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3-2 再会と邂逅(ラザレス視点)
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――いや、さすがに悪く考えすぎか。
ヘイスティングを一瞥し、ラザレスは小さくため息をついた。幼い頃から面倒をみてくれているのだ。悪気はないと信じたい。そんなことを考えつつ、ラザレスは初老の男に向き直った。
「心配せずとも、Ωの娘は手配してある。じき、後宮に到着するはずだ」
「なんですって!?」
ヘイスティングは中身がこぼれそうなほど目を見開き、甲走った声を上げた。矢継ぎ早に飛んでくる質問の数々に嫌気が差しながらも、ラザレスは老父を軽くいさめる。
「驚くのも無理はない。しかし、もう決まったことだ」
「なにが『決まったこと』です!? 私の許可もなく殿下をたぶらかすだなんて、いったいどこの馬の骨ですか!? 厳重に事情聴取をしなければ!」
「よせ。この俺が納得したうえで受け入れたんだ。それに、後宮やΩの詳細は機密事項のはずだろ? たとえ貴公であっても、口外する気はない」
ラザレスは恬とした態度を崩さず、ヘイスティングを突き放した。その振る舞いが意に反したのか、彼は顔を赤くしたり青くしたりしている。
「そんな……。私を裏切ったのですね、殿下」
「なぜそうなる」
「あり得ません……! これまで忠義を尽くしたにもかかわらず、なにも相談なくお決めになるなど……!」
「もう子どもじゃないんだ。自分の後宮くらい、自分で決めるさ」
わなわなと肩を震わせる臣下に背を向け、ラザレスはため息交じりに訓練場を後にした。お門違いな怒りを向ける臣下に、匙を投げる格好だ。
そろそろ到着したであろうΩに会うべく、城内に隠された後宮へと歩みを進める。そのかたわら、ひと月前のやり取りが脳裏をよぎった。
アーカスターの軍神と名高いタウンゼント家領主・スタンレーから、Ωの娘を薦められたのはつい先月。いまだ紛争の絶えない辺境の戦況報告をさせるべく、城に呼び出した時のことだ。
◇
「――実は、愚女を後宮のΩとして貰って頂きたく……」
訓練用の木剣をラザレスの首筋にあてがい、スタンレーは地鳴りのような声で切り出した。
戦況の報告を終え、ついでに剣の稽古に付き合ってもらっていた時分だ。圧倒的な実力差にまるで歯が立たず、あっという間に急所を取られた。
向こうに悪気がないのは分かっているが、このタイミングで言われると、脅されているような気分になってくる。
「娘、いたのか。タウンゼント卿」
ラザレスは両手を挙げて降参のポーズを取りながら、目の前の大男を仰ぎ見た。
この五年間で剣の腕を上げた結果、自分を降せるのはとうとう『アーカスターの軍神』だけになってしまった。体の造りそのものが違い過ぎて、もはや別の生き物なのではないかとすら思ってしまう。
「恥ずかしながら、嫡子ではございません。歳は十九、名をブレンダといいます」
剣を下ろし、スタンレーはその場にひざまずいた。
――首を垂れてもこの長身……。
あまりの偉丈夫っぷりに気圧されつつ、ラザレスは肩で息をしながら「そうか」と相槌を打った。久しぶりに本気で剣を振るったこともあり、普段よりも機嫌がいい。
「構わんぞ。貴殿の血を引いた子となれば、ヴェリオの軍神に育つだろう」
額に浮いた汗を拭い、ラザレスはあっけらかんと破顔した。
後宮は秘密の存在だからこそ、ラザレス自身の裁量で決定できる。いちいち臣下に確認していたのでは、秘密もへったくれもないからだ。
思いもよらない快諾に驚いたのか、スタンレーは弾かれたように顔を上げた。普段は鷹のように鋭い目も、この時ばかりはまん丸に見開かれている。
「よろしいのですか、そんなあっさり……」
「いずれにせよ、世継ぎは必要だ」
呆気に取られるスタンレーを尻目に、ラザレスは天を仰いだ。
雲ひとつない晴れ渡った空――無限に続く目の冴えるような青色は、五年前に闘技場で目にしたものと酷似している。
無理を言って参加した武道大会で、ラザレスは小柄な従騎士と対峙した。素性を隠すべく甲冑で全身を覆っていたため、所属はおろか名前も知らない。
