14 / 37
4-2 憧れだけでよかった(ラザレス視点)
しおりを挟む
「――ああ、すまない」
ラザレスは困惑をひた隠し、咄嗟に笑顔を取り繕う。
ブレンダと件の従騎士に共通項なんてないのに、なにかしらのつながりを見つけずにいられない。彼女が拾い上げたのが、あの時の優勝メダルだったとしたら。
「そういえば、人伝に聞いたんだが」
後宮の庭先で丸焼きにした鶏肉を食むブレンダを思い浮かべ、ラザレスはスタンレーに投げかけた。あの時は彼女の言い分に納得したものの、改めて考えると違和感しかない。
「アーカスターの女はみんな、自分で狩りができるのか?」
神妙な顔で問いかけるラザレスに対し、スタンレーは「は?」と眉間にしわを寄せた。
「なに言ってるんです?」
「敵襲があっても自活できるよう、狩りの方法を領民に教えてるんだろ?」
「意味が分かりません」
「えー……」
にべもない応酬に、ラザレスは言葉を詰まらせた。いずれも数日前、ブレンダから聞いた情報だ。
やはり嘘をつかれたのだろうか――当時の記憶を反芻しながら考えあぐねていると、スタンレーは「ああ、でも」と言葉を付け足した。
「野営中の兵士は投石で鳥を獲ったりしますよ。兵糧は用意しているのですが、足りない者もいるらしく」
焼いて食べると美味いらしいです。不愛想に続ける大男に、ラザレスは思わず息を飲む。
庭先で肉を食むブレンダの姿が脳裏をよぎる。その姿はまさに、野営中の兵士のそれだ。
伯爵令嬢にしては短すぎる髪といい、年頃の少女にしては筋肉質な肉体といい、思い当たる節が多すぎる。そしてなにより、五年前に出会った従騎士と瓜二つのオリーブの瞳――。
「まさか……」
誰に聞かせるでもなくつぶやき、ラザレスは口元に手を当てた。訝しげなスタンレーの視線に気付き、顔を上げる。
「きっと、その兵士の話に尾ひれがついて俺の耳に届いたんだな。変な話をしてすまない」
笑顔を取り繕い、相槌を打った。疑心を気取られないよう、細心の注意を払いながら言葉を続ける。
ブレンダの正体が五年前の従騎士だという確証は得られたが、その素性は分からない。恐らくはタウンゼント家に所縁ある騎士のはずだが。本当は令嬢ではなく、女剣士なのだろう。
「話は変わるが、ご令息が亡くなったらしいな」
さらなる情報を引き出すべく、ラザレスは憂いのある口調で切り出した。スタンレーに負けず劣らずの剣豪だと聞くが、没するまで素性が謎のままだった。もちろん、面識はない。その徹底した秘密主義がここにきて引っかかる。
「まさか、愚息を気にかけていただけるとは」
スタンレーは恐縮したかのように目線を下げ、低い声でつぶやいた。
憮然とした相貌に光る黄褐色の瞳を一瞥し、ラザレスは応酬する。
「面識はないが、貴殿に負けず劣らずの豪傑だったんだろう? 小柄で、オリーブ色の瞳が特徴的な青年だったと聞いている」
故人を偲ぶ素振りで、ラザレスは天を仰いだ。涼しい顔をしてカマを掛けるも、こぶしは手汗で濡れている。
小柄で、オリーブ色の瞳――これらの特徴は五年前の従騎士と同じだ。もちろん、ブレンダ嬢にも一致する。彼女はスタンレーの息子が死んだタイミングで、後宮へやってきた。
当時はそこまで気が回らなかったが、改めて考えるときな臭い。その様はまるで、嫡男の死を偽装しているかのようだ。生真面目なスタンレーに隠し子がいたというのも不自然だし、都合が良すぎる。
――まさか、同一人物……?
