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ルビィと二人で
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ルビィの胸が大きくなってから次の日の朝。
流石にあのままの服では大変なことになりかねなかったので、前日にルリが兼ねてから用意していたルビィ用の布を使って胸で服がはち切れないように繕っていた。
本当は自分もサプライズでルビィに服を作ってあげたかったらしいが、そんなことを言っている暇はなかった。
俺には衣服のことはよく分からないが、いつ胸が元に戻ってもいいように工夫したそうで、胸が無くなるといい感じにワンピースになるようだ。
「う~~~、重い~~~!!!」
俺とルリは隣同士で、俺たちの目の前はルビィで食卓を囲んでいる。
どうやら自分の胸が重たいルビィは、テーブルに胸を乗せて気だるそうにしていた。
あんまり身体とかで例えるのは気が引けるが、ルリとルビィの顔がルビィの胸に付いているくらいの大きさなのだ。
デカい、デカすぎる。とてもじゃないが幼いルビィの顔には不釣り合いの代物だ。
だがとてもいい……記憶があった頃の俺はロリ巨乳が大好きだったのだろうか。
いいや、ロリ巨乳が好きじゃない男性なんて居ない!
きっと記憶があった頃の俺も大好きだったに違いない。
なので今朝は大変結構至極猛烈に俺も疲れた。
今朝と言うよりは寝ている時のこと。
無意識なのかルビィは俺の腕を握り、自分の胸と胸の間に挟んできたのだ。
味わったことのない柔らかな感触で、それ自体は凄く嬉しかったのだが、問題はそこから。
何故か挟んだ腕を自分の胸で上下に擦ってきた。
……実に堪えたぜ。
「ちょっと、朝から変な顔してないでどうにかしなさいよね!」
いつもの口調で俺に人差し指を差しながら言い放たれる。
「んー、どうにかって言われてもなぁ」
「わ、私と同じならじ、時間が解決してくれるはず、です」
俺が困っていると、隣から助け舟が出される。
何とも頼りなく今にも沈みそうな助け舟だった。
でも何かを言ってくれるだけで有難い。
「ルリの時はこんなだったのか?」
わざとらしく俺は自分の胸の前で両手を使い二つの半円を描く。
ルビィに睨まれたような気もするが今は無視だ。
「い、いえ! 私の時は、おばあちゃんと入れ替わっちゃって……よ、腰痛に苦しみました……」
首を左右に振って否定すると、ルリはおばあさんと入れ替わったことを震えながら教えてくれた。
なるほど。いきなり入れ替わったらビックリするし、それだけじゃなく腰が痛いとなると相当辛かったんだろうな。
腰痛って子供には無縁の痛みだし。
「教えてくれてありがとな」
「い、いえ。もう少し早く言うべきでした」
お礼を言うと首を左右に振ってもっと早く言うべきだったと反省していた。
でも時間が解決するかもしれない、と言う情報が分かっただけでも重畳なのだ。
「はぁ、今回は自業自得だと思っておくわよ。でも何もしないなんて退屈だから、ツバサ、素材を採りに行くわよ」
溜め息を一つ零し、今日は素材を採りに行くようで、俺にそう言い放つ。
ついこの間まで足を怪我して、今度は胸がいきなり大きくなってしまったというのにルビィは止まることを知らない。
でも錬金術と違って素材を採りに行くくらいなら大丈夫かな。
「何が起こるか分からないし、ルビィの体調が悪くなったらすぐ帰るからな?」
「胸が大きくなってるだけで後は何ともないと思うんだけど、ツバサが言うならそれでいいわ」
昨日から無意識にそのたわわに実った果実に目がいってしまっていたが、ルビィの言う通り後は何もない。
でも急に何かあるかもしれないので、用心に越したことはないはずだ。
「ルリはどうする?」
「よ、用事がありますので!」
てっきりルリも一緒に来てくれるかと思ったが、何やら用事があるそうでいつもたどたどしい口調とは違い、力強く答えていた。
「分かった。んじゃ朝飯食べたら早速出掛けるか」
力強く答えるほどやりたいことがあるのかもしれないし、特に気にせず俺とルビィは朝飯を食べたら出掛けることにした。