プレートアーマーで全身を覆っていても分かるその小ささに、ラザレスは自身の勝利を確信していた。
実力者のみが残された三回戦とはいえ、この体格差を覆すのは至難だ。しかし、その小さな体から繰り出される剣術に、彼はすぐさま考えを改めさせられる。
これこそ、自分が追い求める『強さ』なのではないか――名前も知らない従騎士の剣戟に圧倒されつつ、ラザレスは確信した。
そう思えば思うほど、『彼』のことが知りたくて、どんどん躍起になっていった。
結局、五年経った今でも『彼』の消息はつかめていない。ひざまずく大男を一瞥し、ラザレスは声には出さず独りごちる。
スタンレーの太刀筋は、あの従騎士のそれとわずかに似ていた。
ひょっとしたら件の剣士は、「アーカスターの軍神」に剣の指導を受けたのかもしれない。由緒正しい騎士の家系であるタウンゼント家なら、抱える師弟の数は膨大だろう。とはいえ、ないよりはましな手がかりだ。
顔を上げるようスタンレーに呼びかけ、ラザレスはΩの受け入れについて話を進めた。
Ωを引き取ったところで、手掛かりがつかめるとは思えない。なんせ五年も前の出来事だ。戦死している可能性だってある。
頭では理解しているはずなのに、諦めることができなかった。今さら再会したところで、どうするわけでもないだろうに。
スタンレーとのやり取りを振り返り、ラザレスは祖父から教えられた隠し通路に身を投じた。オルレイユの文化が色濃く反映されたこの城には、数多くのからくりが施されている。
他国の建造物をそのまま利用しているため、仕掛けの存在を知る者は少ない。ラザレス自身、こうした通路は亡き祖父から教えられた。二十年以上前の戦争で焼失したのか、設計図の類が残ってないのだ。
ランタン片手に常闇の小径を突き進み、最奥に眠る小部屋を目指す。
αに囲まれて生きてきたラザレスにとって、Ωはおとぎ話の生き物のような存在だ。αを誘惑する悪しき存在として、周囲の大人たちが徹底的に排除していたというのもある。
そうした未知の存在と体を重ね、契りを結ぶのだ。その事実が、いまだ信じられない。
謎に包まれた存在であるΩと、五年前に抱いた憧憬。
独立した感情が複雑に折り重なり、ラザレスは眉間にしわを寄せた。
ヘイスティングを一瞥し、ラザレスは小さくため息をついた。幼い頃から面倒をみてくれているのだ。悪気はないと信じたい。そんなことを考えつつ、ラザレスは初老の男に向き直った。
「心配せずとも、Ωの娘は手配してある。じき、後宮に到着するはずだ」
「なんですって!?」
ヘイスティングは中身がこぼれそうなほど目を見開き、甲走った声を上げた。矢継ぎ早に飛んでくる質問の数々に嫌気が差しながらも、ラザレスは老父を軽くいさめる。
「驚くのも無理はない。しかし、もう決まったことだ」
「なにが『決まったこと』です!? 私の許可もなく殿下をたぶらかすだなんて、いったいどこの馬の骨ですか!? 厳重に事情聴取をしなければ!」
「よせ。この俺が納得したうえで受け入れたんだ。それに、後宮やΩの詳細は機密事項のはずだろ? たとえ貴公であっても、口外する気はない」
ラザレスは恬とした態度を崩さず、ヘイスティングを突き放した。その振る舞いが意に反したのか、彼は顔を赤くしたり青くしたりしている。
「そんな……。私を裏切ったのですね、殿下」
「なぜそうなる」
「あり得ません……! これまで忠義を尽くしたにもかかわらず、なにも相談なくお決めになるなど……!」
「もう子どもじゃないんだ。自分の後宮くらい、自分で決めるさ」
わなわなと肩を震わせる臣下に背を向け、ラザレスはため息交じりに訓練場を後にした。お門違いな怒りを向ける臣下に、匙を投げる格好だ。
そろそろ到着したであろうΩに会うべく、城内に隠された後宮へと歩みを進める。そのかたわら、ひと月前のやり取りが脳裏をよぎった。
アーカスターの軍神と名高いタウンゼント家領主・スタンレーから、Ωの娘を薦められたのはつい先月。いまだ紛争の絶えない辺境の戦況報告をさせるべく、城に呼び出した時のことだ。
◇
「――実は、愚女を後宮のΩとして貰って頂きたく……」
訓練用の木剣をラザレスの首筋にあてがい、スタンレーは地鳴りのような声で切り出した。
