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第3部 仇(あだ)
72:サマルカンド戦2 ホラズム軍議1
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人物紹介
ホラズム側
タガイ・カン:テルケン・カトンの弟。スルターンにとっては叔父。カンクリの王族。サマルカンド城代。
バリシュマス・カン、サルシグ・カン、ウラグ・カン、シャイフ・カン:サマルカンドの守将。カンクリ勢。
アルプ・エル・カン:サマルカンドの守将。マムルーク部隊を率いる。
人物紹介終了
その送り込んでおる間諜から、住民勢の会議――各街区の代表者により構成された――にて降伏が決定されたことを、そしてカーディー(イスラーム法の裁判官)とシャイフ・アル・イスラーム(際だって高名なムスリムに与えられる称号)に翌日にでもモンゴル軍に仲介に赴いてもらうことが決められたと聞くや、サマルカンド城代のタガイ・カンは先手を打った。部隊を発して、外城、内城の諸門とそこへ至る大通りを制圧した。
併せて住民勢力の代表者に伝令を送り、住民の諸門、大通りへの接近を禁じると共に、城外へ出ることは許さぬと伝えた。そしてこれらをなさんとする者については、命の保証はないものと想えと。ひるがえって街区内に留まるなら、危害は加えぬと。
同時に全部隊の隊長へ通達した。配下の兵が街区内に立ち入ること、及びそこに留まる住民勢に手を出すことを固く禁じると。そしてこれに背いた者は死刑に処すと。全ては住民によるモンゴル軍の引き入れ阻止と脱出路の確保のためであった。
その手配をなし終えた後に軍議を招集した。その間もずっとモンゴル軍の投石機による攻撃は続いており、すぐ北の城壁に当たる大石の轟音と地響きが、タガイの常駐するこの本丸まで轟き渡っておった。
既に日没の礼拝の時刻となっておったが、集ったのは本丸――都城のほぼ北端にある――の謁見の間であった。そのだだっ広さのゆえに、そしてスルターンがおらぬ以上そこを用いる者とておらぬゆえに、臨時の軍議の場とされておった。空席の玉座の見守る中、サマルカンドの守備を任された諸将は、地図の置かれたテーブルの周りに集い、立ったままで軍議に入った。
集った者の内で主だった者を挙げれば、カンクリ勢を率いるバリシュマス・カン、サルシグ・カン、ウラグ・カン、シャイフ・カンであり、スルターンのマムルーク部隊を率いるアルプ・エル・カン。そしてグール勢とカラジ勢の各々の指揮官であった。後二者はグール朝が滅びた後、ホラズムに併合された勢力である。そして、ブハーラーから逃げて来たグル・カン。
「このような良く知らぬ地で死ぬ気はない。母后のおるウルゲンチに戻れば良い。そこに軍勢を結集すべし」
タガイはまず率直にその内心を吐露することから始めた。この者がそれを美徳の一つと考えるゆえであった。サマルカンドを囲む大軍を見て、ここを捨てるしか我らに生きる道はないとの想いに既に至っておった。後はいつ行うかだけであった。
「オトラル城外に留め置いた者がその陥落を報せて来たのが数日前のこと。そのオトラルを攻めておった敵軍もやがて到着し、ここの攻囲に加わろう。その前にオトラルのイナルチュクから、ウルゲンチにての決戦に備えるために残る守備隊のほとんどを脱出させる、との連絡があったのがせめてもの救いである。
そして、ここ、サマルカンドの状況であるが、逃げた住民軍が戻って来なかったのは、逃げおおせたからだと我は考えておる。そして残っておった住民勢も降伏を決定したとつい先ほど報告を受けた」
熱弁の必要はなかった。事態の推移を説明するだけで、都城を捨てることに対する皆の同意をあっさりと得ることができた。続いて逃走軍の配置を決める議論となった。まずタガイが自ら率いるところのカンクリ主力は南門より出撃したいと主張した。ここが一番大きな門であるゆえ、大部隊たる自軍の出撃にはここしかないとして。
「南門より出ては、チンギスが最大部隊を率いて待ち構えておるところに、ほぼ正面から出ることになります。避けて東門から出られては如何でしょう」
年若いウラグが慎重な策を提案した。それに対してバリシュマスが
「そなたも住民軍が南門より出撃したのを目撃しておったろう。徒歩の住民軍でさえ試みたのだ。我らは騎兵であるぞ」
として斥けたので、それ以上反論する者はおらなかった。それで調子に乗ってという訳でもなかろうが、バリシュマスがどうやら予め腹に秘めておったらしい策を提案した。象部隊を出撃させ、モンゴル軍のかく乱を図ってはどうかと。
先に自らの主張を後押ししてくれたということもあって、タガイが支持に回り、他の者もあえてそれに反対しようとはしなかった。確かにその方が主力軍の逃走が容易になろうことは、誰の目にも明らかであったから。ただし同時に誰の頭にも疑問が浮かぶ。果たして誰がその危険な任務をなすのかと。