☆
「今日はこっちから見て回るわよ」
俺の背中から声がし、右頬スレスレに後ろから前へと人差し指が飛んでいく。
家を出るとすぐにルビィが行く方向を決めていたのだ。
そして、何故か俺におんぶされる形になっている。
どうしてかと訊ねると「重くて歩きたくない」とのこと。
いつものルビィも今のルビィもそこまで重くはないから別におんぶするくらいはいいのだが、背中にはいつもより柔らかな感触が感じられて、気を緩めると前屈みになりながら歩くことになりそうだ。
「今日は何を探すんだ?」
「んー、素材を探すのは大前提だけど、ルリの領域ってあんまり入ったことがないのよね」
俺が高台から落ちた時にぐるりと回って帰ってきた方だ。
あそこに神殿っぽいのもあったし、ルビィは何か知っているのではなかろうか。
「んじゃ、さっさと行ってさっさと帰ってくるか」
今日も相変わらず日差しが強い。
なのですぐに行ってすぐに帰ってきたい。
「べ、別に急がなくてもいいんじゃないの? お弁当だって作ってもらったんだし」
重くて歩きたくない訳には人をこき使いたいようだった。
「まぁルビィが言うなら。何か見つけたら言ってくれ」
そうして俺たちはいつも向かう高台方面とは反対方向の道を歩き始める。
俺も家から向かったことがないので不思議な感覚だ。
例えるなら、いつもの帰り道は通らずに別の知らない道を通っている感じに近い。
相変わらず俺の記憶は戻らないが、そういうことが言える知識だけはある。
でも自分が何者なのかどうしてこの島に着いてしまった経緯などは思い出せない。
「ちょ、ちょっと速いんじゃない?」
「ん、そうか?」
考え込みながら歩いていたせいか、ルビィに指摘される。
自分ではそんなに速く歩いていたつもりはなかったのだが、言われるがままにゆっくり歩く。
もしかしたら、あの神殿をルビィにも見せたかったからか早足になっていたのかも。
「……こっちは素材になる物は絶望的にないわね」
手帳を見ながらポツリと呟く。
きっと表情は険しいものになっていることだろう。
「素材はないけど、ここの貝は綺麗じゃないか?」
「あれは毒があるから気をつけなさい。食べたら死ぬわよ」
キラキラと綺麗に輝く貝殻を指差すと、ルビィはあの貝たちが毒だと教えてくれる。
それを聞いて俺はゾッとした。
綺麗だから何かに使えたり、二人にプレゼントでもしようかと考えたりしていたのが危ない行為だったことに。
もしかしたら、誤って口に入ったりなんだりしてしまったら死なせていたかもしれない。
「た、助かる。二人にプレゼントしそうだった」
「べ、別に身に毒があるだけで貝殻なら問題ないわよ。でも私は貝殻より早くこの胸をどうにかして欲しいくらいよ。重いし肩が凝るし動きづらいし、もう最悪」
団子より花でもなく、貝より自分の胸だった。
巨乳って本人にとってメリットよりデメリットが遥かに多いことを知らされてしまう。
でもたまにはルビィもルリも巨乳になる日があってもいいのではなかろうか。
だが今回は失敗してたまたま巨乳になっただけで、次はどうなるかが分からない。
下手したら貝を食べなくても死に至るかもしれないのだ。
なのでルリの巨乳はどんな感じになるのか見てみたい好奇心もあるが、それより命が大切だ。
「はは、ルリが言うには数日で治るらしいから我慢してくれ。胸が大きいルビィも可愛いと思うけどな」
ルビィが胸に対する鬱憤を聞いていたらおかしくなって笑ってしまった。
それに自分がルリの巨乳を見たいだなんて我ながらバカなことを考えたものだと思ってしまう。
まぁ八割は自分に対する笑いなのだが、ルビィにバレていないはずだ。
「ばっ……や、やっぱりアンタも胸が大きい女の人が好きな訳?」
「んー、どうだろ。記憶があった頃の俺ならなんて答えてたか分からないが、別に胸の大きさでその人の全てが分かる訳でもないだろ? だから俺は胸より大事なのは中身だと思うぞ」
バレていようがいまいが、結局はその話で持ち切りになってしまい、俺は昨日の夜から考えていた本心をルビィに伝えた。
「ふ、ふーん。初めてまともなことを聞いたわね」
褒めて……るんだよな?