耳底から声がして、ラザレスは人知れずまなじりを決した。
優秀な跡取り息子として名高いブレアが、実は女だったとしたら。これまでは性別を隠して騎士を続けてきたものの、Ω性の発覚を機に後宮に入ることを決断したのなら。
馬鹿げた考えだと我ながら思う。しかし、そう考えると辻褄が合うのもまた事実。
辺境伯の子息であるにもかかわらず、生前のブレアは社交の場を極端に嫌ったと聞く。今思えば、女であることを気取られまいとしていたのだろう。ブレンダ嬢の小柄な体躯と童顔を思い出し、男を自称するのは難しそうだと声には出さず独りごちる。
女の剣士も一応は存在はするが、名だたる騎士は全員が男性だ。
ましてや、あの名門・タウンゼント家の跡取りが女だと知れたら、反発する者は多いだろう。そうした事態を避けるべく、ブレアは男として振舞っていたのかもしれない。
男女の性はある程度誤魔化しが効いても、Ωの性は誤魔化しきれない。戦場で発情して周囲の雄を焚きつければ最後、大混乱に陥ることは想像がつく。
そうした事情により、騎士を辞するに至ったのだとしたら。
名家の騎士がΩ性による引退を表明しては周囲に示しがつかないため、死を偽装することで別人になりすました。あり得そうな筋書きだ。
そこまで考え、ラザレスは目の前の大男に視線を戻した。スタンレーは遠くを眺め、嘆息する。
「もったいなきお言葉、痛み入ります」
そう言って、彼は訓練場を後にした。豆粒ほどになった背を見つめ、ラザレスは口に溜まった唾液を飲み込む。
――否定しなかった。嫡男が小柄であることも、オリーブの目をしていることも。
頭のなかで先ほどのやり取りを反芻し、独りごちる。とうとう、ブレンダ嬢の素性をつかんだのだ。
その正体は一介の令嬢などではない。
五年もの間、ずっと再戦を夢見てきた『あの時の従騎士』だ。そして真の姿は、死んだとされるタウンゼントの嫡男――ブレア・ウィズレー・タウンゼント=アーカスター。
ラザレスは震える手に目を落とし、こぶしを開いて手のひらを見つめた。五年前から今日に至るまでの記憶が、走馬灯のようによみがえる。
初めて剣を交えて衝撃を受けたこと、誰もいない控室で互いの劣等感を打ち明けたこと、友達になりたくて優勝のメダルを渡したこと――。
本当は対等な友情を結びたかったが、立場の違いから諦めた。
それでも、あの時感じた輝きは色褪せない。彼のなかに見出した『強さ』は、王者としてヴェリオに君臨するラザレスの目標であり、よすがでもあった。
自ずと呼吸が荒くなっていることに気付き、ラザレスは我に返った。手にした木製の剣を足元に投げつけ、すぐそばの武器庫に向かう。
数日前に抱いたΩの感触が、生々しくよみがえる。その正体が、長年憧れ続けてきた『あの時の従騎士』だなんて、いったい誰が予想できよう。
Ωとなった以上、ブレアは騎士を続けることができない。後宮に入り、ラザレスの子を産むために飼い殺しにされる運命だ。
城の一部とは思えないほど粗末な部屋で、死ぬまで自分に犯され続ける。当然、拒否権などはない。
他でもないラザレス本人が、彼女を凌辱するのだ。αの本能に突き動かされるまま、騎士の誇りを捨てて。
近衛兵が使う帯剣を二本持ち出し、ラザレスは後宮へ歩みを進めた。
怒り、悔しさ、興奮――そのどれでもない感情が全身を駆け巡り、居ても立ってもいられなくなる。
――俺はいったい、なにに憤っているのだろう。
冷たい声が頭に響いた。ラザレスは燭台を手に隠し通路を進み、舌打ちをする。
自分でもよく分からなかった。胸の内でとぐろを巻く怪物が、感情の捌け口を探しているのだ。
怒り、悔しさ、興奮、劣情――そのどれにも当てはまる感情が、この身を暗い炎で焼き焦がす。
ラザレスは困惑をひた隠し、咄嗟に笑顔を取り繕う。
ブレンダと件の従騎士に共通項なんてないのに、なにかしらのつながりを見つけずにいられない。彼女が拾い上げたのが、あの時の優勝メダルだったとしたら。
「そういえば、人伝に聞いたんだが」
後宮の庭先で丸焼きにした鶏肉を食むブレンダを思い浮かべ、ラザレスはスタンレーに投げかけた。あの時は彼女の言い分に納得したものの、改めて考えると違和感しかない。
「アーカスターの女はみんな、自分で狩りができるのか?」
神妙な顔で問いかけるラザレスに対し、スタンレーは「は?」と眉間にしわを寄せた。
「なに言ってるんです?」
「敵襲があっても自活できるよう、狩りの方法を領民に教えてるんだろ?」
「意味が分かりません」
「えー……」
にべもない応酬に、ラザレスは言葉を詰まらせた。いずれも数日前、ブレンダから聞いた情報だ。