「それでは誰がそれを率いるか。我こそはと想う者は名乗り出て欲しい」
そうタガイがうながすと、
「タガイ・カンよ。余計な気を回すでない。そもそもわしがやるつもりだ」
とバリシュマスがさえぎる。
タガイは驚いてバリシュマスの方を見やり、そこまで認める気でそなたの提案を支持した訳ではないぞと目配せで伝えんとした。しかしそもそもこのバリシュマス、それに気付く、あるいは気付いたとしてもそれに配慮する繊細さは持ち合わせておらぬとみえる。
(ああ。そういえばこの御仁は)
そのことに改めて気付かされ、「若い者に譲られてはいかがですか」とはっきりと口に出して言った。六十近い自らと比べてさえ数年とはいえ年長者たるこの者の身を案じて、そう言ったのであったが。
「この齢だからこそよ。無理して生き延びる必要もなくなったわ。何より逃げるだけというのはしゃくに障る。あのチンギスとやらに、一泡吹かせてやらねば気が済まぬわ」とのたまう。
譲る積もりが全くないと悟り、タガイはもう一つ気になっておることを問うた。
「それでは率いる部隊の方はどうなさるお積もりか」
「無論、わしの部隊だ。わしが率いるのだから当然だろう。何より猛者ぞろいだぞ」
「それはなりますまい。下手をすると全滅ですぞ」
「何だと」
「そなた自身が死を覚悟の上ということはお聞きしました。ゆえに最早止めますまい。そしてそなたの配下の者たちが勇猛なのも知っております。お命じになれば、喜んで引き受けるでしょう」
「なら、何が問題だ」
不審といらだちを語調に込めて、バリシュマスはタガイをにらみつける。
「配下の妻子はどうなるのです。そなたの隊が全滅すれば、父も子もあるいは兄も弟も同時に亡くす者がたくさん出ることになります。戦の成り行き上、そのような悲劇が起こることは仕方ないでしょう。しかしそうなることが分かっておって、それに賛成することはできませぬ」
「ならばどうしろというのだ」
「志願兵をつのります」
「うむ」
バリシュマスはすっきりした表情は見せなかったが、それ以上持論に固執しなかった。言われてみれば、そのような目に会う妻子も、そしてこの任務に赴かざるを得ない配下も不憫に想えたのだろう。一際かわいがり、一際なじみの深い者たちである。
「ならば、その志願兵に我も加えていただこう」
初めて口を開いたグル・カンは、そう言ったきり、再び黙り込んだ。無論、我も含め、誰も異論を唱えようとする者はおらなかった。
ホラズム側
タガイ・カン:テルケン・カトンの弟。スルターンにとっては叔父。カンクリの王族。サマルカンド城代。
バリシュマス・カン、サルシグ・カン、ウラグ・カン、シャイフ・カン:サマルカンドの守将。カンクリ勢。
アルプ・エル・カン:サマルカンドの守将。マムルーク部隊を率いる。
人物紹介終了
その送り込んでおる間諜から、住民勢の会議――各街区の代表者により構成された――にて降伏が決定されたことを、そしてカーディー(イスラーム法の裁判官)とシャイフ・アル・イスラーム(際だって高名なムスリムに与えられる称号)に翌日にでもモンゴル軍に仲介に赴いてもらうことが決められたと聞くや、サマルカンド城代のタガイ・カンは先手を打った。部隊を発して、外城、内城の諸門とそこへ至る大通りを制圧した。
併せて住民勢力の代表者に伝令を送り、住民の諸門、大通りへの接近を禁じると共に、城外へ出ることは許さぬと伝えた。そしてこれらをなさんとする者については、命の保証はないものと想えと。ひるがえって街区内に留まるなら、危害は加えぬと。
同時に全部隊の隊長へ通達した。配下の兵が街区内に立ち入ること、及びそこに留まる住民勢に手を出すことを固く禁じると。そしてこれに背いた者は死刑に処すと。全ては住民によるモンゴル軍の引き入れ阻止と脱出路の確保のためであった。
その手配をなし終えた後に軍議を招集した。その間もずっとモンゴル軍の投石機による攻撃は続いており、すぐ北の城壁に当たる大石の轟音と地響きが、タガイの常駐するこの本丸まで轟き渡っておった。
既に日没の礼拝の時刻となっておったが、集ったのは本丸――都城のほぼ北端にある――の謁見の間であった。そのだだっ広さのゆえに、そしてスルターンがおらぬ以上そこを用いる者とておらぬゆえに、臨時の軍議の場とされておった。空席の玉座の見守る中、サマルカンドの守備を任された諸将は、地図の置かれたテーブルの周りに集い、立ったままで軍議に入った。
集った者の内で主だった者を挙げれば、カンクリ勢を率いるバリシュマス・カン、サルシグ・カン、ウラグ・カン、シャイフ・カンであり、スルターンのマムルーク部隊を率いるアルプ・エル・カン。そしてグール勢とカラジ勢の各々の指揮官であった。後二者はグール朝が滅びた後、ホラズムに併合された勢力である。そして、ブハーラーから逃げて来たグル・カン。