なんてルビィと会話をしながら散策していると楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、神殿の存在は家が見えてから思い出したのだった。
行く機会なんて何度もあるし、また今度見つけたら聞いてみようかな。
流石にあのままの服では大変なことになりかねなかったので、前日にルリが兼ねてから用意していたルビィ用の布を使って胸で服がはち切れないように繕っていた。
本当は自分もサプライズでルビィに服を作ってあげたかったらしいが、そんなことを言っている暇はなかった。
俺には衣服のことはよく分からないが、いつ胸が元に戻ってもいいように工夫したそうで、胸が無くなるといい感じにワンピースになるようだ。
「う~~~、重い~~~!!!」
俺とルリは隣同士で、俺たちの目の前はルビィで食卓を囲んでいる。
どうやら自分の胸が重たいルビィは、テーブルに胸を乗せて気だるそうにしていた。
あんまり身体とかで例えるのは気が引けるが、ルリとルビィの顔がルビィの胸に付いているくらいの大きさなのだ。
デカい、デカすぎる。とてもじゃないが幼いルビィの顔には不釣り合いの代物だ。
だがとてもいい……記憶があった頃の俺はロリ巨乳が大好きだったのだろうか。
いいや、ロリ巨乳が好きじゃない男性なんて居ない!
きっと記憶があった頃の俺も大好きだったに違いない。
なので今朝は大変結構至極猛烈に俺も疲れた。
今朝と言うよりは寝ている時のこと。
無意識なのかルビィは俺の腕を握り、自分の胸と胸の間に挟んできたのだ。
味わったことのない柔らかな感触で、それ自体は凄く嬉しかったのだが、問題はそこから。
何故か挟んだ腕を自分の胸で上下に擦ってきた。
……実に堪えたぜ。
「ちょっと、朝から変な顔してないでどうにかしなさいよね!」
いつもの口調で俺に人差し指を差しながら言い放たれる。
「んー、どうにかって言われてもなぁ」
「わ、私と同じならじ、時間が解決してくれるはず、です」
俺が困っていると、隣から助け舟が出される。
何とも頼りなく今にも沈みそうな助け舟だった。
でも何かを言ってくれるだけで有難い。
「ルリの時はこんなだったのか?」
わざとらしく俺は自分の胸の前で両手を使い二つの半円を描く。
ルビィに睨まれたような気もするが今は無視だ。
「い、いえ! 私の時は、おばあちゃんと入れ替わっちゃって……よ、腰痛に苦しみました……」
首を左右に振って否定すると、ルリはおばあさんと入れ替わったことを震えながら教えてくれた。
なるほど。いきなり入れ替わったらビックリするし、それだけじゃなく腰が痛いとなると相当辛かったんだろうな。
腰痛って子供には無縁の痛みだし。
「教えてくれてありがとな」
「い、いえ。もう少し早く言うべきでした」
お礼を言うと首を左右に振ってもっと早く言うべきだったと反省していた。
でも時間が解決するかもしれない、と言う情報が分かっただけでも重畳なのだ。
「はぁ、今回は自業自得だと思っておくわよ。でも何もしないなんて退屈だから、ツバサ、素材を採りに行くわよ」
溜め息を一つ零し、今日は素材を採りに行くようで、俺にそう言い放つ。
ついこの間まで足を怪我して、今度は胸がいきなり大きくなってしまったというのにルビィは止まることを知らない。
でも錬金術と違って素材を採りに行くくらいなら大丈夫かな。
「何が起こるか分からないし、ルビィの体調が悪くなったらすぐ帰るからな?」
「胸が大きくなってるだけで後は何ともないと思うんだけど、ツバサが言うならそれでいいわ」
昨日から無意識にそのたわわに実った果実に目がいってしまっていたが、ルビィの言う通り後は何もない。
でも急に何かあるかもしれないので、用心に越したことはないはずだ。
「ルリはどうする?」
「よ、用事がありますので!」
てっきりルリも一緒に来てくれるかと思ったが、何やら用事があるそうでいつもたどたどしい口調とは違い、力強く答えていた。
「分かった。んじゃ朝飯食べたら早速出掛けるか」
力強く答えるほどやりたいことがあるのかもしれないし、特に気にせず俺とルビィは朝飯を食べたら出掛けることにした。
☆
「今日はこっちから見て回るわよ」