やはり嘘をつかれたのだろうか――当時の記憶を反芻しながら考えあぐねていると、スタンレーは「ああ、でも」と言葉を付け足した。
「野営中の兵士は投石で鳥を獲ったりしますよ。兵糧は用意しているのですが、足りない者もいるらしく」
焼いて食べると美味いらしいです。不愛想に続ける大男に、ラザレスは思わず息を飲む。
庭先で肉を食むブレンダの姿が脳裏をよぎる。その姿はまさに、野営中の兵士のそれだ。
伯爵令嬢にしては短すぎる髪といい、年頃の少女にしては筋肉質な肉体といい、思い当たる節が多すぎる。そしてなにより、五年前に出会った従騎士と瓜二つのオリーブの瞳――。
「まさか……」
誰に聞かせるでもなくつぶやき、ラザレスは口元に手を当てた。訝しげなスタンレーの視線に気付き、顔を上げる。
「きっと、その兵士の話に尾ひれがついて俺の耳に届いたんだな。変な話をしてすまない」
笑顔を取り繕い、相槌を打った。疑心を気取られないよう、細心の注意を払いながら言葉を続ける。
ブレンダの正体が五年前の従騎士だという確証は得られたが、その素性は分からない。恐らくはタウンゼント家に所縁ある騎士のはずだが。本当は令嬢ではなく、女剣士なのだろう。
「話は変わるが、ご令息が亡くなったらしいな」
さらなる情報を引き出すべく、ラザレスは憂いのある口調で切り出した。スタンレーに負けず劣らずの剣豪だと聞くが、没するまで素性が謎のままだった。もちろん、面識はない。その徹底した秘密主義がここにきて引っかかる。
「まさか、愚息を気にかけていただけるとは」
スタンレーは恐縮したかのように目線を下げ、低い声でつぶやいた。
憮然とした相貌に光る黄褐色の瞳を一瞥し、ラザレスは応酬する。
「面識はないが、貴殿に負けず劣らずの豪傑だったんだろう? 小柄で、オリーブ色の瞳が特徴的な青年だったと聞いている」
故人を偲ぶ素振りで、ラザレスは天を仰いだ。涼しい顔をしてカマを掛けるも、こぶしは手汗で濡れている。
小柄で、オリーブ色の瞳――これらの特徴は五年前の従騎士と同じだ。もちろん、ブレンダ嬢にも一致する。彼女はスタンレーの息子が死んだタイミングで、後宮へやってきた。
当時はそこまで気が回らなかったが、改めて考えるときな臭い。その様はまるで、嫡男の死を偽装しているかのようだ。生真面目なスタンレーに隠し子がいたというのも不自然だし、都合が良すぎる。
――まさか、同一人物……?
耳底から声がして、ラザレスは人知れずまなじりを決した。
優秀な跡取り息子として名高いブレアが、実は女だったとしたら。これまでは性別を隠して騎士を続けてきたものの、Ω性の発覚を機に後宮に入ることを決断したのなら。
馬鹿げた考えだと我ながら思う。しかし、そう考えると辻褄が合うのもまた事実。
辺境伯の子息であるにもかかわらず、生前のブレアは社交の場を極端に嫌ったと聞く。今思えば、女であることを気取られまいとしていたのだろう。ブレンダ嬢の小柄な体躯と童顔を思い出し、男を自称するのは難しそうだと声には出さず独りごちる。
女の剣士も一応は存在はするが、名だたる騎士は全員が男性だ。
ましてや、あの名門・タウンゼント家の跡取りが女だと知れたら、反発する者は多いだろう。そうした事態を避けるべく、ブレアは男として振舞っていたのかもしれない。
男女の性はある程度誤魔化しが効いても、Ωの性は誤魔化しきれない。戦場で発情して周囲の雄を焚きつければ最後、大混乱に陥ることは想像がつく。
そうした事情により、騎士を辞するに至ったのだとしたら。
名家の騎士がΩ性による引退を表明しては周囲に示しがつかないため、死を偽装することで別人になりすました。あり得そうな筋書きだ。
そこまで考え、ラザレスは目の前の大男に視線を戻した。スタンレーは遠くを眺め、嘆息する。
「もったいなきお言葉、痛み入ります」
そう言って、彼は訓練場を後にした。豆粒ほどになった背を見つめ、ラザレスは口に溜まった唾液を飲み込む。
――否定しなかった。嫡男が小柄であることも、オリーブの目をしていることも。
頭のなかで先ほどのやり取りを反芻し、独りごちる。とうとう、ブレンダ嬢の素性をつかんだのだ。
その正体は一介の令嬢などではない。
五年もの間、ずっと再戦を夢見てきた『あの時の従騎士』だ。そして真の姿は、死んだとされるタウンゼントの嫡男――ブレア・ウィズレー・タウンゼント=アーカスター。
ラザレスは震える手に目を落とし、こぶしを開いて手のひらを見つめた。五年前から今日に至るまでの記憶が、走馬灯のようによみがえる。
初めて剣を交えて衝撃を受けたこと、誰もいない控室で互いの劣等感を打ち明けたこと、友達になりたくて優勝のメダルを渡したこと――。