戦況の報告を終え、ついでに剣の稽古に付き合ってもらっていた時分だ。圧倒的な実力差にまるで歯が立たず、あっという間に急所を取られた。
向こうに悪気がないのは分かっているが、このタイミングで言われると、脅されているような気分になってくる。
「娘、いたのか。タウンゼント卿」
ラザレスは両手を挙げて降参のポーズを取りながら、目の前の大男を仰ぎ見た。
この五年間で剣の腕を上げた結果、自分を降せるのはとうとう『アーカスターの軍神』だけになってしまった。体の造りそのものが違い過ぎて、もはや別の生き物なのではないかとすら思ってしまう。
「恥ずかしながら、嫡子ではございません。歳は十九、名をブレンダといいます」
剣を下ろし、スタンレーはその場にひざまずいた。
――首を垂れてもこの長身……。
あまりの偉丈夫っぷりに気圧されつつ、ラザレスは肩で息をしながら「そうか」と相槌を打った。久しぶりに本気で剣を振るったこともあり、普段よりも機嫌がいい。
「構わんぞ。貴殿の血を引いた子となれば、ヴェリオの軍神に育つだろう」
額に浮いた汗を拭い、ラザレスはあっけらかんと破顔した。
後宮は秘密の存在だからこそ、ラザレス自身の裁量で決定できる。いちいち臣下に確認していたのでは、秘密もへったくれもないからだ。
思いもよらない快諾に驚いたのか、スタンレーは弾かれたように顔を上げた。普段は鷹のように鋭い目も、この時ばかりはまん丸に見開かれている。
「よろしいのですか、そんなあっさり……」
「いずれにせよ、世継ぎは必要だ」
呆気に取られるスタンレーを尻目に、ラザレスは天を仰いだ。
雲ひとつない晴れ渡った空――無限に続く目の冴えるような青色は、五年前に闘技場で目にしたものと酷似している。
無理を言って参加した武道大会で、ラザレスは小柄な従騎士と対峙した。素性を隠すべく甲冑で全身を覆っていたため、所属はおろか名前も知らない。
プレートアーマーで全身を覆っていても分かるその小ささに、ラザレスは自身の勝利を確信していた。
実力者のみが残された三回戦とはいえ、この体格差を覆すのは至難だ。しかし、その小さな体から繰り出される剣術に、彼はすぐさま考えを改めさせられる。
これこそ、自分が追い求める『強さ』なのではないか――名前も知らない従騎士の剣戟に圧倒されつつ、ラザレスは確信した。
そう思えば思うほど、『彼』のことが知りたくて、どんどん躍起になっていった。
結局、五年経った今でも『彼』の消息はつかめていない。ひざまずく大男を一瞥し、ラザレスは声には出さず独りごちる。
スタンレーの太刀筋は、あの従騎士のそれとわずかに似ていた。
ひょっとしたら件の剣士は、「アーカスターの軍神」に剣の指導を受けたのかもしれない。由緒正しい騎士の家系であるタウンゼント家なら、抱える師弟の数は膨大だろう。とはいえ、ないよりはましな手がかりだ。
顔を上げるようスタンレーに呼びかけ、ラザレスはΩの受け入れについて話を進めた。
Ωを引き取ったところで、手掛かりがつかめるとは思えない。なんせ五年も前の出来事だ。戦死している可能性だってある。
頭では理解しているはずなのに、諦めることができなかった。今さら再会したところで、どうするわけでもないだろうに。
スタンレーとのやり取りを振り返り、ラザレスは祖父から教えられた隠し通路に身を投じた。オルレイユの文化が色濃く反映されたこの城には、数多くのからくりが施されている。
他国の建造物をそのまま利用しているため、仕掛けの存在を知る者は少ない。ラザレス自身、こうした通路は亡き祖父から教えられた。二十年以上前の戦争で焼失したのか、設計図の類が残ってないのだ。
ランタン片手に常闇の小径を突き進み、最奥に眠る小部屋を目指す。
αに囲まれて生きてきたラザレスにとって、Ωはおとぎ話の生き物のような存在だ。αを誘惑する悪しき存在として、周囲の大人たちが徹底的に排除していたというのもある。
そうした未知の存在と体を重ね、契りを結ぶのだ。その事実が、いまだ信じられない。
謎に包まれた存在であるΩと、五年前に抱いた憧憬。
独立した感情が複雑に折り重なり、ラザレスは眉間にしわを寄せた。
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