俺の背中から声がし、右頬スレスレに後ろから前へと人差し指が飛んでいく。
家を出るとすぐにルビィが行く方向を決めていたのだ。
そして、何故か俺におんぶされる形になっている。
どうしてかと訊ねると「重くて歩きたくない」とのこと。
いつものルビィも今のルビィもそこまで重くはないから別におんぶするくらいはいいのだが、背中にはいつもより柔らかな感触が感じられて、気を緩めると前屈みになりながら歩くことになりそうだ。
「今日は何を探すんだ?」
「んー、素材を探すのは大前提だけど、ルリの領域ってあんまり入ったことがないのよね」
俺が高台から落ちた時にぐるりと回って帰ってきた方だ。
あそこに神殿っぽいのもあったし、ルビィは何か知っているのではなかろうか。
「んじゃ、さっさと行ってさっさと帰ってくるか」
今日も相変わらず日差しが強い。
なのですぐに行ってすぐに帰ってきたい。
「べ、別に急がなくてもいいんじゃないの? お弁当だって作ってもらったんだし」
重くて歩きたくない訳には人をこき使いたいようだった。
「まぁルビィが言うなら。何か見つけたら言ってくれ」
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俺も家から向かったことがないので不思議な感覚だ。
例えるなら、いつもの帰り道は通らずに別の知らない道を通っている感じに近い。
相変わらず俺の記憶は戻らないが、そういうことが言える知識だけはある。
でも自分が何者なのかどうしてこの島に着いてしまった経緯などは思い出せない。
「ちょ、ちょっと速いんじゃない?」
「ん、そうか?」
考え込みながら歩いていたせいか、ルビィに指摘される。
自分ではそんなに速く歩いていたつもりはなかったのだが、言われるがままにゆっくり歩く。
もしかしたら、あの神殿をルビィにも見せたかったからか早足になっていたのかも。
「……こっちは素材になる物は絶望的にないわね」
手帳を見ながらポツリと呟く。
きっと表情は険しいものになっていることだろう。
「素材はないけど、ここの貝は綺麗じゃないか?」
「あれは毒があるから気をつけなさい。食べたら死ぬわよ」
キラキラと綺麗に輝く貝殻を指差すと、ルビィはあの貝たちが毒だと教えてくれる。
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もしかしたら、誤って口に入ったりなんだりしてしまったら死なせていたかもしれない。
「た、助かる。二人にプレゼントしそうだった」
「べ、別に身に毒があるだけで貝殻なら問題ないわよ。でも私は貝殻より早くこの胸をどうにかして欲しいくらいよ。重いし肩が凝るし動きづらいし、もう最悪」
団子より花でもなく、貝より自分の胸だった。
巨乳って本人にとってメリットよりデメリットが遥かに多いことを知らされてしまう。
でもたまにはルビィもルリも巨乳になる日があってもいいのではなかろうか。
だが今回は失敗してたまたま巨乳になっただけで、次はどうなるかが分からない。
下手したら貝を食べなくても死に至るかもしれないのだ。
なのでルリの巨乳はどんな感じになるのか見てみたい好奇心もあるが、それより命が大切だ。
「はは、ルリが言うには数日で治るらしいから我慢してくれ。胸が大きいルビィも可愛いと思うけどな」
ルビィが胸に対する鬱憤を聞いていたらおかしくなって笑ってしまった。
それに自分がルリの巨乳を見たいだなんて我ながらバカなことを考えたものだと思ってしまう。
まぁ八割は自分に対する笑いなのだが、ルビィにバレていないはずだ。
「ばっ……や、やっぱりアンタも胸が大きい女の人が好きな訳?」
「んー、どうだろ。記憶があった頃の俺ならなんて答えてたか分からないが、別に胸の大きさでその人の全てが分かる訳でもないだろ? だから俺は胸より大事なのは中身だと思うぞ」
バレていようがいまいが、結局はその話で持ち切りになってしまい、俺は昨日の夜から考えていた本心をルビィに伝えた。
「ふ、ふーん。初めてまともなことを聞いたわね」
褒めて……るんだよな?
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