本当は対等な友情を結びたかったが、立場の違いから諦めた。
それでも、あの時感じた輝きは色褪せない。彼のなかに見出した『強さ』は、王者としてヴェリオに君臨するラザレスの目標であり、よすがでもあった。
自ずと呼吸が荒くなっていることに気付き、ラザレスは我に返った。手にした木製の剣を足元に投げつけ、すぐそばの武器庫に向かう。
数日前に抱いたΩの感触が、生々しくよみがえる。その正体が、長年憧れ続けてきた『あの時の従騎士』だなんて、いったい誰が予想できよう。
Ωとなった以上、ブレアは騎士を続けることができない。後宮に入り、ラザレスの子を産むために飼い殺しにされる運命だ。
城の一部とは思えないほど粗末な部屋で、死ぬまで自分に犯され続ける。当然、拒否権などはない。
他でもないラザレス本人が、彼女を凌辱するのだ。αの本能に突き動かされるまま、騎士の誇りを捨てて。
近衛兵が使う帯剣を二本持ち出し、ラザレスは後宮へ歩みを進めた。
怒り、悔しさ、興奮――そのどれでもない感情が全身を駆け巡り、居ても立ってもいられなくなる。
――俺はいったい、なにに憤っているのだろう。
冷たい声が頭に響いた。ラザレスは燭台を手に隠し通路を進み、舌打ちをする。
自分でもよく分からなかった。胸の内でとぐろを巻く怪物が、感情の捌け口を探しているのだ。
怒り、悔しさ、興奮、劣情――そのどれにも当てはまる感情が、この身を暗い炎で焼き焦がす。
13
お気に入りに追加
75
あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
責任を取らなくていいので溺愛しないでください
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
漆黒騎士団の女騎士であるシャンテルは任務の途中で一人の男にまんまと美味しくいただかれてしまった。どうやらその男は以前から彼女を狙っていたらしい。
だが任務のため、そんなことにはお構いなしのシャンテル。むしろ邪魔。その男から逃げながら任務をこなす日々。だが、その男の正体に気づいたとき――。
※2023.6.14:アルファポリスノーチェブックスより書籍化されました。
※ノーチェ作品の何かをレンタルしますと特別番外編(鍵付き)がお読みいただけます。

一途なエリート騎士の指先はご多忙。もはや暴走は時間の問題か?
はなまる
恋愛
シエルは20歳。父ルドルフはセルベーラ国の国王の弟だ。17歳の時に婚約するが誤解を受けて婚約破棄された。以来結婚になど目もくれず父の仕事を手伝って来た。
ところが2か月前国王が急死してしまう。国王の息子はまだ12歳でシエルの父が急きょ国王の代理をすることになる。ここ数年天候不順が続いてセルベーラ国の食糧事情は危うかった。
そこで隣国のオーランド国から作物を輸入する取り決めをする。だが、オーランド国の皇帝は無類の女好きで王族の女性を一人側妃に迎えたいと申し出た。
国王にも王女は3人ほどいたのだが、こちらもまだ一番上が14歳。とても側妃になど行かせられないとシエルに白羽の矢が立った。シエルは国のためならと思い腰を上げる。
そこに護衛兵として同行を申し出た騎士団に所属するボルク。彼は小さいころからの知り合いで仲のいい友達でもあった。互いに気心が知れた中でシエルは彼の事を好いていた。
彼には面白い癖があってイライラしたり怒ると親指と人差し指を擦り合わせる。うれしいと親指と中指を擦り合わせ、照れたり、言いにくい事があるときは親指と薬指を擦り合わせるのだ。だからボルクが怒っているとすぐにわかる。
そんな彼がシエルに同行したいと申し出た時彼は怒っていた。それはこんな話に怒っていたのだった。そして同行できる事になると喜んだ。シエルの心は一瞬にしてざわめく。
隣国の例え側妃といえども皇帝の妻となる身の自分がこんな気持ちになってはいけないと自分を叱咤するが道中色々なことが起こるうちにふたりは仲は急接近していく…
この話は全てフィクションです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
腹黒宰相との白い結婚
黎
恋愛
大嫌いな腹黒宰相ロイドと結婚する羽目になったランメリアは、条件をつきつけた――これは白い結婚であること。代わりに側妻を娶るも愛人を作るも好きにすればいい。そう決めたはずだったのだが、なぜか、周囲が全力で溝を埋めてくる。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる