。
「エンティーさんをここに寝かせて」
「うん」
シャングアはその後に続く。
盲目の人がまるで視えているような動きにエンティーは不思議に思う中、シャングアによってゆっくりとベッドへと寝かせられる。
「まずは軽く自己紹介と説明させてね。俺の名前はフェルエンデで、シャングアの兄。トゥルーザさんが抑制剤を貰いに診療室へ来た時に、飛竜の騒動が起きた。万が一に備えて護衛してもらっていたところ、君が俺の奇蹟による探知範囲に入ったから、救助に行ったんだ。コウモリの超音波で物体を識別し、蛇のピット器官で熱を感知するようなものだ。大体わかった?」
「い、一応……」
一気に情報が伝えられたが、エンティーはなんとか把握した。
フェルエンデは、奇蹟として出している神力と、生物から発生する神力の両方で周囲を探知することが出来る。
神力は空中に霧散しているだけでなく、生物からも発生している。そんな話をリュクと白衣の医療団がしていたのをエンティーは思い出し、少なからず理解した。
「うん。かしこいね。それで、俺は君の神力の流れを見て、診断をするわけだ」
「あの、俺の足が動かなくなった理由は何でしょうか?」
シャングアに抱き上げられている最中、何度も足を動かそうと試したエンティーだが、小さく震えるばかりだった。
「君は奇蹟を使ってしまった事で、その副作用により足が動かなくなったんだ」
フェルエンデの回答に、皆が驚く。
「お初にお目に掛かります。私の名前はトゥルーザと申します」
年は20代後半か30代前半。身長はシャングアよりもさらに高い。訓練された隙一つない動き。鍛え抜かれた筋肉質の体には、聖騎士の証である金で神殿の紋章が描かれた白銀の鎧を身に纏い、腰に携われた鞘に収まる剣の金色の柄は、使い込まれた様子があった。金の耳飾りは、左は小さく、右は大きな楕円形であり、堀の深い顔立ちに肌は白く、紺色の眼光は鋭くも穏やかさがある。兵士とは言え、神殿の者は皆が髪を伸ばすはずが、彼は乱雑に短く切られ、前髪は全て後ろに撫でつけている。
彼の額や眉間に宝玉はなく、エンティーと同じく木製のチョーカーを付けている。Ωはβとαに比べて平均的に身長と体格が小さいはずが、彼はαにも引けを取らない恵まれた体形だ。
「皇太子センテルシュアーデ様の誓約者であり、その力を利用し守護する騎士です」
誓約の力が強力であるのは、エンティーも身をもって体感している。騎士として前線で戦うとなれば、強力な武器であり防具になるのが容易に想像出来た。
「エンティーと申します。この度は助けていただき、ありがとうございました」
シャングアに抱き抱えられつつ、歩くことが出来ないエンティーはトゥルーザに礼を言う。担架を持ってこようかとトゥルーザが提案したが、シャングアがエンティーは自分で運ぶと頑なに断わり、今に至る。エンティーは少し恥ずかしく申し訳ない気持ちでいるが、同時にほんの少し嬉しかった。
「お礼でしたら、フェルエンデ様に伝えてください。あの方の探知能力と束縛の奇蹟によって、お二人の救助が間に合ったのですから」
「そういえば、フェル兄さんはどちらに? 先程声が聞こえたから、近くにいるとばかり思っていたのですが……」
トゥルーザの言葉に、思い出したようにシャングアが言う。奇蹟の発動を止めた為、額の宝玉の損傷は止まり、いつも通り動けるようになっていた。
「束縛の奇蹟を発動させのち、診察の準備をすると通路を引き返しました。安全のため聖騎士を一人付かせましたので、今頃は部屋に戻っていますよ」
「フェル兄さんに診てもらえるなら、安心です」
先程の《間に合った?!》と言った声の主は、シャングアの兄フェルエンデ。あの鎖はフェルエンデの発動した奇蹟。そして、彼は診療室で待っている。大方理解をしたエンティーは、フェルエンデがどんな人物であるのか気になり始める。彼は外せない予定があり、エンティーとシャングアの誓約の儀には出席をしていなかったからだ。
