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お持ち帰り
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「ただいまー」
「お、おかえりなさい、ツバサお兄……ぴぇい!?」
ルビィちゃんを抱えながら帰宅すると、さすがに日が完全に落ちかけていたからか、ルリはご飯を作りながら俺の帰りを待っていた。
そのルリが振り返り俺の抱えているルビィちゃんを見て大変驚く。
分かりきっていた。だが怪我をしているルビィちゃんを放っておけはしなかった。
痛くて昨日から寝れてなかったのか、今は俺の胸の中で子供のようにスヤスヤと眠っている。
「足首を怪我してるらしくてな、ベッドに寝かせても平気か?」
「そ、そうでしたか。は、はい。遠慮なく使ってください」
ルリの了解も取れたのでルビィちゃんをベッド寝させる。
動かしても起きる気配はない。
もしかしたら動かした衝動で目が覚め、俺のことを殴り始めるかと思ったが、杞憂に終わる。
「ごめんな。勝手に連れてきたりして」
「いいえ、け、怪我人は大事にしないといけませんから」
二人でテーブルに備え付けてある椅子に座り話をする。
俺が謝ると首を左右に振ってそんなことを言われる。
初めは驚いたけれど、今は大丈夫そうだな。
「この島って怪我をしたらどうするんだ?」
ふと疑問を口にする。
病院なんて無いし。医者なんて居ない。
かと言って俺が軟膏を作るまでは応急処置すらどうしていたのかも分からない。
「あ、安静にしている、だけです。わ、私もツバサお兄ちゃんが来る少し前に、あ、足を捻ったことがあってあの時は死を覚悟しました」
何故か恍惚と目を輝かさて俺に訴えかけるように話し始めた。
その視線は俺の手を見ている。
素直に口では言えないようで、目だけは実に素直だ。
「大変だったんだな」
「えへへ……」
頭を撫でてやる。
すると嬉しそうにしていた。
きっと頑張ったから頭を撫でて欲しかったのだろう。
俺の気が済むまで頭を撫でてやった。
「っと。りょ、料理の途中でした」
撫でられるのに満足したのか、さっきまで料理をしていたのを思い出し、椅子から立ち上がってキッチンに向かっていく。
必然的に俺は手持ち無沙汰になってしまう。
なのでルリとルビィちゃんを交互に観察して時間を潰した。
青い輝く長い髪、後ろ姿は幼く、羽根が生えていれば紛れもなく天使だ。
可愛くて料理も出来、気配りも出来るとか反則なのでは?
きっと記憶があった頃の俺でも、彼女のような可愛くて優しい子とは出会っていないだろう。
一方、赤く輝くツインテールは、これまた幼く、羽根が生えていれば妖精ようだ。
初めはちょっと気が強い面が目立ったが、怪我をして手当やご飯を与えたりして気付いた、この子はただ強がっているだけなのだ。
それをルリも理解してくれて和解をしてくれれば三人で生活……なんてことも夢ではなさそうだな。
今後の期待に胸を膨らませていると、ご飯も出来上がったようで、ルビィちゃんは目覚めないまま二人でご飯を食べる。
☆
お風呂も済まし、あとは寝るだけ。
ルビィちゃんは一向に目を覚まさないので俺たちは床に隣合って寝ることになった。
……なった、なんて言葉で表現していいのか分からない。
昨日のように横になっていると、今日は掴まれる心配はなかったが、ルリが隣に突っ込んできたのだ。
怪我人であるルビィちゃんの隣には寝れないし、何よりまだ怖いのだろう。
「る、ルビィちゃんのこと、あ、ありがとうございました」
隣で横になっていたルリがそんなことを口にする。
「本人がお礼を言うのは分かるが、どうしてルリが?」
「し、島には私たち二人しか居ませんでしたし、ほ、本当は家族みたいなものなんです」
家族みたいなもの、と言うことは血の繋がりとかはあるのかないのか微妙なとこだけど、こんな島に二人きりな時点でちょっとした血の繋がりはあるのだろうな。
「詳しく聞かせてもらってもいいか?」
「は、はい……」
何故か俺にピッタリとくっつき、ルリはゆっくりと話し始めてくれた。
この島に女性しか居なかったのは前に聞いていたし、それを分かっているからか前提に話していた。
どうやらこの島に居た人たちは隣同士の所謂、お隣さんというものだったらしい。
だけど寿命や病気で次第に人は少なくなっていった。
「あ、ある年のことです。は、激しい雨と風が何日も続き、わ、私たちは家から出ることが出来ませんでした」
ルリの言うそれは台風のことだろう。
この島はこれだけ晴れていれば台風が来ること自体珍しいのかもしれない。
だが数十年に一度、大規模の台風が来る……と言う知識が俺の頭にはあった。
「し、次第にみんなで貯蓄していた食糧はなくなっていき、ある事件が起きました……」
「ある事件?」
「ちょ、貯蓄していた食糧が、な、何者かに全て食べられてしまったんです」
みんなで貯蓄していた物を勝手に食べたやつが現れてしまったのか。
雨風が激しく、腹が減っても外に出られない……それならば近くにあった貯蓄に手を出す者が居てもおかしくない。
それがイケないことだと分かっていても。
「み、みんなが自分以外を疑いました。そ、それ以来、家族以外とは口も聞かず、は、離れて別々に暮らしたのです。わ、私の小さかった頃の記憶、です」
昔の記憶を辿りながらか、ルリの喋る一言一言はとても覚束無いものだった。
きっと当時のことを思い出し、嫌な思いや辛い思いをしてきたのだろう。
「なるほどな……話してくれてありがとな」
頭を撫でる。ルリの頭を撫でるのが癖になってきた。
「それで、ルリはルビィちゃんが犯人だと思うのか?」
「そんなことありません! ……で、ですが、私が犯人だと思われてるかもしれません」
力強く否定したかと思えばシュンと小さくなりながら自分が疑われているかも、と口にする。
「だから夜に散歩をしてたら襲われた……って訳か」
「は、はい」
有り得なくはない話だろう。
でもルリと一緒に暮らしていたならルリの性格は分かるはずだ。
こんな気弱な子がみんなの貯蓄してあった食べ物に手を出すだろうか?
かと言ってルビィちゃんが食べたというのも考えづらい。
「結局誰が犯人なのかも分からず、ルリとルビィちゃんしか居なくなってしまったから迷宮入りになってしまったのか……」
「ご、ご飯は我慢出来るので大丈夫だったのですが、わ、私とおばあちゃんが疑われたのが一番辛かった、です」
涙ぐむルリを抱き寄せて、何度も頭を撫でる。
そして、笑顔になったルリはいつの間にか眠っていた。
俺も朝の自分と自分の身体によく言い聞かせて眠りについた。
「お、おかえりなさい、ツバサお兄……ぴぇい!?」
ルビィちゃんを抱えながら帰宅すると、さすがに日が完全に落ちかけていたからか、ルリはご飯を作りながら俺の帰りを待っていた。
そのルリが振り返り俺の抱えているルビィちゃんを見て大変驚く。
分かりきっていた。だが怪我をしているルビィちゃんを放っておけはしなかった。
痛くて昨日から寝れてなかったのか、今は俺の胸の中で子供のようにスヤスヤと眠っている。
「足首を怪我してるらしくてな、ベッドに寝かせても平気か?」
「そ、そうでしたか。は、はい。遠慮なく使ってください」
ルリの了解も取れたのでルビィちゃんをベッド寝させる。
動かしても起きる気配はない。
もしかしたら動かした衝動で目が覚め、俺のことを殴り始めるかと思ったが、杞憂に終わる。
「ごめんな。勝手に連れてきたりして」
「いいえ、け、怪我人は大事にしないといけませんから」
二人でテーブルに備え付けてある椅子に座り話をする。
俺が謝ると首を左右に振ってそんなことを言われる。
初めは驚いたけれど、今は大丈夫そうだな。
「この島って怪我をしたらどうするんだ?」
ふと疑問を口にする。
病院なんて無いし。医者なんて居ない。
かと言って俺が軟膏を作るまでは応急処置すらどうしていたのかも分からない。
「あ、安静にしている、だけです。わ、私もツバサお兄ちゃんが来る少し前に、あ、足を捻ったことがあってあの時は死を覚悟しました」
何故か恍惚と目を輝かさて俺に訴えかけるように話し始めた。
その視線は俺の手を見ている。
素直に口では言えないようで、目だけは実に素直だ。
「大変だったんだな」
「えへへ……」
頭を撫でてやる。
すると嬉しそうにしていた。
きっと頑張ったから頭を撫でて欲しかったのだろう。
俺の気が済むまで頭を撫でてやった。
「っと。りょ、料理の途中でした」
撫でられるのに満足したのか、さっきまで料理をしていたのを思い出し、椅子から立ち上がってキッチンに向かっていく。
必然的に俺は手持ち無沙汰になってしまう。
なのでルリとルビィちゃんを交互に観察して時間を潰した。
青い輝く長い髪、後ろ姿は幼く、羽根が生えていれば紛れもなく天使だ。
可愛くて料理も出来、気配りも出来るとか反則なのでは?
