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【2日目】
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「で?どうします。誰から吊りますか」
碓氷遼太が眼鏡を直し、どこか傲然とした口調で言った。
「初日だし、まず占い師が出るべきだろ」
野村忠司の発言に、碓氷遼太が「はっ」と小馬鹿にした笑いをもらす。
「何言ってんですか。今占い師出る意味ないでしょ」
「はーい。俺、占い師でーす」
ぴょこんと挙手した巳継は、端末を操作したかと思うと、
《日高巳継 占い師CO》
ホログラムの名前表示の横に《占い師CO》という文字がつけ加えられ、文字の背景がブルーになった。
ちなみに、ほかの人は白地に黒文字だった。
『日高巳継さんが、占い師としてカミングアウトされました。カミングアウトはお手元の端末で行うことができます。またカミングアウトされた方の役職を、それぞれの端末で確認することができます』
ゲームマスターが告げる。
確かに端末を見ると、そちらも日高巳継のアイコンの横に《占い師CO》とあり、背景がブルーになっている。
名札のホログラムと端末、双方が連動して確認できるようだ。
『青が占い師、赤が霊媒師、黄色が騎士となります。カミングアウトは一つの役職につき、何名でも可能です。ゲームの最中、カミングアウトの役職を変更することも可能です』
「ご丁寧にどうも」
皮肉な口調で碓氷遼太が礼を述べた。
「対抗は?いないの?」
のんが言って円卓を見回したが、ほかに占い師だと申し出る者はいなかった。
《対抗》っていうのは、今みたいに占い師だってカミングアウトした人がいて、それに対して『いや違う、自分こそ本物の占い師だ』ってカミングアウトすること。
占い師、霊媒師、騎士という役職に複数の人間がつくことはあり得ないから、対抗が出た場合はいずれかが本物で残りは偽物ということになる。
碓氷遼太が眼鏡を直し、どこか傲然とした口調で言った。
「初日だし、まず占い師が出るべきだろ」
野村忠司の発言に、碓氷遼太が「はっ」と小馬鹿にした笑いをもらす。
「何言ってんですか。今占い師出る意味ないでしょ」
「はーい。俺、占い師でーす」
ぴょこんと挙手した巳継は、端末を操作したかと思うと、
《日高巳継 占い師CO》
ホログラムの名前表示の横に《占い師CO》という文字がつけ加えられ、文字の背景がブルーになった。
ちなみに、ほかの人は白地に黒文字だった。
『日高巳継さんが、占い師としてカミングアウトされました。カミングアウトはお手元の端末で行うことができます。またカミングアウトされた方の役職を、それぞれの端末で確認することができます』
ゲームマスターが告げる。
確かに端末を見ると、そちらも日高巳継のアイコンの横に《占い師CO》とあり、背景がブルーになっている。
名札のホログラムと端末、双方が連動して確認できるようだ。
『青が占い師、赤が霊媒師、黄色が騎士となります。カミングアウトは一つの役職につき、何名でも可能です。ゲームの最中、カミングアウトの役職を変更することも可能です』
「ご丁寧にどうも」
皮肉な口調で碓氷遼太が礼を述べた。
「対抗は?いないの?」
のんが言って円卓を見回したが、ほかに占い師だと申し出る者はいなかった。
《対抗》っていうのは、今みたいに占い師だってカミングアウトした人がいて、それに対して『いや違う、自分こそ本物の占い師だ』ってカミングアウトすること。
占い師、霊媒師、騎士という役職に複数の人間がつくことはあり得ないから、対抗が出た場合はいずれかが本物で残りは偽物ということになる。
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