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目を覚ますと私は自分の部屋のベッドだった。やっぱり今のは夢だったんだ。そうに違いない。いくらなんでも話がぶっ飛びすぎてたし。
時計を見ると、時刻は午前六時半。 いつもの起床時間だった。ベッドから出て顔を洗い髪の毛も整えて制服に着替える。 そこで私はふと思い出した。
「裸足じゃないとダメなんだっけ?」
女神様の条件の一つである、靴と靴下の着用を禁止するというもの。 私は魔法少女になると同時に裸足の生活を強いられていたのだ。
「まぁ、夢だから関係ないか」
後は、靴下を履いて着替えは終わり。さて靴下を…って、あれ? 靴下が一足もない。全身から血の気が引くのがわかった。まさかと思い、玄関に行ってみる。
「ない。やっぱりないよ。私の靴だけ全部なくなってる!」
あれは夢ではなかったのかもしれない。少しずつ実感してくる。
「あれ?でも、お母さんの靴は残ってる。履いてみよう」
私は、お母さんのサンダルに足を通した。その瞬間、
「きゃっ!うぐぅ~」
足元から今まで体験した事の無いような、電気が身体を伝ってきた。靴が履けなくなってる。やっぱり夢なんかじゃなかった。
私は電気で少し赤くなった自分の素足を見る。
「裸足で行くしか無いのかなぁ。恥ずかしいよ」
そして私は裸足で家を出た。
この一歩が私の壮絶な魔法少女の人生の幕開けだった。
時計を見ると、時刻は午前六時半。 いつもの起床時間だった。ベッドから出て顔を洗い髪の毛も整えて制服に着替える。 そこで私はふと思い出した。
「裸足じゃないとダメなんだっけ?」
女神様の条件の一つである、靴と靴下の着用を禁止するというもの。 私は魔法少女になると同時に裸足の生活を強いられていたのだ。
「まぁ、夢だから関係ないか」
後は、靴下を履いて着替えは終わり。さて靴下を…って、あれ? 靴下が一足もない。全身から血の気が引くのがわかった。まさかと思い、玄関に行ってみる。
「ない。やっぱりないよ。私の靴だけ全部なくなってる!」
あれは夢ではなかったのかもしれない。少しずつ実感してくる。
「あれ?でも、お母さんの靴は残ってる。履いてみよう」
私は、お母さんのサンダルに足を通した。その瞬間、
「きゃっ!うぐぅ~」
足元から今まで体験した事の無いような、電気が身体を伝ってきた。靴が履けなくなってる。やっぱり夢なんかじゃなかった。
私は電気で少し赤くなった自分の素足を見る。
「裸足で行くしか無いのかなぁ。恥ずかしいよ」
そして私は裸足で家を出た。
この一歩が私の壮絶な魔法少女の人生の幕開けだった。
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