きっと記憶があった頃の俺でも、彼女のような可愛くて優しい子とは出会っていないだろう。
一方、赤く輝くツインテールは、これまた幼く、羽根が生えていれば妖精ようだ。
初めはちょっと気が強い面が目立ったが、怪我をして手当やご飯を与えたりして気付いた、この子はただ強がっているだけなのだ。
それをルリも理解してくれて和解をしてくれれば三人で生活……なんてことも夢ではなさそうだな。
今後の期待に胸を膨らませていると、ご飯も出来上がったようで、ルビィちゃんは目覚めないまま二人でご飯を食べる。
☆
お風呂も済まし、あとは寝るだけ。
ルビィちゃんは一向に目を覚まさないので俺たちは床に隣合って寝ることになった。
……なった、なんて言葉で表現していいのか分からない。
昨日のように横になっていると、今日は掴まれる心配はなかったが、ルリが隣に突っ込んできたのだ。
怪我人であるルビィちゃんの隣には寝れないし、何よりまだ怖いのだろう。
「る、ルビィちゃんのこと、あ、ありがとうございました」
隣で横になっていたルリがそんなことを口にする。
「本人がお礼を言うのは分かるが、どうしてルリが?」
「し、島には私たち二人しか居ませんでしたし、ほ、本当は家族みたいなものなんです」
家族みたいなもの、と言うことは血の繋がりとかはあるのかないのか微妙なとこだけど、こんな島に二人きりな時点でちょっとした血の繋がりはあるのだろうな。
「詳しく聞かせてもらってもいいか?」
「は、はい……」
何故か俺にピッタリとくっつき、ルリはゆっくりと話し始めてくれた。
この島に女性しか居なかったのは前に聞いていたし、それを分かっているからか前提に話していた。
どうやらこの島に居た人たちは隣同士の所謂、お隣さんというものだったらしい。
だけど寿命や病気で次第に人は少なくなっていった。
「あ、ある年のことです。は、激しい雨と風が何日も続き、わ、私たちは家から出ることが出来ませんでした」
ルリの言うそれは台風のことだろう。
この島はこれだけ晴れていれば台風が来ること自体珍しいのかもしれない。
だが数十年に一度、大規模の台風が来る……と言う知識が俺の頭にはあった。
「し、次第にみんなで貯蓄していた食糧はなくなっていき、ある事件が起きました……」
「ある事件?」
「ちょ、貯蓄していた食糧が、な、何者かに全て食べられてしまったんです」
みんなで貯蓄していた物を勝手に食べたやつが現れてしまったのか。
雨風が激しく、腹が減っても外に出られない……それならば近くにあった貯蓄に手を出す者が居てもおかしくない。
それがイケないことだと分かっていても。
「み、みんなが自分以外を疑いました。そ、それ以来、家族以外とは口も聞かず、は、離れて別々に暮らしたのです。わ、私の小さかった頃の記憶、です」
昔の記憶を辿りながらか、ルリの喋る一言一言はとても覚束無いものだった。
きっと当時のことを思い出し、嫌な思いや辛い思いをしてきたのだろう。
「なるほどな……話してくれてありがとな」
頭を撫でる。ルリの頭を撫でるのが癖になってきた。
「それで、ルリはルビィちゃんが犯人だと思うのか?」
「そんなことありません! ……で、ですが、私が犯人だと思われてるかもしれません」
力強く否定したかと思えばシュンと小さくなりながら自分が疑われているかも、と口にする。
「だから夜に散歩をしてたら襲われた……って訳か」
「は、はい」
有り得なくはない話だろう。
でもルリと一緒に暮らしていたならルリの性格は分かるはずだ。
こんな気弱な子がみんなの貯蓄してあった食べ物に手を出すだろうか?
かと言ってルビィちゃんが食べたというのも考えづらい。
「結局誰が犯人なのかも分からず、ルリとルビィちゃんしか居なくなってしまったから迷宮入りになってしまったのか……」
「ご、ご飯は我慢出来るので大丈夫だったのですが、わ、私とおばあちゃんが疑われたのが一番辛かった、です」
涙ぐむルリを抱き寄せて、何度も頭を撫でる。
そして、笑顔になったルリはいつの間にか眠っていた。
俺も朝の自分と自分の身体によく言い聞かせて眠りについた。
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