「このような良く知らぬ地で死ぬ気はない。母后のおるウルゲンチに戻れば良い。そこに軍勢を結集すべし」
タガイはまず率直にその内心を吐露することから始めた。この者がそれを美徳の一つと考えるゆえであった。サマルカンドを囲む大軍を見て、ここを捨てるしか我らに生きる道はないとの想いに既に至っておった。後はいつ行うかだけであった。
「オトラル城外に留め置いた者がその陥落を報せて来たのが数日前のこと。そのオトラルを攻めておった敵軍もやがて到着し、ここの攻囲に加わろう。その前にオトラルのイナルチュクから、ウルゲンチにての決戦に備えるために残る守備隊のほとんどを脱出させる、との連絡があったのがせめてもの救いである。
そして、ここ、サマルカンドの状況であるが、逃げた住民軍が戻って来なかったのは、逃げおおせたからだと我は考えておる。そして残っておった住民勢も降伏を決定したとつい先ほど報告を受けた」
熱弁の必要はなかった。事態の推移を説明するだけで、都城を捨てることに対する皆の同意をあっさりと得ることができた。続いて逃走軍の配置を決める議論となった。まずタガイが自ら率いるところのカンクリ主力は南門より出撃したいと主張した。ここが一番大きな門であるゆえ、大部隊たる自軍の出撃にはここしかないとして。
「南門より出ては、チンギスが最大部隊を率いて待ち構えておるところに、ほぼ正面から出ることになります。避けて東門から出られては如何でしょう」
年若いウラグが慎重な策を提案した。それに対してバリシュマスが
「そなたも住民軍が南門より出撃したのを目撃しておったろう。徒歩の住民軍でさえ試みたのだ。我らは騎兵であるぞ」
として斥けたので、それ以上反論する者はおらなかった。それで調子に乗ってという訳でもなかろうが、バリシュマスがどうやら予め腹に秘めておったらしい策を提案した。象部隊を出撃させ、モンゴル軍のかく乱を図ってはどうかと。
先に自らの主張を後押ししてくれたということもあって、タガイが支持に回り、他の者もあえてそれに反対しようとはしなかった。確かにその方が主力軍の逃走が容易になろうことは、誰の目にも明らかであったから。ただし同時に誰の頭にも疑問が浮かぶ。果たして誰がその危険な任務をなすのかと。
「それでは誰がそれを率いるか。我こそはと想う者は名乗り出て欲しい」
そうタガイがうながすと、
「タガイ・カンよ。余計な気を回すでない。そもそもわしがやるつもりだ」
とバリシュマスがさえぎる。
タガイは驚いてバリシュマスの方を見やり、そこまで認める気でそなたの提案を支持した訳ではないぞと目配せで伝えんとした。しかしそもそもこのバリシュマス、それに気付く、あるいは気付いたとしてもそれに配慮する繊細さは持ち合わせておらぬとみえる。
(ああ。そういえばこの御仁は)
そのことに改めて気付かされ、「若い者に譲られてはいかがですか」とはっきりと口に出して言った。六十近い自らと比べてさえ数年とはいえ年長者たるこの者の身を案じて、そう言ったのであったが。
「この齢だからこそよ。無理して生き延びる必要もなくなったわ。何より逃げるだけというのはしゃくに障る。あのチンギスとやらに、一泡吹かせてやらねば気が済まぬわ」とのたまう。
譲る積もりが全くないと悟り、タガイはもう一つ気になっておることを問うた。
「それでは率いる部隊の方はどうなさるお積もりか」
「無論、わしの部隊だ。わしが率いるのだから当然だろう。何より猛者ぞろいだぞ」
「それはなりますまい。下手をすると全滅ですぞ」
「何だと」
「そなた自身が死を覚悟の上ということはお聞きしました。ゆえに最早止めますまい。そしてそなたの配下の者たちが勇猛なのも知っております。お命じになれば、喜んで引き受けるでしょう」
「なら、何が問題だ」
不審といらだちを語調に込めて、バリシュマスはタガイをにらみつける。
「配下の妻子はどうなるのです。そなたの隊が全滅すれば、父も子もあるいは兄も弟も同時に亡くす者がたくさん出ることになります。戦の成り行き上、そのような悲劇が起こることは仕方ないでしょう。しかしそうなることが分かっておって、それに賛成することはできませぬ」
「ならばどうしろというのだ」
「志願兵をつのります」
「うむ」
バリシュマスはすっきりした表情は見せなかったが、それ以上持論に固執しなかった。言われてみれば、そのような目に会う妻子も、そしてこの任務に赴かざるを得ない配下も不憫に想えたのだろう。一際かわいがり、一際なじみの深い者たちである。
「ならば、その志願兵に我も加えていただこう」
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