「着きましたよ」
歩き始めてから約12分。三人は診療室へ到着した。焦げ茶色の木製の扉には、薬草で作られたリースが診療室の目印として飾られている。
「フェルエンデ様。トゥルーザです。開けても宜しいですか?」
軽く扉を叩き、室内にいるフェルエンデに声を掛ける。少し間をおいて、扉が開いた。
「いらっしゃい。片付け途中で少し散らかっているが、入ってよ」
フェルエンデは三人を出迎え、中へ入る様に促す。
年齢は25歳。背はシャングアよりも少し低く、やや細身。羽の形をした金の耳飾りを付け、寝間着の様にゆったりとした上下白い服を着ている。背中の中ほどまで伸ばした銀色の髪を緩く三つ編みに纏め、白い結い紐でまとめている。額の紺色の宝玉は夜空のように深く星が瞬く様に光を反射している。絹のように白い肌、顔立ちは男性的なシャングアに比べて中性的であり、彫像のように美しく整っているが抜けた印象がある。
最も印象的なのは、長いまつ毛に彩られた瞼は頑なに閉ざされている事だ。
それを見てエンティーは、フェルエンデが盲目であると聞いた話を思い出す。当時は内殻の機織りであった為、会う機会が無いと思い話を流していた為、すっかり忘れていた。彼に診てもらうとはどういう事なのか想像がつかず、エンティーは少し戸惑う。
「フェル兄さんはお医者さんだから、大丈夫だよ」
「う、うん」
エンティーの戸惑いに気づき、シャングアが声を掛けた。
三人は入室すると、フェルエンデが言うように診療室は少し散らかっている。
診察用のベッドが置かれた床にはシーツが丸められ、机の周囲には本や紙の束が山積みになっている。薬品が入っていると思われる棚の下には、木箱が四つ置かれ、その中に瓶が複数入っているのが見える。消毒の臭いに交じり、埃っぽさも感じる。トゥルーザが言っていた聖騎士の一人はその手伝いをしていたらしく、本を棚に入れている最中であった。
「ベッドのシーツを新しくして、診察した人の記録を整理したり……色々とやっている最中だったんだ」
フェルエンデは申し訳なさそうに言いつつ、床に置いてある物を避けて、ベッドの横まで行く。護衛をしていた聖騎士は、トゥルーザの指示で退室し、扉の前で警護を行う。
「エンティーさんをここに寝かせて」
「うん」
シャングアはその後に続く。
盲目の人がまるで視えているような動きにエンティーは不思議に思う中、シャングアによってゆっくりとベッドへと寝かせられる。
「まずは軽く自己紹介と説明させてね。俺の名前はフェルエンデで、シャングアの兄。トゥルーザさんが抑制剤を貰いに診療室へ来た時に、飛竜の騒動が起きた。万が一に備えて護衛してもらっていたところ、君が俺の奇蹟による探知範囲に入ったから、救助に行ったんだ。コウモリの超音波で物体を識別し、蛇のピット器官で熱を感知するようなものだ。大体わかった?」
「い、一応……」
一気に情報が伝えられたが、エンティーはなんとか把握した。
フェルエンデは、奇蹟として出している神力と、生物から発生する神力の両方で周囲を探知することが出来る。
神力は空中に霧散しているだけでなく、生物からも発生している。そんな話をリュクと白衣の医療団がしていたのをエンティーは思い出し、少なからず理解した。
「うん。かしこいね。それで、俺は君の神力の流れを見て、診断をするわけだ」
「あの、俺の足が動かなくなった理由は何でしょうか?」
シャングアに抱き上げられている最中、何度も足を動かそうと試したエンティーだが、小さく震えるばかりだった。
「君は奇蹟を使ってしまった事で、その副作用により足が動かなくなったんだ」
フェルエンデの回答に、皆が驚く。
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